HDMI分配器のおすすめ 用途に合ったアイテムの選び方も解説
更新日:2026.09.22

映像信号をひとつの入力から複数のディスプレイへ同時に出力できるHDMI分配器。会議室やデジタルサイネージ、家庭でのマルチディスプレイ環境など、活用シーンは幅広く存在します。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、HDMI分配器のおすすめを紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
HDMI分配器とは?切替器との違い
画像提供:エレコム
パソコンやゲーム機の映像を複数のモニターへ同時に映し出すには、HDMI分配器が役立ちます。入力された信号をコピーして送る仕組みで、すべての画面に同じ映像が表示されます。会議でのプレゼンテーションや、店舗の広告映像など、さまざまな場面で活躍するのが魅力です。
複数の機器から1台を選んで1つの画面に映すHDMI切替器とは、入出力の方向が逆の関係にあります。導入するときは、映像を複数に分けたいのかをしっかり確認するのがポイントです。また、別々の画面を映す拡張表示は難しい傾向にあるので、自分の使い方にあうかチェックしてみてください。
HDMI分配器を選ぶポイント
入力数・出力数をチェック

映像を映し出す画面の数にあわせて、HDMI分配器の出力数を確認します。基本的に入力端子はひとつのため、パッケージなどに「1入力2出力」や「1×2」と表記された出力数に注目してみてください。自宅のテレビやモニターで使うなら、2出力の製品が適しています。
会議室や店舗で複数のモニターに映す場合は、4出力以上の製品がおすすめです。出力数が増えるほど製品のサイズや消費電力も大きくなる傾向があるため、必要な数にあわせて選びましょう。将来的に画面を増やす予定がある方は、少し余裕を持った出力数を選ぶと安心です。
対応解像度

きれいな映像を楽しむには、モニターにあわせた解像度とリフレッシュレートの確認が欠かせません。フルHDなら多くの製品で対応していますが、4K映像を映す場合は4K/60Hz対応の製品を選ぶのが基本です。高性能なパソコンを使う方は、4K/120Hz対応のモノを選んでみてください。
異なる解像度の画面を同時につなぐと、低い解像度にあわせて出力される場合があります。画面ごとに解像度を調整できるダウンスケール機能に対応した製品を選ぶと安心です。また、映像を正しく表示するために、著作権保護規格のHDCPに対応しているかどうかも確認しましょう。
給電方式
画像提供:エレコム
安定した映像を出力するには、使い方にあわせた給電方式を選ぶのがポイントです。おもな給電方式には、USB端子につなぐバスパワータイプと、コンセントを使うセルフパワータイプがあります。配線をスッキリとまとめたい方には、コンセントが不要なバスパワータイプがピッタリです。
大型の画面に映すときや複数の機器を接続する場合は、電力が不足して動作が不安定になることがあります。確実な動作を求める方は、ACアダプターを使って給電できるセルフパワータイプの製品を選ぶと安心です。なかには両方の給電方式に対応し、状況に応じて使い分けられる製品もあります。
ゲーム機で使う場合のチェックポイント
画像提供:サンワサプライ
複数画面でプレイを楽しむために、遊びたいゲーム機にあわせた性能をチェックします。分配器は同じ映像を複数の画面に映す機器のため、それぞれ別々の映像は表示されない点に注意が必要です。高画質なゲームをなめらかな映像で遊びたい方は、4K/120HzやHDMI 2.1規格に対応した製品を選ぶのがおすすめです。
プレイ中に映像が途切れるのを防ぐには、コンセントから安定して給電できるセルフパワータイプの製品を選ぶと安心です。また、ゲームの映像を正しく出力するために、著作権保護規格のHDCPに対応しているかも確認しましょう。分配器だけでなく、テレビやHDMIケーブルも同じ規格にあわせるのがポイントです。
HDMI分配器のおすすめ
1入力2出力モデル
グリーンハウス「HDMIスプリッター」GH-HSPK2C-BK

1台のHDMI機器の映像を2台のディスプレイに同時出力できるHDMIスプリッター。4Kテレビや4K対応ディスプレイへの出力に対応しており、最大解像度は2160p/30Hzです。
フルHD、1920×1080での最大144Hz出力にも対応しているため、ゲーム映像をなめらかに表示できます。USB給電タイプで、テレビ裏などの見えない箇所にも設置しやすい設計です。
3段までのカスケード接続にも対応しており、拡張性も備えています。複数ディスプレイ環境を構築したい方や、別室でも同じ映像を楽しみたい方におすすめのモデルです。
テック THDSP12X2-4K

4K・3D映像に対応した1入力2出力のHDMI分配器。1台のDVDプレーヤーやゲーム機などのHDMI出力を、2台のディスプレイへ同時に映し出すことが可能です。4Kx2K@30HzおよびFull HDの3D映像まで対応しており、映像品質を維持したまま分配できます。
DTS-HD・Dolby-True-HD・LPCM 7.1など豊富な音声フォーマットに対応しているのもポイントです。各ポートは最大10mのケーブル長をサポートし、設置場所の自由度が広がります。ホームシアターや会議室で複数のモニターに同じ映像を映したい方におすすめのモデルです。
プロスペック HDS702

1台の映像機器から2台のディスプレイへ同時に映像を分配できるHDMIスプリッター。HDMI信号を1入力2出力に切り分ける設計で、テレビやモニターを2台つなぐ環境をシンプルに整えられます。映画・テレビ・ゲームなど、さまざまなシーンで映像を共有するのに役立ちます。
外形寸法は幅70×高さ60×奥行き20mmのコンパクトボディで、テレビ周りのスペースを取りません。複数の画面で同じ映像を楽しみたい方や、プレゼンなどで1台の機器からサブモニターへ映像を出力したい方におすすめのモデルです。
サンワサプライ VGA-UHDSP2

4K2K解像度に対応したHDMI2分配器。最大4096×2160の解像度を60Hzで出力でき、プロジェクターや大型モニターへの映像分配をスムーズに行えます。HDCP1.4で4K伝送を可能にする独自設計が魅力で、デジタルサイネージや授業・プレゼンなどでの大画面共有におすすめです。
3D映像にも対応しており、幅広い映像環境で活用できます。対応解像度は1920×1080 60Hzから4096×2160 60Hzまで複数サポート。プレゼン・展示・教育など、複数のディスプレイに同一映像を映したい方にピッタリのモデルです。
4K対応モデル
ユージッパー HDX-SP4K3

4K/60Hz映像を2台の画面へ同時出力できるHDMIスプリッター。HDCP2.2とRGB8:8:8に対応し、映像の品質を維持したまま分配できます。さらに、3.5mmステレオ出力端子を搭載しており、HDMI信号から音声ソースを独立して取り出せるのが特徴です。
映像を出力しながら、音声をアンプやスピーカーへ別途接続したい場面でも活躍します。1台の映像ソースをモニターとプロジェクターへ同時に表示したい方や、映像と音声を柔軟に組み合わせた環境を構築したい方におすすめのモデルです。
ラトックシステム RS-HDSP4P-4KZ

4K60Hz対応で1入力4出力を実現したHDMI分配器。HDCP2.2・HDR映像にも対応し、高品位な映像をそのまま最大4台のテレビやプロジェクターへ同時出力できます。PS5 ProやNintendo Switchなど人気ゲーム機との動作も確認済みです。
Dolby Atmos・DTS:Xをはじめ、Dolby TrueHD・DTS-HD Master Audioといったロスレス音声フォーマットにも対応。さらに、サビに強い金メッキコネクターを採用し、安定した信号伝達を維持します。映像を複数のディスプレイに同時出力したい方におすすめのモデルです。
ナカバヤシ HDB-4K01

1台のHDMI機器の映像を4台のモニターやプロジェクターに同時分配できる分配器。4K/60Hzに対応し、HDRやHDCP2.2もサポートしています。HDMI2.0準拠の規格で安定した接続が可能です。
ダウンスケール機能を搭載しており、4K映像を接続先の解像度に合わせて自動調整できます。LPCM 2/5.1/7.1chやDolby TrueHD、DTS-HD Master Audioなど多彩な音声フォーマットにも対応しているのが魅力。
会議室や店舗など、複数のディスプレイに同じ映像を映したい方におすすめのモデルです。
サンワサプライ VGA-HDRSP4

4K/60Hzでの映像を4台のディスプレイへ同時出力できるHDMI分配器。最大解像度は4096×2160まで扱えます。
データレートは最大6.0Gbit/sで、高精細な映像信号を安定して分配可能。機器間制御機能のCEC・リンク機能も全ポートで利用でき、接続機器をまとめて操作できます。会議室や展示スペースで複数の4Kディスプレイへ同じ映像を配信したい方におすすめのモデルです。
PS5・Switch向けモデル
ナカバヤシ PHB-2K01BK

1台のHDMI機器の映像を2台のディスプレイへ同時出力できる分配器です。最大4K30Hz、フルHD60Hzの解像度に対応しているのが特徴。HDMI1.4規格に準拠し、HDCP1.4にも対応しています。
EDID調整機能を搭載しており、接続するディスプレイ間の情報の不整合を解消しやすい設計です。本体寸法は59×52×12mm、重さ約34gのコンパクトボディで、USB給電式のため配線をスッキリとまとめやすいのもポイントです。
映像の同時出力が活躍する会議室やデジタルサイネージの構築など、マルチディスプレイ環境を手軽に導入したい方におすすめのモデルです。
ラトックシステム RS-HDSP2PA-4K

解像度の違う2台のディスプレイに1つの映像を同時出力できるHDMI分配器。4K映像をフルHDにダウンスケールする機能を備え、異なる解像度のディスプレイを柔軟に活用できます。HDR10やDolby Visionなど各種HDR規格にも対応しています。
光デジタル・アナログの2種類の外部音声出力端子を搭載。Dolby Digital5.1chなど多彩な音声フォーマットに対応し、臨場感のあるサウンドを楽しめます。PS5やNintendo Switchなどゲーム機にも接続でき、ゲームや映像コンテンツを大画面で楽しみたい方におすすめです。
ラトックシステム RS-HDSP22-4K

4KとフルHDの解像度が異なる2台のディスプレイへ同時出力できるHDMI分配器。ダウンスケール機能により、4K入力をフルHDへ自動変換して出力できます。2台の映像機器を切り替えて使える入力切替機能も搭載しています。
HDCP2.2・HDR10に対応し、高画質映像のまま分配が可能。Dolby Atmos・DTS:XTMなど高音質フォーマットにも対応しており、映像・音声ともに高品質な環境を整えられます。PS4など家庭用ゲーム機でも動作確認済みで、ゲームと映画視聴を別のディスプレイで楽しみたい方におすすめです。
複数台出力向けモデル
グリーンハウス GH-HSPJ4-BK

1台の映像機器の映像を4台に同時出力できるHDMIスプリッター。4K(2160p、60fps)映像に対応し、4Kテレビや4K対応ディスプレイで高精細な映像をそのまま映し出せます。
ACアダプタ不要のUSB給電タイプで、設置周りをスッキリ整えられます。AUTO/COPY/SCALERの3モードを搭載しており、接続するだけで使えるシンプルな設計は複数のディスプレイに映像を届けたい方におすすめです。
PS4など家庭用ゲーム機やPCと接続し、複数画面への一斉表示にも活用できます。
エレコム VSP-HDP18BK

1入力を8台の映像機器に同時分配できるHDMI分配器。4K60Hz・18Gbps伝送に対応し、高精細な映像をそのまま出力できます。HDR10、Dolby Vision、HLGといったHDRコンテンツにも対応しています。
金メッキ加工を施したHDMI端子を採用し、信号劣化を抑えた安定した映像出力をサポートします。A/Bモード切り替えスイッチで出力解像度の設定が変えられるのも特徴。専用ACアダプターが付属し、安定した動作が期待できます。
スリムなメタル筐体で放熱性にも配慮した設計です。プレゼンやデジタルサイネージなど、複数ディスプレイへの同時出力が必要な場面におすすめのモデルです。
ゴッパ「GP-HDSPH460シリーズ」

HDMIを複数のHDMI端子へ分配できる分配器。2ポートモデルには最大解像度 自動切換えモードを、4ポートモデルには自動判断モードを搭載しています。
異なる解像度のディスプレイを同時に接続しても映像を適切に出力できるのが特徴です。最大8段階のカスケード接続にも対応しており、出力数を柔軟に拡張できます。
2ポートモデルは83×40×9mmのコンパクトな設計で持ち運びに便利。ACアダプターとパソコンのUSB-Aポートのどちらからでも給電でき、外出先でも活用しやすい点がおすすめです。オフィスやイベント会場で複数のディスプレイに映像を映したい方に向いています。
テック THDSP14D-4K60S2

4K60Hzの高解像度映像を1台のソースから4台のモニターへ同時出力できるHDMI分配器。HDMI 2.0規格に対応し、合計18Gbpsの高速伝送で鮮明な映像を4画面に届けます。HDCP 2.2 / HDCP 1.4にも準拠しており、著作権保護コンテンツの映像も安定して出力できます。
ダウンスケール機能を搭載しており、4K信号を1080pに変換して出力することも可能。接続するHDMIケーブルは1080pで最大10m、4K60pで最大5mまで対応しています。会議室やデジタルサイネージなど、複数ディスプレイへの映像配信を検討している方におすすめのモデルです。
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HDMI分配器を使う際の注意点
画面拡張との違い
画像提供:サンワサプライ
HDMI分配器は、1つの映像をコピーして複数のモニターに送るための機器。それぞれに異なる作業画面を表示する画面拡張には非対応です。接続した全モニターにまったく同じ映像が映るミラーリングのみが可能。プレゼンなどで同じ映像を複数箇所に表示したい用途に向いています。
別々の映像を映し出すには、パソコン側に独立した複数の映像出力端子が必要です。画面を拡張したい方は、分配器ではなくUSB映像アダプターを選ぶのがおすすめ。一部に拡張モード対応の製品も存在しますが、一般的な分配器とは仕組みが異なります。
映像や音声が出ない場合

映像や音声が出ないトラブルは、接続不良や設定の誤りが主な原因です。まずはケーブルの抜き差しや、入力切替を確認してみてください。音声のみ出ないときは、再生機器の音声出力先がHDMIか、ミュート状態ではないかチェックするのがポイントです。
設定に問題がない場合は、全機器の電源を切り、再生機器から遠い順に電源を入れ直すと解消する場合があります。また、USB給電の分配器は電力不足による出力不安定が起こることも。外部電源タイプを選ぶと安心です。別のケーブルや表示機器で接続を切り分けると、原因を判別しやすくなります。
担当者からひとこと
HDMI分配器は、対応する出力ポート数や対応解像度、4K・HDRへの対応有無など、製品ごとに仕様が異なります。使用する環境や接続するディスプレイの台数・性能を事前に確認したうえで選ぶと、快適な映像環境を構築しやすくなります。ぜひ本記事を参考に、自分に適したモノを探してみてください。

































































































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