グラフィックボードのおすすめ12選 コスパ重視から性能重視まで紹介
更新日:2021.11.12
グラフィックボードは、パソコンの映像をより美しく表現できるパーツです。映像の描写能力を重視するならハイエンドモデルがおすすめですが、低価格でコストパフォーマンスの良い製品が欲しい方も多いはず。しかし、値段以外にどんな基準で選ぶべきか、意外とグラフィックボード選びは難しいものです。NVIDIAやAMDなど有名なチップメーカーに加えてどんな点を中心に選ぶべきかをご紹介します。
グラフィックボードとは
グラフィックボードとはパソコンを構成するパーツです。グラボ、またはビデオカードなどといった呼ばれ方もされており、GPUというチップを搭載し映像処理を専用におこないます。既にCPUやマザーボードにグラフィック機能が搭載されていますが、高グラフィックスのゲームやデザインソフトを使用する場合は、グラフィックボードが必要です。なお、マイニングをする場合には複数のグラフィックボードを搭載することで、より多くの演算をおこなうことができます。
GPUメーカーをチェック
NVIDIA
NVIDIAは、グラフィックボードメーカーのなかでも非常に多くの製品を販売しています。なかでもゲームプレイヤーにおすすめといえるGeForceシリーズや、クリエイター向けのQuadroなどが代表的なシリーズです。GeForceの性能はGT、GTX、RTXという順で高く、また同じチップセットでも名称の末尾にTiが付くモデルの方が、性能が高くなります。
AMD
AMDは、さまざまなグラフィックボードを製造販売しているメーカーで、半導体でも有力な大手の一角です。主な製品シリーズのRadeonはゲーム向けですが、3Dソフトなどを使うクリエイターにはFireがおすすめ。特にRadeonはコストパフォーマンスが良く、ローエンドユーザーに人気が高いボードです。複数モニターに同時出力能力や、発色の良さに人気があります。
GPUの選び方
動作環境をチェック
ゲームや3Dグラフィックを扱うソフトを使用する際は、目的のソフトウェアの動作環境を満たしているかを必ず確認しておきましょう。例えば、ゲームのFINAL FANTASY 14の必要動作環境は、NVIDIAのGeForce GTX 750以上やAMDのRadeon R7 260X以上です。この動作環境を満たさないと、ゲームがスムーズに動作しない場合や、起動することができない場合があります。反対に、スペックを大きく上回ることで、美しい映像の再現や処理遅れが少ない快適な映像表現でゲームを楽しむことが可能です。
モデルをチェック
グラフィックボードは、同じチップを使っていても製品モデルが複数あります。NVIDIAやAMDといったGPUメーカーの設計基準をもとに作られたのはリファレンスモデルです。どんなパソコンでも安定して動作するように設計されています。一方で、グラフィックボードを販売するメーカーが設計したものがオリジナルモデルです。オーバークロックや大型の冷却ファンを搭載するなど、GPUメーカーの想定よりも性能が高くなる設計が特徴です。
冷却性能
グラフィックボードを選ぶ際は、ファンやヒートパイプなどの冷却性能をチェックしましょう。GPUへの負荷が増えると発熱が増し、パフォーマンスを維持できなくなる多くなるので、冷却ファンの性能がパフォーマンスを左右します。冷却機能としてファンだけではなく、ヒートシンクやヒートパイプなどの、より放熱効果の高い部品を搭載しているモデルもあるぐらいです。また電力を抑えるために一定温度以下のときにはファンを停止する機能が付いた製品もあります。
PCケースに入るかどうか
グラフィックボードは性能を中心に選んでしまいがちですが、サイズも必ず確認しておきましょう。冷却性能が高くファンが多くついているモデルではサイズが大きいケースもあり、取り付けるパソコンに合わないとせっかく購入したのに使えません。グラフィックボードを取り付けるスロットの幅や数、パソコンのケースサイズなどが重要です。
接続端子
グラフィックボードを搭載するパソコンでは、マザーボードの端子ではなく直接グラフィックボードの端子からPCモニターに接続します。デュアルディスプレイやトリプルディスプレイなど複数のモニターに出力する場合は、端子の数が足りていなければいけないので注意が必要です。また、HDMI、DVI、VGAといったPCモニターに接続する端子の種類も確認しておきましょう。
PCモニターとの同期
グラフィックボードには、映像の切り替え時に発生するズレを減らし、すっきり写す機能を搭載したモデルがあります。NVIDIAは「G-SYNC」、AMDでは「FreeSync」という規格があり、対応するモニターを使うことで、映像のズレやちらつきなどの乱れを自動調整し、フレームレートに関わらずなめらかな映像を実現。きれいな映像を楽しむことができます。
消費電力
高性能のグラフィックボードは高い映像処理をおこない、細かくきれいな画面を描写してくれますが、その分消費電力も高くなりがちです。そのため、消費電力が大きいグラフィックボードのなかには、パソコンの電源ユニットから直接電力が必要なモデルがあります。その場合は、電源ユニット側に補助電源用のコネクタが必要です。万が一、電源の容量が足りない場合は、大容量の電源ユニットに交換することで安定して動作することができます。
グラフィックボードのおすすめ|NVIDIA
ASUS GT710-SL-2GD5-BRK
完全ファンレスを実現した、静音性を重視したい方に向いているグラフィックボードです。
基盤への部品取り付け工程を完全自動化する「AUTO-EXTREME Technology」採用により、高精度な仕上がりになっています。
また、NVIDIAの「GeForce GT 710」を採用しており、価格が抑えられているのもポイント。古いパソコンのパワーアップ用としてもおすすめのアイテムです。
玄人志向 GF-GT710-E2GB/LP/P
5000円以下の低価格で購入できるエントリークラスのグラフィックボード。
幅115mmの1スロットモデルで、スリムタワーのPCケースにもおすすめです。映像出力はHDMI、DVI-D、D-subの3種類のポートを採用。PCモニターやプロジェクターなど幅広い機器への映像出力ができます。低消費電力の「NVIDIA GT710」を搭載しているので、ランニングコストが抑えられるのもポイントです。
ASUS GT1030-SL-2G-BRK
GeForce GT 1030のチップを使用した、GDDR5の2GBメモリ搭載モデル。
大きめのヒートシンクで2スロット分のベイを使用しますが、高い放熱性とファンレス設計が特徴で、静音パーツを探している方におすすめです。DVI-DとHDMIの2種類の端子でモニターへの接続が可能。付属のロープロファイル用ブラケットを使用することで、スリムタワー型PCにも搭載できます。
ELSA「GeForce GT 730」GD7301GERL
リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルのグラフィックボードです。スリムかつコンパクトなデザインを採用しているのが特徴。幅広いサイズのPCケースに対応できるのが魅力です。また、1スロット幅に収まる「アクティブファンシンク」を搭載しているのもポイント。隣接する拡張カードスロットに干渉しにくいのがメリットです。
グラフィックスメモリにはDDR3メモリを1GB搭載。低価格ながら滑らかな描画表現が期待できます。
ASUS TUF-GTX1660S-O6GG
ヒートパイプをGPUに密着させたグラフィックボードです。
デュアルファン構成の「DirectCU II」クーラーを搭載しているのが特徴。本製品は、IP5X相当の防塵性能を備えている点も魅力です。ホコリやゴミの侵入を予防し長寿命化が図られています。また、輸送中や設置中に基盤が歪んでしまうトラブルを予防する防護バックプレートを搭載しているのもポイント。信頼性に優れたグラフィックボードを求める方におすすめです。
玄人志向 GFGT710E1GBHS
ヒートシンクを採用したファンレスタイプのグラフィックボードです。
冷却ファンがないため騒音が発生しないのが特徴。静音性を重視した構成におすすめのアイテムです。
また、価格設定がリーズナブルで入手しやすいため、古いPCヘHDMIコネクタを増設したい場合などにもおすすめ。GeForce搭載グラフィックボードのエントリーモデルとしても向いています。
ASUS GT710-4H-SL-2GD5
4基のHDMIポートを備えたグラフィックボードです。映像出力端子として採用される頻度が高いHDMIポートを多数搭載しているのがポイント。最大で4台のディスプレイを使用し、マルチモニター環境が構築できます。
また、シングルスロット形状を採用しているのも本製品のメリット。コンパクトなPCケースにも収まりやすく、PCIeデバイスを追加するためのスペースを確保できます。冷却システムには、ファンレス設計を採用。静音性を重視する方にもおすすめです。
ZOTAC ZT-A30700F-10P
見る角度によって色が変わるホログラフィック仕上げのデザイン「HoloBlack」を冷却ユニットに採用したグラフィックボードです。
強力なAIアルゴリズムをリアルタイムで実行できるTensorコアを搭載。臨場感あふれる映像を実現しているのが魅力です。また、11枚のブレードを備えたデュアル仕様のオリジナルクーラー「IceStorm 2.0」が採用されている点もメリット。アクティブファンコントロールに対応しているので、ファンの回転数は個別に設定できます。
グラフィックボードのおすすめ|AMD
玄人志向「RD-R7-250-E2GB/D5LP」
低価格GPUの「Radeon R7 250」を採用しているグラフィックボードです。
GPUメモリは2GB。16レーンのPCIeスロットに対応しています。付属のロープロファイルブラケットを使うと、スリムタワーのPCケースにも搭載可能。余剰パーツを利用したサブマシンの組み立てにもおすすめです。大きな放熱フィンと空冷ファンで、発熱したGPUを冷却します。
SAPPHIRE SAP-NITROPRX6700XT12
4KモニターやWQHDモニターを使用してPCゲームを楽しみたい方におすすめのグラフィックボードです。
優れた冷却性能が備わったオリジナル3連クーラー「Tri-X」を搭載しているのが特徴。また、冷却ファンには、耐久性や静音性を高めるデュアルボールベアリングが採用されています。風切り音を抑えるウェーブフィンデザインと、エアフローを収束させるV字型ファンを組み合わせたヒートシンクも魅力的。静音性と冷却性能を両立している点もおすすめです。
ACUBE FPW81-8GER
CADやコンピューターシミュレーションなど、映像関連ソフトに最適なFirePro W8100を搭載モデル。
外部出力はDisplayPortが4つあり、最大4画面に出力可能。複数の高解像度モニターを利用して3Dグラフィックソフトを使っている方におすすめです。ファンとヒートシンクも付いているため、冷却性能も充分。CADやコンピューターシュミレーション、エンターテインメントなど幅広くカバーできるパワフルなボードです。
グラフィックボードの売れ筋ランキング
ビックカメラ.comでのグラフィックボードの売れ筋が気になる方はこちらをチェック。
担当者からひとこと
ゲームやマイニング、3Dグラフィックソフトの使用にはかかせないグラフィックボード。購入前には、使用しているモニターやゲーム、ソフトに必要な性能を確認しておくことが必要です。ストレスのない表現を求めるのであれば、動作環境だけではなく推奨環境をクリアしているグラフィックボードを購入しましょう。
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