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グラフィックボードのおすすめ12選 コスパのよいモデルや高性能モデルも紹介

更新日:2025.04.09

グラフィックボードのイメージ

パソコンの映像をより美しく表現できる「グラフィックボード」。ゲームや動画編集、3DCG作成のように高度な処理を行うときだけでなく、デイトレードや監視システムなどのモニターを複数使うマルチモニター環境の構築などにも活躍します。グラフィックボードによってスペックや機能などが異なるので、用途に適したモデルを選ぶのが大切です。

今回は、グラフィックボードのおすすめモデルを紹介します。選び方もあわせて解説するので、本記事を参考に自分にピッタリのグラフィックボードを見つけてみてください。

グラフィックボードとは

グラフィックボードとは

グラフィックボードはパソコンの画像処理能力を高める重要なパーツ。とくにゲームや動画編集、3DCADなどは複雑な画像データをリアルタイムで処理する必要があり、グラフィックボードがパフォーマンスを大きく左右します。

動画編集ではグラフィックボードがあると、高解像度の映像をスムーズに編集可能。また、3DCADの場合も精密なモデリングやレンダリングを行う際に、グラフィックボードの性能が作業の効率に影響します。

グラフィックボードの価格は数千〜数十万円の範囲で、それぞれスペックが異なるため、用途に応じて選ぶのが大切です。

GPUメーカーの特徴

NVIDIA(エヌビディア)

グラフィックボードとは GPUメーカーの特徴 NVIDIA(エヌビディア)参照:玄人志向

NVIDIAは、主にGPUの「GeForceシリーズ」を展開。GTX・RTXなどのグレードがあり、型番の数字が大きいほど優れた処理能力を期待できます。例えばRTX 4090の場合、40が世代、90が性能です。

また、数字が同じでも末尾にTiが付くモデルのほうがより高性能となるのでチェックしてみましょう。3Dゲームやゲーム配信などを行う場合は、GeForce搭載のグラフィックボードがおすすめです。

AMD(エーエムディー)

グラフィックボードとは GPUメーカーの特徴 AMD(エーエムディー)参照:POWERCOLOR

AMDでは、主に「Radeonシリーズ」を展開。同性能のNVIDIA製品と比べて価格がリーズナブルな場合が多く、同社のCPUと組み合わせてAMD PCを自作する方やコスパを重視したい方におすすめです。

映像出力に優れており、高画質で映像作品を鑑賞したい場合にも向いています。

Intel(インテル)

グラフィックボードとは GPUメーカーの特徴 Intel(インテル)参照:SPARKLE

CPUで有名なIntelは、主にGPUの「Arcシリーズ」を展開。そのほかにはワークステーション向けの「Arc Proシリーズ」や、データセンター向けの「Maxシリーズ」や「フレックス・シリーズ」などもあります。

Intel製のGPUを搭載したモデルはコスパに優れているのが特徴。Arc のAのあとに付いている1桁目がグレードを表しており、2桁目以降が性能の高さとなっています。

“リファレンスモデル”と“オリジナルモデル”の違い

グラフィックボードとは リファレンスモデルとオリジナルモデルの違い

グラフィックボードには、「リファレンスモデル」と「オリジナルモデル」の2種類あります。リファレンスとは、GPUを製造するNVIDIAやAMDが設計したモデル。最新GPUをいち早く使用したい場合におすすめです。

一方オリジナルとは、NVIDIAやAMDから集荷されたリファレンスモデルに、ASUSやMSIなどのメーカー独自の冷却システムやオーバークロック機能などが追加されたモノを指します。ゲームをする方や性能を重視する方におすすめです。

グラフィックボードの選び方

プレイしたいゲームの必要スペック以上で選ぶ

グラフィックボードの選び方 プレイしたいゲームの必要スペック以上で選ぶ

ゲームを快適に楽しむためには、プレイしたいゲームの必要スペックを満たすのが大切。ゲーム公式サイトに記載されている推奨スペックを参考にしましょう。

また、4K解像度の画質やVR対応ゲームなどでは、よりスペックの高いグラフィックボードが必要。また、スムーズなゲーム体験を実現するためには、グラフィックボードの性能だけでなく、CPUやメモリの容量なども重要です。あわせてチェックしてみてください。

PCケースに入るサイズかチェック

グラフィックボードの選び方 PCケースに入るサイズかチェック

グラフィックボードは製品ごとにサイズが異なります。高性能なモデルになるほど備えているファンの数が多く、サイズも大きめ。所有中または購入する予定のPCケースに収まるか事前に確認しておきましょう。

また、マザーボードの占有スロット数をチェックするのも大切。複数使用する場合は、隣の拡張スロットにPCパーツを追加できなくなるため注意が必要です。

電源ユニットの容量をチェック

グラフィックボードの選び方 電源ユニットの容量をチェック

グラフィックボードの消費電力は、性能が高くなるほど上昇する傾向にあります。電源ユニットの電力容量に余裕がないと、パソコン全体の動作に影響が出る場合があるため注意が必要です。

持っている電源ユニットの容量に余裕がない場合は、省電力で高いグラフィック性能を引き出せるモデルがおすすめ。また、補助電源ピン付きのモデルを購入する際は、電源ユニットが対応しているかあらかじめ確認しておきましょう。

冷却性能をチェック

グラフィックボードの選び方 冷却性能をチェック

負荷の高い作業を行うとGPUの発熱量も高くなります。安定したパフォーマンスを維持するために、グラフィックボードが備えている冷却性能もチェックしておきましょう。

グラフィックボードの冷却システムには、内排気・外排気・簡易水冷の3タイプあります。複数のファンで外気を取り込む内排気タイプは、グラフィックボード全体から放熱を行うのが特徴。PCケース内部の空気を取り込んでケース外へ排出する外排気タイプは、比較的サイズのコンパクトなモデルに採用されていることが多いタイプです。

冷却液によってGPUの熱を効率よく冷やす簡易水冷タイプは、コストが高いものの、優れた冷却性能が期待できます。

インターフェースをチェック

グラフィックボードの選び方 インターフェースをチェック

グラフィックボードは製品ごとに「インターフェース」の種類や数が異なります。使用予定のモニターに搭載されているDVI・HDMI・DisplayPortなどの映像出力端子をチェックし、対応するインターフェースを備えたモデルを選択しましょう。

また、デュアルディスプレイやトリプルディスプレイなどの環境を構築する場合は、端子の数も複数必要。接続するモニター分の端子を備えているかもあわせて確認しておくのがおすすめです。

グラフィックボードの人気メーカー

ASUS(エイスース)

グラフィックボードの人気メーカー ASUS(エイスース)

ASUSのグラフィックボードは、ゲーマーに人気。グラフィックボードは「ROGシリーズ」や「TUF Gamingシリーズ」、さらにクリエイター向けの「PROARTシリーズ」などを展開しています。ROGシリーズは効率的に排熱できるモデルがあり、安心して長時間ゲームを行うことが可能。また、ライティングをカスタマイズできるため、気分を上げてゲームしたい方にも適しています。

TUF Gamingシリーズは白色のグラフィックボードもラインナップ。性能面だけでなく、耐久性にも優れています。「PROARTシリーズ」はコンセプトカラーを黒基調とし、シリーズの周辺機器と組み合わせてハイエンドなトータールコーディネートが可能。カラーやコンセプトを統一した環境を整えたい方にもおすすめのシリーズです。

ASUSのグラフィックボードを見る

MSI(エムエスアイ)

グラフィックボードの人気メーカー MSI(エムエスアイ)

MSIは、冷却・排熱性能を重視したグラフィックボードを開発しているメーカー。独自設計の「トルクスファン」や、ハイエンドモデルでは水冷の冷却システム採用するなど、温度の上がりやすい高性能モデルも効率的に冷やせるのが魅力です。

また、同じGPUを複数バリエーション発売しているのも特徴的。パフォーマンス重視の「VENTUSシリーズ」やゲーマー向けの「GAMINGシリーズ」などを展開しています。

MSIのグラフィックボードを見る

GIGABYTE(ギガバイト)

グラフィックボードの人気メーカー GIGABYTE(ギガバイト)

ギガバイトのグラフィックボードはエントリーモデルからハイエンドモデルまで充実。高性能な「AORUSシリーズ」は高い冷却性能と静音性を有しており、ゲーミング以外の用途でも活躍します。また、コスパに優れたゲーミングPCを作るのに適した商品をラインナップした「Gamingシリーズ」も人気です。

同メーカーのグラフィックボードはファンが光るモデルもあります。おしゃれなゲーミングパソコンを使いたい方におすすめのメーカーです。

GIGABYTEのグラフィックボードを見る

玄人志向(KUROUTOSHIKOU)

グラフィックボードの人気メーカー 玄人志向(KUROUTOSHIKOU)

玄人志向のグラフィックボードは、8Kに対応したモデルや、冷却性・耐久性に優れたモデル、スリムタワーにも搭載可能なロープロファイルモデルがあるなど、種類の豊富さとコスパに優れた商品が多いのがメリット。事務用途はもちろん、高いGPU性能を求められる3Dゲームを快適にプレイできます。

デザイン性に優れたモデルもあり、本格的に自作PCを作りたい方にもおすすめです。また、サポート体制が整っているのも魅力。初めてグラフィックボードを導入する方に嬉しいポイントです。

玄人志向のグラフィックボードを見る

ビックカメラの販売員から選びのワンポイント

DOS/V担当 鈴木 海斗ビックカメラ 池袋カメラ・パソコン館

ビックカメラ 池袋カメラ・パソコン館
DOS/V担当 鈴木 海斗

「グラフィックボード」は、ゲームや画像・動画編集、配信などで必要なPCパーツ。さまざまな種類があり、どれを選べば良いかわからない方が多いのではないでしょうか?普段からPCゲームを嗜んでいる私が、おすすめのグラフィックボードを紹介します。

ポイントは、使用目的に合ったスペックを選ぶことです。
軽くゲームや動画編集をやりたい方はエントリーモデルの「RTX4060」、一定のゲームでFHD144fpsを安定して出せるスペックが希望の方は、ミドルモデルの「RTX4060Ti」がおすすめ。また、4K144HzやWQHD240Hzなどの高解像度・高リフレッシュレートでゲームを楽しみたい方は、ハイエンドモデルの「RTX4070Ti」以上を選びましょう!

グラフィックボードのおすすめ|エントリーモデル

玄人志向 RD-RX6400-E4GB/LP

玄人志向 RD-RX6400-E4GB/LP

【AMD Radeon RX 6400搭載】

空冷ファン1基を搭載したロープロファイル対応グラフィックボードです。1スロット占有のため、隣接する拡張スロットを利用できるのが魅力。スロット数の少ない小型マザーボードやスリムPCにおすすめです。

高速処理が可能なGDDR6メモリを4GB搭載。小型ながらDisplayPort 1.4とHDMI 2.1に対応しており、最大2画面の同時出力を行えます。

玄人志向 AR-A580D6-E8GB/DF

玄人志向 AR-A580D6-E8GB/DF

【Intel ARC A580搭載】

高い冷却性と静音性を両立しているグラフィックボード。ミドルレンジ並みのスペックを有していながら比較的お手頃価格で、コスパに優れたモデルです。セミファンレス仕様となっており、GPUの温度に応じてファンのオンオフを自動で切り替えます。

「Intel Xeスーパーサンプリング技術」を採用。高フレームレートにしても美しい状態で表示しやすいのが特徴です。加えて、8K出力が可能なので、高精細な映像を楽しめます。

SPARKLE SA380E-6G

SPARKLE SA380E-6G

【Intel Arc A380搭載】

補助電源不要な軽めのゲームをプレイしたいと考えている方におすすめのグラフィックボード。コスパが良いので2画面以上のマルチモニター環境を構築したい方にも適しています。グラフィックメモリは6GB GDDR6です。

インターフェースが充実しているのが特徴。HDMI 2.0b×1、DisplayPort 2.0×3を備えています。DisplayPortは8Kに対応。高解像度の映像を表示できます。ゲーマーやクリエイターにおすすめのグラフィックボードです。

玄人志向 GF-GT1030-E2GB/LP/D5

玄人志向 GF-GT1030-E2GB/LP/D5

【NVIDIA GeForce GT 1030搭載】

ロープロファイルに対応したグラフィックボードです。コンパクトで省スペースなデスクトップPCを組み立てたい方におすすめのモデル。ロープロファイルブラケットを付属しているため、すぐに組み込めます。

インターフェースはHDMIとDVI-Dが各1つのシンプルな構成。ただしDVIはシングルリンク対応で、出力できる映像の最大解像度が1920×1200ピクセルになる点は留意しておきましょう。

グラフィックボードのおすすめ|ミドルレンジモデル

MSI GeForce RTX 4070 SUPER 12G VENTUS 2X OC

MSI GeForce RTX 4070 SUPER 12G VENTUS 2X OC

【NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER搭載】

大型のヒートシンクにファンを2つ搭載したグラフィックボードです。冷却性能と静音性の両方を求める方におすすめのモデル。「トルクスファン4.0」を採用しており、冷却効率が高いのが特徴です。

「NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャ」を採用。ゲームプレイやクリエイティブ制作などが快適にできます。第4世代の「Tensor コア」により、AI処理が高速なのもポイントです。

SAPPHIRE PULSERX7600XTOC16G/11339-04-20G

SAPPHIRE PULSERX7600XTOC16G/11339-04-20G

【AMD Radeon RX 7600 XT搭載】

メタルバックプレートを採用したグラフィックボード。ボードが曲がりにくいだけでなく、ホコリが入りにくいのが特徴です。コンポジットヒートパイプは個々の冷却設計で調整されており、冷却モジュールに効率的に均等に熱を分けています。

また、黒を基調としたシックな見た目ながら、ボディに赤い線が入っているのがポイント。ゲーミングらしいデザインのモデルを探している方はぜひチェックしてみてください。

ASROCK RX7800XT SL 16GO

ASROCK RX7800XT SL 16GO

【AMD Radeon RX 7800 XT搭載】

おしゃれなデザインのグラフィックボード。Polychrome SYNC機能が備わっており、カラフルな照明効果を作成できます。理想のゲーミング環境を構築可能です。メタルバックプレートを採用しています。

トリプルファン設計のため、溜まった熱をしっかり冷却可能です。

GIGABYTE GV-N4060D6-8GD

GIGABYTE GV-N4060D6-8GD

【NVIDIA GeForce RTX 4060搭載】

サイズが約170mmのコンパクトなグラフィックボード。小さなPCケースにも装着できます。GPUにはNVIDIA Geforce RTX4060を搭載しており、グラフィック処理をなめらかに行えるモデルです。

約90mmの大きめのブレードファンを搭載。発熱を抑えて安定したパフォーマンスが期待できます。DisplayPortは2つ、HDMIが2つとインターフェースが充実しているのも魅力です。

グラフィックボードのおすすめ|ハイエンドモデル

ZOTAC ZT-B50800B-10P

ZOTAC ZT-B50800B-10P

【NVIDIA GeForce RTX 5080搭載】

NVIDIAの「GeForce RTX 5080」を搭載した高性能なグラフィックボードです。美しいゲーム映像でプレイしたい方におすすめのモデル。レイトレーシング技術を採用しているため、リアルな映像による高い没入感が期待できます。

さらに、DLSS技術により、高画質を維持しながら高いリフレッシュレートで描画ができるのが嬉しいポイントです。DisplayPortを3つとHDMIポートを1つ搭載。最大8K/165Hz出力に対応しています。

玄人志向 RD-RX7900XTX-E24GB/TP

玄人志向 RD-RX7900XTX-E24GB/TP

【AMD Radeon RX 7900 XTX搭載】

冷却や耐久性に優れたハイエンドのグラフィックボード。リングファンには9枚羽根が付いており、冷却性能が高められています。

また、セミファンレス設計でGPUの温度に合わせてファンのオン・オフが切り替わるので、ファンのノイズを軽減。作業やゲームにもしっかり集中できます。動きの激しいゲームでもチラつきや遅延を抑えて、鮮明な映像を表示しやすいおすすめモデルです。

ASUS TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING

ASUS TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING

【NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載】

ミリタリーグレードのパーツを採用したグラフィックボード。105℃で20,000時間の耐えられると謳われているパーツで、GPIUパワーレールの耐久性を高めています。音声と映像はAIで強化されており、ゲームを快適に楽しむことが可能です。

虹色に点灯させたり音楽に合わせて点灯させたりと、ライティングの色や点灯のパターンをカスタマイズできるのも特徴。理想のゲーム環境を作れます。

GIGABYTE GV-N407TSAEROOC-16GD

GIGABYTE GV-N407TSAEROOC-16GD

【NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載】

チップにNVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載しており、高いグラフィック性能を有するおすすめのグラフィックボード。メモリはGDDR6X 16GBを搭載し、256bitのメモリバスを備えています。大容量のデータを素早く処理することが可能です。

メモリバスは256bitでメーカーサポート外ですが、オーバークロックが可能な仕様。白いボディの内側には大型の銅製プレートとヒートパイプ、そして三連FANを搭載することで冷却性能を高めています。白くて高いグラフィック性能を有するグラフィックボードを探している方におすすめです。

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担当者からひとこと

グラフィックボードがあればゲームを快適にプレイできるのはもちろん、クリエイティブな作業にも役に立ちます。使用しているとファン周りにホコリが溜まっていくので、長期で愛用するためにも定期的にお手入れをするのが大切です。本記事を参考に自分にピッタリのグラフィックボードを選んでみてください。

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