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3Dプリンターのおすすめ7選 家庭用でも造形が楽しめる

更新日:2025.04.30

3Dプリンターのイメージ

フィギィアやスマホケース、壊れた家具や雑貨の補修パーツなどの立体物を作成できる「3Dプリンター」。家庭で手軽に楽しめる使いやすいモデルも発売されており、趣味で活用する方も多くなっています。ただ、はじめて購入する場合はわからない事が多く、選び方に迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの3Dプリンターをピックアップしてご紹介。選び方も解説するのでチェックしてみてください。

3Dプリンターでは何が作れるのか

3Dプリンターでは何が作れるのか

3Dプリンターは、3Dデータを活用して、さまざまなモノを作れるアイテムです。たとえば、自分でデザインしたフィギィアやオブジェ、おもちゃなどの製作が可能。壊れた家具の補修バーツなども作れるほか、直せないとあきらめていたお気に入りのインテリア雑貨の補修にも活用できます。

また、スマホケースやアクセサリーなどのハンドメイド作品を自作するなど、アイデアをすぐ形にできるのも魅力。子供の知育教材として親子で楽しんだり、模型製作でオリジナルパーツを作成したりと、幅広いジャンルや用途で活躍の場を広げています。

3Dプリンターの選び方

家庭用の造形の方式は“FDM方式”などの押出製造法が主流

3Dプリンターの選び方 家庭用の造形の方式は押出製造法が主流

3Dプリンターの造形方式にはいくつか種類があります。家庭用として主流なのが「FDM」や「FFF」と呼ばれる熱溶解樹脂積層法や、「MEM」方式の押出製造法などです。樹脂を溶かしながら一層ずつ重ねていく技法で、熱を遮断するとすぐに冷えて固まります。

粉じんも出ないため、専用の設備や施設が不要で手軽に家庭で楽しめるのが特徴です。そのほか、光を当てると硬化する液体樹脂使用の「光造形方式」や「インクジェット系」があるものの、設備が必要なためおもに業務用として活用されています。

対応するフィラメントを確認

3Dプリンターの選び方 対応するフィラメントを確認

3Dプリンターはモデルによって対応するフィラメントが異なるため、購入する際はチェックしておきましょう。FDM方式などの家庭用モデルで使用される、もっとも一般的なフィラメントが「ABS」樹脂です。耐久性や耐熱性に優れており、さまざまな用途で使用されています。

また、植物由来のフィラメント「PLA」も要チェックです。おもに、トウモロコシやジャガイモなど天然素材から抽出して作られるバイオプラスチックを使用しており、3Dプリンターの材料としてはABSと並んで一般的な材料。寸法やプリント安定性に優れているうえ扱いやすく、低価格なのも魅力です。

大きいモノを作りたい場合は“最大印刷サイズ”を確認

3Dプリンターの選び方 大きいモノを作りたい場合は最大印刷サイズを確認

多くモデルでは造形できる限界サイズが決められているため、一続きで作成したい場合は最大プリントサイズを確認しておくことが重要です。大きな造形物になるほど、歪みや反りが発生しやすいため注意が必要。不具合や動作停止などトラブルが起こりやすく、失敗すると一からやり直しになってしまうため、材料代もかさみます。

なお、最大印刷サイズより大きい造形物を製作したい場合は、小さなパーツに分けて出力するのがおすすめ。一続きで作成するよりも小さいパーツを組み立てることで、高いクオリティが期待できます。

3Dプリンターのおすすめ

Bambu Lab「A1 mini」PF002-M

Bambu Lab「A1 mini」PF002-M

【フィラメント】PLA/PETG/TPU/PVA/他(直径1.75mm)

全自動キャリブレーション機能を備えた3Dプリンターです。初心者の方でも簡単に扱いやすいおすすめのモデル。Zオフセットやベッドレベリングなどのキャリブレーションを自動的に処理するため、手動調整作業が必要ないのが魅力です。タッチスクリーンを搭載しており、スマホのように直感的に操作できます。

静音設計が施されているのもポイント。アクティブモーターノイズキャンセリングとサイレントモードを搭載しています。

クリアリティ「Sermoon D1」

クリアリティ「Sermoon D1」

【フィラメント】直径1.75mm PLA/TPU/ABS/他

透明のアクリルパネルとアルミ合金製のフレームで四方を覆うデザインを採用している3Dプリンターです。安全を配慮した設計により、火傷やケガなどのトラブルを防止できるのが魅力。初めて3Dプリンターを購入する場合にもおすすめの商品です。

デュアルZ軸保持機構を採用しているのもポイント。2つのアームでZ軸を保持する構造により、優れた精度と安定性が期待できます。また、ホットエンド直近にエクストルーダーモーターを配置したダイレクトドライブ方式を採用しているのもメリット。TPU素材など柔らかい樹脂も使用できます。

ケイエヌトレーディング「Kywoo3D Tycoon Max ホットエンドノズルモデル」KN-TYCMAX

ケイエヌトレーディング「Kywoo3D Tycoon Max ホットエンドノズルモデル」KN-TYCMAX

【フィラメント】PLA/ABS/TPU/PC/Nylon/PACF/他(直径1.75mm)
【ソフトウェア】Cura/Simplify3D/他

プリント範囲が幅300×奥行き300×高さ230mmある3Dプリンターです。大型の造形物を作りたい方におすすめのモデル。工業用プリンター並みの精度があると謳われているため、細かな部分までイメージ通りの仕上がりを期待できます。ABSをはじめ、PLA・TPU・PCなど、多様なフィラメントに対応しているのがうれしいポイントです。

再開機能を備えているのも特徴。万が一停電した場合でも、途中から始めることが可能です。さらに、Wi-Fiによるデータ転送に対応しています。

クリアリテ「Sermoon V1 Pro」

クリアリテ「Sermoon V1 Pro」

【フィラメント】直径1.75mm:PLA/PVB/TPU/PETG(カバー解放時)・ABS/ASA(カバー密閉時)
【ソフトウェア】Creality Slicer/Cura/Repetier-Host/Simplify3D

コスパに優れた家庭用の3Dプリンターです。高温が必要なABS樹脂や柔軟性のあるTPU樹脂などの造形が可能。3Dプリンターとしては一般的なPLA樹脂にも対応しているので、さまざま樹脂で造形することができます。

また、本製品は組み立て後に出荷されので、購入後に箱から出すだけで使用可能。組み立ての精度がプリントに及ぼす影響を抑えられます。さらに、見守りカメラを搭載しているのもポイント。プリントの進捗状況をスマホなどから確認できます。

クリアリティ「K1 FDM」K1-P

クリアリティ「K1 FDM」K1-P

【フィラメント】PLA/PETG/PVB/TPU/ABS/ASA/PC(直径1.75mm)
【ソフトウェア】Creality Print/Cura/Simplify3D/PrusaSlicer

最大600mm/sの造形速度を実現した3Dプリンターです。印刷スピードを重視する方におすすめのモデル。上下左右が囲まれたエンクロージャー構造を採用しているため、教育現場などでも安心して使えます。組立状態で出荷されるので、届いてすぐにプリント可能です。

歪みセンサーを内蔵しているのが特徴。レベリング作業を自動で実行するので、手動で調節する手間がかかりません。USBメモリのほかWi-Fi経由でもプリントでき、使い勝手は良好です。

アンカー・ジャパン「AnkerMake M5」V81115C1

アンカー・ジャパン「AnkerMake M5」V81115C1

【ソフトウェア】AnkerMake Slicer

印刷速度に優れており、快適に使用できる3Dプリンターです。強力なモーターとダブルベルトを組み合わせたPowerBoostテクノロジーに対応しているのが特徴。精度は維持したまま、プリント速度を高速化しているのが魅力です。

本体の組み立てにかかる時間は15〜20分ほど。購入後にすぐ使い始めたい場合に便利です。また、プリントエラーを検知するAIカメラが内蔵されています。ムダなプリントを防止したい場合にもおすすめです。

日本3Dプリンター「UP Plus2」A2501

日本3Dプリンター「UP Plus2」A2501

【フィラメント】ABS/PLA/Wood
【ソフトウェア】UP!VERSION 2.12

6色のカラーバリエーションから選択できる「高性能専用ABS樹脂マテリアル」を備えている3Dプリンター。耐久性と耐熱性に優れた素材で熱による変形が少なく、きれいな仕上がりを期待できるおすすめモデルです。

オートキャリブレーション機能の搭載により、手動で調整する手間を省けるのもうれしいポイント。最小積載ピッチ0.15mmの出力性能と相まって、なめらかで美しい造形物を作成できます。

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担当者からひとこと

家庭で手軽に自分のアイデアを形にできる3Dプリンター。はじめて購入する場合は初心者向けソフトが付属しているかを確認しておきましょう。また、積層ピッチの狭いタイプほど滑らかできれいな仕上がりを期待できるので数値も要チェックです。ご紹介したおすすめモデルを参考に使いやすい1台を見つけてみてください。

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