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【2025年】モニタースピーカーのおすすめ15選 DTMにも活躍するモデルを紹介

更新日:2025.01.30

モニタースピーカーのイメージ

原音を忠実に再生する「モニタースピーカー」は、DTM(デスクトップミュージック)などの音楽制作には欠かせないオーディオ機器。各メーカーから多種多様なモデルが発売されており、価格もさまざまです。

そこで今回は、おすすめのモニタースピーカーを厳選。初心者にもおすすめの定番モデルや、プロの方必見のハイエンドモデルまで幅広く紹介します。選び方も解説するので購入する際の参考にしてみてください。

モニタースピーカーとは?

モニタースピーカーとは?

モニタースピーカーはDTMやレコーディングなどの音楽制作に使用されるスピーカーです。原音に忠実なサウンドを再生して、音量・バランス・定位・エフェクトのかかり具合などを正確に確認するために使用されます。CDを聞くときなどに使われる一般的なスピーカーは「リスニングスピーカー」や「オーディオスピーカー」と呼ばれており、“音楽を楽しむこと”を目的として、聴きやすいように音質が調節されています。

そのため、聴きやすいように味付けされたリスニングスピーカーは音楽制作には不向き。DTMやリマスターといった作業を行うならモニタースピーカーを選択するようにしましょう。反対に、モニタースピーカーを音楽鑑賞で使うのは不可能ではありません。音がフラットな分物足りなさを感じるかもしれませんが、音源のリアルさを感じたい方はぜひ活用してみてください。

モニタースピーカーの選び方

サイズをチェック

モニタースピーカーの選び方 サイズをチェック

スピーカーは小型で設置が容易な「ブックシェルフ型」、背が高い縦長の「トールボーイ型」、大型で迫力のサウンドが魅力の「フロア型」の3種類に分けられます。モニタースピーカーに主に採用されているのは「ブックシェルフ型」です。本棚に入るほどの小さなスピーカーで設置場所に困ることが少ないサイズ。デスクの上に置けるような小型モデルも発売されています。

なお、スピーカーは大きいほど音がよいわけではありません。狭い部屋で大口径スピーカーを小音量で鳴らすのは逆効果になってしまいます。使用する環境を考慮した上で選択することが重要です。

アンプの有無をチェック

モニタースピーカーの選び方 アンプの有無をチェック

モニタースピーカーにはアンプ内蔵の「アクティブスピーカー」とアンプを内蔵していない「パッシブスピーカー」があります。アクティブスピーカーは気軽に使えるのがメリット。初期費用を抑えたいDTM初心者におすすめです。

パッシブスピーカーは別途アンプを用意する必要がありますが、その分音質にこだわれるのがメリット。プロの現場でも多く利用されており、DTM上級者におすすめです。

入力端子をチェック

モニタースピーカーの選び方 入力端子をチェック

モニタースピーカーとつなぎたい機器の入力端子に対応しているモデルを選ぶことも重要です。赤と白2本のピンジャックに挿すタイプが「RCAプラグ」。世界標準プラグのひとつであり、もっとも一般的なタイプです。1本のケーブルで接続するのがPHONEプラグ」。RCAプラグよりノイズに強く、ヘッドホンやマイクに採用されています。

「XLRプラグ」は高音質でノイズに強い特性をもつタイプ。ケーブルが長いステージマイクなどのハイエンドマイクで採用されている端子です。また、Bluetooth対応であれば、ワイヤレスで接続することができます。

出力をチェック

モニタースピーカーの選び方 出力をチェック

「W(ワット)」や「周波数特性」などモニタースピーカーの出力能力もチェックしておきましょう。音量のパワーのことを指す出力は「W」で表示されますが、自宅でDTMを楽しむなら40〜70W程度で充分。なお、出力が大きいほど音がよいというわけではないので注意が必要です。

また、周波数特性は「Hz」で表示され、低音域と高音域の再生可能な範囲を示しています。50Hz〜20kHzをカバーできていると良いとされていますが、好みの音域は人によってさまざまであり、ジャンルによっても適切な周波数帯域は異なるもの。制作する曲の傾向などを考慮して判断することが重要です。

ウーファーの大きさをチェック

モニタースピーカーの選び方 ウーファーの大きさをチェック参照:エムオーディオ

ウーファーとは低音を担当するスピーカーユニットのことで、口径が大きいほど低音が出やすい傾向にあります。しっかりとした低音を出したい方はサイズをチェックしてみてください。

DTM用途のブックシェルフ型モニタースピーカーであれば、5インチ(12.7cm)程のウーファーが一般的です。

低音に関わる“エンクロージャー”をチェック

モニタースピーカーの選び方 低音に関わるエンクロージャーをチェック

スピーカーの箱のことをエンクロージャーと呼びます。構造によって種類があり、もっとも主流なのが「バスレフ型」です。ダクトを設けているのが特徴で、小型でも低音がしっかりと響きます。穴の位置によって音質に違いが出るため、設置場所等に注意が必要です。

一方で、穴の開いていないタイプが「密閉型」。低音の出力レベルはバスレフ型より劣るものの、フラットな音響特性でより正確な音のチェックが可能です。

モニタースピーカーの人気メーカー

JBL(ジェイビーエル)

モニタースピーカーの人気メーカー JBL(ジェイビーエル)

JBLは、デザイン性に優れた外観と、高音質なサウンドを両立したスピーカーが人気の大手オーディオメーカー。1970年代に初代の「スタジオモニターシリーズ」を発売して以来、多くのプロの現場で使われています。

JBLのモニタースピーカーは種類が豊富。比較的リーズナブルなモデルをラインナップしているため、初心者でも手が届きやすいのも魅力です。

YAMAHA(ヤマハ)

モニタースピーカーの人気メーカー YAMAHA(ヤマハ)

さまざま楽器の製造から音楽関連サービスまで幅広く展開している人気メーカー。スピーカーにおいては、定番スタジオモニターやPAスピーカーなどさまざまタイプを手がけています。

なかでも、原音を忠実に再現する「HS」シリーズは、DTM向けサイズからプロユースに対応するモデルまで豊富にラインナップ。ヤマハが長年培ってきたノウハウと最先端技術を融合したモデルは高く評価されています。

モニタースピーカーのおすすめ|初心者向け

M-AUDIO「BX3 BT」

M-AUDIO「BX3 BT」

有線接続だけでなく、Bluetoothに対応したモニタースピーカーです。スマホやタブレットなどのBluetooth対応のメディアプレーヤーを、高音質のサウンドで再生できるのが特徴。120Wのクリアなサウンドで、音楽制作だけでなくゲームや映画、音楽などを楽しみたい方におすすめです。

「High&Low EQ」を採用しており、使用環境に応じてサウンドバランスを調節できるのもポイント。また、ポジションスイッチによって、ボリュームノブが付いているスピーカーの位置を左右どちらにでも配置することができます。

MACKIE CR3-X

MACKIE CR3-X

小型で設置しやすいモニタースピーカー。幅140×奥行き180×高さ206mmと机の上に置いても邪魔になりにくいサイズです。500Wのステレオパワーアンプにより、クリアなサウンドを実現しています。

ボリュームノブやヘッドホン端子をパネル前面に配置するなど、使いやすいのもポイントです。

Audioengine「A2+WIRELESSW」

Audioengine「A2+WIRELESSW」

ワイヤレスで高音質を再生できる、コンパクトなモニタースピーカーです。Bluetooth接続に対応しており、スマートフォンやタブレットなどと接続してワイヤレスで音楽を聴けます。高音質で遅延の少ないaptX・AAC・SBCコーデックに対応。ペアリング用のボタンは背面に配置しています。

幅100×奥行き130×高さ150mmとコンパクトなので、卓上に省スペースで設置したい場合にもおすすめ。また、特別設計のコンポーネントを多く使用しており、コンパクトながらパワフルなサウンドが楽しめます。

FIIO「SP3 BT」FIO-SP3BT-B

FIIO「SP3 BT」FIO-SP3BT-B

幅広い接続方法に対応した機能性の優れたモニタースピーカー。USB Type-C・同軸・光デジタルなど、さまざまな入力インターフェースを備えています。有線接続に加えて、Bluetoothによるワイヤレス接続も可能。AAC・aptX・aptX‐LLや、ハイレゾ相当のサウンドを再生できるLDAC・aptX Adaptive・aptX HDなどのコーデックに対応しています。

大口径ミッドウーファーやシルクドームツイーターなどにより、優れた音質を実現。高域と低域の表現に優れているのがポイントです。

ELAC「Debut ConneX DCB-41 DS」

ELAC「Debut ConneX DCB-41 DS」

インテリアに溶け込むスタイリッシュなデザインが魅力のモニタースピーカーです。独自のエフェクト機能である「X Bass エンハンサ」をオンにしてサブウーファーから出力すると、より迫力ある低音を再生できるのが特徴。USBケーブルで接続することで、ハイレゾ音源の再生が可能です。

テレビとHDMI端子でつなげば、臨場感のあるサウンドにアップできるのが魅力。HDMI ARCに対応していれば、テレビのリモコンで本製品の音量調節を行えます。

ヤマハ「パワードスタジオモニター」HS4

ヤマハ「パワードスタジオモニター」HS4

レコーディングなどプロの現場でも多く使われているヤマハの「HSシリーズ」。家庭でも使いやすいコンパクトサイズのモデルです。フラットで高分解能なサウンドが特徴。全音域にわたって原音を忠実に再現できるのが魅力です。

壁際への設置時に発生しがちな不要な低音を抑える「ROOM CONTROL」と「HIGH TRIM」機能を搭載。さまざまな場所に柔軟に設置できるのがポイントです。XLR/TRSフォーン兼用のコンボ端子、RCA、ステレオ・ミニ端子などを備えているため、幅広い機器との接続に対応しています。

JBL「4305P」

JBL「4305P」

木目調の高級感のあるデザインが魅力のモニタースピーカーです。プロ向けのアクティブ・スピーカーシステムを搭載しているのが特徴。さまざまな音響技術により、高精度でダイナミックなサウンドを実現しています。

また、統合されたストリーミングエンジンを備えており、「Google Chromecast built-in」や「Apple AirPlay 2」などを介した接続が可能。光デジタル入力などの有線接続にも対応しているので、幅広いデバイスの音楽を再生できます。

モニタースピーカーのおすすめ|プロ向け

GENELEC 8010A

GENELEC 8010A

コンパクト・軽量なプロ向けのモニタースピーカーです。大きさは幅121×奥行き116×高さ195mmで重さは1.5kg。持ち運びが容易で設置作業も簡単に行えます。

モニタースピーカーの性能を引き出す専用のスタンドを付属。プラスマイナス15°の範囲で角度をつけられるため、より精度の高いセッティングが可能です。

JBL 104-BT-Y3

JBL 104-BT-Y3

原音再生能力に優れたコンパクトなモニタースピーカーです。低音と高音のドライバーを同軸上に配置していることがポイント。はっきりとした音像定位とフラットで自然な音が魅力です。

Bluetooth接続に対応。スマートフォンと簡単に接続でき、音楽作成の作業効率を高められます。

YAMAHA HS8I

YAMAHA HS8I

低域再生能力に優れたモニタースピーカーです。8インチと大きめのウーファーに大型のマグネットを搭載。輪郭のある低音を再生できます。

エンクロージャーの素材には肉厚なMDFを使用。楽器作成で培ったヤマハならではの技術で頑強に組み上げることで不要な共振を抑え、サウンドの制度を高めています。別売りのスピーカーブラケットを使用すれば天井や壁に設置も可能です。

KEF「LS50 Wireless II」

KEF「LS50 Wireless II」

クリアなサウンドが魅力のモニタースピーカーです。独自技術「Metamaterial Absorption Technology」により、ドライバー裏側の不要な音を99%吸収。また、低音・中音・高音を1つのドライバーから再生するため、自然なサウンドを実現しています。

ワイヤレス接続にも対応しており、スマートフォンにも簡単に接続することが可能です。

IKMULTIMEDIA「iLoud MTM MKII」

IKMULTIMEDIA「iLoud MTM MKII」

パワフルかつ正確なサウンドを再生できるモニタースピーカーです。フラットなレスポンスと大音量を実現しているのが特徴。リニアな位相特性により、明瞭なサウンドを再生できます。

同じくらいの出力ができるほかのモデルに比べてサイズが約30〜50%小さいと謳われており、設置しやすいのがポイント。重さは約2.5kgです。

FOCAL「Shape Twin」

FOCAL「Shape Twin」

ハイエンドオーディオブランド「FOCAL」のモニタースピーカーです。バスレフポートのない密閉型で、両サイドにパッシブ・ラジエーターを搭載。背後や左右にスペースがない部屋でも、高い解像度の低域再生を実現します。

底面にスピーカーの角度を微調整するスパイクを搭載しており、こだわったセッティングにもフレキシブルに対応可能。パッシプスピーカーに好みのアンプを合わせて、ハイレベルなモニターシステムを構築したい方におすすめのモデルです。

MACKIE MR824

MACKIE MR824

高精度のチューニングを施し、原音に忠実なサウンドを実現したモニタースピーカーです。壁際や部屋の隅などスピーカーの設置状況にあわせて選べる3種類のフィルターを搭載。また、高音域のブースト・カットも簡単に設定できます。

ウーファーのサイズは8インチ。幅広い帯域でバランスのよいサウンドを再現します。独自のウェーブガイドによりリスニングポイントが広いことも魅力です。

ADAMAUDIO A7V

ADAMAUDIO A7V

プロの現場でも使われるモニタースピーカーです。特徴のひとつが幅広い周波数特性。マルチレイヤーミネラルファイバー製の7インチウーファーと、ハンドメイドで作られるX-ARTツイーターの組み合わせにより、41Hz〜42,000Hzに対応しています。

振動を抑えるために厚いバッフルを搭載。また、フラットで原音に忠実な音を実現しているため、ミキシングやマスタリングを行う方にもおすすめです。

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担当者からひとこと

DTMなどに欠かせないモニタースピーカーは小型エントリーモデルから大型のハイエンドモデルまで種類が豊富。プロ向けの商品も紹介してきましたが、これから音楽作成を始める初心者の方であれば、定番モデルから選ぶのもおすすめです。今回紹介した商品を参考に、自分にピッタリの1台を見つけてみてください。

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