モニタースピーカーのおすすめ12選【2020】DTMにも活躍する1台

更新日:2020.04.16

モニタースピーカーのイメージ

原音を充実に再生する「モニタースピーカー」は、DTMなど音楽制作には欠かせないオーディオ機器。各メーカーから多種多様なモデルが発売されており、価格もさまざまです。そこで今回は、おすすめのモニタースピーカーを定番モデルからハイエンドモデルまで幅広くご紹介。選び方も解説するので購入する際の参考にしてみてください。

モニタースピーカーとは

モニタースピーカーとは

一般的なリスニングスピーカーは「音楽を楽しむ」ことを目的としており、聴きやすいように音質が調節されています。一方、モニタースピーカーはDTMやレコーディングなど音楽制作に使用されるスピーカー。原音に忠実なサウンドを再生して、音量・バランス・定位・エフェクトのかかり具合などを正確に確認するために使用されます。

聴きやすいように味付けされたリスニングスピーカーは音楽制作には不向きなので、DTMなどを楽しむならモニタースピーカーを選択しましょう。

モニタースピーカーの選び方

サイズをチェック

モニタースピーカーの選び方 サイズをチェック

モニタースピーカーには「ブックシェルフ型」「トールボーイ型」「フロア型」があり、もっとも主流なのがブックシェルフ型です。小型なスピーカーで設置場所に困ることがなく、デスクトップに置けるタイプも発売されています。パソコンを使用してDTMを楽しみたい方は、特にこのモデルが最適です。

なお、スピーカーは大きいほど音がよいわけではありません。狭い部屋で大口径スピーカーを小音量で鳴らすのは逆効果になってしまいます。使用する環境を考慮した上で選択することが重要です。

アンプの有無

モニタースピーカーの選び方 アンプの有無

電源を必要とし、アンプを内蔵しているのが「アクティブスピーカー」です。別途アンプを購入する必要がないため、初心者でも扱いやすく、初期費用を少なく抑えられるのもメリットです。一方、電源不要でアンプを内蔵していないのが「パッシブスピーカー」。別途、アンプを用意しなければなりません。

音にこだわる方はパッシブスピーカーに魅力を感じるかもしれませんが、スピーカーとアンプは相性の見極めが難しいため、初めはアクティブスピーカーがおすすめ。慣れてきて求める理想のサウンドを明確にしてから、パッシブスピーカーに買い替えるのもひとつの方法です。

入力端子をチェック

モニタースピーカーの選び方 入力端子をチェック

モニタースピーカーに繋ぎたい端子に対応しているモデルを選ぶことが重要です。赤と白2本のピンジャックに挿すタイプが「RCA」プラグ。世界標準プラグのひとつであり、もっとも一般的なタイプです。1本のケーブルで接続するのが「PHONE」プラグ。RCAプラグよりノイズに強く、ヘッドホンやマイクに採用されています。

「XLR」プラグは高音質でノイズに強い特性をもつタイプ。ケーブルが長いステージマイクなどのハイエンドマイクで採用されている端子です。また、Bluetooth対応であれば、ワイヤレスで接続することができます。

出力をチェック

モニタースピーカーの選び方 出力をチェック

「W(ワット)」や「周波数特性」などモニタースピーカーの出力能力もチェックしておきましょう。音量のパワーのことを指す出力は「W」で表示されますが、自宅でDTMを楽しむなら40〜70W程度で充分。なお、出力が大きいほど音がよいというわけではないので注意が必要です。

また、周波数特性は「Hz」で表示され、低音域と高音域の再生可能な範囲を示しています。好みの音域は人によってさまざまであり、ジャンルによっても適切な周波数帯域は異なるもの。制作する曲の傾向などを考慮して判断することが重要です。

低音が変わる“エンクロージャー”

モニタースピーカーの選び方 低音が変わるエンクロージャー

スピーカーの箱のことをエンクロージャーと呼びます。構造によって種類があり、もっとも主流なのが「バスレフ型」です。ダクトを設けているのが特徴で、小型でも低音がしっかりと響きます。穴の位置によって音質に違いが出るため、設置場所等に注意が必要です。

一方で、穴の開いていないタイプが「密閉型」。低音の出力レベルはバスレフ型より劣るものの、フラットな音響特性でより正確な音のチェックが可能です。

モニタースピーカーのおすすめ

YAMAHA「2ウェイ ブックシェルフスピーカー」HS5

YAMAHA「2ウェイ ブックシェルフスピーカー」HS5

自宅でのDTMからスタジオユースまで対応できる、コンパクトなブックシェルフ型のモニタースピーカーです。5インチウーファーと1インチドームツイーターを搭載した2WAYバスレフ型で、再生周波数帯域は54〜3万Hzもの広い音域に対応。正確なモニタリングを可能にするおすすめモデルです。

音響部品の再選定・最適化をおこなったことで改良された再生能力が特徴。高性能パワーアンプの搭載により、音質変化の少ないバランスに優れたサウンドを出力します。

JBL「Control X」

JBL「Control X」

ブックシェルフ型のコンパクトなモニタースピーカーです。重量2.6kgの軽量モデルで設置場所に困らないのがポイント。壁面取り付け用ブラケットも付属しており、部屋のデッドスペースを有効活用したいときにもおすすめです。

メーカー独自のHDIホーン技術によるクリアでバランスに優れたサウンドが特徴。グラスファイバー強化ポリコーン・ウーファーと滑らかな流線形バスレフポートにより、歪みが少ないパワフルな低音再生を実現しています。

AUDIOENGINE「A5+パワードスピーカー」A5+N

AUDIOENGINE「A5+パワードスピーカー」A5+N

優れた音質と機能性を備えたモニタースピーカーです。カスタムメイドのケプラー製ウーファーやシルクドームツイーター、手作業で組み立てるキャビネットなどを採用。オーディオ愛好家向けに設計されたハイエンドモデルながら、購入しやすい価格も魅力のひとつです。

入力端子は3.5mmステレオミニジャックのほかRCAプラグにも対応しています。パワーアンプを内蔵したアクティブスピーカーで、別途レシーバーや外部パワーアンプを用意する必要はありません。省スペースに設置できるのもおすすめポイントです。

KRK V6S4JA

KRK V6S4JA

スタジオモニターとして開発され、精密な再生能力が求められる音楽制作現場で活躍する定番モデルです。音色に不必要な味付けを加えることなく、スムーズな中音域と締まった低音、クリアな高音域を再生します。

メーカーオリジナルの「Class-Dバイアンプ」により、110dBもの音圧を再生。独自設計で最適化されたバスレフポートは、部屋の反響による干渉を除去してくれます。部屋のどの場所に設置しても安定した再生能力を発揮するおすすめモデルです。

IKMULTIMEDIA「iLoud MTM」

IKMULTIMEDIA「iLoud MTM」

狭い場所にも設置しやすいコンパクトなモニタースピーカーです。20°にまで傾けられるインシュレーターベースや横置きできるラバーベース、マイクスタンド設置用穴により、さまざまな設置方法に対応します。

XLRコンボ端子を設けており、入力感度を切り替えできるため便利です。また、EQコントロールで低域レンジの拡張や高音域のブーストとカットが可能。付属のARC測定マイクは自動で音場補正できるなど、使い勝手に優れたおすすめモデルです。

ADAMAUDIO A3X

ADAMAUDIO A3X

デスクトップにも設置できる横幅150mmのコンパクトなモニタースピーカー。自宅でDTMを楽しむなど、狭い場所に設置できるモデルを探している方におすすめです。周波数特性は50kHzもの高音域再生能力を発揮。低音は60Hzまで出力でき、色付けのない再生能力を実現しています。

また、音響的に最適化したキャビネット形状を採用しており、余計な反射を減らしてくれるのも特徴のひとつ。小型ながらもパワフルな音を鳴らしてくれるハイレゾに対応した1台です。

FOSTEX「PM0.1e」

FOSTEX「PM0.1e」

木製エンクロージャーを採用した、お手ごろ価格のモニタースピーカーです。リアバスレフ方式によりコンパクトながら迫力ある重低音を実現。ブーストマグネットの搭載で小音量時でも引き締まった低音再生が可能です。

DTMやDJ用音声モニターのほか、PCオーディオ用アクティブスピーカーとしてもおすすめ。入力端子にRCAピンを採用しており、付属のRCA+ステレオミニプラグケーブルを使用すればスマートフォンや携帯向けプレーヤーとの接続も可能です。

YAMAHA「NS-B750」

YAMAHA「NS-B750」

天面に「曲げ練り」の技法を用いたラウンドフォルムが特徴のモニタースピーカー。バッフル前後面以外は平行な面のない、スタイリッシュな外観が魅力です。響きのよさと質感にこだわった高剛性キャビネットの効果もあり、不要な共振を抑えたクリアな高音質を実現しています。

また、ピュアオーディオ再生向けに音づくりをおこなったブックシェルフ型で、爽快でヌケのよいサウンドが特徴。ポップスやジャズ、ボーカルソースのモニタリングにおすすめです。

TANNOY「Reveal402」

TANNOY「Reveal402」

コンパクトなフォルムが特徴のモニタースピーカー。パーソナル・スタジオ向けに利便性を重視して設計されているモデルです。高性能な4インチウーファーと高精度な3/4インチツイーターを搭載。リーズナブルな価格ながら、周波数帯域56〜4万8000Hzの高音質を実現しています。

壁面に近い場所に設置しても音質に影響を与えにくいフロントポート設計により、部屋での置き場所に困っている方にもおすすめです。さらに、高音質でノイズに強い特性をもつXLR端子を搭載。付属ケーブルを接続すればスマートフォンや音楽プレーヤーなどの再生も可能です。

JBL「4307」

JBL「4307」

ミドルサイズの3WAYブックシェルフ型モニタースピーカーです。伸びやかな高音域を再生するツイーターと過渡特性に優れたウーファーとのコンビネーションにより、周波数帯域45〜45万Hzのワイドレンジを実現。ハイレゾ音源のモニターとしても適しています。

ウォールナット仕上げのキャビネットとブルーのフロントバッフル、ホワイトコーンのおしゃれなデザインも魅力のおすすめモデルです。

MACKIE「CR3」

MACKIE「CR3」

リーズナブルな価格ながら、スタジオモニタークラスのクオリティを実現しているモニタースピーカーです。50Wパワーアンプを内蔵しているほか、シルクドームツイーターなど高品位なパーツを採用。自然で豊かな低域を実現するリアポートや、優れた位相特性の木製キャビネットによってクリアな高音質を再生します。

RCA端子にも対応した豊富な入力端子を備えているのもおすすめポイント。フロントパネルにはスマホやMP3プレーヤーを接続できるステレオミニAUX入力端子も設けているなど、使い勝手に優れています。

FOCAL「Shape Twin」

FOCAL「Shape Twin」

フランスのハイエンドオーディオブランド「FOCAL」のモニタースピーカーです。バスレフポートのない密閉型で、両サイドにパッシブ・ラジエーターを搭載。背後や左右にスペースがない部屋でも、高い解像度の低域再生を実現します。

底面にスピーカーの角度を微調整するスパイクを搭載しており、こだわったセッティングにもフレキシブルに対応可能。パッシプスピーカーに好みのアンプを合わせて、ハイレベルなモニターシステムを構築したい方におすすめのモデルです。

人気メーカーの特徴

YAMAHA(ヤマハ)

モニタースピーカーの人気メーカー YAMAHA(ヤマハ)

さまざま楽器の製造から音楽関連サービスまで幅広く展開している人気メーカー。スピーカーにおいては、定番スタジオモニターやPAスピーカーなどさまざまタイプを手がけています。

なかでも、原音を忠実に再現する「HS」シリーズは、DTM向けサイズからプロユースに対応するモデルまで豊富にラインナップ。ヤマハが長年培ってきたノウハウと最先端技術を融合したモデルは高く評価されています。

KRK(ケーアールケーシステムズ)

モニタースピーカーの人気メーカー KRK(ケーアールケーシステムズ)

1986年に創業し、黄色いウーハーがトレードマークの老舗スタジオモニターブランド。ツイーターとウーハーそれぞれに個々のアンプを搭載する「バイアンプ」仕様のモデルをラインナップしています。

なかでも「Vシリーズ」は、正確な再生環境を必要とする音楽制作現場のために開発された定番モデル。自宅でのDTM向けモデルやスタジオユース対応など、サイズの異なる3種類のモデルがあります。

JBL(ジェービーエル)

モニタースピーカーの人気メーカー JBL(ジェービーエル)

アメリカに拠点をかまえる大手オーディオメーカー。デザイン性に優れた外観と高音質なサウンドを両立したスピーカーはプロ・アマ問わず高い評価を得ています。

モニタースピーカーにおいては、独自のHDIホーン技術によるクリアでバランスに優れたサウンドを再生するモデルをラインナップ。壁面取り付けに対応しているアイテムなど、狭い部屋にも設置できるモデルを発売しています。

担当者からひとこと

原音に充実なサウンドを再生し、正確なモニタリングに欠かせないモニタースピーカー。デスクトップに設置できるコンパクトなモデルも多く発売されており、自宅でDTMを楽しみたい方のハイレベルな音楽制作をサポートします。今回紹介したモデルを参考に、最適な1台を見つけてみてください。

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