【2023年】フィルムカメラのおすすめ11選 手頃な初心者向けモデルなどを紹介
更新日:2023.02.02
デジタルカメラやスマホの普及により、使用頻度が少なくなった「フィルムカメラ」。しかし、最近はフィルムカメラならではの楽しみ方や味のある写真の仕上がりが見直されつつあり、注目を集めています。
そこで今回は、フィルムカメラに挑戦してみたいという方のために、おすすめの商品を紹介。フィルムカメラの選び方も説明しているので、ぜひ参考にしてください。
フィルムカメラとは?
「フィルムカメラ」とは、レンズから取り入れた光をフィルムに感光させて像を作り出す仕組みの撮影機器です。フィルムカメラで撮影した写真は、あたたかみのあるレトロ風の仕上がりになるのが特徴。撮影時の気温や使用するフィルムによって仕上がりが異なるので、独特な色味や階調表現を楽しめます。
発売当初、フィルムカメラは暗室のなかでなければ写真を現像できませんでした。しかし、現在は撮影後すぐに写真を現像できる製品が存在。フィルムカメラの独特な味わいを残しつつ、利便性を兼ね備えているのが魅力です。
フィルムカメラの選び方
フィルムカメラの種類をチェック
一眼レフカメラ|初心者にもおすすめ
初心者の方にもおすすめの「一眼レフカメラ」は、撮影内容や被写体に合わせてレンズ交換が可能なカメラです。フィルムは35mmを使用します。交換できるレンズは「広角」、「望遠」、「マクロ」、「魚眼」など種類が豊富です。レンズを変えるだけで雰囲気の違う写真が楽しめます。
さらに、すべての設定を手動で行う「マニュアル一眼レフ」や、初心者の方でも簡単に設定できる「オート一眼レフ」があり、知識や写真へのこだわり方に合わせて自由に選択可能です。
コンパクトカメラ|小型で持ち運びがラク
「コンパクトカメラ」は、片手で持ちやすいコンパクトサイズのカメラです。バッグに入れてもかさばらないので、持ち運びやすいのが特徴。機能が少ない分操作が簡単で、おしゃれなデザインが多いため女性や初心者の方にもおすすめです。
コンパクトカメラで使用する35mmフィルムは価格や現像にかかる費用がリーズナブルなので、試し撮りや練習用として手軽に利用できます。
インスタントカメラ|撮影直後に現像できる
「インスタントカメラ」は、「チェキ」や「ポラロイドカメラ」など、撮影直後に自動で現像が始まるフィルムを使用します。そのため、撮影したその場で写真を確認したり、現像した写真にコメントを書いてプレゼントしたりできるのが特徴です。
クラシカルなモノやカラフルな見た目のモノが多いのも魅力。一方で、フィルムの面積が大きくかさばりがちな点がデメリットです。操作はシンプルで、初心者の方でも簡単に独特な風合いの写真を撮影できます。
レンジファインダーカメラ|おしゃれなデザインが人気
「レンジファインダーカメラ」は、カメラ内部にある光学視差式距離計を用いてピントを合わせるカメラです。ファインダー越しに見ている像と実際に写る像にズレが生じるため、扱いに慣れるのに時間がかかります。
コンパクトかつ軽量設計なので、持ち運びやすいのも特徴。旅行や街歩き、アウトドアシーンでも撮影を楽しめます。また、ファッションのアクセントとしても映えるおしゃれなデザインのため、女性が手に取りやすいのも魅力です。
二眼レフカメラ|自然な写真が撮れる
「二眼レフカメラ」は、上下に2つのレンズが付いたモデル。レトロ感があり、おしゃれな見た目なので、フィルムカメラを愛好する方の間でも人気を集めているカメラです。
撮影用レンズとファインダー用レンズが別々になっているため、目で見た構図と仕上がりの位置が少しズレてしまいますが、スクエアフォーマットの写真を楽しめます。自然な写真が撮れる二眼レフカメラは、ポートレートの撮影などにもおすすめです。
フィルムのサイズをチェック
フィルムカメラは、35mmフィルムや中判フィルムなど、カメラの種類によってフィルムサイズが異なります。フィルムを購入するときは、使用するカメラに対応したサイズを選ぶことが大切です。
35mmフィルムと比べて中判フィルムは取り込める情報量が多いため、細部まで繊細な描写が可能。一方、本体サイズが大きくなる傾向もあるので、画質だけでなく操作性も考慮しましょう。
ピントの合わせ方をチェック
フィルムカメラを楽しみたいなら、ピントの合わせ方をチェックしましょう。ピントを合わせる方法は、「マニュアルフォーカス(MF)」と「オートフォーカス(AF)」の2種類です。
マニュアルフォーカスとは、ピントを手動で合わせる方法です。自分の好きな構図でピントを合わせることが可能。フィルムカメラの特徴である1枚の写真をじっくり丁寧に撮影する操作を楽しめます。
オートフォーカスは、カメラが自動で被写体にピントを合わせる方法です。動く被写体も捉えられるため、初心者の方でも印象的な写真を撮影できます。
露出モードをチェック
「露出」とは、カメラが取り込む光の量のことです。写真撮影の前に露出を設定することで、仕上がりの明るさを調節できます。写真の明るさは、絞り、シャッター速度、ISO感度で決まるため、それぞれの設定方法を確認しておくことが大切です。
プログラムAE|露出を自動で設定してくれる
「プログラムAE」とは、明るさの要であるシャッター速度と絞り値を自動設定する撮影モードです。オートモードに似た操作性なので、知識や技術がなくても使いこなせます。シャッター速度と絞り値のバランスは、「プログラムシフト」から変更可能です。
被写体にピントを合わせてシャッターを切るだけの簡単操作のため、初心者の方にもおすすめ。失敗の少ない撮影モードなので、スナップ写真や旅行など決定的瞬間を撮影したいシーンで活用できます。
絞り優先|ボケ感のある写真が撮れる
「絞り優先」とは、F値と呼ばれる絞りを調節できる撮影モードです。明るさの要素であるシャッター速度やISO感度などはカメラが自動で設定します。被写体だけにピントを合わせて背景をぼかすなど、スマホにはないカメラ特有のボケ感のある写真が撮影可能です。
絞り優先モードは、ポートレートや料理の写真など、被写体を強調するシチュエーションで活躍します。なお、絞りを大きくするほど手ブレが発生しやすいので、撮影時は注意しましょう。
シャッター優先|動きのある写真が撮れる
「シャッター優先」は、シャッター膜を開けてフィルムが露光する時間を決めるモードです。絞り値などは、カメラが自動的に設定してくれます。
シャッター優先は、被写体の動きを表現するのに優れており、シャッター速度を速めると時間が止まったような写真に仕上がり、遅くすると残像が残った激しい動きを撮影可能。水の流れを表現する海・川・滝やスピード感を表現するスポーツ・モータースポーツ・乗り物などの撮影におすすめです。
マニュアルモード|こだわりながら手動で設定できる
「マニュアルモード」とは、シャッター速度、絞り値、ISO感度などを自分好みに設定できる撮影モードです。インスタントカメラを除くほとんどのカメラに搭載しています。
被写体や周囲の明るさに応じて設定できるため、イメージ通りの写真に仕上げられるのが魅力。こだわりの1枚を撮影したい上級者の方にもおすすめです。照明の影響を受けやすい屋内撮影や、光源の少ない天体撮影を行うときにも適しています。
フィルムカメラのおすすめメーカー
ライカ(Leica)

「ライカ」のフィルムカメラは、コンパクトかつ耐久性に優れた高品質のボディを採用しているのが特徴です。0〜40℃の環境下でも快適に稼働する製品が存在しており、屋内外問わず撮影を楽しめます。
フィルムを巻いてシャッターを押すだけのシンプル設計なので、誰でも簡単に使いこなせるのも魅力。また、写真の仕上がりだけでなく、高級感のあるデザインにもこだわっています。
富士フイルム(FUJIFILM)

「富士フイルム」のフィルムカメラは、カメラ性能と使いやすさを追求しているのが特徴です。インスタントカメラとプリント機能を兼ね備えた「チェキ」は、撮影後すぐにデータをプリントできます。
Bluetoothを使用してスマホと連携できる製品も存在。「チェキ」で撮影した写真をデジタルデータ化したり、スマホ内の写真をプリントしたり、さまざまな用途で活用できます。
フィルムカメラのおすすめ
富士フイルム「写ルンです」
1980年代に誕生した初代「写ルンです」のデザインをモチーフにしたフィルムカメラです。フィルムカメラ独特の淡い色に仕上がるのが特徴。ノスタルジックな雰囲気を表現したいときにもおすすめです。
フィルムを巻いてシャッターを押すだけのシンプル設計なので、初めての方でも簡単に使いこなせます。撮り直しできないため、1枚をじっくり丁寧に撮影する贅沢感を堪能できるのも魅力です。
コダック「ULTRA F9」
35mmフィルムを使用する、おしゃれなデザインのフィルムカメラです。フィルムを巻いてからシャッターを押すだけの簡単操作なので、誰でも手軽に使えます。手首に巻き付けて持ち運べるハンドストラップを付属しているため、旅行や街歩きなどのシーンにもおすすめです。
一眼レフカメラなどのシャープな印象とは異なり、あたたかみのあるレトロな雰囲気を表現できます。また、絞り値やピントを合わせる操作が不要なので、撮りたいときにすぐシャッターを押せるのも魅力です。
富士フイルム「“チェキ” instax mini 40」
「チェキ」の愛称で親しまれているフィルムカメラです。フィルムの送り出しは電動式を採用しており、撮影後その場で写真をプリントできます。周囲の明るさに応じて自動で露光を調節するため、難しい操作なしで撮影に臨めるのも特徴です。
30cmまで近づいて撮影できる接写にも対応。ポートレートや料理など、被写体を強調したいシチュエーションにおすすめです。また、レンズを引き出すことで手軽にセルフィーも撮影できます。
ヤシカ「Y35 Camera with digiFilm 200」YAS-DFCY35-P38
フィルムカメラのような外観と使用感を味わえるデジタルカメラ。シャッターを押す前に巻き上げレバーで操作したり、フィルムのような形状の専用モジュール「digiFilm」をセットしたりと、アナログ感を楽しめるのが魅力です。
また、別売のさまざまな種類の「digiFilm」を使い分けることにより、写真の仕上がりを変更できます。さらに、液晶画面がない点や、フィルムカメラらしさを味わえる点もポイントです。
イルフォードジャパン「スプライト35-II」432995
フィルムを巻いてシャッターを押すだけの簡単設計を採用した35mmフィルムカメラです。絞り値はF9固定、シャッタースピードは1/120を備えているため、晴れた日の屋外撮影に適しています。持ち運びに便利なコンパクトサイズなので、旅行や街歩きなどのシーンにもおすすめです。
撮り直しができないため1枚ずつ丁寧にシャッターを押す必要がありますが、狙った構図や好きなタイミングで撮影できるのが魅力。また、35mmフィルムが使えるため、お気に入りのネガカラーやモノクロなどのフィルムをセットして撮影できます。
コダック「M38」
ポップなデザインと豊富なカラーバリエーションを揃えているフィルムカメラです。使うたびに気分が上がる、かわいい見た目が魅力。フィルムカメラの性能だけでなく、デザイン性を重視している方にもおすすめです。
本体はコンパクトかつ軽量。手首に巻いて撮影できるハンドストラップを付属しているので、持ち運びに便利です。また、フラッシュ機能を備えているため、暗所や照明が届きにくい場所でも撮影できます。
ライカ「ライカMP」
レトロかつ高級感あるデザインが特徴のレンジファインダーカメラです。マニュアル露出モードを採用しているので、周囲の明るさに応じて手動で露出を調節可能。1枚を撮影するまでに時間はかかりますが、狙い通りに撮影できるため、こだわりの1枚に仕上がります。
0〜40℃までの温度に対応する耐久性に優れたボディも特徴。アウトドアシーンでも撮影に臨めます。また、フラッシュを搭載しているので、暗所での撮影も可能です。
キヤノン「iNSPiC」ZV-223
撮影した写真をその場でプリントできるインスタントカメラプリンターです。専用用紙は裏面がシールになっているので、印刷した写真は手帳や小物に貼るなどとさまざまな使い方ができます。カメラは風景・人物・自撮りと3つのモードを搭載。内蔵のフラッシュやリングライトで肌が明るく撮れることも魅力です。
また、Bluetooth接続で、スマホで撮った写真のプリントができることもポイント。アプリを使えばコラージュなどを楽しめます。重さは約188g、大きさは縦80.3×横121×高さ22.5mmと軽量・コンパクトで持ち運びも簡単です。
富士フイルム「“チェキ” instax mini Evo」
100通りの多彩なエフェクト表現が楽しめるフィルムカメラです。レトロ・色ズレ・ぼかし・光漏れなど、フィルムカメラの特徴を活かした撮影が可能。エフェクトの操作は、レンズダイヤルとフィルムダイヤルを切り替えるだけなので、簡単に使いこなせます。
Bluetooth接続に対応しており、スマホと連携可能。スマホのデータフォルダにある写真を転送することで、プリントアウトできます。また、デジタルデータとしてスマホにデータを共有できるのも特徴です。
アグファ「Photo Analogue Photo Camera」
レトロなデザインを採用した35mmフィルムカメラです。フラッシュを内蔵しているので、暗所でも撮影できます。
カラーフィルムとモノクロフィルムに対応しており、被写体やイメージに合わせて使い分けられます。また、本体がコンパクトかつ軽量な点も魅力。手首に巻いて撮影できるハンドストラップと収納に便利な専用ポーチを付属しているため、持ち運びに便利です。
ビーハーフ「MiNT InstaxFlex TL70」
レトロでクラッシックなデザインが特徴的な二眼レフインスタントカメラです。上からファインダーをのぞきながらピントを合わせる「ウェストレベルビューファインダー」を採用。写真の仕上がりだけでなく、構図決めやピント合わせの作業も楽しめます。
絞り値はF5.6〜F22まで設定可能。被写体を強調させたいときはF値を小さくするなど、表現方法に応じてカメラの設定を変更できます。また、バルブ撮影や多重露光撮影にも対応しているため、表現の幅を広げられるのも魅力です。
フィルムカメラの使い方
フィルムカメラは、フィルムをカメラに装着し、撮影、現像するといった使い方が一般的です。しかし、最近ではフィルムカメラで撮った写真を現像するのではなく、デジタルデータ化する方が主流になりつつあります。データ化することで、友人と共有したり、インスタグラムやブログにアップしたりできるのでおすすめです。
また、ビックカメラでは、データ化してスマホに転送する「データ転送サービス」を行っているのでぜひ活用してみてください。
フィルムの取り扱い方法
フィルムを使い切る前に裏蓋を開けてしまうと、感光して写真が台なしになってしまいます。そのため、フィルムは最後まで使い切ってから巻くようにすることが大切。また、X線に触れてもフィルムが感光する恐れがあるので、飛行機の手荷物検査などでは、必ず専用の袋に入れて保管しましょう。
フィルムは使用期限が切れると写真の品質が劣化するため、期限内に使い切ることも大切です。
フィルムカメラの売れ筋ランキング
担当者からひとこと
フィルムカメラは、あたたかみのある色味や階調を表現できるので、レトロな写真を撮影したいときにおすすめです。フィルムを巻いて1枚ずつ丁寧にシャッターを押すため、こだわりの1枚を撮影できます。紹介したおすすめモデルや選び方を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。
家電・照明
洗濯機・掃除機・LED照明 etc.
季節家電
暖房器具・加湿器・エアコン etc.
キッチン家電
冷蔵庫・レンジ・炊飯器 etc.
キッチン雑貨
コーヒーメーカー・圧力鍋 etc.
PC・タブレット
パソコン・タブレット etc.
PC周辺機器
マウス・キーボード・HDD etc.
スマホ・通信
スマホ・モバイルバッテリー etc.
オフィス・文房具
万年筆・ボールペン・消しゴム
カメラ
カメラ・ドローン etc.
ビジュアル
テレビ・レコーダー etc.
イヤホン・スピーカー
イヤホン・ヘッドホン・スピーカー
オーディオ
ミニコンポ・電子ピアノ etc.
ビューティー・健康
ドライヤー・シェーバー etc.
時計・スポーツ
腕時計・自転車 etc.
アウトドア・ゴルフ
ゴルフ・テント・キャンプ用品 etc.
日用品・カー用品
カーナビ・ドライブレコーダー etc.
おもちゃ・ゲーム・子供用品
ベビーカー・チャイルドシート etc.
お酒・食品
ワイン・日本酒 etc.