防湿庫のおすすめ10選【2020】機材の保管やカビ対策の便利アイテム

更新日:2020.07.21

防湿庫のイメージ

湿気やカビに弱い撮影機材を保管するのに適した「防湿庫」。カビは一度生えてしまうと完全には取り除けないので、カメラを長く愛用するためにも持っておきたいアイテムです。そこで今回は、選び方とおすすめの防湿庫をご紹介。カメラバッグにカメラやレンズをそのまま保管している方は、チェック必須です。

防湿庫とは

防湿庫とは

カメラやレンズなどの精密機器を、カビやホコリから守ってくれる防湿庫。湿度や乾燥からも防いでくれるので、カビやサビが発生しにくくなるのが最大の特徴です。防湿庫は庫内に設けられた乾燥剤が湿気を吸収することで、適切な環境を保つ仕組みになっているため、手間のかかる精密機器の管理も手軽に行えます。

さらに、カメラやレンズ以外にも、切手など紙類や薬、乾燥食品など湿気に弱いものを入れておくことも可能です。

防湿庫の必要性

防湿庫とは 防湿庫の必要性

カビは湿度60〜95%ほどで生えやすくなる特徴があります。防湿庫に撮影機材を保管しておくことで、湿度をコントロールし、カビを予防することが可能です。撮影機材にカビが生えてしまうと、画質の低下やカビの写り込みが発生。さらに、カビが生えたところから腐食して故障してしまうこともあります。

また、カビは一度生えると完全には取り除けないうえに、除去するためには高額な修理費用が必要になります。加えて、下取りや買取りに出す際も、一度カビのついたカメラやレンズは査定の減額対象になるので注意しましょう。

防湿庫の種類

防湿庫とは 防湿庫の種類

防湿庫には、全自動などの機能が備わったスタンダードなタイプと、手軽に始めやすいドライボックスタイプの2種類があります。スタンダードな防湿庫は、湿度調節機構が内蔵されており、常に快適な環境に庫内を制御。こまめな湿度管理が必要なく、カメラの台数が多い方におすすめです。

一方でドライボックスは、密閉性の高い収納ケースに乾燥剤を一緒に入れることで湿度を最適に保ちます。ドライボックスは、お手頃価格で比較的コンパクトなため、初心者の方でも使いやすいのが魅力です。

防湿庫の選び方

サイズをチェック

防湿庫の選び方 サイズをチェック

防湿庫は、撮影機材が増えることを考慮して、現在所有しているカメラやレンズの総量よりもワンサイズ大きなサイズを選ぶのがおすすめです。総量が増えてから増設するよりも費用を安く抑えられます。

また、サイズの大きなモデルと小さなモデルを比較した際、電気代などのランニングコストはさほど変わりません。設置スペースが確保できさえすれば、大きめのモデルの方がコストパフォーマンスに優れています。

容量をチェック

防湿庫の選び方 容量をチェック

容量の目安として、小型サイズにあたる20〜50Lの防湿庫の場合、一眼カメラ4〜5台ほどと数本のレンズが収納可能。カメラ初心者の方におすすめのサイズです。また、50〜120Lの中型サイズであれば、一眼カメラ20台前後に加えて、レンズを10本程度収納できます。

さらに、150L以上の大型サイズは、カメラ上級者の方やプロカメラマンなど、カメラ本体やアクセサリーをたくさん所有している方に最適です。

除湿方式をチェック

ペルチェ式

防湿庫の選び方 除湿方式 ペルチェ式

ペルチェ式は、半導体素子のひとつであるベルチェ素子の特性を生かして湿気を冷却板に吸着させ、放熱板によって放散させるという除湿方法のことです。ワインセラーや電子機器に応用されることもあります。

ペルチェ式は防湿庫内の湿度を細かくコントロールできるうえに、スピーディーに除湿ができることがメリットです。また、運転音が静かで振動することがほぼないため、騒音を気にせず使用できます。

乾燥剤方式(ドライボックス)

防湿庫の選び方 除湿方式 乾燥剤方式(ドライボックス)

「ドライボックス」でも採用されている乾燥剤方式は、防湿庫内のユニットにある専用の乾燥剤に水分を吸着させる除湿・防湿方法です。数時間に一度、30分ほどの排出時間を要しますが、半永久的に使用し続けられます。

また、電気効率がよく、ランニングコストを安く抑えられるのも魅力です。コストパフォーマンスに優れたモデルを探している方や、長期間機材を保管する予定がある方におすすめ。なお、ドライボックスの場合は、使い捨ての乾燥剤を使用するため、定期的な取り替えが必要です。

湿度の調整方法をチェック

防湿庫選び方 湿度の調整方法をチェック

ダイヤルを回すことで湿度をコントロールできるモデルは、機械が苦手な方でも感覚的に湿度を調節できるので便利です。また、電子式防湿庫であれば、すべて自動で最適な湿度を維持してくれるのが魅力。コンセントを挿したまま常時稼働させておくだけなので、手間がかからないのがメリットです。

一方、ドライボックスの場合は、湿度計をチェックしながら、湿度管理を行います。乾燥剤を使って最適な湿度である40〜50%程度を保つように心がけましょう。

湿度計付きだと湿度管理がしやすい

防湿庫選び方 湿度の調整方法をチェック 湿度計付きだと湿度管理がしやすい

防湿庫本体に湿度計が備わっていれば、湿度管理をより正確に行えます。湿度が低すぎても機材の劣化に繋がる可能性があるため、湿度計を使って最適に保つことが重要です。湿度計にはアナログ式とデジタル式の2種類があり、アナログ式はデジタル式のモデルと比べて故障しにくいのが特徴。

一方、デジタル式は遠くからでも視認できるのが魅力です。また、防湿庫のなかには庫内の湿度と外の湿度の両方を表示する、デュアル式の湿度計を搭載したモデルもあります。

便利な機能をチェック

光触媒

防湿庫選び方 便利な機能をチェック 光触媒

光触媒が備わっているモデルを選べば、防カビ剤を用いることなく撮影機材にカビが生えるのを防ぐことが可能。ニオイやカビの原因になり得る微細不純物を分解して除去します。
また、カビだけでなく、ホコリや塵などの細かいゴミが撮影機材に付着するのを低減するのも魅力。大事な撮影機材を長く愛用するためにも、あると便利な機能のひとつです。

固定用クッション

防湿庫選び方 便利な機能をチェック 固定用クッション

防湿庫のなかには、撮影機材を滑らないように保護するクッションや、レンズの形状に合わせた波型のホルダーが付属しているモデルがあります。地震などの有事の際に機材を保護するので、非常に便利です。
また、クッションやホルダーが備わっていることで、機材同士がぶつかって破損してしまうリスクを低減できるのも魅力。防湿庫を選ぶ際には、物理的にカメラやレンズが保護できるかどうかも確認しておきましょう。

充電用コンセント

防湿庫選び方 便利な機能をチェック 充電用コンセント

防湿庫の庫内や背面に充電用のコンセントが備わっているモデルを選べば、カメラやレンズを保管しながらバッテリーの充電が行えるので、非常に便利です。
また、充電用のコンセントにタップをつないで給電口を増やすことで、複数のバッテリーが充電可能になるのも魅力。カメラのバッテリー以外にもさまざまなモノが充電できるので、充電用コンセントがあるかどうかを確認しておくのがおすすめです。

防湿庫のおすすめメーカー

東洋リビング(TOYO LIVING)

防湿庫の人気メーカー 東洋リビング

「東洋リビング」は、1974年に立ち上げられた日本のメーカー。防湿庫のパイオニアとして知られ、電子ドライユニットを世界で初めて開発したことでも有名です。
東洋リビングではオーソドックスな縦型のほかに、望遠レンズの保管にワイド幅のモデルも扱っており、あらゆるサイズの防湿庫がラインナップされていることが特徴です。また、電子ドライユニットは日本製のモノを採用しています。

トーリハン(TOLIHAN)

防湿庫の人気メーカー トーリハン

「トーリハン」は、1983年に立ち上げられた日本の防湿庫メーカー。業界を牽引する企業として革新的なモデルを開発しています。また、ギターをはじめとした楽器などを静電気から守るウエット・キャビを扱っているのも特徴です。
トーリハンの防湿庫には、ICタイマーやデュアル湿度計などが搭載された多機能なモデルが多く、機能性に優れています。また、小型や中型、大型などサイズや容量のラインナップが豊富なのもポイントです。

ハクバ(HAKUBA)

防湿庫の人気メーカー ハクバ

「ハクバ」は、1955年に創立した写真・撮影用品の販売企業。カメラバッグや三脚などの撮影補助製品を扱っているほか、防湿庫などの保管用アイテムもラインナップされているなど、多くのニーズに応え続けています。
スチール製のキャビネットや強化ガラスを採用するなど、ハクバの防湿庫は耐久性に優れているのが特徴。また、ダイヤルを回すだけで湿度の管理が行えるなど、操作性に優れたモデルを扱っているのも魅力です。

防湿庫のおすすめ|ペルチェ式

東洋リビング「オートクリーンドライ」ED-80CATP2(77L)

東洋リビング「オートクリーンドライ」ED-80CATP2(77L)

庫内にLEDライトが備わっているので、機材の出し入れの際に庫内を確認しやすいのが魅力です。また、保管したカメラなどを鑑賞する際にも一役買ってくれます。
光触媒が備わっており、庫内をクリーンな状態に維持するのがポイント。アルミ製のフレームや強化ガラスを採用するなど、堅牢性も良好です。また、電気代は1日1円以下で、コストパフォーマンスにも優れています。

ハクバ「Eドライボックス」KED-25(25L)

ハクバ「Eドライボックス」KED-25(25L)

素材にスチール製粉体塗装と強化ガラスが採用されており、衝撃から撮影機材をしっかり守れるのが魅力。また。扉部分にマグネット式のガスケットが備わっているので、気密性の高さも良好です。
庫内には除湿ユニットが搭載されていて、ダイヤルを回すだけで簡単に湿度の設定ができるのが特徴。また、フロントドアには湿度計が備わっているので、より正確に湿度の調節が行えます。

トーリハン「ドライ・キャビ」NT-83-M3(46L)

トーリハン「ドライ・キャビ」NT-83-M3(46L)

奥行きがわずか300mmしかなく、置き場所を選ばずに設置できる薄型の防湿庫。容量は45Lと、コンパクトながらも多くの機材が収納できます。付属品にはレンズマットがあるので、地震や衝撃から機材を守ることが可能です。
光触媒対応モデルで、カビやホコリが機材に吸着するのを低減するのもポイント。庫内にダイヤルが備わっているほか、フロントドアにも湿度計があり、細かな湿度の調節が感覚的に行えるのも魅力です。

東洋リビング「オート・ドライ」AD-120(120L)

東洋リビング「オート・ドライ」AD-120(120L)

庫内にプラスチック製の引き出し棚を3枚搭載している防湿庫。高さの調節が可能なので、あらゆるサイズの機材を収納できます。棚の耐荷重は最大12kg。材質にスチールやABS樹脂を採用しているなど、耐久性にも優れています。
庫内の湿度設定がダイヤルを回すだけで行えることや、乾燥剤の交換が不要でメンテナンスが簡単に行えるなど扱いやすいのも魅力。付属品には電池の交換が不要なアナログ式の湿度計があります。

SIRUI HC70(70L)

SIRUI HC70(70L)

フロントドアの素材に強化ガラスを採用しているのが特徴の防湿庫。堅牢性に優れ、機材を衝撃から守ります。また、耐湿性・防塵性・気密性が高いのでカビが発生しにくいほか、カギ付きで安全に保管できるのも特徴です。
電子湿度制御機能が備わっているので、すべて自動で最適な環境を実現してくれるのもポイント。本体にはLEDディスプレイが搭載されており、ひと目で庫内の温度や湿度を確認できます。

トーリハン「ドライ・キャビ」EC-50-M2(47L)

トーリハン「ドライ・キャビ」EC-50-M2(47L)

音や振動がないので、夜間でも気兼ねなく使用できるのが魅力。形状記憶性の高いスチール製の合金を素材に採用しているほか、ドアに透明の強化ガラスを用いているなど、強度の高さもポイントです。
ドアと本体の間にマグネットパッキンを挟み込むことにより、高い気密性を実現。庫内にダイヤル式の調節器があり、温度計付きの湿度計も備わっていることから簡単に湿度の調節ができます。

東洋リビング「オートクリーンドライ」ED-25CAM(24L)

東洋リビング「オートクリーンドライ」ED-25CAM(24L)

日本製の光触媒機能付き電子ドライユニットが、庫内にある機材をカビやホコリから守ります。容量は24Lと小型で、レンズやミラーレスカメラの保管におすすめの防湿庫です。
外見・庫内ともにホワイトカラーで統一されていて、デザイン性に優れているのも魅力。インテリアとしても活躍します。また、電気代が1月あたり15円以下の省エネ設計で、ランニングコストに優れているのもポイントです。

トーリハン「ドライ・キャビ」PH-155W(152L)

トーリハン「ドライ・キャビ」PH-155W(152L)

庫内と庫外の湿度が表示される、アナログデュアル湿度計を搭載した防湿庫。湿度差が一目で視認できるので、庫内の湿度管理が適切に行われているかどうかを瞬時に把握できます。
容量は152Lと大型で、30〜35台の機材を収納可能。庫内と本体背面にコンセントが備わっているので、機材を湿気から守りつつ充電できるのが魅力です。また、LED照明が取り付けられているので、出し入れが簡単に行えます。

防湿庫のおすすめ|ドライボックス

ナカバヤシ「キャパティ ドライボックスS」DB-S1-CD(20L)

ナカバヤシ「キャパティ ドライボックスS」DB-S1-CD(20L)

本体がスケルトン仕様になっているので、本体を開けることなく庫内を確認できるドライボックス。発泡ポリエチレンとポリプロレピン樹脂で密閉し、機材を湿気から守ります。
フタには湿度計が備わっているので、乾燥状態を把握できるのもポイント。スタッキングできるので、機材が増えても同じアイテムを上に重ねて保管できます。導入コストを抑えたい初心者の方にもおすすめのアイテムです。

ハクバ「ドライボックスNEO」KMC-39(5.5L)

ハクバ「ドライボックスNEO」KMC-39(5.5L)

フタにパッキンと乾燥剤が搭載されており、定期的に乾燥剤を交換することで長く使用できるのが魅力のドライボックス。カメラやレンズなど、使用しない機材を長期間保管するのに適しているアイテムです。
容量が5.5Lとコンパクトで、カメラとレンズを一組入れるのにちょうどよいサイズ。同じアイテムを上に重ねられるほか、リーズナブルな価格なので、機材が増えてもコストやスペースをあまり使うことなく増設できます。

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防湿庫の使用時の注意

防湿庫の使用時の注意

防湿庫にカメラやレンズを保管する前はホコリや指紋を拭き取り、機材が濡れていないことを確認してから収納することが大切です。また、湿度計が備わっていない防湿庫やドライボックスの場合は、湿度計を一緒に収納して、湿度管理をするのがおすすめ。

加えて、乾燥剤は膨張するなどの交換時期のサインが出たら、新しいものに取り換える目安です。季節や環境によって交換時期は異なるため、定期的にチェックしましょう。

担当者からひとこと

撮影機材にカビが生えてしまうと故障に繋がり、多額の修理費用が発生してしまいます。修理費用を抑え、機材を長く愛用するためにも、ぜひ防湿庫を導入しましょう。この記事を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。

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