販売員&パソコンバイヤーが語る。小中高で快適に使えるノートパソコンとは?株式会社ビックカメラの森山パソコンバイヤーと近藤販売員にそれぞれインタビュー

更新日:2021.09.17

オンライン授業の普及などにより、小中学校や高校の学習でもパソコンが使われることが増えてきました。プログラミングの必修化や、文部科学省の戦略影響も受け、今後ますます学習の場ではお子さんのツールとしてパソコンの需要が高まるといえます。
そこで今回は、株式会社ビックカメラの森山パソコンバイヤーと近藤販売員にそれぞれインタビュー。学校で今パソコンが必要な理由やオンライン授業で使えるパソコンの選び方、おすすめのモデルをご紹介します。

学校教育でのパソコン導入の動向について

まずは、株式会社ビックカメラでパソコンの仕入れなどを担当している森山パソコンバイヤーに、パソコン導入の背景や準備についてのお話を伺いました。

「GIGAスクール構想」とオンライン授業について

まず学校教育でのパソコン導入の動きとして、文部科学省主導の「GIGAスクール構想」による、パソコンの1人1台整備が進められてきました。自治体によって進捗に差異はありますが、2023年度までの整備が想定されています。
小中学校では、学校側の予算もしくは国からの支給金で生徒に1人1台を整備する流れが主流、学校にパソコンを置いたままにしておくケースもあります。一方、高校ではは、ご家庭でパソコンを買って学校に持っていく「BYOD=Bring Your Own Device」と呼ばれる形式が多くの地域で推奨されているのが特徴です。
また、小中学校や高校はもちろん、塾などでもオンライン授業が普及しました。スマートフォンやタブレットなどでも出席自体はできますが、画面が小さいと黒板の文字が読めなかったり、チャットでの文字入力が行いにくかったり、ひとつの画面でアプリを同時に開けなかったりというデメリットがあります。お子さんが集中して、快適に授業を受けられるようにしてあげるためには、ノートパソコンを用意することがおすすめです。

学校教育ではWindowsが人気

パソコンのOSはさまざまですが、学校教育ではWindowsがよく使われています。ここでは、なぜWindowsが人気なのか?という点をビックカメラ有楽町店パソコンコーナーの近藤販売員にインタビューしました。Windowsを購入するメリットが気になる方も要チェックです。

Windowsパソコンがおススメの3つのポイント

Windowsパソコンは、公立高校での学習・勉強用パソコンのシェアNo.1(※1)だそうです。実際に売場に来られるお客様にお話をお伺いし、接客する中でいくつか理由があると感じております。
まず、対応アプリが充実しているということが挙げられます。オンライン学習でよく使われる「Zoom」や「Google Classroom」をはじめ、さまざまなアプリに対応していて、学校や塾での学習をしっかりサポートしてくれます。
最初買ったときには想定していなかったアプリや使い方が出てきても、Windowsパソコンなら対応していることが多いため安心。基本的には最新Office搭載パソコンがほとんどなので、学習に役立つPowerPointやOneNoteといったアプリが最初から使えるのも重要です。
2つ目に、アプリの使いやすさという点があげられます。例えば勉強動画を再生しながらメモを取ったり、インターネットで探し物ができたりするのはWindowsパソコンの強み。複数アプリを開いて、動画を見ながらチャット欄で質問を入力したり、OneNote(電子ノート)にメモを取ったりといった使い方をしやすいのも特徴です。

Windowsが選ばれる3つ目の理由は、プライベートでの使いやすさです。学習用パソコンといっても、勉強だけに使われるのは稀。休みの日に写真を編集したり、動画を観たり、ちょっとしたゲームをしたりと、お子さんの趣味で活用することを考えても、対応アプリが豊富なWindowsがおすすめです。
さらに、ファミリー機能を活用すればお子さんの使用時間を確認できるほか、使える時間の制限も可能なので、使い過ぎを防げます。
(※1)公立高校が調達予定のものも含む。
(※1)都道府県立高校における端末配備状況調査(2021年3月時点)株式会社MM総研

製品ラインナップの多さも人気の理由?

また、拡張性の高い製品が多いのもWindowsパソコンの特徴です。例えばクラスからPDFデータで配布された学習プリントを自宅のプリンターで印刷したり、外付けHDDに配布データを保管したりできます。こういったことを、互換性をほとんど気にせずに行えるのは、Windowsパソコンならではの強みです。
選択肢の多さや、拡張性の高さを重視するなら、ぜひWindowsパソコンをチェックしてみてください。

販売員が学習用パソコンに必要なスペックについて解説

スペックやサイズなど、デバイスの選択軸がいくつもあり、用途に合わせて選べるのがWindowsパソコンの魅力だと近藤販売員は語ります。

持ち運びを考えたときのサイズは?

まず、オンラインによる遠隔授業が普及しているものの、登校が必要な場合もありますよね。そのため、持ち運びやすさも考慮するのが重要です。13〜14インチ程度のモデルなら、作業のしやすさと持ち運びやすさのバランスが取れているといえます。
売場に来られたときは、是非とも実際に手に取ってみてください。昔のパソコンと比較して大分軽くなっているとびっくりされる方もいらっしゃるかもしれません。カバンとのサイズの比較も良いかと思います。
一方、あまり持ち運ぶ機会がなく、据え置きで使うことが多い場合は、15インチ程度のモデルだと画面が大きく見やすいためおすすめです。持ち運ぶのかどうか、お子さんの使い方に合わせて選んでみてください。

どういったキーボードがおすすめ?

授業でノートパソコンを使用する際に気になるのがタイピング音です。学校で授業に参加する場合はもちろん、オンラインで出席するときでも、自分のタイピング音がマイクに拾われて届いてしまうことがあります。
タイピング音を抑えたい場合は、静音キーボード採用のノートパソコンを選ぶのがおすすめです。ノートパソコンによく使われるキーボードは、そもそも音が控えめな構造ですが、静音キーボードならより静かにタイピングができます。

オンライン授業を快適に受けられるスペックは?

学習用パソコンに最低限必要なスペックとして、GIGAスクール構想では、Windowsの場合「OS:Microsoft Windows 10 Pro」「CPU:Intel Celeron同等以上(※1)」「ストレージ:64GB」「メモリ:4GB」「画面:9〜14インチ」などを標準仕様として提示しています。
ただし、これはあくまで最低限のスペックです。学習する際に使いにくさを感じると、お子さんがノートパソコンに対して苦手意識を抱いてしまう可能性もあります。そのため、実際はもう少し性能のよい製品を選んでください。例えば、CPUは最低でもIntel Core i3やCore i5以上のモノをおすすめしています。
また、カメラなどの性能もチェックしましょう。Webカメラを外付けする方法もありますが、持ち運んで外出先や学校などでも使うのであれば、内蔵型の方が身軽になります。
さらに、内蔵型のパソコンでWindows Hello(顔認証)機能が搭載されているものであれば、親とお子さんの顔をそれぞれ別アカウントとして登録できます。スマホの顔認証と同様、煩わしいパスワードの入力に悩まされず、快適に使用可能です。
最後に、2021年10月5日にWindows 11(※2)が登場するので、無料アップグレードに対応しているかどうかも確認しておきましょう。ビックカメラではほとんどのパソコンが対応しておりますので、安心してお買い求めいただけます。
(※1)2016年8月以降に製品化されたもの
(※2)登場予定。「Windows 11 、10 月 5 日より提供開始 - News Center Japan (microsoft.com)」を参照

販売員が選ぶおすすめのノートパソコン

最後に、学習用におすすめのノートパソコンを近藤販売員にチョイスしてもらいました。スペックをはじめ、製品ごとの特徴をそれぞれご紹介します。

日本電気(NEC) LAVIE N14シリーズ PC-N1455BZW-2

第11世代のインテル Core i5を搭載している14インチのノートパソコン。処理が素早く、快適に作業できるのが魅力です。ストレージに、起動やデータアクセスを高速で行える約512GBのSSD(PCIe)を採用しています。
ボディがスリムかつコンパクトなので、持ち運ぶ機会が多いお子さんにおすすめ。小型ながらキーの間隔に余裕があり、適度な傾斜がつくリフトアップヒンジも採用しているため、ラクな体勢でタイピングできます。
また、本製品は、コンテンツにあわせて音質が調節されるヤマハ製AudioEngineを搭載。休日や休憩中に音楽や動画コンテンツを楽しみたい方にも適しています。オンライン授業などでの通話がスムーズにできるミーティング機能を搭載しているのも特徴です。

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デル(Dell) Inspiron 13 7300 MI753-AWHBADC

第11世代のインテル Core i5と、グラフィック性能に優れたインテル Iris Xe グラフィックスを搭載している13.3インチのノートパソコン。休日は動画編集やゲームなどの趣味を楽しみたい方に適しています。どの角度からも画面が見やすい広視野角非光沢パネルを採用しているのも特徴です。
Wi-Fiの接続安定性に優れた「Wi-Fi 6」に対応しているのも魅力。また、内蔵カメラにはプライバシーシャッターが付いているため、気づかないうちにこちらの映像が映っていたということを避けられます。さらに、指紋による生体認証を採用しているため、お子さんがログオンしやすく、なおかつセキュリティ機能も充実しています。
接続ポートはHDMIやUSB-Aのほか、データ転送と電力供給を同時に行うThunderbolt 4ポートや、microSDカードリーダーなども搭載。周辺機器との繋げやすさを重視する方にもおすすめです。

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ダイナブック(dynabook) dynabook G6 P2G6PBBL

ストレージに、起動やデータアクセスが高速で行える512GBのSSD(PCIe)を採用したノートパソコン。CPUは、グラフィック性能に優れたインテル Iris Xe グラフィックス内蔵の第11世代 インテル Core i5を搭載しています。サクサク動作するため、快適に作業可能です。
高速無線LAN規格「Wi-Fi 6」に対応しているのも魅力。接続が安定しており、授業のストリーミング配信などもスムーズに視聴できます。
画面サイズは13.3インチ。コンパクトサイズながら、Thunderbolt 4ポートやHDMIポートなどのインターフェースを搭載しているので、変換アダプタがなくても周辺機器を繋げられます。映り込みが少ないノングレアIGZO液晶採用で、画面が見やすいのもポイントです。

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エイスース(ASUS) ノートパソコン M515UA-BQ296TS

性能の高さとコスパのよさを実現するCPU「AMD Ryzen 7」を採用したノートパソコンです。負荷がかかる作業も快適にこなせるため、オンライン授業の参加や資料作成はもちろん、趣味で動画編集などを楽しみたいお子さん・ご家族にもおすすめ。ストレージは、高速でデータの読み書きができる512GBのSSD(PCI Express 3.0 x2接続)を搭載しています。
画面サイズは15.6インチ。ベゼルの幅が狭く作られているため、画面に没入できます。USB-CポートやHDMIポート、microSDカードリーダーなど接続ポートが充実しているので、周辺機器を繋げて効率よく学習したい方にもぴったり。バッテリー駆動時間が約9.9時間と長めなのもポイントです。

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ダイナブック(dynabook) dynabook M6 P1M6SPBL

持ち運びやすさと見やすさを両立した14インチのノートパソコン。CPUはインテルのCore i3を搭載しています。アプリなどを複数立ち上げた状態でもCPUのパワーをキープできるエンパワーテクノロジーにより、オンライン授業を快適に受けることが可能。接続の安定性が高い「Wi-Fi 6」に対応しているのも魅力です。
文字や数字が見やすいように、キーボードの印字が工夫されているのもポイント。お子さんがタイピングを覚える手助けとなります。また、動画・写真編集アプリを搭載しており、趣味でレタッチなどを楽しみたい方に適しています。

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ライターからヒトコト

学校教育でのパソコン導入が進められていることで、学習用パソコンの需要が増えています。とくに高校生向けのGIGAスクール構想では、私物PCの利用が推奨されているため、学習に使えるスペックのノートパソコンを用意するのが重要。ぜひ今回の記事を参考にしながら、自分にあう学習用ノートパソコンをチェックしてみてください。

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