置き配を“見える化”する防犯カメラで新しい安心体験
ネット通販が当たり前になったいま、「玄関前に置いといて」がすっかり普通に。国土交通省も『置き配の現状と実施に向けたポイント』をまとめ、置き配を基本ルールにする方向まで検討し始めています。
便利なサービスですが、「ちゃんと届いたかな」「盗まれていないかな……」と不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、置き配で届けられた荷物がスマホで“見える化”できる「youkey パーセルガードカメラ 置き配カメラ DB312(以下、DB312)」を使って実際に検証!
置き配が“当たり前”になる時代の、新しい防犯対策!
「最近、置き配の盗難が増えているみたいで心配になってきた……」
昨年、防犯カメラの設置を手伝った叔父からそんな連絡があった。
たしかに、通販で「玄関前に置いておいて」が普通になりつつあるいま、便利な一方で“荷物の放置時間”は心配。防犯カメラはあっても、盗まれたらどうすればいいのか……。
そこで今回は、「置き配を安心して頼みたい!」をテーマに、置き配にフォーカスした防犯カメラの実力を検証してみました。
防犯カメラを設置しただけでも、犯罪抑止になる安心感はあります。でも、防犯カメラを“買って所有している”だけでは本当の安心は手に入りません。カメラの前で何かが動いた瞬間に通知が来る“リアルタイム”こそが、安心のキーポイントです。
そして今回、その検証対象として選んだのが、
「youkey パーセルガードカメラ DB312」。
では、リアルタイムで置き配にも反応してくれる防犯カメラって、一般的なものと何がちがうのでしょうか?
カメラ本体の上部の円状部分は、荷物を届けてくれた配達員さんなど訪問者を映すメインカメラです。その下にあるベルマークの丸いボタンは、訪問者用のドアベル。本体下部の小さなレンズは、下方に置かれた荷物を映すカメラで、その両側にホワイトライトが付いています。
「人と荷物を見守る安心カメラ」とメーカーがアピールする通り、置き配対応に焦点を当てたモデルで、「上下2つのカメラで、訪問者と荷物を同時撮影できる」のがこの製品の最大の特徴です。
さらに、「工事不要(バッテリータイプ)」「スマホへのリアルタイム通知」「バッテリー駆動」「屋外対応」という特徴も今回「DB312」を選んだポイント。叔父にとっては2台目の防犯カメラですが、“初めての1台”にも適したスペックではないでしょうか。
【本体の主な仕様】
※価格は記事公開時点のものです
アプリ設定とデバイスの設置はカンタン!
まずは、パッケージに同梱されているQRコードで専用アプリ『Youkey Life』を入手。ログイン画面でメールアドレスやパスワードなどを入力してアカウントを作成すると、アプリのホーム画面が表示されます。
アプリのログイン画面(左)とホーム画面。ホーム画面から各種機能を設定する。
デバイスの設置方法は、USBで充電して使う「デュアルカメラドアベル(バッテリー)」タイプと、インターフォンなどと同様に電源を配線して使う「デュアルカメラドアベル(有線)」タイプ(*)の2種類がありますが、今回は手軽さ重視でバッテリーでの設置を選びました。
(*)デュアルカメラドアベル(有線)タイプでの設置する場合は、電気工事士の資格が必要になりますので専門の電気工事業者に頼みましょう。
デバイスのバッテリータイプを選んだら、本体裏にあるQRコードを読み取って、Bluetooth経由でアプリと本体を同期させます。
さらに、本体を自宅のWi-Fiに接続させて、デバイスの追加(同期)は完了。デバイス名を決めます。
あとはアプリでの各種機能の設定になりますが、その前にカメラ本体を設置します。
メーカー推奨の「地面からの高さ120~150cm」の範囲で、訪問者と荷物の映り具合を確かめながら、もっとも映りやすい位置にパックプレートを設置します。
バックプレートの上下2か所を、シールとネジで固定。
バックプレートを付けたらバックプレートに本体をカチッとはめ込むだけなので、取り付けは超カンタンです。
本体をバックプレートにはめ込むと、しっかり固定される。
バッテリー充電の際などに取り外すときは、付属の本体取り外し用押しピンを差し込めばカンタンに取り外せます。
さらにアプリで各機能を設定して、テストした結果は?
本体を設置したら、アプリで詳細な機能設定を行います。
【アプリの主な機能】
| 配達ガード | 使用・特徴 |
|---|---|
| バッテリー管理 | バッテリー残量の確認、録画時間、録画時間の調整など |
| 表示 | カメラに映る各映像を「上下分割」「ピクチャーインピクチャー」から選択可能 |
| 動体検知 | 動体検知の範囲や検出感度、検出タイプを設定 |
| ビデオ | 解像度やプライバシーの関係で撮影できない映像などを設定 |
| オーディオ | マイクのON・OFF、通話音量を調整 |
| シーン別モード | 在宅中用、留守時用の動作を停止する「無効モード」など4モードを選択可能 |
※アプリの使用自体は無料です。動画データを専用のクラウドにバックアップする場合は有償版の登録が必要となり、カメラ本体に保存するだけの場合は有償登録しなくてもアプリは使用できます。
アプリで細かい設定調整を行うために、まず撮影テストから。カメラの真下と、映りにくそうな隅のほうに荷物を置いてみました。
アプリで映像を確認すると、どちらのパターンでも荷物を検出できています。そして、荷物部分にブルーのマークが表示されるので、「確実にロックオンされている」という安心感があって頼もしい!
玄関前の左の端までしっかり映っているので、どこに置かれても安心。
そして、荷物が置かれた瞬間に通知が届くのも、この製品ならでは。この安心感は、他製品にはない特徴と言えるでしょう。
アプリの通知画面。配達後の状況までわかるのもうれしいポイント(右画像)。
また、荷物が配達されたときにアプリのマイクボタンを押せば、配達員さんと通話することも可能です。
さらに、荷物配達時に音声を流す“クイック返信”も便利。デフォルトで設定されている自動音声以外に、自分で録音した音声を流すこともできます。
そして、録画された動画は『イベント』画面で確認可能です(以下の画像は、撮影テスト時のもの)。
実際に、通販で置き配を頼んでみた
さて、ここからが本番。実際に通販で商品を購入して、置き配を指定して配達を待ちます。
そして、無事に置き配完了。
以下が、実際に配達員さんが荷物を置いた瞬間のキャプチャ画像です。顔と荷物がしっかり写っています(プライバシー保護のために画像処理を行っています)。
上下にある2つのカメラで撮影しているため配達員と荷物がそれぞれしっかり映っている。
(※プライバシー保護のため画像処理を施しています)
実際に荷物を置き配で注文し、荷物が置かれる瞬間の撮影に成功!
アプリで夜間の映像をチェック。モノクロながら、赤外線撮影で鮮明に映っている。
(※プライバシー保護のため画像処理を施しています)
下の写真が、配達後の様子。はっきり写るように屋内のライトをつけていますが、実際の配達時はライトを消した暗い状態でした。
そして、この写真を撮影したときの明るさでも、本体下部のホワイトライトが反応して荷物を照らし続けていることに感心しました。
使って感じた“良い点”と“惜しい点”
- 共有機能が便利
- アプリ上でデバイスを共有でき、家族と一緒に使える。複数人で状況を確認したい置き配用途と相性が良い。
- ストレスの軽減という“体験価値”が大きい
- 「荷物は届いたかな?」という不安が解消される。
- どこにいても通知で瞬時に気づける
- リアルタイム通知によって、すぐ状況がわかる。
- デザインが自然で家に馴染む
- 外観の主張が少なく設置しやすい点が好印象。
- バッテリーの持ちが短い
- フル充電から4~5日毎に充電が必要。
- Wi-Fi環境に依存する
- 通知速度や安定性が設置場所のWi-Fiに左右される。
「置き配のストレスを大幅に減らす」という点は非常に魅力的で、日々の生活体験を確実に底上げしてくれる製品です。一方で、使ってみて気になったのが、バッテリーとWi-Fiまわりの“運用面”。ここは人によってはやや手間に感じるかもしれません。充電切れが心配な方は、有線タイプを選ぶというのもひとつの安心策です。
実際、購入直後に「バッテリーの減りが早い」と感じた場合は、まずファームウェアのアップデートを確認してみてください。本検証の後、メーカーからはさらに調整を加えた新しいファームウェアが配布されていますが、今回はその検証まで行う時間が取れませんでした。
ただし、ネットワークに接続し、アプリの初期設定が完了していれば、ファームウェアは基本的に自動で更新されます。そのため、これから購入する方は、よりバッテリーが安定した状態で使える可能性が高いといえるでしょう。それでもバッテリー運用が気になる場合は、インターフォンのように電源を常時接続する使い方がおすすめです。
これは、“防犯カメラ”を超えた“安心カメラ”!
「自動撮影→即時通知→録画映像確認(リアルタイム確認も可能)」というこの製品の特徴は、置き配の不安解消に役立つと思います。同じ映像を見た叔父が「これ、めちゃいいぞー!」と喜んでいたことで、その実感が自分だけの思い込みではないと確信しました。
置き配がもっと当たり前になるこれからの生活では、「DB312」のような“安心の仕組み”は、“防犯カメラ”を超えて“生活インフラ”として機能していくにちがいありません。
もはや「あると便利」ではなく、「ないと落ち着かない」時代が来る??そんな予感すら覚えました。
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