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防犯カメラ1台で死角はどこまで減らせる?「Eufy eufyCam S4」を実地検証

2026/01/20
防犯カメラ1台で死角はどこまで減らせる?「Eufy eufyCam S4」を実地検証

留守中の空き巣、置き配の盗難、深夜の物音、近所での不審者目撃情報など――。

防犯に対して、なんらかの不安や関心を持っている方は少なくないでしょう。実際に、防犯カメラを導入する人や関心を持っている人も増えているようです。

さらに、複数人での住居侵入などのニュースもよく耳にするなか、筆者の叔父から「できるだけ死角がない防犯カメラがほしい」との連絡が来ました。

そこで今回、固定式カメラ&追尾式カメラを搭載した“2-in-1”カメラ、Ankerの防犯カメラの最新モデル『Eufy eufyCam S4(以下、S4)』を検証。以前設置した旧モデルの『Eufy SoloCam S340(以下、S340)』とも比較してみました。

果たして、死角は「ゼロ」なのでしょうか!?

目次

    “2-in-1”カメラ『Eufy eufyCam S4』と、従来の防犯カメラとのちがいは?

    2025年11月に発売された屋外用防犯カメラ『Eufy eufyCam S4』の最大の特徴は、「固定式カメラ×追尾式カメラ」の“2-in-1”カメラという点です。

    上部が固定カメラ、下部が追尾式カメラ。

    ちなみに、旧モデル『S340』は、自動追尾&水平方向360°撮影可能な広角カメラユニット(解像度3K・8倍ズーム/3倍の光学ズームとデジタルズームの組み合わせによる)を1つ搭載していました。その性能にはかなり満足していましたが、「人を自動追尾している間はカメラの後ろ側に死角が生じてしまう」という弱点が……。

    約1年間、防犯に活躍してくれた『S340』。かなり優秀で頼れる存在!だったが……。

    一方で、『S4』は、高解像度な4Kの固定式カメラと、2K・8倍ズームの可動式(追尾式)カメラを搭載。コロンブスの卵ではないが、その手があったか!と目からウロコの発想です。

    固定式カメラが「水平方向180°・垂直方向30°」という視野角で広範囲エリアを監視。「可動範囲/水平方向360°・垂直方向70°」の可動式カメラが、動く人間などを追尾&ズームします。それぞれの機能をミックスした“2-in-1”で、究極の防犯カメラに求められる「死角ゼロ」を目指しているのでしょう。

    この製品なら、これまでは複数台のカメラを設置する必要があった広範囲エリアも、1台でカバーできるかもしれません!

    「ソーラーパネルで充電&稼働」「内蔵メモリに録画データを保存できる」という、『S340』の良さを継承しているのもうれしいポイントです。

    パッケージの中身をチェック!

    カメラ本体は、先代の『S340』の洗練されたデザインを踏襲していて、Eufyシリーズ独自の機能美と造形美があります。

    カメラ本体の後ろには着脱可能なバッテリーが付属。バッテリー単体を外してUSB充電もできて、もしバッテリー切れしても安心

    2つのカメラを搭載しているので、『S340』よりも一回り大きくて、少し重さを感じる。それでも、コンパクト&軽量な防犯カメラだといえるでしょう。

    本体上部の白いボディに組み込まれている黒いパーツが固定式カメラで、下部の黒い部分が追尾式カメラです。従来の単一カメラの防犯カメラに比べると、「この2つのカメラで、全方向ににらみをきかせるぜ」という頼もしさを感じます。

    以下が、同梱物です。設置に必要なモノは揃っているので、あとは基本的にプラスドライバー1本で設置できます(設置場所の状況による)。

    同梱されているもの/S4本体、ソーラーパネル、取扱説明書、本体取り付け用ブラケット、取り付けネジパック×2、ソーラーパネル取り付け用ブラケット、USB-C延長ケーブル3m(ソーラーパネル用)、取り付け位置決めステッカーなど。

    ソーラーパネルの大型化で、安心感もUP!

    『S4』のソーラーパネルは出力5.5Wで、『S340』と比べて充電効率が120%(※Eufyの3Wソーラーパネルとの比較/メーカー公表値)向上しているといいます。

    また、「1日1時間の日光を直接受ければ、電源からの充電の手間が省ける」とのメーカー情報もありパワーアップしているようです。『S340』もソーラーパネルだけで問題なく稼働していましたが、さらにサイズアップしたことで、より安心感が増しそうです。

    左が『S4』のソーラーパネル。右の『S340』用に比べて大きいのが一目でわかる。

    ソーラーパネルを本体に取り付けるのは、『S340』同様に超カンタン。ソーラーパネル取り付け用ブラケットを本体にネジ2本で固定して、ソーラーパネルをクルクル回してブラケットに取り付けるだけです。

    ブラケットの先端にある回転式ネジをソーラーパネルの穴にはめ込むだけ。

    あとは、ソーラーパネルのコードを本体に接続すれば、ハードウェアの準備は完了! アプリの設定に移ります。日当たり具合など設置個所の状況によって、ソーラーパネルとカメラ本体を一体化せず、3mの延長ケーブルを使って別々に設置することも可能です。

    専用アプリで、スマホとカメラの連携もシンプル

    カメラの設定や映像・録画動画の確認などは、専用アプリ『Eufy』アプリですべて行います。

    まず、スマホに『Eufy』アプリをインストールして、カメラ本体の裏側に付いているQRコードをスキャン。すると、自宅など設置場所のWi-Fiに接続されて、本体・スマホ・Wi-Fiが連動します(Wi-Fiのパスワード入力が必要)。

    これでアプリの初期設定は完了。いよいよ、本体を設置します。

    本体の設置にかかった時間は、10分ほど。玄関の上部には『S340』があるので、今回は敷地外から家の庭に続く小道のほぼ正面にある納屋(物置小屋)に決定。早速、設置していきます。

    設置場所に取り付け位置決めステッカーを貼って、本体取り付け用ブラケットをネジ留め。ブラケットに本体をカチッとはめて、左右2ヵ所をネジで留めてソーラーパネルの向きを調整すれば、10分ほどで設置終了です。

    ソーラーパネル稼働で面倒な配線作業が不要なので、DIY初心者の方にもハードルが低くて安心です。設置がとにかくカンタンなのも、Eufyシリーズの特徴ですね。あとは侵入者の手の届かない高い場所に設置したいので脚立は用意したほうがいいでしょう。

    さらに、『Eufy』アプリが取り付けの手順も教えてくれます。至れり尽くせりの、充実アプリです!

    設置場所から見た全景(左上が本体)。庭に続く小道(右)と玄関(左)、庭(左下)が見渡せる
    ※一眼レフカメラ&広角レンズで静止画を撮影。

    昼間の画質と動体追尾をテスト

    続いて、テスト撮影のためにアプリを設定。動作検知、録画画質などのビデオ関連、音声などを設定しながら、映像をチェックしていきます。

    デバイス名は「ガレージ」で登録。洗練された画面デザインで、設定の仕方がわかりやすい。

    設定後、アプリで録画映像を確認すると、固定式カメラの映像が上段に、可動式カメラの映像が下段に表示されています。解像度が4Kと2Kなので、さすがに映像がキレイです(リアルタイムでの映像確認も可能)。

    上が固定式カメラ、下が追尾式カメラで映された映像。

    追尾式カメラでは人物を捉えると。かなり近くまで寄って映されるので細部まで映し出される。

    小道の奥から手前に歩いてくる瞬間の録画をキャプチャ。広範囲を捉えているのがわかる。ズームインした動画(追尾式カメラが撮影)では、人物の顔や服装をより鮮明に識別できる。

    さらに、追尾式カメラが人物(追尾対象)を『AIトラッキング』機能で自動追尾しながら、人物を画面中央にロックオンしてズームイン!

    そのあとも、映像の左側にある玄関に着くまで、ズームインしたまま追尾し続けました。逆に人物が遠ざかると、自動追尾しながらズームアウトします。かなり優秀な追尾機能だと思います(※AIトラッキングは、設定の有無を選択可能)。

    ここであらためて実感したのが、4K(約800万画素)という高解像度の強みです。4K映像は単に「キレイ」というだけでなく、人物の輪郭や服装の質感、動きの細部までしっかり描写できるのが特長。固定式カメラの広角映像でも画面全体の情報量が多く、あとからデジタルズームしても破綻しにくいため、「その瞬間に何が起きていたのか」を正確に把握できます。

    さらに追尾式カメラでは、この4K解像度を活かしてズームインした際も映像の粗さを感じにくく、遠くから近づいてくる人物の様子を段階的に、しかも連続的に確認できました。リアルタイム表示でも遅延が少なく、監視用途としての安心感はかなり高い印象です。

    また、録画時の自動ズームインだけでなく、リアルタイムで映像を見ながら手動で3倍ズームすることも可能。

    暗闇でもクッキリと映し出される驚きの解像度

    昼間のテストで十分に手応えを得たが、防犯カメラにとって重要なのは “夜の安心感”。そこで日没後、わずかな外灯のみの環境で撮影を実施。

    映し出される映像のクリアさは従来の防犯カメラのイメージを覆すほど。夜間の撮影は、基本的に白黒撮影とスポットライト点灯によるカラー撮影が可能。

    結果は合格。Eufy eufyCam S4の夜間撮影は、暗い場所でも被写体の輪郭がつぶれにくく、人物や動きが確認しやすいのが特徴です。今回設置した叔父宅のような街灯が少ない住宅街や玄関まわりでも、白飛びや黒つぶれを抑えながら映像を見やすく整えてくれる印象で、遠近感もつかみやすい画づくり。

    ライトが点く環境では、明るい部分と暗い部分の差が大きいシーンでもバランスよく映り、夜特有のノイズ感も控えめです。さらに動体検知時の切り替えもスムーズで、「何が起きたか」を追いやすいのも安心材料。必要に応じてカラー表示(カラービジョン)も使えますが、基本は夜でも“見える”映像をしっかり確保してくれるタイプです。
    また、録画はローカル保存なので、月額サブスク不要。クラウド依存を避けたい人、プライバシーを重視する人にも安心感があります。

    防犯の基本原則でもある“光”による威嚇効果として、白色ライトによるアラート以外に、赤・青ライトの点灯も設定可能。派手な色なので、防犯効果バツグンです!

    実際に使ってみた感想は?

    設置後数日間使ってみたリアルな感想は、以下の通りです。

    実際に使って感じた『S4』の良かった点
    ●固定式+追尾式のデュアルカメラで、1台でも広範囲をしっかりカバー
    ●完全に死角ゼロではないものの、防犯用途ではほぼ不安を感じないレベル
    ●草木や小動物による誤検知が少なく、通知に振り回されない
    ●設置・設定が簡単で、配線や電源工事が不要
    ●本体内蔵メモリ録画なので、クラウド契約なしで使えるのも安心
    使ってみて気になった点
    ●解像度を4Kにすると、設置場所のWi-Fi環境によってはスマホでの再生が不安定になることがある
    ●フルHDに設定すればスムーズに再生できるため、環境に合わせた調整がおすすめ
    旧モデル『S340』からの進化ポイント
    ●追尾中も全景を同時に撮影でき、死角が大幅に減少
    ●4K解像度+8倍ズームで、離れた場所の人物や車のナンバーも確認しやすい
    ●AIトラッキングにより、自動追尾だけでなく自動ズームにも対応
    ●夜間でもカラーで録画できるナイトビジョン性能が向上
    ●アラートライトの設定幅が広がり、防犯としての“見せる効果”も強化
    『S4』はこんな人に向いている
    ●広範囲の監視と高画質撮影を1台で済ませたい
    ●玄関と駐車場など、隣接するエリアをまとめて見守りたい
    ●自動追尾・自動ズームなど、機能面もしっかり重視したい
    ●電源工事や配線が難しい住環境で、防犯対策を強化したい
    ●夜間の防犯や、クラウドを使わない録画運用にこだわりた

    これは、“2-in-1”ではなく“All-in-1”カメラだ!

    今回の検証で感じたのは、「『S4』は、現時点で“最強の防犯カメラ”なのでは?」ということです。

    カメラ機能や映像クオリティに関してはもちろん、設置のカンタンさ、バッテリーと録画データの管理の手軽さ、・運用コストの安さなど、すべてにおいて◎!

    あくまでも実際に使用した個人的な感想ですが、「この1台さえあれば、現在市販されている防犯カメラが実現可能な、ほぼ“すべて”が手に入る」と言っても過言ではないかもしれません。

    “All-in-1防犯カメラ”の、今後のさらなる進化が楽しみです!

     
    この記事で紹介した商品
    2-in-1カメラ Eufy eufyCam S4 T81723W1 [無線 /暗視対応 /屋外対応]
    2-in-1カメラ Eufy eufyCam S4 T81723W1 [無線 /暗視対応 /屋外対応]
    固定式と追尾式の2-in-1カメラ
    主な特徴
    ・ワンランク上の検知の正確さ
    ・4Kの高解像度&夜でも鮮やかな映像
    ・1日1時間の太陽光で、充電完了
    ・強力な光と音で、侵入者を威嚇
    ビックカメラ.comで見る

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    あつしな・るせ
    あつしな・るせ
    ライター。大阪外国語大学卒。大手広告出版会社に入社後、コピーライター・デザイナー・ディレクター業務に従事。同社を退職後、オーストラリアの新聞社・広告会社に勤務。帰国後、コンテンツディレクター、ライターとして企業PR・人材関連・ビジネスの分野を中心に幅広く活動。
    宮田雄平
    写真
    宮田雄平
    写真専門学校卒業後にフリーランスのカメラマンとなる。書籍・雑誌や広告、Webにて、企業、自治体、テレビ番組用コラム等の撮影を行う。2014年よりライフワークとして、スナップ写真のワークショップ講師を続けている。
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