スマホとつながる快適生活

スマートロックはホントに便利? Switchbot ロックProレビュー

2024/06/14
スマートロックはホントに便利? Switchbot ロックProレビュー

カギを持たなくても、施錠&解錠が一発OK!

自動で家の玄関を施錠・解錠できればいいのに――。

そんなカギなしの便利な生活を実現できるのが、“スマートロック”。ドアロックをスマート化(IoT化)することで、従来のカギを使わず、カンタンに開閉が可能に!

……と、そんな謳い文句に釣られてみたものの、はたしてその実力は如何に?スマートロックってホントに便利なの?

ということで、スマートロックの中でも人気の高い「SwitchBot ロック」シリーズの最新&上位モデル「SwitchBotロックPro」と、「指紋認証パッド」(別売り)を試してみました。

目次

    工事なし!ドアは無傷!超速設置!の三拍子!

    本体の表面はマットな仕上げ。小型軽量で、ボディには航空機にも使われる航空宇宙産業レベルのアルミニウムを使用しているとのこと。シンプルながら高級感があって、これがドアに付いている姿を想像すると、期待が高まります。

    「SwitchBot スマートロック」は、内カギのサムターンにかぶせて粘着テープでドアに貼り付けるタイプ。工事なし!ドアは無傷!超速設置!の三拍子が揃っているのがこのスマートロックを選んだ理由です。

    では、さっそくドアに取り付けてみましょう。

    @本体(電池付き)A固定補強テープB磁石C予備ネジD接着促進剤E取扱説明書FプラスドライバーGSwitchBotロックProプレート対応アクセサリーH予備両面テープIクリーニングティッシュ

    99%(※)のドアロックに対応

    ※メーカー調べ

    本体の機能を一言で説明すると、人の手の代わりにドアのサムターンを挟んで、モーターで回転させて、施錠・解錠を行うというもの。サムターンって何? 初めて聞いたという方もいるかもしれません。サムターンとはドアの内側に付いているカギの開閉をするツマミのこと。そう、毎日使っているアレです。 

    サムターンを挟んで回転させるサムターンホルダー。 (図1は「SwitchBotロックPro」取扱説明書より抜粋)

    サムターンホルダーは、本体から脱着可能。挟めるサムターンのつまみの厚みは0~23mmで、標準型、四角形、円形、スイッチ式など、さまざまなサムターンに対応しています。

    メーカーによると「約99%のドアロックに対応する無段階可変構造」とのことで、ドアの種類を問わず使えるのも魅力です。

    本体は単三電池4本で稼働。電池は最初から付属しています。カバーはマグネット式なので、バッテリー交換がしやすいです。

    本体設置は超カンタン!

    1. サムターンの形確認  2. つまみ中心からドア枠までの距離  3. スペースの確認(「SwitchBotロックPro」ホームページより引用)

    本体は、ドアの内側に設置します。

    まずは、サムターンホルダーでサムターンを挟み、つまみの厚さに合わせて、ドライバーでネジ締め。次に、サムターンホルダーに本体を取り付けて、サムターンの高さに合わせて本体とドアの距離を調整。

    本体の高さ調節プレートを最適な高さでネジ留めします。そして、スムーズに施錠・解除できるかを確認しながら、取り付け位置を決定。このとき、あらかじめ本体を貼り付ける位置に印をつけておいたほうがいいでしょう。

    (「SwitchBotロックPro」取扱説明書より抜粋)

    取り付け位置が決まったら、サムターンホルダーから本体をいったん外して、付属のクリーニングティッシュで、ドアの接地面のほこりや汚れを拭き取ります。

    (図2は「SwitchBotロックPro」取扱説明書より抜粋)

    そして、本体に付いている両面テープのシールをはがして固定。本体をドアにくっつけたら強く押し付けて固定。あとは、付属の磁石を本体位置に合わせて両面テープでドア枠に貼り付けます。今回は撮影のため使用しませんでしたが、ロックを取り付けた後に、付属している2. 固定補強テープをロックに48時間貼っておくことをおすすめします。それにより落ちる心配がなくなります。

    アプリの設定は、ガイダンス通りでOK

    続いて、アプリを設定。今回は、iPhoneを使っています。

    トリセツにあるQRコードをスキャンして、ダウンロード。そして、本体の電池部分にある絶縁シートを抜いて、アプリを立ち上げると、『マイホーム』画面で『デバイスを追加』ボタンが表示されるのでタップします。

    次画面で『ロックPro』をタップすれば、Bluetoothで本体を自動検出してくれます。あとは、アプリのガイダンスに従って設定していくだけ。

    アプリの南京錠マークのボタンをタッチしてみると、本体が「ウィ~ン」と小気味よい音を出しながらロックが解除されます。

    指紋認証パッドもサクッと取り付け

    さて、こちらは別売りの指紋認証パッドです。パッドをワンタッチ解錠できるNFCカードも1枚付属しています。

    指紋認証パッドを取り付けるには、まず取り付け金具を両面テープでドアに貼り付けます。このとき、付属のクリーニングティッシュで拭いて、固定された金具にパッド本体を「カチッ」と音がするまではめれば、設置はおしまい。ビープ音が鳴る“取り外しアラート”機能があるので盗難防止も万全です。

    アプリの設定は、本体の同期と同様に、マイホーム画面で『デバイスを追加』をタッチして、『指紋認証パッド』を選択すれば、自動検出。あとは、アプリのガイダンス通りに、暗証番号や指紋、NFCカードなどを登録すれば設定完了。

    出かけるときは、ドア内側にある本体のクイックキー(上写真赤丸)をプッシュして解錠。アプリでクイックキー(上アプリ画面赤枠)の有効・無効などが設定できます。クイックキーを手で回しても解錠可能です。

    オートロック機能を使っている場合は、そのまま放っておいても施錠完了。「ちゃんと閉まったかどうか不安」という方は、アプリのボタンをタップして施錠もできます。

    使ってみてわかった5つの便利

    取り付けはDIYが苦手な私でもカンタンにできたので、面倒くさがりの方や箸より重いものなんて持ったことがないという方にもおすすめです。

    そして、1週間ほど使ってみたところ、これまでにない便利な体験を実感することができました。

    カギから解放される

    なんといってもカギを持たなくていい!いつも持ち歩くスマホにアプリをインストールしておけば施解錠できるので、カギをジャラジャラと持ち歩くことが不要です。ゴミ捨てやコンビニといった、ちょっと外出のときにいちいちカギを持ち歩かなくていいのは本当に便利でした。

    カギの閉め忘れナシ!

    最近、モノ忘れが激しい私のようなアラフィフおじさんには、電車に乗っちゃったけど、カギ閉めたっけ?なんて心配もオートロック機能なので安心。カギの閉め忘れの心配から解放されます。また、アプリでアラート通知が設定できて、ドアの開閉状況やカギの施解錠状況を知らせてくれる機能も。

    アプリの南京錠マークのボタンをタッチするだけ施解錠OK!アラート通知機能も!

    突然の来客にも対応

    ワンタイムパスワードで一回限りの合カギが発行できます。来客用パスワードを設定すれば、アプリ上でアカウントを共有しても施解錠できます。

    指紋認証の失敗履歴も、しっかり記録

    SwitchBotを共有している家族などの施解錠の履歴情報がアプリに記録されるので、たとえばお子さんの在宅状況などもわかって安心!さらに、指紋認証パッドと組み合わせれば、共有者以外の指紋認証失敗もしっかり記録されます(連続5回失敗するとパッドが一定時間無効化)。

    何があっても開けられる!

    カギをうっかり忘れる人は、スマホだってうっかり……ってこともあるに違いありません。でも大丈夫!帰宅時の解錠は、アプリ、キーパッドの指紋認証・パスワード入力、NFCカードタッチから、さまざま方法を選べるので、スマホや暗証番号を忘れたってパニックになりません。カードは3枚セットで別売りもされているので、買い足しすれば家族でも使えます。

    かゆいところに手が届くスマートロックはやはり便利だった!

    そんな便利さや安全性を兼ね備えたスマートロックとはいえ、締め出し、電池切れ、暗証番号忘れ、という落とし穴もあります。 

    でも、SwitchBotロックProなら、指紋認証パッドを使えばスマホを忘れても締め出されるなんてことはありません。電池切れの心配も、電池が2系統に分かれていて、片方の電池が切れてももう片方に自動切換えして給電されるので、切れるまでまったく気づかない!なんてことは避けられます。もしすべての電池が切れた場合でも、30秒間だけ緊急解錠が可能。暗証番号を失念してもアプリや指紋認証、NFCカードなどの選択肢もあれば安心です。

    そんなかゆいところに手が届く気配り屋さんの「SwitchBotロックPro」ですが、私はなんといっても指紋認証パッドが一番お気に入りです。酔っ払ってスマホも暗証番号も忘れても、指紋ならうっかり忘れたり、失くしたりすることもないですからね。もちろん、カギの紛失や盗難の心配からも解放です。 

    まさに鬼に金棒!虎に翼!駆け馬に鞭!

    だから、私としては指紋認証とセットで使うことを強くオススメします。

    SwitchBotハブ2などのスマートリモコンと連携すれば遠隔操作などもできて、さらに便利で快適なスマートホームも実現可能。Apple Watchでも操作できます。

    今後の拡張性の広がりも楽しみで、日常生活に欠かせない存在になりそうです。

     
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    あつしな・るせ
    あつしな・るせ
    ライター。大阪外国語大学卒。大手広告出版会社に入社後、コピーライター・デザイナー・ディレクター業務に従事。同社を退職後、オーストラリアの新聞社・広告会社に勤務。帰国後、コンテンツディレクター、ライターとして企業PR・人材関連・ビジネスの分野を中心に幅広く活動。
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    ボス(わらべカンパニー)
    広告・雑誌・Web・動画等を中心に活動。2022年 わらべカンパニーを設立し、わらべ写真館を運営し始め『写真』=『記録』=『残す』の概念を目指し始める。わらべカンパニー
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