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【徹底比較】サロン級の仕上がり!高機能ストレートヘアアイロン3選

2025/05/02
【徹底比較】サロン級の仕上がり!高機能ストレートヘアアイロン3選

サラサラヘアを手に入れるための必須アイテム、ストレートヘアアイロン。安価なモデルも多く出回る中、美容室帰りのようなツヤ髪を叶える高性能モデルが注目を集めています。

今回は、高機能・高品質を誇る厳選3機種を徹底比較! デザインや操作性はもちろん、メーカー独自の技術や仕上がりの違いを詳しく検証しました。

あなたの髪質や使用シーンにぴったりの一台を見つける参考にしてください。

目次

    今回比較したのは「シャープ」「ヤーマン」「パナソニック」の3機種

    写真左からシャープ、ヤーマン、パナソニックのヘアアイロン。

    今回はシャープ(IB-S8000B)、ヤーマン(YJHB6N)、パナソニック(EH-HN50-A)のヘアアイロンを徹底比較します。いずれも一見同じように見えるけれど、その構造は各社の最新技術を搭載した個性豊かな仕様です。

    見た目だけではわからない!独自機能をチェック

    高性能ストレートヘアアイロンは仕上がりだけでなく、使い続けても髪を傷めず、さらに長く使い続けることでうるおいを高めたり、傷んだ髪を補修したりといったプラスアルファの効果をもたらしてくれます。まずはそれぞれどんなテクノロジーで競い合っているか、そのポイントをチェックしました。

    シャープ

    プラズマクラスターの風で、熱ダメージから髪を守り潤い補給しながらスタイルをキープ。

    ヤーマン

    美顔器の浸透技術を応用したモイスチャーパルスにより、しっとり柔らかな仕上がりが魅力です。

    パナソニック

    高浸透ナノイー&ミネラルにより、髪の内側まで水分補給しながら補修・保護まで叶います。

    【プレート仕様と独自技術の比較】

    シャープ

    「ダイヤモンドプレート」で熱や摩擦のダメージを軽減し、また耐久性を高めています。さらに「クッションプレート」でふんわりやさしくスタイリング。

    「プラズマクラスター」を風で送る技術。これが潤いをキープするとともに、空冷効果によりスタイリングをしっかり固定してくれます。ただし風の吹き出し音がするので、静かな空間で使いたいときは風をOFFする必要があるかも。

    ヤーマン

    「トルマリンプレート」で摩擦を軽減し、またプレート中央の溝「ダメージカットライン」が、過剰な熱や水蒸気を逃してダメージを軽減。「低反発スプリング構造」でキューティクルを潰さずふんわりスタイリングできます。

    美顔器発想のヘアアイロンとして、美顔器で採用している浸透テクノロジー「モイスチャーパルス」を導入。プレートの両端に配置したイオン電極により生まれる独自のパルスが髪の保水力を高めてくれるので、うるおいたっぷりの艶髪に仕上がります。

    パナソニック

    「スムースシルキープレート」で滑りよく、また熱伝導が均一になるよう工夫されています。

    「高浸透ナノイー」がカギ。キューティクル間の隙間の1/20という微細化された水分が髪の内部にまで入り込むことで、ツヤとしっとり感、指通りがグンとアップします。またパナソニックの特徴は温度コントロール。「高出力ヒーター」「ヒーター温度低下検知機能」「温度均一プレート」という3つの機能により、必要な温度で安定的に使うことができます。

    デザインや操作性、基本機能をチェック!

    続いて、見た目や使い勝手を比べてみましょう。

    形と機能

    写真は500mlのペットボトルとの比較。左からシャープ(27.3×4.9×3.62cm)、ヤーマン(28.9×4×2.9cm)、パナソニック(28.7×6×3.6cm)

    500mlのペットボトルと並べて計測してみました。長さではシャープのみコンパクト、一方太さではヤーマンがスリムなデザイン。実際に持ってみると、女性の平均的な手の方はスリムなタイプのほうが扱いやすそう。またシュッとしたフォルムが美しい印象です。シャープとパナソニックではシャープのほうがやや丸みのある優しいデザイン。

    コードは3機種いずれも360度回転タイプ。温度などの操作ボタンが、シャープは側面、ヤーマンとパナソニックは開いたプレートの内側に設置されています。内側に操作ボタンがあると使用時に誤って温度設定を変えてしまったりすることがなくなるので便利ですが、押しやすさではサイドにボタンがある方がお好みの方もいるでしょう。側面タイプは見やすく使いやすく、内側タイプはすっきりとした美しいデザインを叶えているので、操作性を優先するか、デザインを優先するかで好みが分かれそう。

    シャープは側面、ヤーマンとパナソニックは開いたプレートの内側に操作ボタンが設置。

    使わないときの収納機能は、シャープとヤーマンは開閉ロックスイッチつき、パナソニックは先端に被せるシリコンキャップが用意されています。

    手軽さやキャップ紛失のリスクを考えると、ロックスイッチタイプに一票!

    カラーバリエーション

    シャープ:ミッドナイトブラックとルミナスホワイトの2色

    ヤーマン:ゴールドとネイビーの2色

    パナソニック:ディープネイビー

    シンプル好みか華やかなものが良いかで好みが分かれるところ。

    重量

    後頭部の髪を伸ばすときなどは重いと腕が疲れて大変。ちょっとした重さの違いも案外響いてきます。そこで重量も比較してみました。秤(はかり)に載せ、同じ位置でコードを手で支えて測定。

    シャープ ヤーマン パナソニック
    322g
    (メーカー公称重量はコード含め370g)
    279g
    (メーカー公称重量はコード含まずで260g)
    336g
    (メーカー公称重量はコード含め430g)
    シャープはパナソニックよりやや軽量。 断然軽かったのがヤーマン。細くて持ちやすいので更に軽く感じるかも。 一番重かったのがパナソニック。

    温度調節範囲

    シャープ ヤーマン パナソニック
    120~200度
    20度刻みの5段階
    120度~180度
    10度刻みの7段階
    130度~200度
    15度刻みの5段階
    温度幅が広く、低温~高温まで好みに合わせて調整可能。
    髪質の異なる家族やパートナーと共用するなら、温度幅が広いのが魅力的。いつも同じ設定温度で使用する場合は設定温度メモリー機能が便利。
    3社で一番細かな温度調整が可能。ディスプレイは1度刻みで確認できる。温度設定が細かく調整できるので細い髪で痛みやすい方におすすめ。低温設定でうるおいを保ちダメージを低減。艶のあるスタイリングが長持ちするのも魅力。 200度までの高温設定ができ、3社唯一の15度単位の設定が可能。太くコシがあったり、癖が強かったりするなどストレートに伸ばすのに時間が掛かる方には高温が充実しているのが魅力。

    実験! 性能比較してみました

    立ち上がり時間

    朝の忙しい時間に使うことの多いヘアアイロンは、電源を入れたらすぐに設定温度まで立ち上がってほしい! そこで多くの人が設定すると思われる160度を目安に、設定温度到達までの速さを測定しました。

    設定可能温度が3機種異なるため、完全な同一環境の実験にはなりませんでしたが、結果はこの通り。

    シャープ ヤーマン パナソニック
    160度まで
    41.74秒
    160度まで
    53.33秒
    155度まで
    31.75秒
    2位に輝いたのはシャープ。 スピード感では残念ながら劣りました。 設定温度が5度低いとはいえ、パナソニックの速さが際立ちました!

    ストレート性能は?

    実験では人毛のウィッグを使い、カールアイロンでカールさせた髪を155度~160度の温度設定で、1ストロークでどれだけストレートになるかを検証しました。

    アイロン前のカール状態

    1ストロークアイロンを掛けたあとの状態

    シャープ ヤーマン パナソニック
    1ストロークではややカールが残ってしまいました。 1ストロークでかなりまっすぐ伸ばすことができ、しっとりとしたまとまりも感じられました。 1ストロークである程度ストレートになり、また1回でツヤが出ました 。

    なお、それぞれの機種で10秒間同じ位置に当ててダメージが出るかを検証しましたが、3機種とも10秒では傷みは感じられませんでした。

    その他の付帯機能もチェック!

    海外対応は?

    シャープ、ヤーマンは海外電圧対応可能(AC100~240V)、パナソニックは不可。海外旅行に持っていきたい方はチェックを。

    安全性は?

    シャープは30分、ヤーマンとパナソニックは60分でオートオフする機能を搭載。またシャープは収納しても大丈夫な60度まで温度が下がると赤ランプから青ランプになる仕様が。小さなお子さんがいる方や安全性を重視したい方はこの点もポイント。

    温度が下がると本体横のランプが青く光ります

    ストレート以外の使い方は?

    シャープ ヤーマン パナソニック
    カールも可能。風をあてることでキープ力もあるので便利。 カールも可能。外側にデザインされているサイドコームが髪をガイドし、前髪や顔まわりの細かい動きをつけるのに便利。 ストレートメインにはなるが毛先のワンカールや顔周りのニュアンスカールにも使用可能。

    それぞれのヘアアイロンの特徴をおさらい

    それぞれに長所短所があり、目的によって選び方が変わりますが、それぞれの比較と主なポイントをまとめてみました。

    シャープ ヤーマン パナソニック
    重量
    温度調整範囲
    立ち上がり時間
    ストレート性能
    シャープ
    ●プラズマクラスター入りの風で髪への優しさ&スタイリング持続力に期待!
    ●30分でのオートオフや温度低下サインなど安全性に配慮あり
    ●シンプルでシーンを選ばないデザインや使いやすい操作性が魅力
    ヤーマン
    ●美顔器発想の機能で保水艶髪効果に期待!
    ●細かな温度設定、カールも可能にするサイドコームなど、ヘアアレンジにこだわりのある人にオススメ!
    ●軽くスリムなデザインが美しい
    パナソニック
    ●高浸透ナノイー&ミネラルによる髪の補修保湿力に期待!
    ●スピーディに温度が上がり、温度の安定度がピカイチ
    ●グッドデザイン賞受賞のシンプルでスタイリッシュなフォルム

    以上3機種の高性能ストレートアイロンを比較レビューしてみましたが、いかがでしたか? 

    シャープ・ヤーマン・パナソニックの3機種は、それぞれ独自の技術と魅力を備えています。

    シャープはプラズマクラスターの風で髪を守りながらスタイリングが長持ちし、安全性も◎。ヤーマンは美顔器発想のモイスチャーパルスやスリムなデザインが魅力で、ヘアアレンジ派におすすめ。パナソニックは高浸透ナノイー&ミネラルで髪を補修しつつ、温度の安定性が抜群。

    使用シーンや髪の悩み、デザインの好みなど髪質や使い方に合わせて、あなたにぴったりの1本をセレクトしてみてください。

     
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    吉野ユリ子 
    吉野ユリ子 
    1972年埼玉県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒。ハースト婦人画報社などを経て2008年よりフリー。女性誌、ウェブ、書籍などを中心に女性たちの豊かな生き方、暮らし方の提案を行う他、講演、コンサルティングなども行う。
    川辺優紀子
    写真
    川辺優紀子
    大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。高桑正義氏に師事し、2019年に独立。ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。現在はモデルと写真家の両立を目指し、精力的に活動中。
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