「照明にはどんな種類があるの?」「どうやって取り付ければいいの?」など、照明器具をお買い求めの際、こんな疑問が湧いてきたことはありませんか?
ここでは、電球・蛍光灯の種類や、シーリングライトの取り付け方などをご案内します。
照明器具は「全般照明」と「部分照明」があります。照明器具の種類や特徴によって、住まいのどこに設置すれば良いか分かります。
部屋全体の明るさを確保するための照明です。シーリングライト、ペンダント、シャンデリアなどのタイプに分けられます。
全般照明で足りない光を補うほか、用途に応じたシーンの切り替えなどといった演出も楽しめます。部屋の用途やインテリアとのバランスにも配慮が必要です。
白熱灯 |
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あたたかみのある落ち着いた雰囲気のお部屋を演出しますが、消費電力量が大きく、省エネ性に欠けてしまいます。 |
省エネ型電球形蛍光灯 |
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省エネ性が高く、色も蛍光管と同様に、さわやかな昼光色やオレンジがかった電球色など豊富です。 |
LED電球 |
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10W未満の消費電力量でも、明るさは60Wの白熱灯にほぼ同等になる機種もあり、さらに省エネ。水銀を使っていないため、環境にもやさしい設計です。 |
白熱灯 | 省エネ型電球形蛍光灯 | LED電球 | |
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光色 | 赤っぽい、落ち着いた色 | 蛍光管と同様、昼光色、昼白色、電球色など | 昼光色、白色、電球色など |
発熱量 | 高い(点灯直後から熱を持つ) | 低い(白熱灯よりも熱を持ちにくい) | 点灯中もほとんど熱を持たない |
消費電力量 | 大きい | 白熱灯の1/4~1/6 | 小さい(10W未満) |
製品寿命 | 短い(約1,000~2,000時間相当) | 約5,000~13,000時間相当 | 長い(20,000〜40,000時間) |
調光器 | 対応 | 一部機種のみ対応 | 一部機種のみ対応 |
なお、省エネ型電球形蛍光灯やLED電球は明るさを変える調光器に対応している機種が一部であったり、白熱灯よりもサイズが大きかったりする場合があるので、買い替え時に注意が必要です。
丸形蛍光灯(FCL) |
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馴染みにある従来の蛍光灯。他の蛍光灯よりも比較的安いのが魅力です。 |
丸形スリム蛍光灯(FHC) |
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スリムなガラス管を使用しているため、照明器具による部屋の圧迫感が少ないのが特徴です。 |
二重環形蛍光灯(FHD) |
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スリムなガラス管を二重につないだタイプ。他と比べて特に明るいのが特徴です。 |
丸形蛍光灯(FCL) | 丸形スリム蛍光灯(FHC) | 二重環形蛍光灯(FHD) | |
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消費電力量 | 大 | 中 | 小 |
製品寿命 | 長寿命タイプは約15,000時間 | 長寿命タイプは約15,000時間 | 約15,000~16,000時間 |
照明器具の種類により設置方法が異なりますが、シーリングライトやペンダントライトなどは、引掛シーリングが天井に付いていれば、自分で簡単に設置可能です。
※メーカーにより設置手順の一部が異なる場合があります。詳しくは各メーカーHPをご参照ください。
天井に「引掛埋込ローゼット」「フル引掛ローゼット」「角型引掛シーリング」「コンセント付引掛埋込ローゼット」「丸型フル引掛シーリング」「丸型引掛シーリング」の いずれかが付いている事を確認してください。付いていない場合は電気工事店に依頼して設置してください。
配線器具の回りに突起物がないか、また天井に凹凸や傾斜がないか確認してください。
天井の形状によって取り付けができない場合があります。
※照明器具の取り付け場所付近に家具がある場合は、家具の扉の開閉に支障がないか、十分に確認してから取り付け作業を行ってください。
(1)シーリングライトに付いているアダプタを、取り付け位置に差し込み、軽くひねります。
(2)本体中央部をアダプタに合わせ、「カチッ」と音がするまで押し上げます。
(3)ロックレバーの○印が、ロック位置マークに合うようレバーをスライドさせ、本体をロックします。
(4)最後に電源(コネクタ)を接続すれば完了です。
シャンデリアやシーリングファンなど、照明器具が重いものや、天井に負荷がかかるものはネジ止めが必要です。
ローゼットに取り付ける場合は、ローゼットの耳部分の金具にネジ止めをしますが、引掛シーリングの場合は直接天井にネジで固定します。
ここでは設置例の一例をご紹介します。
※メーカーにより設置方法の一部が異なる場合があります。詳しくは各メーカーHPをご参照ください。
(1)プレートを取り付けます。
(2)電源(コネクタ)を接続してください。
(3)本体を右へ止まるまで回し、セットします。
(4)付属のビスで固定すれば完了です。
自分で設置するのが難しい場合は、業者に依頼すると安心です。ビックカメラでは、照明器具の設置工事も行っています。
外玄関やソケットのない場所などに新たに取り付けする場合は、有資格者による電気工事での設置となります。
ビックカメラ.comでは電気工事は承っておりません。最寄の電気工事店などにお問い合わせください。