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ラムダッシュ6枚刃は本当に最強?5枚刃・3枚刃と比較検証

2026/01/09
ラムダッシュ6枚刃は本当に最強?5枚刃・3枚刃と比較検証

パナソニックのメンズシェーバー「ラムダッシュ」には、6枚刃・5枚刃・3枚刃という、刃の枚数が異なる3つのラインナップがあります。店頭で並んでいる姿を見ると、「高い=上位モデル=よく剃れる」──とイメージしませんか?でも、実際のところどうなんでしょう。

今回は、ヒゲの量・生え方が異なるBIC WAVE編集部2名とライターが参加し、ヤラセなしで使い比べてみました!どんな結果になったかぜひご覧ください。

目次

    ラムダッシュ最新3モデルを徹底比較

    写真左からES-L650U(6枚刃)、ES-L551U(5枚刃)、ES-L341W(3枚刃)

    今回比較する3機種は、次の3モデルです。

    ■ ES-L650U:ラムダッシュPRO 6枚刃シリーズ
    ■ ES-L551U:ラムダッシュPRO 5枚刃シリーズ
    ES-L341W:ラムダッシュ 3枚刃シリーズ

    いずれもパナソニックのラムダッシュシリーズの現行ラインナップでは最新世代。全自動洗浄機やセミハードケースなどの付属品を省いた、シンプルな構成のスタンダードモデルです。

    ラムダッシュPRO 6
    ES-L650U
    ラムダッシュPRO 5
    ES-L551U
    ラムダッシュ 3
    ES-L341W
    システム刃
    6枚刃 5枚刃
    3枚刃
    駆動ストローク 約14,000ストローク/分 約14,000ストローク/分 約13,000ストローク/分
    1分間のカットアクション 約84,000カットアクション/分 約84,000カットアクション/分 約84,000カットアクション/分
    ヘッドの動き 密着5Dヘッド 密着5Dヘッド 密着スイングヘッド

    6枚刃・5枚刃・3枚刃の違いは?

    6枚刃・5枚刃・3枚刃の違いは、「1分間に何回ヒゲをカットできるか」というカットアクションが大きなポイントになります。カットアクションは「刃の枚数 × モーターの駆動回数(ストローク数/分)」で表される剃り性能の指標で、数値が大きいほど同じ時間でより多くのヒゲをカットしやすい仕様です。

    ES-L650U(6枚刃)とES-L551U(5枚刃)は、どちらも約14,000ストローク/分の高速リニアモーターを搭載しており、モーター性能は同等です。ただし刃の枚数が多いぶん、6枚刃のほうが一度にカットできるヒゲの量が多く、その分だけ「早剃り」を期待しやすい構成になっています。

    6枚刃・5枚刃は、3枚刃と比べてカットアクションが約2倍となり、多枚刃になるほど「短時間で一気に剃れる」設計と言えます。

    ヘッド機構は6枚刃と5枚刃が「密着5Dヘッド」、3枚刃(ES-L341W)が「密着スイングヘッド」を採用しています。密着スイングヘッドが左右30°可動するのに対し、密着5Dヘッドは360°全方位に傾く立体スイング構造で、前後・左右・上下に加え、前後スライドとツイストの5方向に対応します。そのぶんあご下や頬のカーブなど凹凸の多い部分にも密着しやすく、剃り残しを抑えたなめらかな仕上がりが期待できます。

    システム刃の特徴

    6枚刃・5枚刃・3枚刃は、刃の枚数だけでなく構成そのものが異なります。ここでは、それぞれの技術的な特徴を見ていきましょう。

    濃いヒゲに強い6枚刃の設計思想

    6枚刃は「極薄深剃り刃」4枚と「アゴ下トリマー刃」2枚、そして「スムースローラー」で構成されています。

    「極薄深剃り刃」は、刃穴を斜めに配置することでカバー範囲を拡大し、従来モデルに比べて1枚あたりのカット効率(*1)が約50%向上。肌を守りつつ濃いヒゲも逃がさない仕様。

    「アゴ下トリマー刃」は、あご下や首まわりの長く寝たヒゲをすくい上げてカット。さらに、「スムースローラー」にはチタンコーティングが施されており、肌の上を滑るように動くことで摩擦を抑えたスムーズな剃り心地を実現。6枚刃は5枚刃に比べると、肌への負担が20%低減(*2)されています。

    替刃が高いのも納得できます。濃く太いヒゲやくせヒゲをしっかり剃り切りたい人に向いた、高い剃り味と肌へのやさしさを両立した刃構成といえます。

    *1 カット率:毛が刃の隙間に入りやすいか、入り込んだ毛を逃さず切れているかの“成功率”を数値化したものがカット率。
    *2 荷重面積比較(当社調べ)。
    <ES-L690U外刃面積>15.5cm2
    <ES-L580U外刃面積>12.3cm2
    面積比により圧力負荷の分散を確認。使用条件により効果は異なります。

    毎日使いに最適な5枚刃の設計バランス

    5枚刃は「極薄深剃り刃」3枚と「アゴ下トリマー刃」2枚の構成。基本設計は6枚刃と共通ですが、「極薄深剃り刃」が1枚少なく、「スムースローラー」は非搭載です。

    3枚刃と比べるとヘッドの肌への接地面が広く、圧力が分散されることで肌への負担を約25%軽減します。6枚刃ほどの深剃り性能こそないものの、剃り味・スピード・肌当たりのバランスが優秀。替刃のコストも比較的手ごろな枚数構成といえます。

    必要十分を突き詰めた3枚刃のシンプル設計

    3枚刃は「極薄深剃り刃」2枚と「トリマー刃」1枚を組み合わせたシンプルな構成です。6枚刃・5枚刃が採用する「アゴ下トリマー刃」と比べると、トリマー刃のカット率はやや劣り、約1.5倍の差があるとのことです。替刃のコストも安いため、摩耗前に交換しやすく、切れ味も維持しやすい構成です。

    価格・ランニングコスト

    シェーバーは本体価格に注目しがちですが、定期的な替刃交換が必要なため、ランニングコストも選ぶ際の重要なポイントです。

    ラムダッシュPRO 6
    ES-L650U
    ラムダッシュPRO 5
    ES-L551U
    ラムダッシュ 3
    ES-L341W
    外観 00000013195912_A01_2.webp 00000014290693_A02.webp 00000014290698_A02.webp
    本体価格(税込) 46,530円(ポイント対象外) 29,380円(P10%) 13,280円(P10%)
    本体価格(税込) 10,890円 7,180円 6,490円
    替刃セット交換目安*
    約1.5年 約1.5年 約1.5年

     *メーカの推奨する期間

    6枚刃モデルは、一体型セット刃そのものが高額なため、ランニングコストの負担がもっとも大きくなります。
    5枚刃と3枚刃の替刃セットの価格差が1,000円未満であるのに対し、6枚刃だけは3,000~4,000円ほど高く、コスト面では明らかに一段上。
    一方で3枚刃モデルは、本体価格が抑えられているうえ維持費も低く、長期的に見ても優れたコストパフォーマンスを発揮しやすいといえるでしょう。

    6枚刃は3枚刃の“2倍”早く剃り終わるのか?

    ここまで6枚刃・5枚刃・3枚刃、本体の違いを把握したうえで、まず検証したのは多くの人が一度は気になるであろう、「6枚刃は3枚刃の“2倍”早く剃り終わるのか?」という疑問。刃の枚数が倍なら、剃り味も倍になるのでしょうか?

    比較条件は、筆者が1日ヒゲを伸ばした状態で、顔の左側を6枚刃、右側を3枚刃でそれぞれ下から上へ1ストロークしたとき、どれだけ剃れるかを比べました。

     
    検証前の状態。約1日ヒゲを剃らずに過ごしています。
    1ストロークで検証。

    そして結果がこちら。写真は、左の頬の部分をストロークした直後のもの。

    6枚刃でストロークしたあと。
    3枚刃でストロークしたあと。

    6枚刃(写真左)と3枚刃(写真右)の違いがはっきりと現れた。

    1ストロークあたりの剃り具合を比べると、6枚刃は一度のストロークでヒゲをきれいに捉えやすく、頬に残る黒いポツポツも少ないという結果に。一方、3枚刃は、同じ程度まで仕上げるには「もう一往復」程度が必要になる場面が多いことがわかりました。

    なお、全体を剃り終えるまでの時間は、6枚刃が約2分40秒、3枚刃が約3分45秒で、最終的にはおよそ1分の差が出ています。時間に「2倍」といった大きな開きはないものの、6枚刃のほうが短時間で剃り終えやすく、ストロークごとの「剃り残し」を細かく意識しなくても、そのまま動かしているうちに自然と剃り上がる傾向が見られました。

    6枚刃・3枚刃ともに、時間をかければ見た目には同レベルできれいに剃ること自体は可能です。ただ、ヒゲが濃い人にとっては「どれだけ深く剃れるか」だけでなく、「どれだけ早く剃り終えられるか」や「どれだけ肌への負担を抑えられるか」も重要であり、その意味では、1ストローク効率と所要時間の両面で優位だった6枚刃のほうが選びやすい結果になりました。

    編集部クロスレビュー

    ここからは、ヒゲの量が「多い/普通/少ない」3名による本音レビューです。
    全員、1日ヒゲを伸ばした状態でテストしています。

    <コメント>
    5枚刃はヘッドが肌にしっかり密着し、タッチもやわらかくスムーズに剃れている印象でしたが、6枚刃の肌当たりはその中でも抜群に良好。一度に広い範囲を剃れている感覚に加え、スムースローラーの効果もあってか滑りが明らかに良く、5枚刃よりも引っかかりが少ないと感じられます。

    6枚刃は普段使用している4枚刃のシェーバーと比べると、必要なストローク数はかなり抑えられており、肌へのダメージの蓄積にも違いが出ていると実感できました。

    <コメント>
    1日ヒゲを蓄えた状態では、5枚刃と6枚刃のスピード差はほとんど感じませんでしたが、2日伸ばして1ストロークで比べると、わずかに6枚刃のほうがしっかり剃れていると感じました。

    休日はヒゲを剃らない日も多く、週明けに6枚刃で一気に剃ったときの剃り味には感動しました。それでも、平日は基本毎日ヒゲを剃るライフスタイルであること考えると、コストのバランスがよい5枚刃がベストバイです。

    <コメント>
    剃り終えるまでの時間は、6枚刃が約28秒、5枚刃が約30秒、3枚刃が約36秒でした。最大約20%の時間短縮効果はあるものの、「剃る時間」に対する費用対効果で見ると、本体価格に数万円の差があることを踏まえても、その差だけで多枚刃を選ぶ決め手とは言い切れません。

    使い勝手の面でいうと自分は3枚刃が好み。ヘッドが小さいので、鼻の下やアゴのカーブした部分にカミソリ感覚でピンポイントに当てにいけるのがラク。普段からそういう剃り方をしていることもあって、やっぱり自分には3枚刃が一番しっくりきますね。

    まとめ

    ヒゲの濃さや剃り方のスタイルによってベストな枚数は人それぞれ。自分のヒゲ質とライフスタイルに合った1台を選べば、毎日のシェービングがもっと快適になるでしょう!

    この記事で紹介した商品
    メンズシェーバー ラムダッシュPRO6 クラフトブラック ES-L650U-K [6枚刃 /AC100V-240V]
    メンズシェーバー ラムダッシュPRO6 クラフトブラック ES-L650U-K [6枚刃 /AC100V-240V]
    アゴ下のくせヒゲさえも、なぞるだけで剃りあげる。
    スタンド。ポーチ付き。USB充電対応。お風呂でも剃れる。
    ■光るラムダッシュAI ナビ(*)を新搭載・最適なパワーに自動制御するラムダッシュAI+
    ■新6枚刃システム×高速リニアモーター駆動で、濃いヒゲも一気に深剃り
    ■肌へのやさしさを徹底追求
    * ヒゲの濃さや、シェーバーヘッド内部のヒゲクズによって、センサーが反応(駆動音や光の色の変化)しない場合がありますが、異常ではありません。
    ビックカメラ.comで見る
    メンズシェーバー ラムダッシュPRO5 チタンシルバー ES-L551U-S [5枚刃 /AC100V-240V]
    メンズシェーバー ラムダッシュPRO5 チタンシルバー ES-L551U-S [5枚刃 /AC100V-240V]
    肌にやさしく、しっかり深剃り。
    ■5枚刃システム×高速リニアモーターで、濃いヒゲもしっかり深剃り
    ■肌へのやさしさを追求
    ■ラムダッシュAI+(*)を搭載
    * ヒゲの濃さや、シェーバーヘッド内部のヒゲクズによって、センサーが反応(駆動音の変化)しない場合がありますが、異常ではありません。
    ビックカメラ.comで見る
    メンズシェーバー ラムダッシュ3 ブラック ES-L341W-K [3枚刃 /AC100V-240V]
    メンズシェーバー ラムダッシュ3 ブラック ES-L341W-K [3枚刃 /AC100V-240V]
    リニアモーター搭載でパワフルに剃りきる。
    ■3枚刃と高速リニアモーターを搭載
    ■ウォータースルー洗浄
    ■密着スイングヘッド
    ビックカメラ.comで見る
     

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    Profile
    福永太郎
    福永太郎
    1988年東京生まれ。ライター・編集者。俳優、スポーツ選手、芸人などの著名人から、メーカー担当者や経営者まで幅広くインタビューを担当。家電専門メディアにてレビュー記事執筆も手がける。
    宮家和也
    写真
    宮家和也
    カメラマン。九州産業大学芸術学部写真学科卒。スタジオ恵比寿を経て、浅川英郎氏に師事。2009年に撮影会社株式会社クラウンクリエイトアソシエイツ設立。ミュージシャンや企業広告などの撮影をはじめ、ウェディング、キッズ撮影など人物ポートレートを得意とする。
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