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水拭きはここまで進化した!Ankerの水拭きロボット掃除機 徹底比較

2026/02/17
水拭きはここまで進化した!Ankerの水拭きロボット掃除機 徹底比較

子育て世帯やペットと暮らす家庭では、どうしてもフローリングが汚れがちになります。皮脂汚れに加えて、食べこぼしやペットの毛など、毎日掃除していても床は汚れてしまいます。そんな忙しい家庭でも、いつも清潔で気持ちのいい床を実現してくれるのが、水拭き対応のロボット掃除機です。

従来のロボット掃除機はゴミの吸引のみでしたが、最近では水拭き機能を搭載したモデルが続々と登場。吸引だけでは取り切れない床の汚れまで、モップで拭き取ってくれるため、素足で歩いても気持ちいい床を保てます。しかし、水拭きといってもさまざまな方式があります。

そこで今回は、Ankerの水拭き対応ロボット掃除機3機種(Eufy Omni E25/Eufy Omni C20/Eufy Clean G40 Hybrid+)をピックアップ。実際にさまざまな汚れで吸引・水拭き性能をテストしてみました。

ぜひ、これからのロボット掃除機選びの参考にしてみてください。

目次

    「水拭き対応」のメリットとは?通常のロボット掃除機と何が違う?

    一般的なロボット掃除機は、サイドブラシでゴミをかき集め、メインブラシでゴミやホコリを吸い取る仕組みです。このため、床に付着した皮脂汚れやベタつきまでは取り除くことはできません。

    水拭きに対応したロボット掃除機は本体底部にモップを装備し、ゴミを吸引したあと、水拭きができる仕組みです。皮脂汚れや子どもの食べこぼしなど、吸引だけでは取り切れない汚れもしっかり拭き取ってくれます。

    ただし、水拭きの方式はロボット掃除機によってさまざまなタイプがあります。フラットなモップパッドを押しつけて拭くだけのシンプルなタイプや回転式のモップパッドやローラーモップで汚れをこすり取るタイプなどがあり、ロボット掃除機の価格やグレードで決まります。

    従来の水拭き対応のロボット掃除機はカーペットの上をそのまま掃除するため、カーペットを濡らしてしまうという欠点がありました。しかし、最新モデルの多くではカーペットを検知するとモップをリフトアップして、カーペットを濡らすことを回避できるように進化しています。

    さらに、モップ自動洗浄に対応したモデルなら毎回の水の補給やモップのお手入れの負担も軽減できます。ゴミの吸引と水拭き掃除の両方を同時にできるのが便利です。

    どう違う?Ankerの「水拭き対応モデル」3機種を比較してみた

    基本スペック

    今回比較するのは、以下のAnker 3機種です。

    それぞれの特徴について見ていきましょう。

    「Eufy Omni E25」 「Eufy Omni C20」 「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    外観 TB2512_hikaku_robot-vacuum_02.webp TB2512_hikaku_robot-vacuum_03.webp TB2512_hikaku_robot-vacuum_04.webp
    本体サイズ (約)W32.7×D34.6×H11.1cm (約)W32.8×D33.4×H8.5cm
    (約)W32.5×D32.5×H7.3cm
    ステーションサイズ (約)W37.0×D46.2×H43.7cm (約)W33.0×D28.9×H46.0cm (約)W36.6×D16.0×H37.2cm
    (最大)吸引力 20000Pa

    7000Pa

    2500Pa
    モップタイプ ローラータイプ ダブル回転タイプ 雑巾がけタイプ
    加圧重量 1.5kg 0.6kg ─
    モップリフト 約10.5mm 約10.5mm ─
    自動ゴミ収集機能 〇 〇 〇
    モップ自動洗浄・乾燥 〇(温風) 〇(送風) ─
    洗剤の自動投入 〇 ─ ─
    進入禁止エリア アプリで設定 アプリで設定 境界線テープで対応
    (別売り)

    モップタイプの違い

    「Eufy Omni E25」 「Eufy Omni C20」 「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    外観 TB2512_hikaku_robot-vacuum_05.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_06.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_07.jpg
    モップタイプ ローラータイプ ダブル回転タイプ 雑巾がけタイプ
    形状と動き 円筒状のローラーモップが回転しながら床を拭き取る仕組み。 2つの円形モップパッドが内向きに回転して、床を拭き取る仕組み。 雑巾状のモップで床を拭き取る仕組み。

    水拭き性能は?

    検証方法について

    ■テスト方法

    • 実際の家庭での使用シーンにできるだけ近い状態を作ってテストを行う
    • 検証結果を分かりやすくするため、色の濃い液体をダミーのゴミとして採用する(※)

    ■テストの流れ

    1. 部屋の一部区間を仕切ってマッピングを行い、ロボット掃除機の移動範囲を決める
    2. マッピング区間の中央にゴミを配置する
    3. ロボット掃除機をステーションに待機している状態から検証スタート
    4. ロボット掃除機が動き始めてからは、人による方向転換などの操作はしない
    5. ロボット掃除機が掃除を終えてステーションに戻った時点で結果の確認を行う
    6. モップは毎回洗浄した状態で次のテストをする

    ※ロボット掃除機の水拭き機能は皮脂汚れの除去などが主で、こぼした水分などを拭き取るための機能ではない点に留意してください

    さらさらした液体で検証

    まずは基本的な水拭き性能を確認するため、フローリングにブドウジュースをこぼして掃除してみました。

    「Eufy Omni E25」
    ローラータイプ
    「Eufy Omni C20」
    ダブル回転タイプ
    「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    雑巾がけタイプ
    外観 TB2512_hikaku_robot-vacuum_09.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_10.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_11.jpg
    コメント きれいに拭き取ることができました。


    きれいに拭き取ることができました。

    きれいに拭い取れたと思ったのですが、掃除機がターンした場所に吸い取りきれなかったジュースが残りました。
    評価 〇 〇 △

    汚れの広がり方やロボットの進行方向によっては、一度の走行ですべての汚れを除去できず、往復して掃除する場面も見られましたが、「Eufy Omni E25」と「Eufy Omni C20」はともにきれいに液体を拭き取ることが出来ていました。

    粘度のある液体で検証

    続いて粘度のある液体の除去性能を確かめるため、オイスターソースを垂らして掃除してみました。

    「Eufy Omni E25」
    ローラータイプ
    「Eufy Omni C20」
    ダブル回転タイプ
    「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    雑巾がけタイプ
    外観 TB2512_hikaku_robot-vacuum_13.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_14.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_15.jpg
    コメント きれいに拭き取ることができました。


    2つの回転モップの間の部分のオイスターソースがうまく取り切れず、真ん中に残る結果に。 おおよそのオイスターソースは拭き取れましたが、フローリングの目地に少しだけソースが残りました。
    また、ターンした際に汚れを吐き出してしまいました。
    評価 〇 △ △

    回転モップが2つ付いている「Eufy Omni C20」は、モップの間の汚れを取りこぼしてしまう結果に。また、雑巾がけタイプの「Eufy Clean G40 Hybrid+」はモップが加圧式ではないため、フローリングに少しソースが残ってしまう結果となりました。

    液体+ゴミで検証

    ゴミの吸引と、液体の除去が同時にできるか確かめるために、ゴミと液体を並べて置いて掃除を実行してみました。

    「Eufy Omni E25」
    ローラータイプ
    「Eufy Omni C20」
    ダブル回転タイプ
    「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    雑巾がけタイプ
    外観 TB2512_hikaku_robot-vacuum_17.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_18.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_19.jpg
    コメント ゴミ、液体ともにきれいに除去することができました ゴミ、液体ともにきれいに除去することができました ゴミ、液体ともにきれいに除去することができました
    評価 〇 〇 〇

    汚れの広がり方やロボットの進行方向によっては、一度の走行ですべての汚れを除去できず、往復して掃除する場面も見られましたが、3タイプともゴミはしっかり回収でき、その後に続く液体もモップで拭き取りました。「さらさらした液体」の検証では液体が少し残ってしまった「Eufy Clean G40 Hybrid+」も、今回の検証ではきれいに掃除できていました。同じ液体でも、量や範囲によっては拭き取り切ることが出来るようです。

    液体汚れの清掃で気付いたポイント

    今回のテストでは、汚れの広がり方やロボットの進行方向によって、サイドブラシが液体汚れを広げてしまう場面もありました。

    TB2512_hikaku_robot-vacuum_21.jpg

    さらに、掃除口の内部に汚れが入り込み、使用後に内部の手入れが必要になるケースも見られました。

    今回は検証のためにあえて極端な環境を用意しましたが、そもそもジュースやソースなどで汚れた床を清掃する用途は、メーカーとしても推奨されていないため、ご注意ください。

    カーペットは濡れない?

    カーペットを掃除するときに、モップについた汚れを付着させないか(カーペットを濡らさないか)を検証。フローリングにオイスターソースを垂らして、掃除エリア内にカーペットを敷き、掃除を実行しました。
    ※使用したカーペットの厚みは約3mmです。

    「Eufy Omni E25」
    ローラータイプ
    「Eufy Omni C20」
    ダブル回転タイプ
    「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    雑巾がけタイプ
    外観 TB2512_hikaku_robot-vacuum_23.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_24.jpg TB2512_hikaku_robot-vacuum_25.jpg
    コメント カーペットを検知するとローラーモップをリフトアップするため、ローラーモップの汚れはカーペットに付着しませんでした。

    同じく、カーペットを検知するとモップパッドを正常にリフトアップしていました。 パッドをリフトアップする機能がなく、汚れがそのままパッドに付着しているため、カーペットを昇るときにべったりと塗りつける結果となりました。
    評価 〇 〇 ─

    「Eufy Omni E25」と「Eufy Omni C20」はともに、カーペットを検知すると正常にリフトアップ機能が働いていました。

    TB2512_hikaku_robot-vacuum_26.jpg

    しかし、タイヤや回転ブラシが汚れに当たり、そのままカーペットを汚してしまうリスクもあるため、カーペットは「進入禁止エリア」に設定しておくようにしましょう。

    水拭きパッドのメンテナンスは?

    モップの自動洗浄機能を搭載しない「Eufy Clean G40 Hybrid+」の場合は、水拭き掃除終了後にモッププレートを取り外し、さらにモッピングクロスを剥がして手洗い後に乾燥させる必要があります。

    「Eufy Omni E25/C20」はステーションにモップの自動洗浄機能を搭載しているため、手洗いは不要です。E25は温風で、C20は送風による乾燥機能も搭載しています。このため、掃除が終わった後は汚水を捨てるだけでOKです。

    なお、「Eufy Omni E25」のステーションには専用クリーナーが装着可能。水拭き用の浄水に自動的にまぜ合わせることができ、より洗浄力を高めることができます。

    比較結果発表!選ぶべき「水拭きロボット掃除機」はこれだ

    水拭きモップのタイプが異なるロボット掃除機3機種で水拭き機能の検証を行いました。なお、今回は床に水分や汚れが残ってしまうか、カーペットを濡らしたり、汚したりしないのかを確かめるため、ブドウジュースやオイスターソースを疑似汚れとして使いました。基本的には水分が床に残っている場合はしっかり取り除いてからロボット掃除機を動作させるのが基本です。

    検証結果は以下の通りです。それぞれ、得意・不得意があるので掃除したい部屋の環境や重視するポイントで選択肢は変わってきます。

    「Eufy Omni E25」 「Eufy Omni C20」 「Eufy Clean G40 Hybrid+」
    モップタイプ
    ローラータイプ ダブル回転タイプ 雑巾がけタイプ
    水拭き ジュース 〇 〇 △
    粘り気のある液体 〇 △ △
    綿ゴミと液体 〇 〇 〇
    カーペット検証 〇 〇 ─
    メンテナンス性 〇 〇 △

    ・常にきれいなモップで効率的に掃除したいならEufy Omni E25がおすすめ
    ローラーモップを採用したE25はすべての検証でマイナスがありませんでした。ロボット掃除機内部でモップの汚れをこそぎ取り、常にきれいなモップで水拭きできるので、フローリングを清潔な状態に保つことができます。また、カーペットをほとんど汚さなかったのもポイントです。

    ・床をしっかり拭きたいなら回転モップのEufy Omni C20がおすすめ
    2つの回転モップで床を拭き掃除するC20は水拭き性能が高いのがポイント。まっすぐ進む本体に対して、モップは内側に向かって回転しながら拭き掃除するため、しっかり磨き上げることができます。

    ・メンテナンスが気にならないならG40 Hybrid+がおすすめ
    シンプルなモッピングクロスを採用したG40 Hybrid+も水拭き性能は十分。メンテナンスが手作業になるのが難点ですが、それが気にならないなら問題ありません。カーペットや水拭きしたくないエリアには、境界線テープ(別売)もしくは物理的な障壁を置いて避ける仕様です。

    いかがでしたか?
    ぜひ今回の結果を参考に、ご自身の生活環境に合ったロボット掃除機を選んでみてください!

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    コヤマタカヒロ
    文
    コヤマタカヒロ
    1973年生まれのデジタル&家電ライター。デジタルガジェット、白物家電を専門分野として、多くの雑誌やWebなどで執筆や監修を行う。また、家電メーカーの製品開発、PR戦略に関してのアドバイザーなども務める。
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