家電比較

【ベビーモニター】パナソニック・Ankerの人気モデルで画質・検知・夜間性能を徹底検証

2026/04/10
【ベビーモニター】パナソニック・Ankerの人気モデルで画質・検知・夜間性能を徹底検証

やっと寝た……と思っても、今度はうつぶせ寝が心配で片時も目が離せない――。赤ちゃんのいる家庭では、そんな不安が毎日のように訪れます。

そこで頼りになるのが「ベビーモニター」。離れた別室で家事や休憩をしている間でも、赤ちゃんの様子を確認できるので、子育て中のパパやママにとって強い味方です。

今回は生後10か月の赤ちゃんを育てる新米パパ、ビックカメラ社員の山崎篤さんのご家庭で、ベビーモニターの中でも人気の2機種を使用してもらいました。

映像に残った日常の記録と共に、画質や検知機能、夜間の見え方などをリアルに検証します!

目次

    子育ては、常に気を張り続ける日々の連続

    山崎さんのお子さんは生後10か月。普段は奥様が中心となって育児をしていますが、負担を減らすため山崎さんも家事を分担し、ときには一人で子どもを見ながら皿洗いなどをこなします。その際は常に視界に赤ちゃんを入れ、様子を気にしながら家事をしていますが、急に静かになると不安で手を止めてしまうこともあるとのこと。

    筆者も2歳の子を育てる親として、その気持ちはよくわかります。特にうつぶせ寝を始めた頃は窒息のリスクが心配で、眠っている間も気が抜けませんでした。赤ちゃんのお世話は、かわいいだけでは語れない苦労があります。だからこそ今回は、「本当に親の気持ちを軽くしてくれるのか」という視点で確かめました。

    ベビーモニターとは

    ベビーモニターとは、赤ちゃんのいる部屋に専用のカメラを設置し、別室のモニター(またはアプリをダウンロードしたスマートフォン)で映像や音声を確認できる見守り機器のこと。いわば、パパやママの育児をサポートしてくれる心強い“赤ちゃん見守り隊”です。

    モデルによって異なりますが、主に以下のような機能を備えています。

    ベビーモニターの主な機能
    ・音検知:泣き声や物音を感知
    ・動体検知:赤ちゃんの動きを感知
    ・温度センサー:室温の変化をチェック
    ・暗視機能:暗い部屋でも様子を確認
    ・録画:一定時間の記録を残せる(今回のパナソニックには録画機能は無し)

    今回は「専用モニター付き」のモデル2機種を比較していきます。モニターのないスマホアプリ型と比べると、こんなメリットがあります。

    専用モニター付きモデルのメリット
    ・スマホを開かなくても、専用モニターですぐに見られる。
    ・通知設定やアプリ操作の手間が少ない。
    ・スマホの充電や他の通知に左右されにくく、モニターとして単独で使いやすい。
    ・家族みんなが直感的に使える。

    今回、山崎さんの家庭で実際に試したのは、パナソニックとAnkerです。特に人気の高いのは以下の2機種です。

    Anker『Eufy Baby Monitor C10』(左)とパナソニック『KX-HC705』(右)6157

    比較表

    比較項目 Anker
    Eufy Baby Monitor C10
    パナソニック
    KX-HC705
    価格(税込)
    15,990円(P1%) 16,990円(P10%)
    画質 2K(約300万画素) QVGA(320×240画素)
    録画
    モニター付属
    内蔵バッテリー(モニター)
    (最大約12時間)

    (約5時間)
    スマホ対応
    センサー 動作 / 音 / 温度 動作 / 音 / 温度

    ※価格は2026年4月9日現在のものです

    実際に使って検証! 5つのポイント

    山崎さんに実際にそれぞれのベビーモニターを使ってもらい、どんな点が便利で、何が変わったのか、その使い勝手や感想を5つのポイントごとに解説していきます。

    検証1:設置・準備のしやすさ

    使おうとしたときに誰でもスムーズに設置して使えるか確認しました。

    パナソニック『KX-HC705』(以下パナソニック)は、設置するだけで準備不要、すぐ使えます。「難しいことはしたくない」「外出先から見ることはない」という家庭と相性が良さそう!

    パナソニック『KX-HC705』のカメラ、モニター、それぞれのACアダプター、壁掛けアダプター、電池パック、取扱説明書 などが入っている。
    パナソニック『KX-HC705』のカメラ(左)
    パナソニック『KX-HC705』のカメラ(左)
    同モニター(右)
    同モニター(右)

    一方の『Anker Eufy Baby Monitor C10』(以下Anker)は、専用モニターに加えてスマホにも対応。「スマホでも見たい」「家の中でパパとママで使い分けたい」という家庭におすすめです。

    同梱時からカメラとモニターはペアリングされていますが、最初にスマホにアプリをダウンロードして、本体と連携させるなどの手間が増える分、使い始めるまでの準備に時間がかかるのでは、と心配しました。でも実際には直観的に操作でき、設定もサクサク進みました。 

    Anker『Eufy Baby Monitor C10』のカメラ、モニター、それぞれのACアダプター、壁掛けアダプターとネジ、取扱説明書などが入っている。
    Anker『Eufy Baby Monitor C10』カメラ(左)
    Anker『Eufy Baby Monitor C10』カメラ(左)
    同モニター(右)
    同モニター(右)

    シンプルに使いたいならパナソニック、スマホと連携して使い方を広げたいならAnkerがおすすめ。

    山崎さん宅では、ベビーベッドより高い位置にある本棚の上に設置。
    カメラからの目線はこんな感じ。

    検証2:画質の違い 

    次は気になる画質。単に“キレイかどうか”だけでなく、画角や見え方もチェック。見守りの安心感に直結するので重要なポイントです。

    パナソニック KX-HC705:画角は狭いが細かい動きが見やすい

    パナソニックは画角がやや狭いため、赤ちゃんが動いたり、寝返りを打つと画面から見えなくなってしまうことも。その場合はカメラのレンズの位置をモニター上で操作することができる。
    山崎 パナソニックは、発売から5年経過していることもあり、画質の解像度や輝度は最新機器に比べやや低め。また、画角も狭いため、見える範囲が限られてくる印象です。とはいえ、状態確認には必要十分。まだ寝返りなどせず、うつぶせ寝もなく、じっと仰向けで寝ている月齢のお子さんに良さそうです。

    Anker Eufy Baby Monitor C10:大面モニターで、寝顔も動きもくっきり確認

    細かい表情までしっかり見える。画角も広く、ベビーベッド全体が見渡せる(プライバシー保護のため顔はモザイク加工しています)。
    山崎 Ankerは2Kなので、パナソニックと比べるとかなり高画質に感じます。子どもの細かな動きや表情まで見えやすく、画角も広いためストレスなくモニタリングできました。また、こちらは録画ができるのも嬉しいポイント。画質がいいので成長記録としても残しておけますね。
    パナソニック(下段左)とAnker(下段右)のモニター―。Ankerからスマホに転送された画像(上段右)3

    検証3:動体検知・音検知

    ベビーモニターは“見る”だけでなく、“気づける”ことも大事なポイント。家事をしているとき、ずっとモニターを見張る必要がなく、動いたり、泣いたりしたときだけ検知してお知らせしてくれる便利な機能です。

    Anker Eufy Baby Monitor C10:大面モニターで、寝顔も動きもくっきり確認

    山崎 パナソニックは、動体検知も泣き声の検知も、ほぼリアルタイムで通知が来ました。画質はAnkerに比べるとやや劣りますが、気づきやすさの点では、安心感と信頼感は抜群! さすが見守りの基本をしっかり押さえています。

    Anker Eufy Baby Monitor C10:未検証

    Ankerは動きや泣き声を検知すると、モニターとスマホ、両方に通知が届く。
    山崎 Ankerは映像と通知の表示がワンテンポ遅い印象でした(例えばモニターを持ったままカメラのある部屋に僕が行っても、自分自身が映るのが遅い)。
    残念だったのは動体検知に関して、モニターとカメラの接続を何度も試しましたが正しく接続されず検証できませんでした。映像はキレイに写っているだけに残念です。
    ※後日、原因がわかりましたら追記します(編集部註)

    ちなみに、モニターに通知が表示されると同時に、スマホにも通知が届きます。例えば、ママは自宅でモニターを、パパは仕事先でスマホを確認し、同時に通知を受け取ることができます。
    感度のいいパナソニックは、“いまその瞬間”に強い。一方、Ankerは、やや遅れたり、動体検知がうまくいかないなど課題がありました。

    検証4:専用モニターの使いやすさ

    今回の2機種はどちらもモニター付き。この“すぐ見られる”体験は、育児中の生活において、かなり効果的です。

    パナソニック KX-HC705:モニターだけで完結する気楽さ

    山崎 パナソニックはスマホ連動をしていないので、モニターだけで完結する気楽さ、潔さがあります。とはいえ、トイレに行くときなどにもモニターを持参しなければならず、使う人によっては一長一短ありそうです。

    Anker Eufy Baby Monitor C10:スマホもモニター代わりに利用可

    Ankerはスマホ連動にも対応。

    山崎 我が家は妻が家でモニターを使い、僕が仕事先で外から様子をチェックしたいので、モニターだけでなく、スマホとも連動できたほうが使い勝手はよさそうです。専用モニターのボタンの押し込みがやや硬い印象でした。

    共通して言えることは、スマホでアプリを開かなくても、すぐ確認できるのが便利とのこと。育児と家事に忙しい中で、すぐに見られる専用モニターはありがたいですね!

    検証5:暗視性能

    例えば、別室で赤ちゃんを夜寝かせるとき、眠りやすいように薄暗くしますよね。暗いと赤ちゃんの表情がよく見えなくなり、うつぶせで寝ているのか、仰向けで寝ているのか、判断しにくくなります。暗闇でも動作検知可能な暗視モードを備えてベビーモニターでは、赤ちゃんの動きを検知すると通知が届く仕様になっています。そんな暗い環境でどのくらい映るのか検証しました。

    左がAnker、右がパナソニック。並べて比較すると、画質の違いは一目瞭然!

    パナソニック KX-HC705:暗所での画質も今一歩

    画質はやや黒く潰れ気味だが、暗い中でも状態は見える。画角が狭いので、寝返りしたら姿が見えなくなりそう……。
    山崎 パナソニックは、暗い中でもかろうじて“状態はわかる”という感じ。細部が黒く潰れてしまい、細かい表情までは見えない印象です。

    Anker Eufy Baby Monitor C10:真っ暗でも高い視認性

    全体的に明るく、表情まで確認できる。画角の広さも十分!
    山崎 Ankerは暗い中でも細部までよく見えます。全体的に明るく、子どもの表情までわかるほど。申し分のない画質でした! 真っ暗でも様子がわかるので何度も部屋に行かなくて済むのは助かりますね。見守り続けることから解放されることで、育児をしながら家事を効率よく行うことができ、夫婦共に精神的にラクになりました。

    2機種はこんな人におすすめ!

    パナソニック KX-HC705はこんな人におすすめ

    • 操作がシンプルなほうがいい(設定で迷いたくない)
    • 見守りはとりあえず「状態がわかれば十分!」
    • モニターだけで完結する気楽さがほしい
    • いまその瞬間に通知が来る、検知機能を最優先したい!

    Anker Eufy Baby Monitor C10はこんな人におすすめ

    • とにかく画質と画角を重視したい
    • 細かな動きや表情まで見える安心がほしい
    • 録画機能も活用したい(見返せる安心、成長記録として残したい)
    • モニターとスマホの使い分けをしたい

    “気になる”を“確認できる安心”へ。

    撮影に協力してくれた山崎さんのお子さん。お昼寝の後は元気に遊んでいる様子をパパが撮りました(ベビーモニターでの写真ではありません)。

    赤ちゃんとの暮らしには、寝ている間も家事の最中も「大丈夫かな?」という不安がつきもの。そんな思いに、山崎さんはこう語ります。

    「育児は根性論でどうにかなるものではありません。ママやパパが穏やかな状態でいることが、子どもの健やかな成長につながると思います。ベビーモニターを生活に取り入れると、いつもの日常が変わり、“どこでも見守ることができる”という安心感で気持ちに余裕が生まれました。ますます笑顔で子育てを楽しめそうです!」

    筆者自身も2歳児の子育て中なので、山崎さんのリアルな言葉が心に響きました。ベビーモニターは親の心に余裕を生み、忙しい毎日でも笑顔でいられる時間を増やしてくれます。育児はパパとママの二人三脚だからこそ、負担を少しでも軽くし、家族みんなが穏やかに過ごせる環境を整えたいもの。

    ぜひご家庭に合う一台を取り入れ、安心と笑顔の時間を育んでください。

    この記事で紹介した商品
    Anker Eufy Baby Monitor C10 E6310521 [暗視対応]
    Anker Eufy Baby Monitor C10 E6310521 [暗視対応]
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    ビックカメラ.comで見る
    Panasonic|パナソニック  ホームネットワークシステム ベビーモニター ホワイト KX-HC705-W
    Panasonic|パナソニック ホームネットワークシステム ベビーモニター ホワイト KX-HC705-W
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    ビックカメラ.comで見る
     

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    岸綾香
    岸綾香
    ライター&エディター。大手出版社の女性週刊誌で約20年、料理、美容、グルメなど、実用記事を中心に幅広いジャンルで取材&執筆を行う。Web媒体では料理やヨガなどの動画記事を担当。週刊誌で鍛えられた体力&根性で40代から子育て奮闘中。
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