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子どもの防犯対策に使える?子ども用GPS端末を使っているパパ・ママに聞いてみた!

2025/03/17
子どもの防犯対策に使える?子ども用GPS端末を使っているパパ・ママに聞いてみた!

子どもの安全が気になるパパ、ママ必見! 最近話題の子ども向けのGPS端末(以後、GPS端末)や携帯電話(以後、キッズ携帯)は、子どもの居場所をすぐに確認できて、安心感バツグン。通学や習い事、遊びの場面で大活躍しています。

この記事では、GPS端末とキッズ携帯を使っている親御さん184人の利用シーンや満足度などのアンケート調査をもとに、実際の使い方や満足度、選び方のコツをわかりやすくお届けします。

費用や使いやすさに不安がある方もご安心を! これからの防犯対策に、ぜひチェックしてみてください。

目次

    子どもに端末を持たせ始めたきっかけは?

    毎日のニュースを見ていると、不審者による事件や交通事故など、子どもを取り巻く環境が決して安心とは言えないことを実感しますよね。

    「ちゃんと見守りたい」「いまどこにいるのか知りたい」「すぐに連絡を取りたい!」── そんなパパやママの声に応えて、子どもの居場所がわかる端末や機能をシンプルにしたGPS端末やキッズ携帯が各社から発売されています。

    今回実施したアンケートでは、導入のきっかけとして「通学時の安全が心配だった」「一人歩きの機会が増えた」といった理由が上位に。そして「ニュースやSNSで事件を見て不安になった」という声も約20%あり、みんなの防犯意識が高まっているのがわかります。

    この結果からもわかるように、親が子どもの安全を強く意識する時代へと変化してきています。特に、SNSやニュースで犯罪や事故の情報がリアルタイムで流れてくる現代では、リスクをより身近に感じる機会が増えているのでしょう。

    もちろん、デジタルツールに頼るだけでなく、地域の見守り活動や、子ども自身が危険を回避できる力をつけることも大事ですが、こうしたツールをうまく活用すれば、パパやママの心配が少し軽くなるのは間違いありません。

    どんなシーンで使われている?

    では、実際にどんなときに使われているのでしょうか?

    一番多かったのが、「放課後の習い事や遊びに行くとき」の見守り。学校が終わった後、子どもがどこにいるのか気になるのは、どの親も同じです。「ちゃんと塾に着いたかな?」「まだ公園にいるのかな?」なんて、ふとしたときに確認できるのは、やっぱり安心です。

    そして、意外と多かったのが「迷子防止」としての使い方! ショッピングモールや遊園地など、人混みの多い場所では「ちょっと目を離した隙に……あれ、どこ行った!?」って焦ることも。そんなときにサッと居場所を確認できるのは心強いポイントです。

    ただ、GPS端末やキッズ携帯が便利だからといって頼りすぎるのはNG。まずは親が子どもに「危ない場所や一人で知らないところに行かない」「知らない人にはついていかない」といったことを日頃から教え、安全意識をしっかり持たせることが肝心です。

    デジタルの力をうまく活用しながら、子どもが安心してのびのび過ごせる環境をつくってあげたいですね!

    「どれくらい使ってる?」気になる利用頻度をチェック!

    1日1~2回確認するのが最多!

    「ほとんど使わない」「確認していない」という人もいるけれど、基本的には定期的に活用している家庭が多いみたいです。

    1日に1回ということは、学校や塾の行き帰りの時間でチェックしているのかもしれませんね。移動中のスキマ時間を活用している家庭も多そうです。

    利用している人の約80%の人が「満足!」

    GPS端末やキッズ携帯を、実際に使っているパパ・ママたちの評価はどうなのでしょう?

    「非常に満足」「まあまあ満足」と合わせて約80%の人が「満足!」と感じています。なかなかの高評価! でも、どんなポイントに満足しているのでしょうか?

    「満足している!」派の理由トップ3

    @安全エリア通知が役立つ(63.7%)
    子どもが学校や塾、自宅に出入りするとスマホに通知が届く機能が大好評!「ちゃんと着いたかな?」といちいち連絡しなくても、スマホにピコン!とお知らせが来るのはとっても便利ですよね。

    A現在地確認の正確さ(38.4%)
    GPSの精度が高いと、親としては安心感がグッと増します。「え、なんで違う場所にいるの!?」と焦らなくて済むのはありがたい!

    Bデバイスの使いやすさ(34.2%)
    子どもでも直感的に使える設計になっているのは、親にとっても嬉しいポイント。機械オンチでも安心!

    とはいえ、100%満足というわけじゃなく、「ちょっとここが惜しい!」という意見もチラホラ。

    満足していない理由は?

    もっとも多かったのが「子どもの誤操作」。小さな子どもが扱うことを前提にした設計になっていないと、意図しない操作で通知が届かなかったり、設定が変わってしまったりすることも。直感的に使いやすいデザインが求められているようです。

    次に多かったのが「初期費用や月額料金が高い」ですが、継続的なコストがかかる点を負担に感じる家庭も多いのかもしれません(スマートフォンと併用して持たせたいご家庭の場合は、特に毎月のコストが負担と感じる場合もあるのかもしれません)。

    子どもが安心して使えるシンプルな操作性と、長時間利用できるバッテリーの持続性が、より重視されるポイントになりそうですね。

    「うちもそろそろ持たせようかな?」と考えている方は、こうした良し悪しをチェックしながら、検討をしてみてください。

    子どもに持たせるべき? 使っているパパ・ママのアドバイス

    最後に導入を検討している人に対するアドバイスを聞きました。

    GPS端末やキッズ携帯を持たせることで、「親が安心できる」(68.5%)、「緊急時の連絡手段として期待できる」(36.4%)、「防犯対策として有効」(27.2%)とポジティブな感想が並んでいます。

    「持たせなくても良いと思う」という意見はわずか2.7%に過ぎず、子ども向け端末・サービスは、実際に使っているユーザーがその効果を認め、利用をオススメしているものだといえるでしょう。

    GPS端末とキッズ携帯の違い、機能と費用を比較!

    GPS端末とキッズ携帯で機能や用途、料金などにどんな違いがあるかケータイ大手3社(ドコモ、ソフトバンク、AU)を例にして見てみましょう。

    機能の違い

    GPS端末 キッズ携帯
    見守り機能(位置情報) 別料金
    音声通話
    メール
    バッテリーの持ち
    費用

    GPS端末は子どもの場所を確認する用途のみになるので、通話やメールはできませんが、費用を抑えることができます。子どもと電話で連絡をとることが多い場合はキッズ携帯を検討するのがよさそうです。

    そして、導入するときに一番気になるのが費用ではないでしょうか。端末代金や月額料金でいくらくらい、それぞれ費用が発生するのかソフトバンクの見守りGPSとキッズ携帯の場合で比較をしてみました。

    ソフトバンクの場合

    見守りGPS キッズ携帯
    端末名 どこかなGPS2 キッズフォン3
    本体価格 7,480円 20,880円
    月額料金 528円 539円
    位置情報サービス利用(月額) 220円
    その他 利用から6か月は
    月額料金が無料
    発信は22円/30秒
    (保護者が同キャリアの場合は無料)
    3年合計での費用 23,320円 48,204円

    ※プランは2025年2月現在のものです。

    費用はGPS端末のほうが本体代金で約13,400円、月額利用料は231円/月安いことがわかります。さらに特典として6カ月の無料期間もあり3,168円お得になります。3年使った場合の費用差は24,268円で、GPS端末なら約半分の費用で済むのは驚きでした。

    また、キッズ携帯の注意点として親子の端末が同じキャリアでないと通話が有料になるので合わせるのがマストになります。もし、別キャリアや固定電話に電話をすると通話料が22円/30秒で加算されますので月額料金はさらに高くなります。気がついたら高額な使用料金を請求されたなんてことにならないよう注意しなくてはいけませんね。

    子ども用GPS端末の場合は、親子のキャリアは揃っていなくても費用に違いはありませんので安心です。もし、通話機能がなくても困らなそうなら、「見守りGPS」で良いのではと思います。

    ちなみに大手キャリア3社の見守りGPSとキッズ携帯の価格をまとめました。ご自分の場合、どれくらいの支払いになるかチェックをしてみてください。

    見守りGPS2社比較

    au ソフトバンク
    端末名 あんしんウォッチャー※取り扱いはオンライン・ショップのみ どこかなGPS2
    プラン名 あんしんウォッチャーLE あんしんウォッチャー
    本体価格 5,680円 →2,840円 11,000円 7,480円
    月額料金 539円 539円 528円
    その他 月額料金が初月無料 月額料金が最大1年間無料
    (初期費用に含む)
    利用から6か月は無料
    3年合計 21,705円 23,936円 23,290円

    ※ドコモはGPS端末の発売はありません。

    キッズ携帯 3社比較

    au ソフトバンク ドコモ
    端末名 マモリーノ6 キッズフォン KY-41C
    本体価格 22,000円 20,880円 22,000円
    月額料金 660円 539円 550円
    オプション料金(月額) 330円※初月無料 220円 220円
    その他 ・音声通話は22円/秒(保護者が同じキャリアの場合は無料)
    ・アプリ使用不可、WEB検索使用不可
    3年合計 57,310円 48,204円 49,720円

    どちらを持たせるのがよい?

    GPS端末
    ・お子様が小学校低学年
    ・スマホを持たせるにはまだ早いと感じ,見守り機能だけ使えればよい
    ・通話機能は使わない

    キッズ携帯
    ・お子様が小学校 中・高学年~
    ・見守り機能のほか、通話やメールも使いたい
    ・利用状況によってコストが高くなるので注意が必要

    家庭の状況や子どもの年齢・目的に応じて、最適なデバイスを選びましょう。

    詳しくは ビックカメラ店頭のケータイコーナー でご相談ください。専門のスタッフが最適なプランをご案内します!

     

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    Profile
    房野麻子
    房野麻子
    大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。その後、出版社に転職。男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。モバイル業界を中心に取材し、Web媒体や雑誌で執筆活動を行っている。最近は人事・総務系ジャンルにもチャレンジしている。
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