オープンイヤー型イヤホン市場で「世界No.1」を誇るブランド、Shokz。そのOpenFitシリーズから、シリーズ最新モデルとなる「OpenFit Pro」が登場しました。
耳をふさがないオープンイヤー型でありながら、ノイズ低減機能を搭載しているという本製品。一見、矛盾するようにも思える機能ですが、一体どれほどの効果があるのでしょうか。音質や装着感も含めて、詳しくレビューしていきます。
何が進化した?「OpenFit Pro」基本スペック
「OpenFit Pro」は、2023年から続く「OpenFit」シリーズの最上位モデルに位置づけられる新製品です。一体どこが進化したのか、まずはその基本スペックを従来モデル「OpenFit 2+」と比較しながら見ていきましょう。
製品概要
※価格は2026年4月7日現在の物です
最大の進化ポイントは、やはり「ノイズ低減機能」の搭載でしょう。従来モデルのOpenFit 2+では、通話時に相手側に聴こえるノイズを抑える機能は備えていましたが、ユーザー側の聴こえ方を変化させる機能までは実装されていませんでした。
また、音響技術の面では、「OpenFit Pro」は「Dolby Atmos」に対応している点もポイントです。Dolby Atmosは、従来のサラウンド規格である「Dolby Audio」に 「高さ」の情報を加えた立体音響技術。音が前後左右だけでなく上下方向にも広がることで、まるで空間に包み込まれるような、より臨場感のあるサウンド体験を楽しめるのです。
開封してみた
箱の中には、本体入りのイヤホンケースの他に、取扱説明書と充電ケーブル、装着感を改善するためのサポートアクセサリーが同梱されていました。
手に取ってみると分かりますが、ケースは比較的大きめ。持ち運びを考えると少しだけ気になるかもしれません。
「SHOKZ」のロゴは、本体と同系色で小さくプリントされており、主張しすぎない控えめなデザイン。また、ノイズ低減機能を搭載しているため、装着時に外側にくる部分にはマイク用の穴が設けられていますが、こちらもデザインに溶け込んでおり、大きく目立つことはありません。
より安定した装着感へ進化
イヤーフック部分には、OpenFit 2+と同じく柔軟性のあるニッケルチタン合金を採用。これが耳の形に合わせてしなやかにフィットしてくれます。また、Shokzが独自開発したシリコン素材も引き続き使用されており、肌当たりもやさしく、長時間つけていても不快感は少ない印象です。
OpenFit 2+との違いとしては、スピーカー部の後ろ側にシリコン製の滑り止め用の突起が新たに設けられている点です。加えて、耳の後ろ側から支える部分も従来より大きくなりました。耳を前後から挟み込むようにフィットするため、装着時の安定感はこれまで以上に高まっています。
より安定した装着感を求めたい方は、付属のサポートアクセサリーを試してみましょう。フック部分の余白が狭くなることで、より強い力で耳を支えてくれます。
「OpenFit Pro」を試聴レビュー
| 新井 |
一聴してまず、低音の迫力に驚きました!従来モデルに比べてスピーカー部分がかなり大型になっていることもあって、耳元で空気が押し出されるような感覚まで体感できます。一方で、繊細な音の表現はやや難しそうな印象ですね。ロックやメタルのように音数が多い楽曲では、全体の情報量に押される形で、ボーカルがやや遠く、少しぼやけて聴こえてしまうこともありました。 また、オープンイヤーという構造もあり、鳴り方としてはイヤホンというよりスピーカーで音楽を流しているような感覚に近いです。そのため、BGMのように聞き流す使い方とは相性が良く、カフェミュージックのような楽曲(ジャズやボサノバなど)は、聴いていてとても気持ちよく感じられました!ボーカルをじっくり聴かせるような歌モノはやや苦手かもしれませんが、反対に、ボーカルにリバーブやディレイが効いた空間系のサウンドとは相性が良く、自然に馴染んで聴こえました。 |
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アプリ連携で楽しめる立体的な音響体験
| 新井 |
アプリから「Dolby Atmos」をオンにしてみると、音の広がり方がガラッと変わることに気付きました。それまで耳元で鳴っていた音 が、それぞれの適切な位置に配置され、まるでバンドが目の前で演奏しているかのような臨場感があります。 さらに面白いなと思ったのが、首の向きの合わせて聴こえ方が変化する「ヘッドトラッキング機能」でした。例えば右を向くと、左側から聴こえる音が大きくなるなど、音が空間に固定されているような独特の聴こえ方が表現されています。首を振っているうちに音の位置が徐々にずれてしまうようなこともなく、実際にその場で回れ右をしてみても、音の位置はしっかりキープされていて、聴こえ方もきちんと元に戻りました。 |
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空調の音が消えた!感動級の”フォーカスモード”
| 新井 |
耳を塞がないのにノイズを抑えることなんてできるの?」と最初は半信半疑だったのですが、実際に試してみて驚きました! 室内で試聴していたのですが、フォーカスモード(ノイズ低減機能)をオンにした瞬間、そのとき鳴っていた空調の音が嘘のように消えたのです。一瞬、「空調の電源が切れたのでは?」と錯覚するほどでした。 仕組みとしては、3つのマイクで周囲の音を拾い、不要なノイズを打ち消す逆位相の音波を生成しているようです。フォーカスモードをオンにしている間は耳元だけ気圧が少し上がったような感覚があり、かなり強い力でノイズを打ち消していることが分かります。 いろんな環境で試してみましたが、風や空調のように一定の音が鳴り続ける環境のノイズ低減はかなり得意ですね。一方で、周囲の急激な音の変化への対応は少し苦手なようでした。 ひとつ気になった点としては、自分の声まで少しこもって ?聞こえ、水中にいるような感覚になることですね。それだけ強力なノイズ低減が働いている証拠とも言えますが、会話をするときにはやや違和感を覚えるかもしれません。気になる方は、アプリからノイズ低減レベルを好みの強さに設定しておくことをおすすめします。 |
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音漏れ具合は?
| 新井 |
オープンイヤー型イヤホンといえば、どうしても音漏れが気になるポイントですよね。本機に搭載された「DirectPitch 3.0」は、逆位相の音波を使って音の広がり方をコントロールし、音漏れを抑える仕組みだそうです。 実際にオフィス環境で試してみたところ、音楽を集中して楽しめるくらいまで音量を上げてみても、隣の席でもかすかに聞こえるかどうかというレベルで、ほとんど気になりませんでした。もう少し音量を下げてBGM程度の使い方であれば、音漏れを心配する必要はほとんどなさそうです。 |
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かつてないリスニング体験をぜひ店頭で!
耳を塞がないオープンイヤーイヤホンは、圧迫感やムレによる不快感が少ないのが大きな特徴です。
そこにノイズ低減機能まで搭載した「OpenFit Pro」は、長時間集中して作業したいデスクワーカーの方などに特におすすめのモデルといえるでしょう。
「耳が開いているのにノイズが抑制される」という、これまでにないリスニング体験。
気になった方は、ぜひお近くのビックカメラ店舗で試してみてください。
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