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SONY FE 400-800mm F6.3-8 G OSS

2025/05/29
SONY FE 400-800mm F6.3-8 G OSS

400mmからスタートして800mmまでカバーする驚異的ともいえる超望遠ズームです。望遠端が600mmまである超望遠ズームは各社から登場していますが、野鳥撮影では600mmの超望遠で撮影していても小さな野鳥だともう少し大きく撮れればと感じることもあります。望遠域の焦点距離が200mm伸びたアドバンテージは特に野鳥撮影でとても重宝しそうです。

最新の光学設計による優れた描写力に加えリニアモーターを2基搭載した高速なAFとインナーズーム方式を採用した安定したフレーミングによって、超望遠ズームながら取り扱いやすく、フィールドでの撮影でその進化を発揮することでしょう。

リニアモーターを2基搭載しているので動きの速い被写体も高精度で確実にフォーカシングする頼もしいレンズです。動作音がほぼ無音なので静止画だけでなく動画撮影にも活用できます。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/11
  • 露出時間:1/1000秒
  • ISO:800
  • 露出補正:+0/3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

被写体をアップにしながら背景を凝縮させることで迫力に満ちたる描写を楽しめるのが超望遠の面白さです。800mmまで幅があると、圧縮効果を狙った構図を決めるときに柔軟性が出るので撮影に集中できます。
オフィスビルの谷間を通り抜ける新交通ゆりかもめの車両を800mmの圧縮効果で迫力と存在感に満ちた姿でとらえました。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/800秒
  • ISO:800
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

こちらは東京モノレール。圧縮効果を使って都市風景の中に完全に溶け込んでいる雰囲気を狙ってみました。
すれ違う上り下りの車両が圧縮されて今にも接触しそうなほど接近しているかのようです。100m以上離れた場所からの撮影ですが、鮮明に描写された車両から望遠域の解像力の高さが伝わってきます。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:800
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/640秒
  • ISO:800
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/320秒
  • ISO:500
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:250
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:絞り優先

望遠端800mmの描写力です。これだけ細密に描写できれば文句なしです。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/800秒
  • ISO:500
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

野鳥撮影を意識して開発されたレンズだとお聞きしたので、野鳥を撮影しながら使い勝手や性能を試してみました。

ユリカモメの背景で白くなっている場所は満開の桜です。うまく画面に収まるようにフレーミングしながらシャッターを押しました。

手持ち撮影で必死に追従しましたが、インナーフォーカス式のズームなのでズーミングしながら撮影してもバランスが狂うことはなく、安定したフレーミングをおこなえました。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/1250秒
  • ISO:400
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

優雅に飛行するユリカモメですが、撮影位置から距離が近いとかなりのスピードを感じます。すべてのコマがしっかり追従できていたわけではありませんが、フレーミングがばっちり決まったカットは迫力に満ちています。ピントもしっかり決まっています。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/7.1
  • 露出時間:1/1250秒
  • ISO:250
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/6.3
  • 露出時間:1/1600秒
  • ISO:500
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

飛び交うユリカモメを狙っている最中に水面からかまびすしい鳴き声が沸き上がり、レンズを向けるとユリカモメが密集してなにやら大騒ぎしています。何が起きているのかわからぬまま、さっとレンズを向けて一気にシャッターを押し続けました。

後でモニターで確認すると、拾ってきたパンを水面で奪い合っている様子が写っていました。降って湧いたかのような一瞬のシャッターチャンスでしたが、レンズの反応が迅速かつ的確に反応したおかげでよいタイミングを捉えることができました。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/7.1
  • 露出時間:1/1600秒
  • ISO:400
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

動的で騒がしいユリカモメのかたわら、餌を狙って微動だにしないカワウのアップを狙ってみました。焦点距離は約600mm、単焦点レンズに肉薄する解像力を発揮しています。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/1250秒
  • ISO:200
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

この細かな羽毛の様子。一本一本が細部まで緻密に描写されています。α7RVの6100万画素に十分対応する光学性能は一目瞭然です。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/1250秒
  • ISO:250
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

ススメやメジロと同じく小さくてコロコロしたかわいいキンカチョウ。小鳥ですが少しでも大きく撮ってみたくなります。600mmでもなかなかアップで撮りにくいのですが、800mmで撮影するとかなり大きく撮ることができました。焦点距離が200mm長くなったアドバンテージはかなり大きいです。
小さく写して後からトリミングする撮影方法もありますが、写す段階でなるべく大きく写した方が背景の圧縮感やボケ方がより迫力をもたらして被写体の存在感が違ってきます。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:800
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/800秒
  • ISO:640
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:2500
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

最新の光学性能により400mm-800mmの超望遠ズームレンズでありながら鮮やかな発色や解像力を発揮する光学性に優れ、リニアモーターを2基搭載した高速なAF、インナーズーム方式を採用した使い勝手の良さで、用途を選ばずどのようなシーンでも迫力あふれる作品づくりを楽しめる一本であることは間違いないです。

  • カメラ:α7RV
  • レンズ:FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:2500
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
 
この記事で紹介した商品
カメラレンズ FE 400-800mm F6.3-8 G OSS SEL400800G [ソニーE /ズームレンズ]
カメラレンズ FE 400-800mm F6.3-8 G OSS SEL400800G [ソニーE /ズームレンズ]
αレンズ初*、焦点距離800mmをカバー。ズーム全域で高い解像性能と高速AFを実現しつつ、インナーズーム方式を採用し安定したフレーミングを可能にした超望遠ズームGレンズ。
*2025年2月広報発表時点。ソニー調べ
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2024年1月までにビックカメラ.comで掲載された記事はこちらをご覧ください

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