圧倒的進化!テクニクス EAH-AZ100を本音レビュー

皆さんこんにちは。BIC WAVE編集部の たけ です。2024年の年末からメーカー公式サイトで動画と共に発売を匂わせていたフルワイヤレスイヤホンEAH-AZ100がついに情報公開されました。前モデルのAZ80はバランスのとれたモニター調のイヤホンとして人気のあったモデルでしたが、どんな進化をしたのかメチャクチャ気になりますね!今回、製品を発売前にお借りできたので有楽町店のマイスター新井さんと早速レビューしていきます。どうぞお楽しみください!
EAH-AZ100の主な特徴
・LDACに対応し高音質ハイレゾが再生可能
・アダプティブノイズキャンセリング搭載&従来モデルよりもノイズキャンセリング性能が進化
・快適な装着感にこだわった「コンチャフィット形状」で装着感が向上
・従来モデルよりも小型化・軽量化を実現
・新開発された3層構造の専用イヤーピースは音を逃がさず鼓膜に届ける
・「空間オーディオ」に対応して臨場感溢れる音楽体験が可能に
・AI搭載の新チップ採用で、通話品質が大幅に向上
・業界初※、受話時のノイズ除去も行う新機能「Voice Focus AI」搭載(※2025年1月時点)
・バッテリー性能:ノイズキャンセリング(ANC)時に本体10時間/ケース込で28時間の再生が可能
・カラーは2色(ブラック、シルバー)
・価格39,600円(税込)※2025年1月08日時点
前モデルAZ80との機能比較
「EAH-AZ100」で最も気になるのは新たに磁性流体ドライバーを搭載して、どんな音質になったかということでしょうか。このドライバーは2019年に発売された高価格帯(なんと約12万円)の有線インサイドホン「EAH-TZ700」でも搭載されていた技術です。
新たに「空間オーディオ」に対応したほか、前モデル AZ80よりも進化した点として再生時間、ノイズキャンセリング、通話機能があるようです。
また、各社の新発売されたイヤホンの価格が上がっている中、約3,000円のアップにとどめられているのは検討する際のポイントになりそうです(ただ、4万円はお高いです 汗)
EAH-AZ100を開封してみた



重量はイヤホン本体が5.8g、ケースは41.1gでした。前モデル AZ80の重量は本体7g、ケース50gだったので20%近い軽量化をしています。
カラーバリエーション
カラーは2色でブラックとシルバー。イヤホン前面のスピン加工とケース蓋上のヘアライン仕上げが美しく、高級感を感じさせてくれるデザインになっています。写真では伝わりづらいですが、実は前モデルよりも質感がアップしているのもポイントです。


前モデルAZ80との外観比較

ケースの厚みはEAH-AZ100でスリムになったのが一目でわかります。イヤホン本体の違いはわずかのように見えますが、実際に装着してみると安定感の違いが感じられました(装着感は後でまた触れます)。


新型イヤーピース
EAH-AZ100専用に作られたイヤーピース。前モデル AZ80では軸が真円形状になっていましたがAZ100では楕円形になっています。また、フィット感と音質にこだわるため三層構造になっていて、硬度が軸側に近くなるにつれて硬くなっていきます。



EAH-AZ100を聴いてみた

音の傾向
たけ | 前モデル AZ80の色付けの少ない綺麗な音をイメージして聞き始めたら、音作りが全然違いますね! |
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新井 | そうですね。とんでもなく音の解像度が高くて驚きました。最初、スマホゲームで使ってみたんですが、キャラクターの声がすぐ隣で話しかけられているような近さと明瞭さで感じられ、金属がぶつかったときの残響音もリアルで身震いしました。夜中にもかかわらず、耳が異常事態で一気に目が冴えました笑。 高音はスッキリとした音でレンジは広く、中音は人の声が近く感じられたような前に出てくるような印象です。また、前モデルと大きな違いを感じたのが低音で、しっかり出ているにもかかわらず締まりがあるので中高音の良さを邪魔していません。全体を通してキレのある音作りで、それぞれの音が邪魔をしない素晴らしいバランスですね。 TZ700の技術を使っているとのことなので、もしかしたら長時間の聞き込みでエイジングが進めば低音の響きは印象が変わってくるかもしれません(TZ700は低音が増した印象でした)。 |
得意なジャンル
新井 | どのジャンルも良くてどれが得意というのは言いづらいですが、あえて言うならばPOPSなら伸びやかな中高音が生きてくる女性ボーカル、R&Bやダンスミュージックは低音にキレがあるのでBASSが強すぎない楽曲との相性は特に良さそうです。 |
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たけ | 一つ一つの音が整理されていてクラシックやJAZZもいいですね。特にピアノの音色が美しく、響きの余韻が空間に伝わる表現力をぜひ聞いてもらいたいです。 |

音場
新井 | デフォルトの状態でのレビューになりますが、音場は広めになります(レビュー時はアプリがリリース前のため、空間オーディオについては未試聴です)。高音の伸びや残響感、低音はキレを重視しながらも音の広がりを感じさせてくれます。今後、アプリで空間オーディオを試聴できたらどんな音になるのか楽しみです。(試したら追ってコメントをしていきます) 【追記】 Dolby Atmosにも対応しているということで対応している音源で聞いてみました。非対応の音源と比較すると確かに広がりが出て、低音が増したことを感じました。音量に関しては一段階下がる印象なので上げるのですが、対応音源によって手動で操作するのは少し手間に感じました。好みになりますが、透明感のある音が好きな場合は空間オーディオをOFFにしても良いと思います。私が聴いた中で、ヨルシカ「晴る」や、コンサートホールで録音されたべートーヴェン「交響曲第5番」は空間の表現力が増して良かったです。 |
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装着感
たけ | 耳の穴に深く差し込んでいないのにしっかりとイヤホンは固定されます。前モデル同様に耳のくぼみ(耳甲介)で支える構造になっていますが形状がより安定するように改善されました。耳に強く押し込むことがないので、長く使用しても耳への負担は感じませんでした。見た目ですが、AZ80よりも小型化されてはいるものの、筐体の厚みや大きさはそれなりにあるので耳が小さい人は飛び出て見えたりするのが気になるかもしれません。 |
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ノイズキャンセリング
新井 | 前モデルでもしっかりと外音をシャットアウトできていたので能力の向上はそこまで感じませんでした。他社のノイズキャンセリングをウリにしているモデルと比べて、完全に静寂になるようなことはありませんが、周囲の音が気にならない必要十分なレベルです。 |
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まとめ
EAH-AZ100をレビューしてきましたが前モデルから圧倒的な進化を遂げて、ハイレゾの表現が出来るワイヤレスイヤホンとしては最適解のようなクオリティに仕上がっていると感じました。オーディオが好きな人には、ぜひ試聴をして欲しいですね!まだ試せていない「空間オーディオ」やこだわった調整が可能になったという「イコライザー」を試すのが楽しみです。発売までまだ時間がありますので、レビュー次第、追加情報としてお伝えしていきますのでお待ちください。
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- 所在地
- 東京都千代田区有楽町1-11-1
- 電話番号
- 03-5221-1111
- 営業時間
- 10:00-22:00
- アクセス
JR山手線・京浜東北線 東京メトロ有楽町線「有楽町駅」徒歩1分
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