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2025年ボージョレ・ヌーヴォーが11月20日解禁!現地からの最新レポート

2025/11/04
2025年ボージョレ・ヌーヴォーが11月20日解禁!現地からの最新レポート

今年も、秋の訪れとともにフランス・ボージョレから“あの季節”がやってきます。
2025年のボージョレ・ヌーヴォーは、収穫を終えた現地生産者たちが「これは期待できる!」と太鼓判を押すほどの出来栄え。

今年のボージョレはどんな味わいに仕上がっているのか ──現地の声をもとに、その魅力をいち早くお届けします。

【追記】11月20日解禁されたボージョレ・ヌーヴォーの出来ばえや味については以下の記事をご覧ください

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関連記事:【11月20日解禁速報】2025年 ボージョレ・ヌーヴォーの味や出来栄えは?
目次

    ボージョレ・ヌーヴォーってどんなワイン?

    毎年11月第3木曜日の解禁日に合わせて、フランスからやってくるボージョレ・ヌーヴォー。

    ボージョレは、昔からワインの銘醸地として知られている地区。そして、ヌーヴォーは、フランス語で「新酒」のこと。つまり、「ボージョレ地区の新酒」という意味なんです。

    この解禁日はフランスの法律で決められたもので、この日の0時より前には、現地フランスでもボージョレの新酒を飲むことはできません。

    では、なぜこの日が解禁日になったのでしょうか? まず1951年に、軍隊へのワインの供給を確保するため、出荷を12月15日まで制限する省令が出されました。

    ボージョレ生産者協会は、ボージョレ地区の新酒(ヌーヴォー)をフレッシュなうちに消費者に届けたいという想いから、決められた日よりも早く販売したいという申請を出しました。

    生産者たちの想いが通じて、その年の11月13日には、ボージョレ地区の新酒は『12月15日の解禁を待たずに今現在から販売できるワイン』として認められました。

    当初 、解禁日は11月15日とされていましたが、この日が土日にあたるとワイン運搬業者がお休みになってしまい配達されないという事情があり、1985年から11月の第3木曜日に改定されました。

    新酒のワインを美味しいうちに飲んで欲しい!という当時の生産者さんたちのおかげで、現在でも毎年11月第3木曜日にボージョレ・ヌーヴォーの解禁日が迎えられるというわけなんです 。その日は、今年は11月20日になります。

    その年にできたワインを真っ先に楽しめるボージョレ・ヌーボーの解禁は、いわば年に一度のワインのお祭り。

    本場のボージョレでは、“Les Sarmentelles des Beaujeu(レ サーモンテル デ ボージュ)” という、ボージョレ・ヌーヴォー解禁を祝うお祭りが行われます。ワインの試飲会はもちろんのこと、パレード、コンサート、ストリートパフォーマンスなどが5日間繰り広げられ、とても盛り上がるそうです。

    フレッシュで飲みやすい、フルーティーな味わい

    ボージョレ・ヌーボーの、フレッシュでフルーティーな味わいが好き!という方も多いのではないでしょうか? 味わいのヒミツは、次のふたつ。

    1. ガメイ種というブドウ品種のみ使用
    ガメイは、イチゴやラズベリーなど赤い果実のような香り、薄めの果皮、ハツラツとした酸味が特徴。フルーツが香りと味にたっぷり感じられて、渋みが少なくて飲みやすいのは、このブドウを使っているからなのです。

    2. ブドウの房ごと入れる、短期間の発酵方法
    ボージョレ・ヌーヴォーには、必ず手摘みで収穫されたブドウを使います。また、房をまるごと短期間で発酵させ醸造することで、軽やかで飲みやすい、輝くようなルビー色のワインが生まれます。

    そして大事なのは、「ボージョレ地区でしか、ボージョレ・ヌーヴォーの味は造れない」ということ!ボージョレ地区の気候と土壌、そしてワイン造りの伝統を培ってきたブドウ栽培農家と醸造家の努力の結晶が、優れた味わいのボージョレ・ヌーヴォーを生んでいます。

    今年のボージョレ・ヌーヴォー の出来栄えは?

    老舗ジョルジュ デュブッフ社の「ボージョレの王子」こと、取締役のアドリアン デュブッフ・ラコンブさん

    早くも「期待の年!」との声が聞こえてきている、2025年のボージョレ・ヌーヴォー。

    「ボージョレの帝王」と呼ばれ、日本にボージョレ・ヌーヴォーを広めた立役者であるデュブッフ氏の孫で、ジョルジュ デュブッフ社取締役のアドリアン・デュブッフさんにお話をうかがいました。

    ──2025年は、気候的にはどのような年でしたか?

    「今年のボージョレ地区は、開花期から収穫期にかけて晴天が続いたため、太陽の光をたっぷり浴びることができた、まさに理想的な気候でした。特に7月中旬以降は安定した晴天が続き、ぶどうの成熟が順調に進みました。

    気候に関して印象的なのは、開花から収穫までの期間が、年々短くなっている点です。これは地球温暖化の影響だとされています。今年も、開花から約90日後の8月下旬に収穫が始まりました」

    ──今年のブドウの収穫量と品質について聞かせてください。

    「収量は、昨年と比べるとやや少なめですが、安定した気候が続き、また病害の影響も少なかったため、品質は非常に高く、これは期待できる!という手応えがあります」

    ──収穫してからワインになるまで、厳しい品質管理が欠かせないとのことですね。

    「はい。まず、厳正な選果を行っています。病害(うどんこ病など)にかかったブドウを徹底的に排除しているため、高い品質が保たれるのです。

    また収穫前から、畑の観察と管理を継続して行っています。自然のリズムに合わせて丁寧に対応することが、品質の安定に寄与しています」

    ──今年のボージョレ・ヌーヴォーの出来栄えについて聞かせてください。

    「豊かなテロワールと、造り手たちの情熱が見事に融合して、個性際立つ1本になりそうです。落ち着きのある味わいの中に、しっかりとした芯がある。そんなワインが仕上がる予感です!」

    なお、今年の解禁日は11月20日(木)。ジョルジュ デュブッフ社では、その年の解禁日に必ず日本でボージョレ・ヌーヴォーを飲んでもらえるよう、発送前には社員が力を合わせて準備を進めるそうです。

    「毎年ボージョレ・ヌーヴォーを楽しみにお待ちいただいている日本のお客様に、いち早くボージョレ・ヌーヴォーの到着をお知らせすべく、日本向けの製品は優先的に製造しています。

    10月の欧州からの出荷解禁日の翌日には、日本にジョルジュ デュブッフ社のボージョレ・ヌーヴォーが到着します」(アドリアン)

    ボージョレ・ヌーヴォーはいろんな料理と楽しめる!

    若々しく軽やかでフルーティーなボージョレ・ヌーヴォーは、ワイン好きの方だけでなく、普段あまりワインを飲み慣れない方にも親しみやすいワイン。

    いろんなタイプのメニューと相性が良いので、家の食事に合わせるワインとしても優秀なんです!

    ハムやチーズなど軽めのおつまみ、ピザや鶏肉のロースト、ハンバーグなどの洋食にはもちろん、肉じゃがや鶏の照り焼き 、焼き鳥など和食メニューとも相性バツグン。さらに、プルコギや酢豚、春巻きなどの韓国・中華風メニューと合わせてみるのもオススメです。

    毎日の食事と一緒に、気軽にボージョレ・ヌーヴォーを楽しんでみてくださいね。

    【予約受付中】おすすめのボージョレ・ヌーヴォー

    この記事で紹介した商品
    ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2025 750ml【赤ワイン】
    ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2025 750ml【赤ワイン】
    ジョルジュ デュブッフ社が手掛けるボージョレ ヌーヴォーの象徴として、創業者ジョルジュ デュブッフ氏のブレンドの思想を受け継いでつくった商品です。中味は、果実や花の香りがあふれ、軽やかでフルーティな味わいのボージョレ ヌーヴォーならではの魅力が詰まった1本です。
    ビックカメラ.comで見る
    ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー セレクション・プリュス 2025 750ml【赤ワイン】
    ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー セレクション・プリュス 2025 750ml【赤ワイン】
    ボジョレー地区全体で3,000軒あるぶどう生産者からジョルジュ デュブッフ社がその年最良と認めた、“トップキュベ”のぶどうのみを使用した、高い凝縮感と深みのある味わいが特長です。
    ビックカメラ.comで見る
    J.M.オージュー ボージョレ・ヌーヴォー 2025 750ml【赤ワイン】
    J.M.オージュー ボージョレ・ヌーヴォー 2025 750ml【赤ワイン】
    ヌーヴォーらしいフレッシュ感溢れるヌーヴォーです。明るいルビー色で熟した赤い果実や黒いベリー系の香り、チェリーやイチゴを思わせる風味が楽しめるワイン。
    ビックカメラ.comで見る
     

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    吉田恵理子
    吉田恵理子
    ワイン&フードジャーナリスト。パリ在住。お茶の水女子大学博士前期課程修了。2005年フランス国立ランス大学高等美食学研究院にて学び、2006年よりフリーランスに。ロンドン酒ソムリエアソシエーション認定酒ソムリエ。主な著書に『ワインを飲めばすべてうまくいく』『ランチタイムが楽しみなフランス人たち』がある。
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