キッチン家電で本格料理!

ホームパーティで簡単につくれる♪ホットプレートで絶品フレンチを楽しもう!

2024/09/27
ホームパーティで簡単につくれる♪ホットプレートで絶品フレンチを楽しもう!

食卓調理が簡単にできる「ホットプレート」は、家族が集まるときに大活躍してくれる優れもの。でも、焼き肉、お好み焼き、たこ焼き、クレープなど、レパートリーが限定されていませんか?

ところが、料理のプロ曰く、「ホットプレートをあなどってはいけません。じつは、レストランのような料理だって作れるんですよ」。

本当にホットプレートで本格料理ができるの?

ということで、さっそくスーパーで手に入る食材を使って、フレンチのフルコースさながらの料理を作ってもらいました。夫婦や家族、友人とのちょっとしたお祝いにも大活躍しそうなレシピが次々と……。さぁ、おうちビストロの開店です!

目次

    今回使用するホットプレートは、こちらの『récolte(レコルト)』。おしゃれな器のように洗練されたシンプルなデザインで、和食器にも洋食器にも合わせやすく、食卓にも自然となじみます。

    プレートの大きさはA4サイズほど。2人から4人家族にちょうどいい大きさで、コンパクトだから食卓に置いても場所を取りすぎず、ゆったりしたスペースで使用できます。約2.6kgと軽量で、四角い形で収納しやすいのも実用的。

    沼津りえさんが今回用意した食材は、野菜各種、帆立貝、牛肉、卵、りんご、牛乳、小麦粉、バター等々。これだけの食材で4品の料理に挑戦。

    今回、料理を考案してくれたのは料理研究家の沼津りえさん。東京・渋谷にある老舗洋食店で修業した経験もあり、アイデアあふれる家庭料理からレストラン仕様の本格料理までお手のもの。

    「ホットプレートで本格料理を」というテーマで沼津さんがひらめいたのが、ひとつのホットプレートを使って、前菜からデザートまで、食卓に居ながら調理できる“本格フレンチコース”です。

    「乾杯してみんなと一緒に料理を楽しみたくても、調理をする人は、ひとりだけキッチンに立たなきゃいけない。だから、“あっちでは盛り上がっているなあ。何を話しているんだろう”って、じつはちょっと寂しいですよね。

    今回のフレンチコースは、“食卓で調理できる”というホットプレートの魅力を最大限に引き出しました。最初に食材を準備しておけば、前菜からデザートまで、全部で4品の料理を食卓で一気に調理できます。ホットプレートは調理ごとにペーパーなどで汚れを拭き取るだけでほぼ洗わずに作れるので、こまめに席を立つ必要もないんです」(以下「」内、沼津さん)

    ズラリと並んだ食材は、どれもスーパーで手軽に手に入るものばかり。これで本当にコース料理が作れるの? それでは早速、調理スタート!

    素材の旨味を引き出す蒸し料理もお任せあれ!

    <前菜>

    帆立貝と旬野菜のエチュベ

    まずは前菜の「帆立貝と旬野菜のエチュベ」から。

    「“エチュベ”はフランス料理の基本的な調理法のひとつで、少量の水分で蒸し煮する方法。これにより、素材の旨味を存分に引き出すことができます。今回は火の通りがよい帆立貝を使いますが、白身魚やえびなど、好みの魚介類でもOK。旬の野菜も一緒にたっぷり蒸してください」

    食材を切って並べるだけだから、とっても簡単。白ワインとオリーブオイルをかけ、すべて一緒に蒸し上げる。
    【材料】(2人分)
    帆立貝(刺身用)・・・6個
    ズッキーニ(緑・黄色)・・・各2cm
    アスパラガス・・・2本
    かぶ(小)・・・1個
    しいたけ・・・1個

    [A]
    オリーブオイル・・・大さじ1
    白ワイン・・・大さじ1
    塩・・・少量
    こしょう・・・少量

    [ソース]
    調理で出た蒸し汁・・・全量
    マヨネーズ・・・大さじ2
    牛乳・・・大さじ1
    レモン汁・・・小さじ1/2
    塩・・・少量
    こしょう・・・少量
    【作り方】
    (1)帆立貝は塩少量(分量外)を振り、5分ほど置いて水気を拭く。
    (2)ズッキーニは1cm幅の輪切りに、アスパラガスは5cm幅に切る。かぶは茎を2cmほど残し、皮をむいてくし形切りにする。しいたけは石突きを取り、十字に切る。
    (3)ホットプレートに(1)、(2)を並べ、[A]を回しかけて強火で焼く。ジュージューと音がしてきたらふたをして、中火で3分ほど焼き、皿に盛り付ける。
    (4)ホットプレートに残った蒸し汁をボウルなどに入れ、[ソース]の材料をすべて加えて混ぜ合わせ、(3)に添える。
    途中でひっくり返すと温度が下がって水が出てしまうので、返す必要は一切ナシ。ふたをして中火で3分蒸すだけで完成!
    ソースは、スプーンを使ってアートのように彩ってみよう。

    皿に盛り付けたら、仕上げにソースをトッピング。ソースにはホットプレートに残っている帆立貝と野菜のうまみが凝縮された蒸し汁も余すところなく加えて、さらにおいしさをアップ。

    「前菜は一番初めに目にする一皿だからこそ、目でも楽しめる工夫を。色とりどりの野菜は大きめに切り、立体的に盛り付けると美しく仕上がります。ソースはドバッとかけるのではなく、皿の空いたスペースに、キャンバスに絵を描くように少しずつ添えると、一気にお店のような雰囲気に。コース料理が始まるワクワク感を演出してくれます。

    初めは蒸す時間を5分で考えていたのですが、このホットプレートは加熱の立ち上がりが早く、火力が強いので、蒸し時間は3分で十分でした。ふたを閉めたときにしっかり密着するので、エチュベなどの蒸し料理には最適!」

    目にも鮮やかな一皿に胸を躍らせながら、かぶを口に運ぶと……ジュワッとみずみずしくてびっくり。白ワインで蒸された帆立貝はうまみがギュッと凝縮されてより濃厚に。蒸し汁を加えたクリーミーなソースが、おいしさを上品に格上げしています。

    帆立貝のエチュベには、すっきりと軽い飲み口の白ワインが相性抜群です。

    大人気のあの絶品オムレツもホットプレートで!

    <サイドディッシュ>

    モン・サン・ミシェル風オムレツ フレッシュトマトソース添え

    サイドディッシュは、いま話題の「モン・サン・ミシェル風オムレツ」。フランスの世界遺産の名物料理です。ふわっとした口溶けのスフレオムレツはとても難しそうですが、なんとホットプレートで見事に再現。卵2つだけでこの満足度は革命的!

    【材料】(2人分)
    卵・・・2個
    塩・・・少量
    砂糖・・・小さじ1
    オリーブオイル・・・小さじ1
    セルフィーユ・・・適量

    [ソース]
    ミニトマト・・・8個
    オリーブオイル・・・小さじ2
    塩・・・少量
    こしょう・・・少量
    【作り方】
    (1)ミニトマトは十字に切り、[ソース]の材料をすべて混ぜ合わせる。
    (2)卵を卵黄と卵白に分ける。卵白に塩、砂糖を入れ、角が立つまでよく泡立てる。卵黄を加え、泡立て器で潰しながらさっくりと混ぜる。
    (3)ホットプレートにオリーブオイルを入れて弱火で熱し、(2)を円形に流し入れる。ふたをして弱火で2、3分加熱する。
    (4)(3)を半分に折って皿に盛り付け、(1)とセルフィーユ(なくても可)を添える。
    ホットプレートの上で卵液が流れないようにするため、今回はメレンゲを作ってもったりした生地に仕上げる。泡立て器で作るのが大変な人は、ハンドミキサーを使ってもOK。
    ふんわりとボリューム満点の生地をフライパンで2枚同時に焼くのは難しいが、長方形のホットプレートなら収まりもいい。
    ガス台と違って弱火で均一に火が入るから、失敗知らず。2、3分で2枚同時に焼き上がる。このオムレツは、焼きたてが食べ頃。ホットプレートなら作り手も一緒に食べられるのが嬉しい。

    ふわふわのオムレツがあっという間に完成! 卵2個で作ったとは思えぬ、美しすぎる出来栄えに思わずうっとり。舌の上で軽やかなオムレツが泡のように溶けていきます。

    「ソースは事前に作っておいて、メレンゲ作りは食卓で。目の前で作れば、盛り上がること間違いなし! フライパンだと1枚ずつしか焼けませんが、ホットプレートなら2枚同時に焼けるのもいいですね」

    超火力で肉汁をしっかり閉じ込めたステーキ!

    <メインディッシュ>

    サーロインステーキ

    いよいよメインディッシュ。今回はサーロインステーキを豪快にホットプレートで焼き上げます。そして味付けは、なんと塩・こしょうだけという潔さ。

    「シンプルな味付けで肉のうまみを存分に味わいます。塩加減は“肉100gに対して塩1g”と覚えておくと便利ですよ。これで味がビシッと決まります。鶏肉や豚肉を焼くときも、この比率でOKです。

    焼き時間は、肉の厚さ1cmで片面1分の焼き時間が目安。肉を焼くのが難しいと感じる人は、タイマーでしっかり1分ずつ計るのがおすすめ。これだけで焼き名人になれます!」

    肉より野菜のほうが火が通るのに時間がかかるので、野菜から先に焼くこと。
    【材料】(2人分)
    牛ステーキ肉・・・2枚(300g)
    エリンギ・・・1本
    パプリカ(赤・黄)・・・各1/4個
    にんにく・・・1片
    塩・・・3g(小さじ3/5)
    粗挽き黒こしょう・・・適量
    オリーブオイル・・・小さじ1
    クレソン・・・適量
    【作り方】
    (1)エリンギは十字に、パプリカは細切りに、にんにくは半分に切る。
    (2)室温に戻した牛肉の両面に、塩、粗挽き黒こしょうを振る。
    (3)ホットプレートを強火で熱し、(1)をさっと焼く。
    (4)野菜に軽く火が通ったら、オリーブオイルをひき、(2)を強火で1分焼く。裏返して、さらに1分焼く。
    (5)皿に肉と野菜を盛り付け、クレソンを添える。
    ふたをせずに、片面1分ずつ強火で焼くだけでOK! 火加減の調整は無段階ダイヤルなので、ガスのように微妙な温度調整ができる。

    「ジューッ!」と肉の焼ける音と香りに、撮影現場では思わず「おいしそう~!」と歓声が上がるほど。このライブ感こそ、ホットプレート調理の醍醐味です。

    「通常だと肉を入れるとプレートの温度が下がりますが、このホットプレートは火力が強いのと、加熱の立ち上がりがとても早いので、温度を下げずに一気に焼き上げてくれます。普通のホットプレートは焼き色がなかなかきれいにつかないのですが、これは焼き目がしっかりついて感動! ホットプレートでステーキ肉を焼くのはなかなか難しいですが、火力がパワフルで焼きムラがなく、フライパン感覚で理想的な火入れができました」

    ひと口食べると、外はこんがりしていながら、中はジューシーで絶妙な焼き加減! 高火力で焼き上げているので、肉汁をしっかり閉じ込めて、噛むと肉のうまみがジュワッと溢れます。味付けが塩、こしょうと至ってシンプルだからこそ、肉本来のおいしさをダイレクトに堪能できるメインディッシュにふさわしい一皿です。

    今回は渋みの少ないデイリーな赤ワインと合わせましたが、しっかりとタンニンを感じる重厚な赤と組み合わせれば、特別な日の一皿になりそう。

    本格スイーツもホットプレートでお手軽に!

    <デザート>

    りんごのカラメルパンケーキ

    いよいよ最後は締めのデザート。今回はセルクル(丸い型)を使って調理します。肉を焼いた後なので、水で濡らしたペーパーなどでプレート表面の肉の脂をしっかり拭き取ってから使ってください。

    「りんごを切って、生地を先に作っておけば、後は食卓で調理できます。コース料理の調理を始める前に、下準備をしておくといいですね」

    【材料】(4個分/直径6cm、高さ4cmのセルクルを使用)
    りんご・・・1/4個
    バター・・・適量
    薄力粉・・・100g
    ベーキングパウダー・・・小さじ1
    卵・・・1個
    牛乳・・・100ml
    砂糖・・・大さじ3
    オリーブオイル・・・小さじ1
    グラニュー糖・・・小さじ1
    バニラアイス・・・適量
    シナモン・・・適量
    ミント・・・適量
    【作り方】
    (1)りんごの皮をむき、角切りにする。セルクルの内側にバターを塗る。
    (2)薄力粉とベーキングパウダーを混ぜて、粉をふるう。
    (3)ボウルに割りほぐした卵、牛乳を合わせて混ぜ、(2)、砂糖を加えて混ぜる。
    (4)ホットプレートにオリーブオイルを弱火で熱し、セルクル4個を置いてグラニュー糖を1/4量ずつ入れ、その上にりんご、(3)を1/4量ずつ入れて5分ほど焼く。生地が固まってきたら、上下を返してさらに5分ほど焼く。
    (5)セルクルを外して皿に盛り付け、バニラアイス、シナモン、ミントを添える。
    グラニュー糖とりんごがカラメル色になったら、上下を返して焼く。ホットプレートなら4個同時に調理可能。
    皿に盛り付けて、アイスクリーム、シナモン、ミントをトッピングすると、カフェのようなおしゃれな雰囲気に。

    食べてみるとシャキシャキしたりんごがアクセントに。サックリしたスポンジ生地は、ほんのり甘くて素朴な味わい。バニラアイスを染み込ませて食べるとたまりません。

    récolte(レコルト)のホットプレートは、食卓に料理と並んだときに、大きすぎず、圧迫感がないのもポイント。食器のように自然となじむデザインで、とってもスマートに食卓を彩ってくれます。

    最初に食材を準備し、下ごしらえをしておけば、調理する人も一緒に一皿ずつ本格料理を味わえるのが今回のコース料理の魅力。こういった作り方ができるのもホットプレートならではですね。

    さらにおまけで、沼津さんからこんな嬉しいコメントも。

    「このホットプレートはプレートにヒーターが内蔵されているので、丸ごと水洗いできて最高! お手入れもとってもラクでした!」

    récolte(レコルト)のホットプレートが一台あれば、おうちごはんが豊かになること間違いなし。日常使いはもちろん、ちょっと特別なハレの日に、本格的な料理を大切な人と楽しんでみてください。

    前菜・メインに合わせたワインはこちら

    前菜に合わせたのはボルドーの『シャトー・カンザック・ブラン』。グレープフルーツなどのトロピカルなフルーツの香りに、切れ味の良い果実味が特徴で、甘すぎず辛すぎず、食事を邪魔しないスッキリした味わいの1本です。

    ステーキに合わせた赤の『シャトー・カンザック・ルージュ』は、ブラックフルーツやスパイス、チョコレートなどの芳醇な香り、フレッシュな果実の風味とソフトなタンニンが見事に調和した1本。ボルドーだけど重すぎず、心地良い飲み口が豪快な肉料理にぴったりでした。

     
    この記事で紹介した商品
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    シャトー・カンザック・ルージュ 2018 750ml 【赤ワイン】
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    深い紫色をしたワインは、ブラックフルーツやスパイス、チョコレートなどの芳醇な香り、フレッシュな果実の風味とソフトなタンニンが見事に調和.長い余韻が心地良く楽しめます。
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    沼津りえ
    料理
    沼津りえ
    料理研究家、管理栄養士。東京・阿佐ヶ谷を中心に料理教室『cook会』主宰。雑誌やテレビなどのメディアでも活躍。『55分で焼きたてパン』(主婦の友社)、『母から娘に伝えるはじめてのLINEレシピ』(ART NEXT)など著書多数。
    岸綾香
    岸綾香
    ライター&エディター。大手出版社の女性週刊誌で約20年、料理、美容、グルメなど、実用記事を中心に幅広いジャンルで取材&執筆を行う。Web媒体では料理やヨガなどの動画記事を担当。週刊誌で鍛えられた体力&根性で40代から子育て奮闘中。
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    広告写真家・フードフォトグラファー。東京渋谷を拠点に活動。プロフェッショナルフード、ミシュランレストラン、建築、商品、広告などを主に撮影。大手企業の海外部門、広告撮影を始め、国内外で活動。一般社団法人 FPA 日本フードフォトグラファー協会 代表理事。公益社団法人 APA 日本広告写真家協会 正会員。ミシュランフォトグラファー。
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    片野坂圭子
    スタイリスト。1978年埼玉県出身。アシスタントを経て独立後、ライフスタイルを中心とした食・生活まわりのスタイリングを手掛ける。雑誌、書籍をメインに活動中。
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