「リベイク」が得意なオーブントースターを徹底比較!
日常生活には欠かせない家電製品。でも、世の中には数えきれないほどの種類の家電があるから、どんな家電がいいか迷うのも無理はありません。そこで、BIC WAVE編集部が人気の家電製品を徹底比較してみました。
第一弾は、オーブントースターの人気機能「リベイク」が得意な3台をお試し!市販のパンも窯出しのように温め直しできるオーブントースターを見つけてきました。
今回試すのは、食パン、ピザパン、フライドポテト、エビ天、そして各メーカーが得意とするソーセージパン、ノンフライ唐揚げ、カレーパンです。
ぜひ購入の参考にしてみてください。
リベイクとは?
「リベイク」とは、Re(再び)、Bake(焼く)という言葉を組み合わせた造語です。焼きたてパンはおいしいけれど、冷めてしまうとおいしさが半減してしまう……。
今回はそんな冷めたパンの温め直しが難しい問題を解決してくれる「リベイク機能」の実力を試してみました。
1台ずつ特徴を紹介しましょう
バルミューダ「ReBaker(リベイカー)」
バルミューダといえば、スチームを使ったトーストで一世を風靡しましたが、ほかにもサラマンダー機能搭載の機種 も揃います。今回スチーム機能はありませんが、その代わり惣菜パンや揚げ物の温め直し(リベイク)に注力した「リベイク機能」を搭載しています。
ブルーノ「スチーム&ベイク トースター」
今回検証したのは、スチームとコンベクション機能を搭載したトースター。少量の水を入れ、加熱とともにスチームを充満させることで、外はカリッと、中はもっちりのトーストを焼き上げるもの。
ヒーターで温めた熱をファンで循環させるコンベクション機能も搭載しており、揚げ物を揚げたてのように温め直したり、油を使わない唐揚げなどノンフライ料理も手軽に作れたりするのも特徴。操作方法は、モード、温度、タイマーと3つのダイヤルが並んでいるので、それぞれ順に設定していきます。
ツインバード「匠ブランジェトースター」
世界一のパン職人(世界大会iba cup2015総合優勝)浅井一浩氏が監修に携わり、「匠の焼きたて」を再現するというトースター。間口が狭く奥行きのある形状は、熱を逃しにくいパン窯にならっているそう。
上下に備えたヒーターのうち、下側にはパンの内部まで温める近赤外線ハロゲンヒーターを、上側には表面を焼き上げる遠赤外線カーボンヒーターを搭載し、火力をマイコン制御することで、表面を焼きすぎずに中まで熱々に焼き上げることができます。
まずは基本のトーストから
さっそくリベイクのお手並みを拝見したいところですが、やはりトースターなのでトースト機能も大事!ということで、まずは食パン(トースト)から試してみます。
理想的なトーストとされているのが、外はサクッと、中はもっちりという焼き上がりです。果たして各メーカーの焼き上がりはどうでしょうか。
バルミューダ | ブルーノ | ツインバード |
歯当たりの良い外側に対して内側はパンの風味や香りがやや物足りない印象。 | 表面はカリッと香ばしい仕上がり、内側はしっとりと水分多めの食感。 | 表もサクサク。中は熱々で粘り気があり、表面と中のコントラストが楽しい。 |
具だくさんのピザパンを焦がさず温められる?
ここからはいよいよリベイクにチャレンジしてみましょう。まずは市販のピザパンです。表面の具を焦がしすぎずに温めながら、厚みのあるパンの部分もふっくら温められるか、難易度の高そうな惣菜パン です。
バルミューダ | ブルーノ | ツインバード |
「チーズトースト」モードで5分に設定。カリッと香ばしく、中も満遍なく膨らんでいた。 | 表面はカリッと香ばしい仕上がりになったものの、内側は膨らみが足りない食感。 | 厚みがあっても中まで熱々!食感はしっとり、パンの甘みもしっかり感じられた。 |
海老天とフライドポテトは揚げたての味になるか
続いては、揚げ物の温め直しをしてます。みなさんも経験があると思いますが、お店で買ってきた天ぷらは、電子レンジでチンすると衣がべちゃべちゃに、オーブントースターで焼くと表面はカチカチに焦げているのに中は冷たい、なんてことになりがち。
さらにハンバーガーショップで買ってきたフライドポテト。持ち帰っている間にカリカリ感がすっかり失われ、フニャッとして 別物になってしまいますよね。そこで今回は、スーパーマーケットで買ってきたエビ天と、買って1時間経ったフライドポテトの温め直しをしてみました。その結果、フライドポテトは意外と難易度が高く……。
バルミューダ
ブルーノ
コンベクションモード、温度は250℃、時間は4分。ファンで熱風を循環するので、表面はカリカリになり、揚げ物ならではの歯当たりの良さまで再現。 | コンベクションモードで温度は170℃、時間は10分。水分が飛びすぎて、ガリガリの仕上がりに。もはやフライドポテトではなく、あの市販の人気のスナック菓子の味! |
ツインバード
マニュアルモードで温度は160℃、時間は7分。衣に焦げ目はほとんどついていませんでしたが、油がたっぷり落ちて、衣はサクサク、エビも熱々に。 | 推奨された「クロワッサン」モードで4分。油がたっぷり落ち、味自体はおいしいものの、しんなりしており、店内で食べるおいしさにとは言い難い仕上がり。 |
得意分野で実力を余すところなく発揮!
最後に、各製品が得意としている独自機能を発揮できるリベイクを試してみました。その結果、さすがは目玉機能だけあって、どれも素晴らしい仕上がりになりました。
バルミューダ(ソーセージパン)
バルミューダが、リベイク機能にこだわった理由のひとつが、同社社長が「学生時代によく食べたソーセージパンをおいしく温め直したかった」というもの。確かにスーパーやコンビニで売られているソーセージパンは、そのままではソーセージが冷えていたり、ソースが固まったりして、本来のおいしさが味わえません。
そんなソーセージパンをリベイクしてみたところ、表面のソースはとろけ、少し香ばしさが添えられました。ソーセージもしっかり温まり、パンはふっくら!ソーセージパンとともに青春時代を過ごした人にも、ぜひ試してもらいたいモードです。
ブルーノ(ノンフライ唐揚げ)
唐揚げが大好きだけど、油が気になるから控えている、油の処理が面倒だから家で作りたくない。そんな人にぜひ試してほしいのが、このノンフライ唐揚げです。鶏肉に衣をまぶし、コンベクションオーブンで焼くだけで、まるで揚げ物のように香ばしい鶏肉料理が味わえるのです。
外は見ての通りカリカリ、中までしっかり火が通り、しかもジューシー!揚げた唐揚げとは異なる味わいですが、十分おいしいです。これもコンベクション機能があるからこそ、成せるわざ。
ツインバード(カレーパンモード)
カレーパンは惣菜パンの中でも温め直しが難しいパンの代表格。何しろ外は揚げたてサクサクにしたいけど焦がしたくない、でも中も温めたいと相反する温め方が求められるのです。
ツインバードのカレーパンモードは、遠赤外線と近赤外線を絶妙に駆使し、この難題をクリア。揚げ物のようにカリッとした歯応え、油っぽさもなく、中は熱々でとろりとした食感が味わえます。他製品ではここまで上手に温め直しできなかったので、さすが専用モード。
特徴を見極めて、わが家の一台を見つけて
以上、さまざまな惣菜や揚げ物のリベイクを行った結果、メーカーによって得意なものが明確に異なることがわかりました。
バルミューダは、意外にもトーストの焼き上がりが残念でしたが、ソーセージパンを美味しく食べるためにリベイクトースターを開発したというだけあって、惣菜パンや揚げ物はどれもバランス良く納得の焼き上がりに。惣菜パンが好きで、より美味しく食べたいという人に パン派ではないけど リベイクをする機会が多いという方にはオススメ。トーストにこだわりのある方はスチーム搭載の上位モデルの方がオススメです。
ブルーノは設定によってばらつきが目立ち少しクセがありましたが、さまざまなリベイクに対応するコンベクションモードはとても便利。他機種では見られないノンフライ唐揚げのテストでわかるように、揚げ物はノンフライを含めてかなり得意です。
ツインバードは、中まで熱々になるので、作りたて、焼きたての味を楽しみたい人におすすめ。特に中に具が入った惣菜パンの温め直しのクオリティは、ほかでは真似できそうにありません。オートモードではパンはもちろん、冷凍トースト、冷凍クロワッサン、冷凍フランスパン、冷凍カレーパンなど10種類の設定ができるので、忙しい方や面倒くさがり屋さんでもサクサク調理ができるのはうれしいですね。コストパフォーマンスを考えると個人的には今回もっともオススメの機種と言えそうです。
全体を通して実感したのはやはり「リベイクしないともったいない!」ということ。リベイク前と後では、歴然とした違いがありますので、パンが好き、惣菜パンをよく食べるという人は、ぜひリベイクが得意なオーブントースターを試してみてください。
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