ワイヤレスイヤホン JBL 「LIVE BEAM 3」を販売員が本音レビュー
今回ご紹介するワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」は2年前に発売された「LIVE FREE 2」の後継モデルです。JBLとしては初のハイレゾに対応したモデルで、最上位モデル「TOUR PRO 2」で搭載した機能も多く搭載していることも話題になっています。
今回はそんなLIVE BEAM 3を有楽町店オーディオコーナーのマイスター 新井さんと一緒に紹介していきます。
JBL LIVE BEAM 3の特長
・リアルタイムで自動補正するハイブリッドノイズキャンセリング機能
・待望のハイレゾ対応
・スマートタッチディスプレイ充電ケース
・包まれるような音響体験を楽しめる『JBL空間サウンド』に対応
・マルチポイント対応
・ワイヤレス充電対応
・好みに合わせた音をカスタマイズツールが『Personi-Fi 3.0』にアップグレード
・アプリで通話設定をカスタマイズ可能
・再生時間:ノイズキャンセリング時に本体10時間+ケース30時間再生
・カラーは4色(ブラック、ブルー、シルバー、パープル)
・価格28,050円(税込)P10% ※2024年8月5日時点
最近のワイヤレスイヤホンに搭載されている機能はほぼ搭載されている印象ですね。
ハイレゾに対応したことやバッテリーの再生時間など、機能の一部は最上位モデルの「TOUR PRO 2」よりもパワーアップしております。
JBL LIVE BEAM 3の外観と付属品
イヤホンは丸みを帯びたボディで一部に鏡面加工が施されており、シンプルなデザインです 。ケースは前面から開閉するようになり、取り出しが「TOUR PRO 2」よりもスムーズになったようです。
重量
「TOUR PRO 2」と比べて見た目は少しスマートになり、重量も5gとさらに軽くなりました。
ケースもコンパクトに。重さは7.15gで「TOUR PRO 2」と比べて5%の軽量化されました。
──新井さん、ケースは触ってみてどうですか?
新井: 液晶部分は「TOUR PRO2」よりも解像度が上がっていて、文字がしっかり見えるようになりましたね。
JBL LIVE BEAM 3を聴いてみた!
──JBLといえば力強い音のイメージですが、試聴した感想はいかがでしたか?
新井:そうですね。JBLらしさを感じる重低音寄りの元気なサウンドが特徴です。また、試聴して感じたのが、イコライザーや設定で自分好みの音に合わせていくのが楽しいイヤホンでした。選ぶイコライザーによって、特徴的な低音を足したり、抑えたり簡単にできるので、試聴する際は設定をぜひ触ってみてください(チャートはデフォルト設定の「Jazz」のものです)
相性の良いジャンルはROCK、POP、エレクトリックなどアタックが強い音楽は全般聴きやすかったです。
──音場(音の広がりや響き)はどう感じましたか?
新井:イコライザーやPersoni-Fi(ユーザーごとの補正機能)によって、かなり印象が変わります。「VOCAL」は狭めでしたが、「EXTREME BASS」ではスーパーウーファーを加えたような低音の響きがしっかり感じられる音になります。
「EXTREME BASS」は新しく加わったモードですが、ぜひ試してもらいたいですね。ネーミングは派手な音をイメージしますが、クラシックでも意外とハマります。試聴した時に聞いていた「宮本笑里/break」の6曲目に収録されている「東京 et 巴里 アコースティックヴァージョン」でヴァイオリンとピアノの音色が予想外に聴きやすくて驚きました。
──なるほど。逆に気になる所はありますか??
新井:オーケストラのような多くの楽器が登場する楽曲では、音がボヤけてしまうことがあり、あまり得意ではない印象です。また、試聴中にイコライザーの操作をすると、音量が急に大きくなったり、小さくなったりするのは気になりました。
JBL LIVE BEAM 3の装着感
コンパクトになった本体は「TOUR PRO 2」よりも、しっかりと耳に収まる感覚があります。激しく動かなければ落ちやすいなどの問題はなさそうです。
イヤホン本体の操作性
本体をタッチしての操作が可能で、アプリから3種類の設定を左右それぞれに割り振ります。私は右に「再生・停止」、左は迷いましたが「音量調節」を選択しました。できれば「外音取り込み」もタッチ操作したいので、設定の自由度が今後改善されるといいですね。
また、本体のタッチ感度が上がったようで、しっかり押す感覚の「TOUR PRO 2」から、「LIVE BEAM 3」は軽く触るだけで反応するようになりました。
スマート充電ケース
充電ケースに液晶ディスプレイがあり、スマートフォンのように音楽の再生や設定変更などができます。「これ、必要?」と私は初見で思っていたのですが、使ってみると意外と便利でした。使いどころは2つあり、本体のタッチ操作で設定していない機能(私の場合は「外音取り込み」)を使う場合と、曲によってイコライザーの変更を簡単に変えたときです。ケースでの操作はスマホでアプリを立ち上げて操作するよりも意外と快適でした。地味なところですが言語切り替えで日本語にも対応するようになりました。
・音量操作
・外音取り込み
・空間サウンド
・イコライザー
・タイマー
・液晶の明るさ
・ケースの壁紙設定
・ボイスウェア
・自動再生&一時停止
・通知
・イヤホン本体を探す機能
・フラッシュライト(液晶を白く発光させる)
・言語選択
また、ユーザーの要望からケースにストラップホールが搭載されました。カバンや腰から下げて、持ち運びの利便性やおしゃれ感を出すことができるのは遊び心がありますね。
JBL LIVE BEAM 3とTOUR PRO 2おすすめは?
LIVE BEAM3 | TOUR PRO 2 | |
---|---|---|
価格 | 28,050円(税込) 10% | 31,350円(税込) 10% |
スマート充電ケース | 〇 | 〇 |
ハイレゾ対応 | 〇 | ─ |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
JBL空間対応 | 〇 | 〇 |
パーソナル機能 | Personi-3.0 | Personi-2.0 |
ワイヤレス充電 | 〇 | 〇 |
マルチポイント | 〇 | 〇 |
再生時間 |
10+30(ノイズキャンセリング ON) 12+36(ノイズキャンセリング OFF) |
8+24(ノイズキャンセリング ON) 10+30(ノイズキャンセリング OFF) |
──上位モデルの「TOUR PRO 2」と比べてみて機能や価格が近いですが、選ぶとしたらどちらがオススメですか?
新井: これは答えづらい質問ですが、お客様からもよく相談いただきます(汗)。その時は、「音の傾向」と「機能」の両面で2機種の特長をお伝えするようにしています。
・重低音で迫力重視の音
・ハイレゾ対応やTOUR PRO 2からアップデートされた機能を楽しめる
TOUR PRO 2
・低域により過ぎず、繊細で丁寧な表現も得意とする癖が少ないバランスのとれた音作り
・音質面ではTOUR PRO 2の方が優れるが、ハイレゾには対応していない
新井: 同じメーカーでも2機種で音の傾向が、かなり違いました。また、イヤホンは聞く人によって音の好き嫌いがわかれるだけでなく、耳の形によってイヤーピースが合う、合わないということもあります。検討していただく際は、ぜひお店で試していただきたいです。
この記事を読んで気に入ってもらえた方は
🤍いいねやSNSでのシェアをよろしくお願いします
- 所在地
- 東京都千代田区有楽町1-11-1
- 電話番号
- 03-5221-1111
- 営業時間
- 10:00-22:00
- アクセス
JR山手線・京浜東北線 東京メトロ有楽町線「有楽町駅」徒歩1分
>>地図で場所を見る
ABOUT このメディアについて
RANKING 人気記事
-
2024/11/071か月育成レビュー!AIペットロボット“Moflin(モフリン)”はもふもふでかわいさ爆発!
-
2024/09/20炊飯器最上位モデルを食べ比べ!ビックカメラお米ソムリエがお米の旨さを語り尽くす
-
2024/10/15『ビックポイント』の一番オトクな貯め方教えます!最新のポイント活用術を公開!
-
2024/11/05新体験!見たい?見たくない?カメラ付き耳かきをレビュー
-
2024/07/23販売員にとことんお尋ねください!買う予定がなくても構いません!
-
2024/06/20「リベイク」が得意なオーブントースターを徹底比較!
-
2024/06/14スマートロックはホントに便利? Switchbot ロックProレビュー
-
2024/09/30ナノケア史上最高!【※1】パナソニックの最新ドライヤーでワンランク上の仕上がりへ
-
2024/11/19最新ルンバ使ってみた!マッピング機能で掃除が一層らくらくに!
-
2024/12/30新色発売!話題のラディウス猫イヤホン「NEKO」にあたらしい仲間が登場!