「FUJIFILM X half X-HF1」でフィルムライクな画作り&撮影スタイルを体感!

かつてのハーフサイズカメラのような縦構図での撮影、フィルムシミュレーションやフィルターでフィルムカメラのような描写や巻き上げレバーを引く動作など撮影スタイルもフィルムカメラの撮影をデジタルで体感できるX half X-HF1。
実機を手にする機会がありましたので早速撮影してみました。

普通にカメラを構えるとかつてのハーフサイズカメラのような3:4の縦構図になります。焦点距離はスナップに使いやすい32mm相当、「写ルンです」と同じ画角です。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f5.6
- 露出時間:1/220秒
- ISO:200

レトロな車を見つけたのでフィルムシミュレーションを「ノスタルジックネガ」にて。1インチセンサーを搭載でノスタルジックな描写の中にも質感や雰囲気も良く表現してくれます。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/11
- 露出時間:1/320秒
- ISO:200

鮮やかな椅子、こちらはフィルムシミュレーション「クラシッククローム」に切り替えシブい描写に。フィルムシミュレーションは背面のフィルム確認窓を模したサブ液晶をスワイプすることで直観的に切り替えることが可能です。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/3秒
- ISO:200

主題のポストを左下に配置、AFのポイントも設定により切り替えることも可能。顔検出や瞳AFも搭載しています。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/550秒
- ISO:200

移動中の車窓から工場をアンダー目にしてシルエットに。露出補正などもダイヤルを使ってアナログ感覚で直観的に操作できました。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/11
- 露出時間:1/1500秒
- ISO:200

- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/90秒
- ISO:200

フィルムシミュレーション、ACROSにて。モノクロの表現もフィルター効果など色々設定できるのも奥が深いです。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/150秒
- ISO:200

フィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」にて。こういったレトロな情景にはしっくりきます。タイミングも慣れてきましたので、やってきた電車もベストな位置で。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/680秒
- ISO:200

- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/550秒
- ISO:200

様々な写真表現が出来るフィルター機能も搭載、こちらは「ライトリーク」。フィルムカメラでの光漏れを表現したフィルターですが、その効果もランダムで現れデジタルながらフィルム由来の偶然性が楽しめるのも面白いところです。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/2000秒
- ISO:200

フィルター効果も背面のサブ液晶をスワイプすることで切り替えが可能です。こちらは「期限切れフィルム」。フィルムメーカーのカメラからこういった効果のフィルターが付くことも衝撃的ですが、どこか懐かしい雰囲気になり個人的にもお気に入りです。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/420秒
- ISO:200

こちらはフィルター効果の「トイカメラ」。周辺光量を落とした効果で手前のガラス瓶の透明な質感なども引き立ちました。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/11
- 露出時間:1/1500秒
- ISO:200

画面右下に日付を入れることもできます。フォントなどもかつてのフィルムカメラのようで懐かしい。(ちなみにこの時日付を間違って設定してしまっていたので撮影日とは別の日付に・・・)
- カメラ: FUJIFILMvX half X-HF1
- 絞り値:f2.8
- 露出時間:1/42秒
- ISO:800

1画像に2枚の画像を入れ込むことが出来る2in1もハーフサイズカメラをオマージュしたX halfならではの機能。通常撮影時、フレーム切り換えレバーを引くことで連続した2つの画像を1枚に。撮影後専用アプリで作成することも可能。連続したカットをまとめるか、同じ色や形をイメージして組み写真的に仕上げるかなど組み合わせ次第で様々なストーリーが生まれます。こちらは青をテーマにした1枚に。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/5.6(左)f/5.6(右)
- 露出時間:1/600秒(左)1/500(右)
- ISO:200
X halfの楽しい機能の1つ、フィルムカメラモードでも撮影してみました。フィルムカメラモードではあらかじめフィルムシミュレーションや撮影枚数(36枚・54枚・72枚のいずれか)を設定し撮影を始めると枚数を撮り終えるまで液晶画面でのライブビュー撮影はできなくなり、光学ファインダーのみでの撮影となります。
撮影途中での画像確認も不可。枚数を撮り終えて専用スマートフォンアプリでの現像処理をするまでどう写っているか分からない・・・まさにフィルムカメラのわくわく感をデジタルで体験することが出来ます。このカメラならではの楽しい機能の1つです。

アプリ上での現像を終えるとフォルムごとに、このようなコンタクトシートが作成されます。現像時の演出なども面白い。アプリでは転送した画像のギャラリー&アルバム機能など、このカメラを楽しむうえで専用アプリは不可欠です。

フィルムカメラモードで撮影した画像のうちの1枚。フィルムシミュレーションは「REALA ACE」をチョイス、クリアな光学ファインダーでの撮影もある意味新鮮です。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/125秒
- ISO:640

こちらもフィルムカメラモードで撮影したうちの1枚。シャッターを切るごとにレバーを引くことで次のコマに。(もう少しレバーにトルクがあったらさらに◎でしたが・・・)こんなお作法も本機ならではの楽しみ方。街歩きも楽しくなります。
- カメラ: FUJIFILM X half X-HF1
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/680秒
- ISO:200

クラシカルなデザインがとても魅力的です。シャッターボタンには社外品のソフトレリーズボタンを付けてみました。ストラップなども好みのものをチョイスしてみたいです。
X half X-HF1、そのスタイルからはX100Yなどいわゆる高級コンパクトの小型版と想像しがちではありますが、それとは全く性格の異なるカメラです。トイカメラともまた違う、デジタルとアナログ感覚が融合した独特な撮影スタイルの唯一無二の存在。
色々な撮影スタイルから、懐かしさと新鮮さ、そして写真の楽しさが詰まったカメラです。またX halfをもって出掛けたくなりました。
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