体験レビュー
イチオシ商品
おすすめ

スマホと連携するコンパクトな天体望遠鏡"Seestar S30"で星雲撮影!

2025/05/22
スマホと連携するコンパクトな天体望遠鏡

夜空を見上げると、そこには無数の星が輝いています。もっと近くで、もっと鮮明に見てみたい──そんな願いを叶えるのが、オールインワン天体望遠鏡「Seestar S30」。

晴れた夜、ふと見上げた空に輝く星たち。もっと近くで、もっとはっきりと、その姿を見てみたくはありませんか?

専門知識がなくても、本格的な天体観測と撮影が楽しめる「Seestar S30」があれば大丈夫! 難しい知識や重たい機材は不要。スマホと連携し星探しから撮影までサポートしてくれる、このSeeStarと宇宙への小さな旅に出かけてみませんか?

目次

    最近、夜空を見上げましたか?

    人類が生まれたときから、夜空に星は輝いていた。無数に星は存在し、我々はどこかの星に生命体がいるのではないかと期待する。つまりロマンなのだ。星はロマンの塊なのだ。そんな星を見るのが天体観測だ。

    どうも、この記事を書いている地主です!

    天体観測と言えば、空気が澄む冬場が盛んな気がするけれど、どの季節でも星は存在する。また街の光が届かない場所のほうが観測はしやすい。ただ都会の夜空にも星は輝いている。

    みなさん、夜空、見上げていますか?

    私は星に特別に詳しいわけではない。というか、詳しくない。夜空を見上げて、どれが惑星で、どれが星雲なのかもわからない。どれが火星なのか、どれが「M81」なのか、そんな違いすらもわからないのだ。ただ、星を観察することにロマンを感じる。

    そこでこちらです!

    そんな知識はないけれど、星を観察したいという身勝手な願いを叶えるのが「ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30」だ。

    複雑な機材は必要ない。もちろん星の知識も必要ない。これ1台あれば、星の名前はわかるし、勝手に指定した星を映し出してくれる。コンパクトで手軽な天体観測のアイテムだ。

    これがZWO 天体望遠鏡 Seestar S30です!

    製品仕様

    モデル Seestar S30
    外観 00000013641287_A01.jpg
    価格(税込) 69,300円 P10%
    対物鏡有効径 30mm
    焦点距離(口径比) 150mm
    分解能・極限等級 3.9秒・9.2等
    三脚仕様 材質・形式:アルミ三脚
    サイズ:直径Φ240mm・高さ52mm(開脚時)
    架台タイプ 経緯台式
    雲台、三脚を用意することで赤道儀式にも対応
    写真撮影・太陽観察 内蔵カメラで撮影可
    専用フィルタを使用することで太陽観察可
    焦点調節方式 パワーフォーカス(オート・マニュアル)
    CMOSセンサー/ピクセルサイズ SONY IMX662(望遠側 カラー)/2.9μm×2.9μm
    視野角 望遠:2.46°・広角:23.2°
    撮影距離 6m~∞
    内部ストレージ・バッテリー容量 64GB・6000mAh
    通信機能 Wi-Fi・USB Type-C・Bluetooth
    重量 1.7kg
    本体サイズ
    (H x W x D)
    80×210×140mm
    カラー ホワイト

    ※価格は2025年12月5日時点のものになります。

    三脚も付いてくるので、条件さえ整えば天体観測が可能だ。ただ、付属の三脚は低いので、場所によっては高さが欲しい。Seestar S30には3/8インチサイズのネジが入るので、今回は自前の三脚を使った。

    付属の三脚がありますが、
    今回は自前の三脚を使っています!

    Seestar S30の設置

    事前準備は簡単。スマホに無料の公式アプリ「Seestar」をインストールしておくだけ。三脚にSeestar S30に設置したら、Seestar S30とスマホをWi-Fiで接続する。すぐに接続することができた。

    Seestarが入ったスマホと、
    Seestar S30を接続!
    Seestar S30を接続!

    次にSeestar S30の水平とコンパス補正を行う。三脚を動かして水平を取ればいい。アプリに水平か否かが出るので、それを見ながらやる感じだ。2つの丸が出てくるので、それが緑色になればOK。少しくらいの誤差は大丈夫なようだ。

    三脚の水平を調整して、
    緑色になればOK!
    緑色になればOK!

    コンパス補正はその場で一周、Seestar S30を回せばいいだけなので、より簡単。これで準備は整ったことになる。手順が多いようにも感じるかもしれないけれど、アプリに示される手順通りにすればいいのでとても簡単だ。

    果たして星は見えるのか!

    星を見る

    今回は東京・新宿駅から20分ほど電車で走った場所で天体観測を行った。空は街の光で明るい。また薄く雲があるようで、空を見ても肉眼では星はあまり観察できなかった。通常では天体観測に向かない状況だ。大丈夫だろうか、という心配がある。

    アプリの画面です!
    アプリの画面です!

    一般的な天体望遠鏡はまずファインダーを覗いて対象の星を視界に入れ、次に接眼レンズを覗き、星を観察するという流れになる。これがなかなかに難しい。特に肉眼では見えない星や星雲を観察するときは知識がないと探すことさえ困難となる。

    ところが「Seestar S30」は、どの星を観察するかも、その星が映るのもすべてスマホで完結する。星を探す時間も、覗き込む手間もない。すべてがスマホなのだ。だから天体の知識が一切いらない。強いて言えば、アプリに表示される天体名は英語(火星が「Mars」だったり)なので、それは知っておく必要はある。

    たとえば、アプリでMars(火星)を選ぶと、
    たとえば、アプリでMars(火星)を選ぶと、
    勝手にSeestar S30が回転して、
    Mars(火星)を写し出してくれる!
    Mars(火星)を写し出してくれる!

    これがMars(火星)です。

    いままでも火星の存在は当然知っていたし、夜空を見上げたこともある。だから、おそらく見たことはあるはずだけれど、Seestar S30に火星が映し出されるまで、火星がどれだか認識していなかった。

    これが火星なのか、と感動した。指定した星が映るので「これかな」、「こっちかな」がないのだ。まごうことなき火星を私は曇りなき眼に映すことができた。
    ちなみに火星には特徴として表面に模様があって、という話を聞いた記憶があった気がするが、残念ながら今回そこまでははっきり確認できなかった。でも自分のスマホに今そこにある火星が映し出されている事実に比べたら、そんなことは些細なことなのだ。

    時間によって観察できるオススメの天体を教えてくれる!
    時間によって観察できるオススメの天体を教えてくれる!

    アプリにはその時間に観察できるオススメの天体が表示される。今回はおおぐま座にある渦巻銀河の「M81」を選んだ。「Seestar S30」が動き出し、スマホにM81が映し出された。

    M81(中央)とM82(右下)です!
    M81(中央)とM82(右下)です!

    M81はとんでもなく恵まれた環境下のときは肉眼でも確認できるそうだ。だが、この日は当然肉眼では確認できなかった。ただSeestar S30ならば夜空が街の光で明るくても、薄曇りでも、観察できる。「う、うつくしい……」。感動すると語彙力を失う。

    ちなみに上記の写真には中央にM81、右斜め下にM82が映っている。ネットで検索するとこの2つは並んで見えることもあるそうだ。

    めちゃくちゃ楽しい!

    楽しさいろいろ

    Seestar S30なら、特別な知識がなくても目的の星を簡単に見ることができる。肉眼ではまったく見えない星が、しっかり見えるのは本当に驚きだ。しかも、Seestar S30はコンパクトで、持ち運びも簡単。天体望遠鏡といえば、大きくて重たい円筒のイメージがあったけれど、Seestar S30にはそんな煩わしさはない。

    みんなで見ることもできます!

    Seestar S30が映す映像はリアルタイムで複数のスマホで見ることができる(アプリが入っている必要はあります)。家族や友達と天体観測が可能なのだ。覗く順番はない。みんなで同時に星を見ることができる。また撮影した写真はアプリでノイズ処理することもできる。

    ノイズ処理前(左)とノイズ処理後。

    しかも、日中は超望遠レンズのカメラとして使用できる。遠くの鳥を撮ったりするのに使えるのではないだろうか。日中も夜も、遠くのものが大きく映し出されるのがSeestar S30の素晴らしい点だ。月を撮ったらクレーターが見えるほど大きく映って驚いた。

    肉眼だとこんな小さな月が、
    こんなにきれいに見えます!
    こんなにきれいに見えます!

    冒頭に「最近、夜空を見上げましたか?」と書いたけれど、Seestar S30は一度設置してしまえば、あとはスマホを見ていれば完結する。結果、夜空を見上げていないけれど、目の前には肉眼より美しく星が広がる。これぞ現代の天体観測のスタイルなのではないだろうか。

    M44(プレセベ星団)。きれい!
    M44(プレセベ星団)。きれい!

    ほかに、オススメとして表示されていた「M44」というのも撮影してみた。これはネットによれば「プレセベ星団」というらしい。「星雲」と「星団」の違いもじつはよくわからなかったが、「星雲」は、ガスや塵(ちり)が集まって光っているものや星が生まれる場所であり、「星団」は恒星が集まったものだそうだ。

    この感動がどの程度伝わるかはわからないが、肉眼では見えないものが確かに見えているのだ。しかも、映っているのがどの星なのかわかる。それが本当に楽しい。タイムラプスの撮影もできるので、星の動いていく様子を知ることができる。最高だと思う。

    Seestar S30、マジで楽しい!

    星空を見下ろす

    夜空は「見上げるもの」だと思っていたけれど、見下ろすことで満天の星空が広がることを初めて知った(この表現が正しいかはわからないけれど)。Seestar S30はコンパクトで、設置も簡単。知識がなくても、星をきちんと観察できるから、本当に楽しかった。

    「なんとなく星がある」ではなく、「これはM81だ」「これが火星だ」とはっきりわかる。わかると、もっと知りたくなる。好奇心を刺激し、それを深めてくれる、そんな特別なアイテムだった。

    これぞ現代の天体観測! 楽しい!

    追伸:Seestarが赤道儀モードに対応!

    アプリのアップデートでSeestar S30が赤道儀モードに対応しました。

    これまでも天体の自動追尾自体は可能でしたが、赤道儀モードの場合はより高精細な撮影が可能となります。また、赤道儀モードでは、1枚あたりの露光時間を60秒に設定する事ができます。これにより、通常(30秒露光)よりも撮影の幅が広がります。

    ※赤道儀モードを使用するには、カメラ用三脚と雲台が必要となります。
    ※詳細はこちらの赤道儀に関する公式ページをご覧ください。

     
    この記事で紹介した商品
    スマート天体望遠鏡 Seestar S30 [経緯台式 /スマホ対応]
    スマート天体望遠鏡 Seestar S30 [経緯台式 /スマホ対応]
    これ一台で本格的な天体撮影が楽しめるオールインワン天体望遠鏡。
    Seestar S50の扱いやすさを継承し、広角カメラ搭載のコンパクトモデルです。
    ビックカメラ.comで見る
    Seestar TH10 赤道儀モード用雲台
    Seestar TH10 赤道儀モード用雲台
    Fluid Tripod Head Seestar TH10 Fluid Tripod Head。Seestarシリーズで赤道儀モードを使用する際に用いる雲台です。Seestarアプリの極軸支援機能と併用することで、スムーズな極軸合わせが可能です。
    ビックカメラ.comで見る
    スマート天体望遠鏡 Seestar S50 [経緯台式 /スマホ対応]
    スマート天体望遠鏡 Seestar S50 [経緯台式 /スマホ対応]
    Seestar S30の上位機種となります。
    レンズの口径が大きくなり、天体をより拡大して楽しむことが可能です。
    ビックカメラ.comで見る

    この記事を読んで気に入ってもらえた方は
    🤍いいねやSNSでのシェアをよろしくお願いします

    併せて読みたい関連記事
    Profile
    地主恵亮
    地主恵亮
    九州出身、武蔵野美術大学卒。フリーランスで、企画を考えたり、写真を撮ったり、動画を作ったり、原稿を書いたりしている。著書に『ひとりぼっちを全力で楽しむ』『妄想彼女』『わたしたちの地域デザイン』などがある。
    宮家和也
    写真
    宮家和也
    カメラマン。九州産業大学芸術学部写真学科卒。スタジオ恵比寿を経て、浅川英郎氏に師事。2009年に撮影会社株式会社クラウンクリエイトアソシエイツ設立。ミュージシャンや企業広告などの撮影をはじめ、ウェディング、キッズ撮影など人物ポートレートを得意とする。
    share
    • X
    • line
    • facebook
    • はてなブックマーク

    ABOUT このメディアについて

    ビックウェーブ(BIC WAVE)
    このメディアは、ビックカメラが運用しています。
    皆さまに新たな出会いや、発見などの「どきどき・わくわく」をさまざまなコンテンツに載せてお届けします!

    RANKING 人気記事

    ARCHIVE 月間アーカイブ

    TAG タグ

    RECOMMEND おすすめ記事