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Nikon Z50II

2025/01/14
Nikon Z50II

小さなカバンの中にすっぽり収納できるコンパクトなAPS-C機でありながらフルサイズに匹敵する高画質で評価の高いZ50がZ50IIにバージョンアップ。Z6似だったボディデザインはZ8を一回り小さくしたようなデザインに刷新され存在感も増しました。操作性は上位機種とほぼ変わらず軍幹部上部にはピクチャーコントロールを直接呼び出せるボタンが配置されるなど、直観的な画作りにアプローチしやすい機能や自撮り・Vlogに使いやすいバリアングルなど機能が満載されています。ショルダーバッグに収めて軽快にカメラの使い勝手を確かめてみました。

Z50IIをショルダーバッグに収めて、京都に向かう前に東京駅周辺で黄金色に染まったイチョウの黄葉を撮影してみました。都会の黄葉を探しながら散策するのには小さくて軽いZ50IIはまさに適機材適所≠ナす。Z50に比べてEVFの出っ張りが抑えられているので、カバンやケースからの出し入れがとても楽です。これは絵になると感じた瞬間、バッグからさっとカメラが取り出せるのはすこぶる軽快に感じ、被写体に全集中できる点は何よりも快適です。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/160秒
  • ISO:125
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:絞り優先

都会のイチョウの黄葉は無機質なビジネス街に潤いを与えて温もりを感じさせてくれます。軽量な上にグリップは深くて握りやすく、構図を決めるため様々なアングルでカメラを構えるのが軽快に感じます。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/11
  • 露出時間:1/60秒
  • ISO:125
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:絞り優先

オフィスビルの隙間から黄葉を写してみました。写っている黄葉の細美感や発色の美しさは言うまでもなく、ビルのシャドー部の階調も見事です。この描写力を見れば普段使いのカメラ選びにぜひAPSーC機を、そしてZ50IIも入れていただきたいです。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/11
  • 露出時間:1/60秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-1ステップ
  • 露出モード:絞り優先

この細微感、パッとみただけではフルサイズとの違いは分かりにくいのではないでしょうか。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/160秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

東京から京都に移動した翌日、嵯峨野に紅葉狩りにむかいました。出発駅は利用するたびに旅情が駆り立てられます。ホームを歩くインバウンドの旅行客がとてもドラマチックで渋く感じたので、Z50IIの上部にあるピクチャコントロールボタンを押して即座にグラファイトを選択しました。シャッターチャンスを逃すまい、と急いでカメラを構えたので少しブレてしまいましたが、逆にいい塩梅にスピード感が出てドキュメンタリーチックな渋いイメージ通りの写真が撮れました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5
  • 露出時間:1/30秒
  • ISO:140
  • 露出補正:+0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

ホームの番線を示す番号は丸みを帯びフレンドリーな雰囲気を感じさせるデザインで心に惹かれました。さっとカメラをカバンから取り出してスナップしました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/3.5
  • 露出時間:1/秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

例年なら紅葉のピークを過ぎた12月だったのにも関わらず、渡月橋から眺める嵐山は季節外れの気温が続いたため晩秋の美しい紅葉の状態を保っていました。Z50IIはAPS-Cなので遠景の風景撮影はどうだろう、と思っていたのですが、撮影した画像をモニターで確認するとフルサイズとなんら遜色ない細やかな描写力で、嵐山の紅葉を色鮮やかで細微に写し出していることが確認できました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/160秒
  • ISO:220
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

使用したレンズはNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VRですが、望遠端の140mm(フルサイズ換算210mm)で撮影しても細微感があり素晴らしい描写力です。レンズの解像力が優れていると同時に、これほど軽くて小さなボディから想像以上の細微感に満ちた画像が撮影できるとは、正直いってとても驚かされました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:450
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

この細微感をご覧になればZ50IIの優れた解像力を理解していただけるはずです。携行に負担が少ないAPS-C機を旅の道連れに選択するのは正解ではないでしょうか。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/30秒
  • ISO:640
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:絞り優先

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/9
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:125
  • 露出補正:ステップ
  • 露出モード:絞り優先

カメラがとても軽く感じるので首にかけたまま移動していてもそれほど苦になりません。嵯峨野の竹林を歩いている最中に背中に嵐山の嵐≠ェプリントされた車夫とすれ違い、首からぶら下げていたZ50IIをサッと持ち上げて一枚ショットしました。コンパクトな機材は機動力につながるので、シャッターを押す回数が自然と増えるのは間違いありません。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/6.3
  • 露出時間:1/320秒
  • ISO:500
  • 露出補正:0ステップ
  • 露出モード:絞り優先

きれいな花柄がプリントされた和傘に竹林の影が落ちている姿に心をつかまれて、すれ違う一瞬にシャッターを押しました。優先でフォーカスが合う前にシャッターボタンを押したので若干ピンが甘くなってしまいましたが、かえってソフトフォーカスがかかったような味のある写真が撮れました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5
  • 露出時間:1/320秒
  • ISO:640
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

木の枝に設置された鳥の置物でしたがAFの鳥認証がばっちり決まり、右目にフォーカスポイントがトレースされました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5
  • 露出時間:1/100秒
  • ISO:1250
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:絞り優先
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/9
  • 露出時間:1/640秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:絞り優先
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/4.5
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:3200
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

もみじの赤、一枚ずつ細かくシャープに分離したもみじの葉、枝の質感、屋根に乗っている落ち葉まで目が痛くなるほどの細微感、モニターで画像を極端に拡大しない限りフルサイズと見分けがつきません。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

嵯峨野を散策する途中、わき道から奥に入り込んだところに公園がありました。観光客がほとんど気づかず通り過ぎてしまっているので中に入ると人気も少なくとても静かでした。公園内には一本のもみじが見事に赤く染まっていました。絶好のフォトジェニックなシーンと出会えました。首にかけても携行が楽に感じるコンパクトな機材で散策していたからこそ、わき道に入る気持ちになったのかもしれません。身軽の機材を携えていたからこそ、このもみじと出会えたのは間違いありません。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/40秒
  • ISO:125
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:絞り優先

足元からもみじの落ち葉を拾って近接してみました。コンパクトでグリップ感もよいので片手でカメラを構えやすかったです(個人差はありますが)。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:125
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:絞り優先

嵯峨野の奥で餅つきがおわれていたので撮らせていただきました。こういう場面では背面モニターでの撮影が便利です。角度が自由に調整できるバリアングルモニターで画になるアングルを探し出しました。少し暗かったのでISO感度を3600まで上げましたがこれぐらいの増感は全く影響を感じません。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5.6
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:3600
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

翌日もZ50IIと散策しましたが、この日は撮影モードを[AUTO]に設定してすべてカメラ任せにしてみました。高性能画像処理エンジン「EXPEED 7」とニコン独自のAIによるディープラーニング技術によって被写体や状況に応じてさまざまな設定をカメラが自動に最適化してくれるそうなので、すべてをカメラに任せて京都二日目の旅を楽しみました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
  • 絞り値:f/5.6
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:160
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:AUTO

AFモードを鳥に選択して羽休めをしているアオサギを柳の隙間から狙ってみました。AFポイントが小さな四角形に変形しアオサギの目をがっちりトレースします。風で柳の枝がアオサギを遮りましたが、AFポイントは迷うことなくアオサギの目をトレースしたままでした。この食いつき方はZ8などと比べても遜色ないと感じました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
  • 絞り値:f/6.3
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:400
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:AUTO
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
  • 絞り値:f/4.5
  • 露出時間:1/800秒
  • ISO:450
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:AUTO
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
  • 絞り値:f/6.3
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:500
  • 露出補正:+0.7ステップ
  • 露出モード:AUTO
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/50秒
  • ISO:400
  • 露出補正:-1ステップ
  • 露出モード:AUTO

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
  • 絞り値:f/6.3
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:250
  • 露出補正:-0.3ステップ
  • 露出モード:AUTO

紅葉も十分楽しめました。あちらこちらへ移動する旅行ではコンパクトなカメラこそ最適だと改めて思いました。

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:200
  • 露出補正:+0.3ステップ
  • 露出モード:AUTO

  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5.3
  • 露出時間:1/200秒
  • ISO:400
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:AUTO
  • カメラ:NIKON Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3VR
  • 絞り値:f/5.3
  • 露出時間:1/160秒
  • ISO:400
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:AUTO
 
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Nikon Z50II ミラーレス一眼カメラ
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BicPhotoStyle(これまでの記事)
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