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タブレットPOSレジおすすめ解説ーお店の効率化・人員不足の解消につなげませんかー

2025/02/27
タブレットPOSレジおすすめ解説ーお店の効率化・人員不足の解消につなげませんかー

お会計が必要なお店にはレジが欠かせませんよね。誰もが知っているレジですが、どのようなレジがあるのか、どのようにレジを選べばよいのかというのは分からない方も多いのではないでしょうか。この記事ではレジの導入に悩んでいる方のために「タブレットPOSレジ」についてご紹介します。

目次

    タブレットPOSレジとは

    タブレットPOSレジとは、iPadなどのタブレット端末にレジアプリをインストールして使うレジです。「モバイルPOSレジ」や「iPadレジ※」と呼ばれていることもあります。
    ※iPadで利用できないレジアプリもあります。

    ここでお話しするレジとはレジスター(金銭登録機)の略で、商品やサービスなどの金額を入力・計算し、レシートの発行、お金のやり取りの記録をするための機器です。POSレジというのはPOS(Point Of Sale)システムの機能を搭載したレジを指します。簡単に言えば、会計を行うと店舗や時間、商品、価格、数量などのデータを記録・集計できるレジです。売上管理の効率化や在庫の適正化が可能で、さらにデータを分析することによってマーケティングにつなげることもできます。今回ご紹介する「タブレットPOSレジ」は上述のことをタブレット端末で行えるレジなのです。

    ガチャレジとは何が違うの?

    電卓とキャッシュドロアー(お金を保管する部分)、そしてレシート印刷機能が一体となっているシンプルなレジ、いわゆるガチャレジとはどのような違いがあるのでしょうか。

    タブレットPOSレジのメリット

    ・POS機能を搭載
    タブレットPOSレジだけにPOS機能は最大のメリットです。記録された会計データから売上傾向などを分析できます。分析機能が備わったレジアプリも多いので、エクセルなどが苦手な方でもさまざまな分析結果を得ることができます。

    ・操作性がよい
    ガチャレジで一番のデメリットはボタンの押し間違いや操作手順の間違いを起こしやすいことです。そのため売上金額が合わなくなることがしばしば発生します。タブレットPOSレジは電卓部分をタブレット端末が担いますが、あらかじめ登録した商品やサービスを選ぶだけのことが多いです。そのため操作手順が少なく、金額を手入力することが減るので入力間違いを大きく減らすことができます。

    ・使用場所を選ばない
    タブレットPOSレジは必要な時にタブレット端末を取り出して使うことも可能です。つまり、期間限定のイベントや移動販売など場所を気にすることなく使えるという点でも有効です。

    ・レジ教育の時間を削減できる
    用途によってキーの操作が複雑になり、覚えるのに時間がかかることも多いガチャレジ。しかしタブレットPOSレジは直感的に操作ができるので初めてでも比較的簡単に覚えられます。人手不足や人件費が問題となっている現代社会において、レジ教育の時間を削減してお会計業務ができることは大きな利点です。

    タブレットPOSレジのデメリット

    ・ネットワーク環境の設備が必要
    タブレットPOSレジを使用するのに大きなデメリットと言えるのがネットワーク環境です。それも安定したネットワーク環境が必要と付け加えなければなりません。電波がしばしば途切れてしまうと、会計の時間効率が悪くなり、お客様に迷惑をかけてしまいます。

    ・通信障害発生時の対応
    昨今、サイバー攻撃のニュースをよく耳にします。それだけではなく様々なシステムトラブルなどによって通信障害が発生し、インターネットにつながらなくなることがあります。オフライン(ネットワークがつながっていない時)でも一部機能を使うことができるレジアプリもありますが、基本的にはオンラインで使用することを想定した仕様となっています。万が一の場合に備えた対策を考えておく必要があるでしょう。

    今、利用しているキャッシュレス決済システムは使えるの?
    基本的には使えます。
    レジの見直しを検討されている方が最も遭遇する問題点だと思います。レジとキャッシュレス決済はシステムが違います。つまりそれぞれ独立して使うことができるのです。そのため、ご利用されているキャッシュレス決済システムが使えなくなるということはほとんどありません。ただし、キャッシュレス決済のシステムがレジを限定している場合はその限りではありませんのでご注意ください。
    レジアプリの中には直接キャッシュレス決済システムと連携できるものもあります。連携することによりレジアプリだけの操作で会計を完結することができるため、手間や間違いを少なくすることができます。そのため、新規でレジアプリを導入される方は、レジアプリに合わせてキャッシュレス決済システムを選ぶことをおすすめします。

    レジアプリの選び方

    選ぶ上で一番重要なポイントは、お店で「やりたいことができるか」ということです。レジの操作面だけでなく、連携できる機能、サポートまで考えて選びましょう。その上で、無料で使えるレジアプリで十分な場合はそれで問題ありません。
    これまでビックカメラでご案内したデータを元に導入を検討している方が何を優先して選ばれたのか独自に選びのポイントとして5つ挙げさせていただきます。

    1. 導入費用・運用費用

    先に「やりたいことができるか」というのが重要であると言いましたが、実際は費用面が導入するかどうかを決める一番のポイントになっています。本当は費用面を考えずに選んでいただきたいのですが、こればかりは……。

    2. 機能・連携システム

    業種に関係なくお問い合わせが多いのは「キャッシュレス決済連携」「自動釣銭機の使用可否」「会計ソフトとの連携」の3つです。

    (キャッシュレス決済連携)
    キャッシュレス決済比率は2023年には39.3%まで伸びており(経済産業省公表値)、今の成長度合いで進むと2030年には50%に到達する可能性がありそうです。キャッシュレス決済システムの導入は必須と言わざるを得ない状況となっており、レジと直接連携できれば運用ミスの防止と効率アップにつながります。

    (自動釣銭機の使用可否)
    自動釣銭機は2020年の新型コロナウイルスの蔓延を期に大型店舗やチェーン店以外でも導入が増えております。導入費用は決して安いとは言えませんが、多くのメリットがあるので検討したい機器の1つとなっています。

    (会計ソフトとの連携)
    税理士に税務・会計関連を依頼されている方も多いのではないかと思います。その場合、会計ソフトを指定されることがしばしばあります。会計ソフトとの連携もレジアプリを選ぶポイントとなっています。

    <参考>業種別の選びのポイントになる機能・連携システム
    (小売り)
    ・登録できる商品数および登録方法
    ・JANコードの読み取りができるバーコードリーダーの可否
    ・量り売りに対応したNON-PULバーコードが使えるか
    ・免税機能
    「免税機能」はインバウンド需要が増加傾向にある今日、問い合わせが多くなっているポイントとなっています。

    (飲食)
    ・イートインとテイクアウトの使い分け
    ・バリエーション(大中小のサイズ違いなど)の登録と選択方法
    ・オーダーエントリーシステムとの連携
    ・フードデリバリーサービスとの連携
    「オーダーエントリーシステム」「フードデリバリーサービス」は飲食店では欠かせない選びのポイントです。

    (理美容)
    ・予約管理システムとの連携
    ・顧客管理機能

    (クリニック)
    ・レセコン連携(レセプト領収書の金額連携)
    ・顧客管理、電子カルテ機能

    3. POS機能

    前項「2. 機能・連携システム」の1つの内容ですが、こちらで分けて説明します。
    「売上管理・在庫管理」の機能は単独店や店舗数が少ない法人であれば、レジアプリに備わっている機能で問題ないでしょう。店舗数が多い法人で管理をまとめて行う場合は「複数店舗管理」の機能が備わっているレジアプリが必須となります。お店の売上・在庫・客層などを分析して、問題点を見つけ出し改善につなげるためには「分析機能」は欠かせません。
    同じ機能の名称であっても、できることはレジアプリごとに異なります。本当に必要な機能はしっかり調べてから導入しなければイメージとは違ったみたいなことになってしまうので注意しましょう。

    4. サポート体制

    サポートについては導入後のお客様の声で非常に多くいただく内容です。導入する前はあまり気にしていなかったという方も、結局はサポートが充実していたことが一番よかったというくらい重要なポイントです。

    5. 操作性

    レジアプリの操作性についてはインターネット上でさまざまな動画がアップされています。その動画を見るだけでも導入の判断材料になるとは思いますが、体験に勝るものはありません。実際にショールームなどで触ってチェックできればより良いでしょう。

    ビックカメラでご案内している4つのレジアプリ

    比較表

    2025年2月時点

    運営会社 株式会社リクルート SMBC GMO PAYMENT株式会社 ポスタス株式会社 株式会社USEN
    レジアプリ名

    Airレジ

    stera pack POS (※1)
    (assetforce for stera)
    POS+ USENレジ
    レジアプリ導入費用

    無料 無料 お問い合わせ (※3) お問い合わせ (※3)
    周辺機材導入費用 (※2) 約100,000円 無料
    導入までの目安期間 (※4) 即日 約1.5か月 約1か月 約2週間
    月額利用料(税込) 無料 9,900円 15,400円~ (※3) お問い合わせ (※3)
    レジアプリのタイプ 汎用タイプ 汎用タイプ 4業種特化タイプ
    (小売り・飲食・理美容・クリニック)
    4業種特化タイプ
    (小売り・飲食・理美容・クリニック)
    登録可能商品数 10,000点
    (1点につき30までのバリエーション登録可能)
    上限なし 上限なし 上限なし
    キャッシュレス決済連動 Airペイ・AirペイQR・Square stera (※5) 楽天ペイ・PAYGATE・steraなど (※6) USEN PAY・USEN PAY ENTRY (※6)
    自動釣銭機の利用(通常・セミセルフ) (※7)

    ×

    〇 (※9)

    〇 (※9)

    券売機(精算機)の利用 (※8)

    ×

    ×

    〇 (※9)

    〇 (※9)

    免税機能

    ×

    ×

    〇 (※9)

    〇 (※9)

    オーダーエントリーシステム連携機能

    〇 (※10)

    ×

    〇 (※9)

    〇 (※9)

    フードデリバリーサービス連携

    ×

    ×

    Uber Eats (※9)

    Uber Eats (※9)

    NON-PULバーコード対応

    〇 (※9)

    〇 (※9)

    会計ソフト連携 freee会計・Money Forwardクラウド会計・弥生会計・TKC FXシリーズ

    ×

    freee会計・Money Forwardクラウド会計・弥生会計 (※9) freee会計・Money Forwardクラウド会計・弥生会計 (※9)
    電話サポート 365日(9:30-23:00) 365日24時間 365日(10:00-22:00) 365日24時間(22:30-9:00は受付のみ)
    駆けつけサポート

    ×

    ×

    〇 (※11)

    〇 (※11)

    その他

    キャッシュレス決済と一体化した専用端末を使用
    レシートロール紙が無料

    問い合わせ時にレジだけでなく
    「店舗DX」の相談ができます

    ※1 「stera pack POS」はレジ機能とキャッシュレス機能のパッケージ名です。レジアプリは「assetforce for stera」です。
    ※2 周辺機材導入費用はレジアプリを使うために最低限必要な機材をそろえるためのおおよその費用です。
    ※3 プランやオプションによって異なります。
    ※4 導入までの目安期間は納品日を確約するものではありません。様々な要因によって日数が変動します。
    ※5 「stera pack POS」はレジ機能とキャッシュレス機能の同時申し込みとなります。
    ※6 利用されるプランやオプションによって連動可能なキャッシュレス決済システムは異なります。
    ※7 自動釣銭機の運用方法は、通常運用(レジ操作:店員、お金投入:店員)またはセミセルフ運用(レジ操作:店員、お金投入:お客様)となります。フルセルフ運用(レジ操作:お客様、お金投入:お客様)はできません。
    ※8 券売機(精算機)はお客様によって操作・お支払いが完結します。
    ※9 4種類の業種特化プランによって利用の可否が異なります。
    ※10 別途費用がかかります。
    ※11 基本無料ですが一部地域では別途費用が発生します。

    株式会社リクルート『Airレジ』

    導入費用や利用料を抑えたい場合はおすすめです。無料でレジアプリを使い続けられることが大きな特徴です。無料で使えるだけではなく、レジに必要な機能だけでなく売上管理・分析、在庫管理などの機能も備わっています。さらに連携できるシステムも少なくありません。特にキャッシュレス決済システム「Airペイ」の連携や自動釣銭機の利用はポイントとなるでしょう。もし導入を悩まれているのであれば、まずはアプリをインストールして試してみることをおすすめします。その後、最終的に導入を判断するのもいいと思います。

    Airレジの詳細はこちら

    SMBC GMO PAYMENT株式会社『stera pack POS(assetforce for stera)』

    最も特徴的なのは、POSレジとキャッシュレス決済が一体化した端末になっていることです。キャッシュレス決済システム「stera」と連動しています。スリム化できるのはもちろんですが、デザイン性にも優れていてお店の雰囲気を損ねることがありません。もし端末の修理や交換が必要になっても無料※なので安心です。さらに運用に欠かせないレシートロール紙の追加注文も無料でできるのが嬉しいところです。
    ※故意・過失がない場合に限ります

    stera pack POSの詳細はこちら

    ポスタス株式会社『POS+』

    小売り・飲食・理美容・クリニック向けにそれぞれ専用のレジアプリを提供しています。商品登録などの初期設定・設置を全て任せることができるので、お忙しい方や機器の操作が苦手な方でも安心して導入できます。導入後も電話と駆けつけサポート※で万全のサポート体制になっています。
    ※駆けつけサポートは一部地域では別途費用が発生します

    POS+の詳細はこちら

    株式会社USEN『USENレジ』

    小売り・飲食・理美容・クリニックの4業種に特化したレジアプリを用意しています。導入前にお店でやりたいことを担当者と詳しく相談できます。その上で、レジだけでなく店舗BGMや防犯設備など複数のシステムを一括して申し込むことができ、開業準備から運営サポートまで幅広い対応が受けられます。さらに導入後も365日24時間受付の電話サポートが用意されており、必要な場合には駆けつけサポート※もあるので安心してご利用いただけます。
    ※駆けつけサポートは一部地域では別途費用が発生します

    USENレジの詳細はこちら

    タブレットPOSレジのご相談はビックカメラへ

    タブレットPOSレジについてイメージが湧いてきましたでしょうか。ビックカメラでは、見て、試して、相談できる「サービスカウンター」を用意しています。記事では分からないことも専門販売員が親切丁寧に対応いたします。 サービスカウンターがある店舗はこちらのページよりご確認いただけます。
    ※体験できる周辺機器は店舗によって異なる場合があります。
    ※ビックカメラではご購入いただけない周辺機器(運営会社と相談によって決まる機器など)もあります。
    あらかじめご了承ください。

    Airレジ対応のレシートプリンター紹介

    スターターパックmPOPセット ホワイト POP10CBI-WHT-JP
    レシートプリンターとキャッシュドロアーが一体化した機器です。
    ビックカメラ.comで見る

    レシートプリンター ホワイト RP-F10-W27J1-5
    レシート幅が58mmと80mmに対応しているレシートプリンターです。
    ビックカメラ.comで見る

    Airレジ対応のレシートプリンター一覧はこちら

     

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    こまの助
    こまの助
    ビックカメラ社員。入社後、池袋西口店からはじまり他7店舗を経験。旅行好きでカメラ売場を長く担当していたこともあり店舗異動を楽しみました。今ではポ○モンGOにドハマりしています。
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