Bic Photo Style -カメラの沼へようこそ-

SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary

2024/06/12
SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary

SIGMA・Contemporaryシリーズは切削アルミニウムのパーツによる金属製の外装が施され、高級感あふれるビルドクオリティに満ちています。携行するだけでワクワクして気分が上がり、旅の伴にも相性は抜群です。優れた光学性能と超広角画角の強烈なパースによる多彩な表現力を発揮する相棒と長野へ旅行に出かけて作例を撮影してきました。

松本に向かう特急列車が鉄橋を通過中、車窓から鉄橋のアーチを写してみました。17mmの広大な画角でも座席位置からでは引きが少なく窓全体を写すことはできませんでしたが、旅情をたっぷり感じる雰囲気を写し出せました。小型軽量なサイズ感はα7のボディと相性が良く、装着した姿はとてもカッコいいです。金属製のパーツで構成されたビルドクオリティの高いレンズを携行しているだけで、旅の始まりに感じるワクワク感が倍増しました。

  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/11
  • 露出時間:1/125秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-1ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

諏訪湖周辺にはワイナリーが多く、その一つに見学に行きました。規則正しく設置されたブドウ棚を見学していると絵心が刺激されます。左右に広がるぶどう棚の奥行き感を写そうとしゃがみ込んでローアングルで撮影してみました。小型軽量なレンズは構図決めでの取り回しが楽で負担を感じることなく画になるアングルを探すことに専念できます。アングルを模索中、カメラのボディに装着したレンズが目に写り、思わず“格好いいレンズだな”と呟いてしまいました。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/9
  • 露出時間:1/160秒
  • ISO:125
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

最短12cmを活かして豊かに実るワイン用ぶどうを近接撮影しました。被写体にグッと寄って近接撮影しても背景が写り込むのが超広角レンズの面白さの一つです。高速なステッピングモーターも迅速にピント合わせをサポートしてくれました。

発色のバランスが良くヌケもよく、SIGMAらしいシャープな描写力でぶどうの一粒一粒が鮮やかで美しく描写されています。このカットもまた旅の思い出の一枚になりました。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/100秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-1
  • 露出モード:絞り優先

川を流れる水のせせらぎや水車の廻る音、澄んだ空気の匂いまでが伝わってくるようです。小型軽量でもSLDレンズや非球面レンズが使用され、各収差が良好に補正された高い光学性能が、目に見えない撮影時の雰囲気をも画に写し込んでいるように感じます。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/5
  • 露出時間:1/320秒
  • ISO:250
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先
  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/125秒
  • ISO:160
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先
  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:100
  • 露出補正:±0ステップ
  • 露出モード:絞り優先

暑さを凌ぐため冷たい甘酒を注文するとプラスチックのコップには「Thank You」と書かれていました。迷わず12cmの最短距離を活かしてコップを近接です

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/500秒
  • ISO:100
  • 露出補正:±0
  • 露出モード:絞り優先

急に風が強まり休憩を取っている売店前のテントの屋根が激しく揺れ始めました。とっさにレンズを屋根に向けました。

超広角レンズは強いパースによって迫力あるダイナミックな表現が楽しめます。風に激しく波打つテントの屋根が大きな音を立てながら波打つ迫力が画面から伝わってきます。

画像ソフトで拡大するとわかるですが、テント屋根の布の細かい凹凸がシャープで細微に描写されているのはさすがSIGMA。やや逆光気味の撮影でコントラスが強くなっていますが、空の青みが印象深く濃くなり、よりダイナミックな迫力が強調されています。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/2500秒
  • ISO:100
  • 露出補正:−0.3ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

午後は諏訪大社巡り。諏訪大社のしめ縄は太くて普通に見ても迫力がありますが、
超広角の強烈なパースによって迫力が更に増しています。しめ縄に編み込まれた藁も細微な描写で写し出されています。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/100秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-1ステップ
  • 露出モード:絞り優先

御柱を下からグッと仰ぎ見るように写すと迫力満点です。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/80秒
  • ISO:250
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

F10まで絞り込んだのでほぼパンフォーカス状態。ピント面を神経質に設定する必要がないのも超広角レンズならではの使い勝手です。四隅がほんの少しだけ流れていますが、画像ソフトで拡大でもしない限り気づかないレベルです。

  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/10
  • 露出時間:1/400秒
  • ISO:250
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先
  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/6.3
  • 露出時間:1/80秒
  • ISO:160
  • 露出補正:-1ステップ
  • 露出モード:シャッター優先
  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/5.6
  • 露出時間:1/80秒
  • ISO:160
  • 露出補正:-1ステップ
  • 露出モード:シャッター優先

超広角レンズは強烈なパースを活かして自分ならではのアングルや構図を見つけ出す、最短距離の短さを活かして背景を同時に写し込みながら被写体に接近する、広い画角で空気感も同時に写し込む、など表現力が豊かで工夫のやりがいに満ちています。旅行に1本持っていくと多彩な表現力で思い出をより鮮明に記録してくれる活躍は間違いなしです。ビルドクオリティにも満ちているので、携行しているだけでも最高の旅のお供になってくれるのは間違いありません。

 
  • カメラ:SONY α7RIV
  • レンズ:SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/1000秒
  • ISO:125
  • 露出補正:-0.7ステップ
  • 露出モード:絞り優先

この記事で紹介した商品
SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporary
自在に近づける、小型軽量かつ高性能な超広角レンズ
ビックカメラ.comで見る
BicPhotoStyle(これまでの記事)
BicPhotoStyle(これまでの記事)
これまでにビックカメラ.comで掲載された記事はこちらをご覧ください

この記事を読んで気に入ってもらえた方は
🤍いいねやSNSでのシェアをよろしくお願いします

併せて読みたい関連記事
share
  • X
  • line
  • facebook
  • はてなブックマーク

ABOUT このメディアについて

ビックウェーブ(BIC WAVE)
このメディアは、ビックカメラが運用しています。
皆さまに新たな出会いや、発見などの「どきどき・わくわく」をさまざまなコンテンツに載せてお届けします!

RANKING 人気記事

ARCHIVE 月間アーカイブ

TAG タグ

RECOMMEND おすすめ記事