電動歯ブラシ3種の汚れ落ちを徹底検証!磨き残しが少ないのはどれ?
毎日の歯磨きに欠かせない歯ブラシ。いつも何気なく選んでいるという人も多いのではないでしょうか。歯科医療先進国と言われるスウェーデンでは、電動歯ブラシの普及率が63%に上るとされ、日常的なオーラルケア用品として広く取り入れられています。
とはいえ、いざ選ぼうとすると、メーカーも種類もさまざま。「結局、どれを選べばいいの?」と迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は、ビューティ・健康を専門とするビックカメラ千葉駅前店ビューティーコーナーの島田さんの解説のもと、人気ブランド3製品の汚れ落ち能力を徹底検証。電動歯ブラシ選びの参考に、ぜひチェックしてみてください。

電動歯ブラシのメリットとは?
──手磨きと比べて、電動歯ブラシにはどんなメリットがあるのでしょうか?
島田:「短時間で効率よく磨ける」「磨き残しを減らしやすい」というのは、電動歯ブラシのよく知られたメリットですが、実はそれに加えて、正しく使うことで「歯ぐきに余計な負担をかけにくい」というメリットもあるんです。私自身、つい力を入れて磨きすぎてしまい、歯医者さんから「歯ぐきが下がっていますよ」と指摘されたこともありました。そこからは電動歯ブラシに切り替え、ブラシも極細毛のタイプを選ぶなど、力を入れすぎない磨き方を意識するようにしています。
上位モデルになるほどモーター性能も充実しており、なかには、アプリと連携して磨き残しをチェックできたり、AIが磨き方をサポートしてくれたりするモデルもあります。もちろん予算にもよりますが、せっかく電動歯ブラシを取り入れるのであれば、短時間でも効率よく磨きやすい、ある程度性能の高いモデルを選ぶのがおすすめですね。
人気3ブランドの電動歯ブラシを徹底比較
今回比べていくのは、電動歯ブラシの人気ブランド「フィリップス」「パナソニック」「ブラウン」からピックアップした注目の3機種。
電動歯ブラシには大きく分けて振動式と回転式の2つがあり、それぞれ特徴が異なります。
振動式は、ブラシを高速で細かく振動させて歯垢を落とすタイプ。口内に水流が生まれることで、毛先が届きにくい歯間などの汚れにもアプローチできるのが特徴です。フィリップス「Sonicare」やパナソニック「Doltz」がこのタイプにあたり、両者とも、歯間に入り込むような“タタキ方向”の振動も組み合わせることで、より立体的にブラシを動かせる設計になっているのが特徴です。
一方の回転式は、丸型のブラシヘッドが時計回り・反時計回りに交互に回転し、歯を1本ずつ包み込むように磨くタイプ。歯の表面に付着した歯垢を物理的にこすり落としやすく、磨いたあとのツルツル感を得やすいのが特徴です。ブラウン「Oral-B」が代表的な製品です。
振動の強さはどう違う?
電動歯ブラシを選ぶうえで、「振動の強さ」は、磨き心地を左右する重要なポイントのひとつ。そこで水を入れたグラスを使い、製品によってどのような違いが出るのかを見比べてみました。
フィリップス「Sonicare」とパナソニック「Doltz」を比べてみると、Sonicareは水しぶきが大きく、Doltzは比較的穏やかな動きが見られました。
一方、ブラウン「オーラルB」は、跳ね上がった水がグラスの外に飛び出すほどダイナミックな動き。今回の3製品のなかでは、もっとも力強い振動が見られました。
ブラッシング性能を比べてみた
振動の違いが分かったところで、ここからは実際のブラッシング性能を比べていきましょう。島田さんに3製品を実際に試してもらい、それぞれの磨き心地や汚れの落ち方をレビューしてもらいます!
まずは「手磨き」からチェック
| 島田 | 手磨きで大変なのは、やはり何と言っても時間がかかること。歯間など細かな部分を意識しながら丁寧に磨ける一方で、汚れの落ち方にはやや物足りなさがありました。 磨き終えた模型を見てみると、特に歯の噛み合わせ部分の溝に、赤い人工プラークが多く残っているのが分かります。今回は赤い汚れを目で確認しながら磨けましたが、それでもこの結果。汚れの見えにくい普段の歯磨きは、より丁寧に磨かなければと思わされますね。 |
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�@フィリップス「Sonicare」
| 島田 | ブラシヘッドが大きめのフィリップス「Sonicare」は、広い範囲を一気に磨ける効率の良さが印象的。奥歯の側面など、面積の広い部分もしっかり汚れを落とせているのが分かります。 一方で、その大きさゆえ、前歯や歯間などの細かな部分にはやや届きにくく、そうした箇所には汚れが残る結果となりました。 |
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�Aパナソニック「Doltz」
| 島田 | パナソニック「Doltz」は、コンパクトなブラシヘッドで取り回しやすいのが印象的。歯間や、歯と歯ぐきの境目など、細かな部分にも比較的アプローチしやすく感じました。 一方で、細かく繊細に磨ける反面、汚れを落とす力強さはやや控えめ。手磨きほどではありませんが、奥歯の噛み合わせ部分には、赤い汚れがわずかに残る結果となりました。 |
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�Bブラウン「オーラルB」
| 島田 | ブラウン「Oral-B」は、3機種のなかでも特にパワフル。汚れが落ちていくスピードも速く、見ていて気持ちいいほどでした。丸型ブラシが歯の形に沿うようにフィットするため、噛み合わせ部分や歯の側面、歯と歯ぐきの境目まで丁寧に磨きやすいのも特徴です。歯間も、表面に近い部分であれば、ブラシが回り込むようにして汚れを落とせていました。 一方、振動がパワフルなぶん、歯茎付近の磨き方には少し注意が必要そうです。力を入れすぎず、軽く当てるようにするのがポイントです。 |
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検証結果まとめ
手磨きと3製品の結果を並べてみると、このようになります。3製品とも手磨きより赤い汚れが少なく、電動歯ブラシの効率の良さが改めてよく分かる結果となりました。
あなたに合う一台は?
| 島田 | 実際に使い比べてみると、単純にどれが一番ということではなく、重視するポイントによって選ぶべき製品が変わると感じました。広い範囲を効率よく磨きたいなら『Sonicare』、細かな部分まで丁寧に磨きたいなら『Doltz』、力強い磨き心地を求めるなら『オーラルB』が選択肢になりそうです。 毎日使うものだからこそ、自分に合った一台を選ぶことが大切。導入を検討する際は、特に丁寧に磨きたい部分や好みの使用感を踏まえながら、機種ごとの特徴を見比べてみるとよいでしょう。ぜひ今回の検証を、電動歯ブラシ選びの参考にしてみてください。 |
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