コンパクトなのに速乾!最新ナノケアドライヤー「EH-NB70」を使ってみた
髪を乾かしながら、美しく健やかな髪を目指したい。そんな人に注目してほしいのが、パナソニックのヘアードライヤー「ナノケア」シリーズです。最大の特徴は、独自技術「ナノイー」によるヘアケア機能。本体内部で空気中の水分を集め、水分を含んだ微粒子イオンを生成します。そんなナノケアシリーズから、ナノケア史上最もコンパクト※1な新モデル「EH-NB70」が登場しました。今回は、従来モデル「EH-NA0K」と使い比べ、乾燥時間や使い勝手、髪の仕上がりを検証します。
※1国内販売のヘアードライヤー ナノケアにおいて(パナソニック調べ)
パナソニックのナノケアシリーズとは?
ナノケアシリーズの最大の特徴は、パナソニック独自の技術「ナノイー」を搭載していることです。ナノイーは、空気中の水分を集めて本体内部で生成した水に高電圧を加え、微粒子化したイオン。水分を含んだイオンをドライヤーの風とともに髪へ届けることで、髪を乾かしながらうるおいを与えます。メーカーによると、髪や地肌の乾燥を抑え、キューティクルを引き締めて、ツヤとまとまりのある髪へ導くとしています。
ナノケアシリーズに搭載されるナノイーは、モデルによって、標準的な「ナノイー」、上位モデルの「高浸透ナノイー」、最上位モデルの「高浸透ナノイー(第2世代)」の3種類があります。「高浸透ナノイー」は、通常のナノイーと比べて水分発生量が18倍。より多くの水分がキューティクルのわずかな隙間から入り込み、髪の内側までうるおいを届けます。最上位のULTIMATEシリーズは、水分発生量がさらに最大10倍(MOIST使用時)となる「高浸透ナノイー(第2世代)」を搭載しています。
Panasonic「Check!高浸透ナノイーとは?」より引用
今回比較するふたつのモデルは?
今回比較するのは、いずれも高浸透ナノイーを搭載した新型「EH-NB70」と従来モデル「EH-NA0K」です。共通するヘアケア機能を踏まえながら、速乾性と使い勝手がどのように進化したのかを確かめます。まずは主な仕様を見てみましょう。
2025年に発売された、高浸透ナノイー搭載の従来モデル「EH-NA0K」の新製品として登場したのが「EH-NB70」です。最大の変化は、本体の体積が約35%※2小さくなったこと。
※2 2025年発売EH-NA0K(ノズル未装着時)とEH-NB70(ノズル未装着時)とのブッシング以降のコードを含まない体積比較(パナソニック調べ)
ヘッドが短くなったことで取り回しやすく、収納時にも場所を取りにくい形状に。メーカーは、コンパクトになりながら速乾性能が従来モデル比約1.2倍※3になったとしています。
※2025年発売EH-NA0K風量【強】とEH-NB70風量【強】との比較(パナソニック調べ)
背面の吸込口には、マグネット式で取り外しやすいカバーとフィルターを採用。従来モデルと比べて、お手入れのしやすさにも配慮されています。
新型「EH-NB70」はどれだけ進化した?5項目で検証
両機種を実際に使い、速乾性・風速・温度・使い勝手・仕上がりの5項目を比較しました。
洗髪後の乾燥時間を計測し、風速計で風の速さを、サーモグラフィーカメラで温度分布を確認。さらに、操作中の使いやすさや、ブロー後の髪の見た目と手触りをチェックしました。実測値と使用感は今回の検証条件に限った結果です。
| 速乾性 | 洗髪後のタオルドライ状態から、髪がおおむね乾いたと判断した時点とブロー完了時点の時間を計測 | ![]() |
| 風速 | 風速計を使用して10cmの距離から平均風速を計測し、風の勢いをチェック | ![]() |
| 温度 | 10cmの距離から髪に温風をあてたときの温度をサーモグラフィーカメラで計測 | ![]() |
| 使い勝手 | ボタン位置による操作性などを確認 | ![]() |
| 仕上がり | ブロー後、実際に髪を触って仕上がりを確認 | ![]() |
乾かし方の手順
タオルドライ後 → 温度・風量を最大にして、おおむね乾くまで乾燥 → 温冷リズムモードで仕上げ
1.洗髪後、タオルドライした髪を乾燥開始時の状態としました。
2.風量と温度を最大に設定し、髪がおおむね乾いた段階で一度時間を記録。
3.最後に温冷リズムモードに切り替え、手ぐしで髪を伸ばしながらブローを完了。
モデルは肩甲骨下までのロングヘアで、うねりがあり、太く毛量の多い髪質です。
速乾性能を比較
温風温度は15℃低いのに、ブロー完了は1分45秒短縮!
最も驚いたのは、温風の熱さを強く感じた従来モデルよりも、熱さが控えめな新型のほうが短時間で乾いたことです。
おおむね乾燥するまでの時間は、新型「EH-NB70」が5分23秒、従来モデル「EH-NA0K」が6分14秒で、新型のほうが51秒速い結果に。ブロー完了までの時間は、新型「EH-NB70」が6分25秒、従来モデルEH-NA0Kが8分10秒となり、新型のほうが1分45秒速く仕上がりました。
公式仕様の温風温度は、新型が約80℃、従来モデルが約95℃(いずれも強風・HOT・室温30℃時)。つまり、新型は約15℃低い温風で、より速く乾かせたことになります。
さらに興味深いのは、公称のJIS基準の風量です。新型は0.8m3/分、従来モデルは1.6m3/分。なんと新型は、公称風量が半分なのに速く乾いたのです。
メーカーは、速乾性能が向上した理由として、新たに採用した小型・高回転モーターによる高速・高圧の風を挙げています。今回の検証でも新型のほうが高い風速を記録しましたが、乾燥時間の短縮には風の広がり方なども関係すると考えられます。
実際、吹出口から10cm離れた位置で測った風速は、新型が15m/s、従来モデルが14.4m/s。風の当たり方にも違いがあり、従来モデルは吹出口の左右と中央で強弱をつけて髪をほぐす構造ですが、新型は広い範囲に風が届く印象で、乾かす位置もコントロールしやすく感じました。
温度分布の比較。左が新型「EH-NB70」、右が従来モデル「EH-NA0K」
※サーモグラフィーは表面温度を示すもので、風圧や風速の分布を直接測ったものではありません
なお、従来モデルの所要時間を新型と比較すると、髪がおおむね乾くまでで約1.16倍、ブロー完了までで約1.27倍となりました。メーカー公称の「速乾性能約1.2倍」とおおむね同じ傾向ですが、試験条件は異なるため、メーカー値を直接検証したものではありません。
今回の測定だけで速乾性が向上した理由を断定することはできませんが、温風温度や公称風量の数値だけでは、実際の乾燥性能を判断できないことがわかりました。
15g重いのに疲れにくい。その理由は?
高機能ドライヤーは、乾燥中にモードや風量を切り替えることもあります。従来モデル「EH-NA0K」は電源スイッチがハンドルに、風量とモードの切替ボタンがヘッド側面に分かれています。一方、新型「EH-NB70」は主な操作ボタンがハンドル前面にまとまっており、握った手の親指で操作しやすい配置でした。
EH-NB70(左)は操作ボタンがハンドル前面に集約。EH-NA0K(右)は電源と風量・モードのスイッチが別の位置にあります
形状にも違いがあります。EH-NB70はヘッドが短く、持ち手から吹出口までの距離が近いデザイン。髪に風を当てる際、本体を体から大きく離さずに済むため、ドライヤーを動かしやすく感じました。重量はEH-NB70が約565g、EH-NA0Kが約550gと、新型のほうが15g重い設計です。しかし、今回の検証では、新型「EH-NB70」のほうが腕の疲れを感じにくいという意外な結果に。重心や持ち方なども使いやすさに影響するため、重量の数値だけでは判断できないことがわかりました。
髪のツヤとまとまりに、新旧の差はある?
ブロー後の髪を撮影し、見た目のまとまりやツヤ、実際に触れたときの手触りを比較しました。
仕上がりは、どちらもなめらかな手触りが好印象。ブロー後の髪はまとまりが良く、表面もしっとりした感触でした。ただし、今回はナノイーを搭載しない製品との対照実験ではないため、こうした変化が高浸透ナノイーだけによるものかどうかは判断できません。
2機種を比べると、今回の比較写真では、EH-NB70のほうが髪の広がりがやや少なく、ツヤも目立つように感じられました。ただ、差はわずか。乾燥後のしっとり感やなめらかな手触りは両モデルとも十分に感じられ、仕上がりだけで新型を選ぶほどの大きな差はありませんでした。
結論:新型は「乾かす時間」を快適にする
| どちらを選ぶ?新旧ナノケアのおすすめ比較 | ||
| 重視するポイント | おすすめモデル | 理由 |
| とにかく速く乾かしたい | EH-NB70 | 今回の検証では、ブロー完了まで1分45秒短い |
| 温風の熱さを抑えたい | EH-NB70 | 公称温風温度が約15℃低い |
| 取り回しやすさを重視したい | EH-NB70 | 取り回しやすく、今回の使用では疲れを感じにくかった |
| 髪のツヤやまとまり | どちらもおすすめ | 仕上がりの差はわずか |
| 付属ノズルを活用したい | EH-NA0K | ナイトキャップノズルなど3種類が付属 |
| 価格を抑えたい | EH-NA0K | 参考価格で5,940円安い |
今回の比較で実感したのは、新型「EH-NB70」の進化が、髪の仕上がり以上に「乾かす時間の快適さ」に表れていることです。
公式仕様では、温風温度が従来モデルより約15℃低く、今回の検証ではブロー完了までの時間が1分45秒短縮。ヘッドがコンパクトになったことで取り回しやすく、15g重くなったにもかかわらず、今回の使用では腕の疲れも感じにくい結果でした。
一方、髪のしっとり感やなめらかな手触りは、従来モデルも十分に優秀。仕上がりだけなら大きな差はなく、ナイトキャップノズルなどの付属品が充実している点も見逃せません。
原稿作成時の参考価格差は5,940円。価格を抑えながら高浸透ナノイーによるヘアケアを取り入れたいなら従来モデル「EH-NA0K」、毎日のドライ時間を少しでも短く、快適にしたいなら新型「EH-NB70」がおすすめです。
ドライヤーは毎日使う家電です。数分間とはいえ、熱さや腕への負担を抑えながら短時間で乾かせるメリットは小さくありません。新型「EH-NB70」は、毎日のドライ時間におけるわずらわしさを軽減してくれる一台だと感じました。
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