【新・最上位モデル】ブラウン NEVO シルクシェーバーを徹底レビュー!Series 9 PRO+との違いは?
ブラウンから約12年ぶりとなる新たな最上位シリーズ「NEVO シルクシェーバー」が登場しました。世界初をうたう「シルクタッチ網刃」を採用し、肌へのやさしさと深剃りの両立を目指したモデルです。実際の剃り心地はどこまで変わったのでしょうか。
7月31日の発売に先駆け、Series 9 PRO+との違いも交えながら検証します。
ブラウン史上最高峰へ「NEVO シルクシェーバー」とは
NEVO シルクシェーバーは、ブラウンのプレミアムラインを牽引してきた「Series 9 PRO+」の上位に位置づけられる新シリーズです。まずは、現行最上位モデル(※2026年7月13日時点)である「Series 9 PRO+」とスペック面の違いから整理してみます。
「Series 9 PRO+」とのスペック比較
*価格は2026年7月23日現在のものです
Series 9 PRO+は、2025年モデルで深剃り刃やヒゲの濃さを検知する人工知能テクノロジーが進化しました。NEVOは、その上位に位置づけられる新シリーズとして、肌へのやさしさと深剃り性能をさらに追求しています。
進化ポイント@:世界初「シルクタッチ網刃」がもたらす、肌へのやさしさ
NEVOでもっとも象徴的な進化が、日本人の肌質に合わせて開発された世界初の「シルクタッチ網刃」の採用。なめらかなグラインドを施した新網刃により、従来のシリーズ9と比べて、肌への摩擦を約24%軽減したといいます。メーカーによると、サメの皮膚表面にある微細な凹凸構造から着想を得たとのこと。同様の微細加工を網刃に施すことで、ヒゲをしっかり捉えつつ肌への負担を抑える設計です。
進化ポイントA:肌下最大-0.12mmの深剃りを実現*
シルクタッチ網刃が肌に当たる際の摩擦を抑えることで、シェービング時に起こりやすい肌のシワや膨らみを軽減。これにより、肌をよりフラットな状態に保ち、一般的なナイフの約50分の1という薄さを実現した「ダイヤモンドカット刃」が肌に密着しやすくなります。その結果、ブラウン史上最高峰とされる、肌下最大約-0.12mmの深剃り*を実現しています。
*顔と首において。メーカー測定による。肌下レベルまでカット。
さっそく開封してみた!
箱から取り出して、セット内容を確認しましょう。「NEVO シルクシェーバー NEVO15010C」には、本体、アルコール洗浄システム、アルコール洗浄液、シェーバーケース、掃除用ブラシ、充電器、取扱説明書が付属します。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは「グラファイトダスク」と「シルバー」の2色展開です。グラファイトダスクは落ち着いた色調で、輪郭が引き締まって見えます。シルバーは金属の質感が際立つ明るい仕上げ。本体には外科用ステンレススチールの一体型ボディを採用。メーカーは、同素材の一体型ボディを備えたシェーバーとして世界で唯一としています。先進性のあるデザインと高い耐久性の両立を図った設計です。電気シェーバーはどうしても生活感が出がちですが、NEVOはフォルムが美しく、見た目を重視してシェーバーを選びたい人のニーズにも応えてくれる仕上がりだと感じました。
スマートディスプレイが搭載されているのも特長です。洗浄の状態やバッテリー残量、替刃交換のタイミングなどをリアルタイムに知らせてくれるため、「今どんな状態か」が一目でわかります。機能面やデザインだけでなく、状態表示も刷新され、最上位モデルらしい先進性が感じられます。
7 in 1 NEVO アルコール洗浄器
付属の「7 in 1 NEVO アルコール洗浄システム」は、1台で「除菌洗浄」「乾燥」「充電」など7役を担う洗浄機です。使用後はシェーバーを洗浄器にセットし、ボタンを押すだけでお手入れできます。メーカーによると、水洗いと比べて約10倍の洗浄力を備えています。
| 1,お手入れ状況表示(New) | 現在の洗浄の状態をリアルタイムで表示 |
| 2,洗浄モード自動選択 | シェーバーの汚れ具合を判定 |
| 3,除菌洗浄 | 専用のアルコール洗浄液でヒゲくずや水洗いで落ちない皮脂を除去し、99.9%の除菌を実現 |
| 4,刃の劣化防止 | 潤滑成分が刃の劣化を防止 |
| 5,潤滑化 | 刃の摩耗を防ぎ、なめらかな剃り心地をキープ |
| 6,乾燥 | 送風して濡れた刃を自動乾燥 |
| 7,充電 | 洗浄中にシェーバー本体を自動で充電 |
日本の住宅事情を踏まえ、洗浄器の設置面積を従来比で約10%削減しています。さらに斜めのラインを避けた直線的なフォルムにすることで、視覚的にすっきりした印象を与えてくれます。占有スペースが劇的に小さくなったわけではありませんが、「洗面台に置いても圧迫感が出にくい」という視覚的なコンパクトさは、洗面台まわりが狭い日本の家庭にとってうれしい改善といえるでしょう。
NEVO シルクシェーバーの剃り味を検証
実際にどの程度剃れるのかを検証しました。筆者が1日ヒゲを伸ばした状態で、顔の左側を「下から上へ1ストローク」したとき、どれだけ剃れるかをチェックしています。
1ストローク前後のBefore/After
検証結果は以下のとおりです。写真は、左頬の部分をストロークした直後のもの。
1ストロークでも、表面に見えていた黒いポツポツがかなり薄くなっているのがわかります。指で触れたときの感触も、ストローク前に明確だったざらつきから、ストローク後はほどよくなめらかな肌触りへと変化し、表面のざらつきが減り、深く剃れたと感じられる仕上がりでした。
全体を剃る前後のBefore/After
全体を剃った後と剃る前の仕上がりも比較してみました。
写真のとおり、全体的につるっと剃り上がりました。筆者はヒゲがかなり濃いタイプなので、どうしても青み自体は残ってしまうものの、首まわりやもみあげ下、鼻の下など、剃り残しが出やすい部分まできちんと処理できているのが確認できます。
実際に使ってみてもっとも強く感じたのは、「滑りのなめらかさ」です。NEVOは肌の上で引っかかる感覚が少なく、接触感も穏やかでした。スッと肌の上を滑っていく感覚があり、Series 9 PRO+と比べても、剃り心地の違いは明確に感じられました。そのため自然と強く押し当てずに剃れるようになり、結果として強く押し当てずに動かしやすく、筆者は肌への刺激を感じにくいと感じました。「シェービングは、このくらいそっと当てれば十分なんだ」と、使っているうちに自然に適切な力加減を身につけられるような感覚もありました。
また、ヘッドがコンパクトなため、鼻の下のような剃りにくい箇所も狙いやすく、細かい部分までしっかり剃りやすいです。Series 9 PRO+にも見られるブラウンらしい使い勝手の良さは、NEVOでもきちんと受け継がれていました。
ただ、全体を剃り終えるまでの時間は、NEVOが約5分5秒 Series 9 PRO+が約5分6秒 と誤差の範囲。早剃りという観点では、両モデルに大きな差は感じにくいかもしれません。なお、筆者はかなりヒゲの量が多いタイプで、過去に当媒体で行った検証結果を踏まえると、ヒゲが薄い人であれば、筆者より短時間で剃り終えられると考えられます。
深剃りについては、触ったときの肌触りや鏡で見た仕上がりの印象では、Series 9 PRO+とほぼ同程度で、極端な差は感じられませんでした。ただ、滑りがよいぶん、「快適に深剃りできている」という体感はNEVOのほうが一歩リードしていると感じました。
まとめ
ブラウンの新たな最上位シリーズ「NEVO シルクシェーバー」を使用し、Series 9 PRO+との違いも含めて検証しました。
実際に使って最も大きな違いを感じたのは、肌の上をなめらかに動く剃り心地です。強く押し当てなくても動かしやすく、ヒゲの濃い筆者でも、首まわりや鼻の下まで剃り残しを抑えられました。
一方、全顔を剃る時間や、見た目で分かる深剃りの仕上がりには、Series 9 PRO+との大きな差を感じませんでした。価格差を考えると、早剃りや深剃り性能だけを重視する人は、Series 9 PRO+も有力な選択肢です。
NEVOが向いているのは、毎日の肌当たりを重視する人や、本体の素材感、ディスプレイ、洗浄器を含めた所有感に価値を感じる人です。約9万円という価格は決して安くありませんが、剃るときの摩擦感や刺激感を少しでも抑えたい人にとって、検討する価値のあるプレミアムモデルといえるでしょう。
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