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TV録画の選択肢が減る今、知っておきたい4つの録画方法

2026/07/24
TV録画の選択肢が減る今、知っておきたい4つの録画方法

BD(ブルーレイディスク)レコーダー売場が縮小し、「これからテレビ録画はどうすればいいの?」と不安に感じる人もいるでしょう。しかし、録画そのものがなくなるわけではありません。今は「BDレコーダー」、「外付けHDD」、「レコーダー」、「録画機能内蔵テレビ」など、使い方に合わせて選ぶ時代です。
本記事では、2026年現在のテレビ録画の選択肢と、自分に合った選び方をわかりやすく解説します。

目次

    BDレコーダーの今、選べる選択肢は何がある?

    テレビ録画を取り巻く環境は、この10年で大きく変わりました。NetflixやYouTube、TVerなどの動画配信サービスが普及し、「録画して後で観る」よりも「好きな時に配信で観る」スタイルが一般的になっています。これまでBDレコーダーを開発していたメーカーも相次いで生産終了を発表しており、テレビの録画を取り巻く環境は厳しいものとなっています。
    とはいえ、録画そのものの需要がなくなったわけではありません。スポーツ中継や音楽ライブ、好きなドラマの保存版、家族で楽しむ特番など、「残しておきたい番組」は今も数多くあります。

    そして現在、私たちのテレビライフを支える録画方法は、主に次の4つの選択肢に分かれています。

    今、選べる4つの録画方法

    現代のテレビライフを支える録画方法には、主に4つの選択肢があります。

    @ BDレコーダー 録画もディスク保存もできる王道スタイル
    A 外付けHDD 最も安く簡単に録画できる方法
    B ネットワーク対応レコーダー スマホやタブレットでも観たい人向け
    C 録画機能内蔵テレビ テレビ1台で完結するシンプルな方法

    この4つの録画方法について詳しく見ていきましょう。それぞれの魅力だけでなく、使う上で絶対に知っておきたい注意点やポイントも合わせて紹介します。

    4つの録画方法、それぞれのメリットと注意点

    @BDレコーダー:録画もディスク保存もできる王道スタイル

    ブルーレイレコーダー DIGA(ディーガ)

    【メリット】 これまで通りの使い勝手でディスク保存もできる

    これまで使ってきた人にとって、最もオーソドックスな録画方法です。どんなテレビにも接続できるので、将来テレビを買い替えても問題ありません。最大の魅力は、録画番組を本体HDDにためるだけでなく、BDディスクに書き出して保存できることです。光ディスクに保存できる現実的な選択肢は、今もBDレコーダーが中心です。現行モデルの多くは3番組同時録画や全自動録画など高機能化が進み、専用アプリを使えば外出先からスマホでも観られます。

    【注意点】 選択肢が限られている

    市場が縮小し、機種数は少なくなりました。高機能な製品が多く、価格も6万~15万円程度と比較的高めなのはネックです。とはいえディスク保存を重視するなら、今も有力な選択肢といえます。使い続けたい人は、生産終了に備えて早めに確保しておくのも一つの手です。

    【こんな人におすすめ】

    • 番組を録り貯めしたい
    • ディスクにコピーして長期間保存したい
    • テレビを買い替えても録画機は使い続けたい

    A外付けHDD(ハードディスク):最も安く簡単に録画できる方法

    アイオーデータ 外付けHDD HDD-UT4WB [4TB]

    【メリット】 数千円から始められる、手軽な選択肢

    最も簡単かつ低コストな方法です。外付けHDDをテレビとUSBケーブルでつなぎ、簡単な設定をするだけ。1万円前後で数百時間たっぷり録画でき、コストパフォーマンスに優れています。近年のテレビではUSB HDD録画に対応した機種が増えていますが、すべてのテレビで使えるわけではありません。購入前に、テレビ側に「録画用USB端子」やUSB HDD録画機能があるかを確認しましょう。導入の手軽さは4つの中でも随一です。録画しておいて観たら消す使い方なら、これが第一候補になるでしょう。

    【注意点】 買い替え時の制約がある

    10年以上前に製造されたテレビでは、対応していない場合が多くあります。さらに著作権保護の仕組み上、録画した番組は原則としてそのテレビでしか再生できません。テレビが故障したり買い替えたりすると、録画番組が観られなくなるケースもあります【※】。

    ※録画番組の引き継ぎに対応する規格として「SeeQVault」があります。ただし、対応テレビ・対応HDDの組み合わせが必要で、同一メーカー間に限られる場合や、4K録画番組に対応しない場合があります。購入前に必ず対応表を確認しましょう。

    【こんな人におすすめ】

    • 録画した番組は観たら消す
    • 設置の手間はできるだけ無くしたい
    • できるだけ安く済ませたい

    Bネットワーク対応レコーダー:「スマホでも観たい人」のための録画

    バッファロー ネットワーク対応HDD(1ベイ) LinkStation LS210D0301G [3TB]

    【メリット】 家中どこでもワイヤレスで観られる

    代表的な製品には、「nasne」や、パナソニックのネットワークレコーダー「miyotto」※などがあります。家庭内ネットワークに接続し、専用アプリや対応端末を使うことで、タブレット、パソコン、あるいはFire TV Stickのようにテレビの画面をインターネットに繋ぐ機器などを使って放送中の番組や録画番組を観られます。

    ※「nasne」や「miyotto」は外出先でも観られますが、専用アプリやさまざまな条件があります。

    【注意点】 ネットワーク設定の知識が要る

    自宅にWi-Fi環境が必須で、アプリを操作して初期設定を行うなど、多少の知識が必要です。テレビで観たい場合は、テレビ自体がネット対応か、対応アプリを使える機器(Fire TV Stickなど)に対応しているかを確認しましょう。

    【こんな人におすすめ】

    • スマホで観たい
    • 外出先でも番組を観たい
    • 家族で複数端末を使う

    C録画機能内蔵テレビ:テレビ1台で完結するシンプルな方法

    液晶テレビ VIERA(ビエラ) TH-43MR770 43V型

    【メリット】 追加機器が不要で見た目もスッキリ

    テレビ本体に録画機能が備わっているため、追加の機器が不要です。配線や設定の手間が少なく、テレビ周りもスッキリ。現在、BD/HDDレコーダー一体型テレビの選択肢はかなり限られます。代表的な製品としては、パナソニックのBDレコーダー一体型モデルなどがあります。

    【注意点】 「故障時のリスク」と「番組引き継ぎの難しさ」

    テレビと録画機能が一体になっているため、どちらかが故障すると丸ごと修理に出す必要があります。また、テレビを買い替える際に録画データを引き継げないため、残しておきたい番組はBDディスクに録り貯めて残しておきたい番組はディスクにすべて書き出す必要があります。

    【こんな人におすすめ】

    • 機器を増やしたくない
    • テレビ1台で完結させたい
    • 配線をスッキリさせたい

    あなたはどのタイプ? 録画スタイル別おすすめ

    4つの録画方法と、テレビの対応について見てきました。では、自分に合う「正解」はどれなのか?録画・視聴スタイルで3タイプに分けてみましたので、ご自身がどれにあてはまるかチェックしてみてください。

    【タイプ@今まで通り派】 保存重視

    録画番組をディスクに残したいなら、@「BDレコーダー」が基本です。「HDDに録りためて、いつかはディスクにコピーして手元に残す」という安心感は、ほかにない魅力といえます。テレビ1台にまとめたい場合は、C「録画機能内蔵テレビ」モデルも選択肢になります。

    【タイプAとりあえず録画派】 手軽さ重視

    将来的にディスクに残すことは考えず、観たら消す使い方なら、A「外付けHDD」がベストです。数千円~1万円前後で始められます。

    【タイプBどこでも観たい派】 スマホ視聴重視

    B「ネットワーク対応レコーダー」を検討しましょう。家の中だけでなく、外出先でも録画番組を楽しめます。なお、持ち出し視聴だけが目的なら、@「BDレコーダー」やC「録画機能内蔵テレビ」にも対応機種があるので、合わせて検討してもよいでしょう。

    【チェック】テレビによって選べない録画方法もある

    ここまで録画方法について解説してきましたが、実はいちばん大事なのが「今使っているテレビ」です。比較的新しいテレビであれば、外付けHDD録画やネットワーク対応機器との連携など、多くの録画方法を選べる可能性がありますが、10~15年前のテレビではBDレコーダーが基本になります。

    まずは、ご自宅にあるテレビの背面(背中)を確認してみましょう。大きく「スマートテレビ」と「ネット非対応テレビ」の2つのタイプに分かれます。

    スマートテレビ(ここ数年以内に購入したテレビ)

    特徴
    ・テレビの背面または側面に「USB録画用端子」や「有線LAN端子」がある
    ・テレビの設定画面に「ネットワーク設定」のメニューがある
    ・インターネットに対応している(動画配信サービスを観る機能がついている)

    比較的新しいテレビの多くが該当します。外付けHDDに録画する機能やテレビで動画配信サービスを観られる機能が搭載されている場合がほとんどになります。このタイプのテレビなら、外付けHDD録画やネットワークレコーダーとの連携を選べる可能性が高くなります。ただし、対応する録画方式やアプリは機種によって異なるため、型番ごとの確認が必要です。

    ネット非対応テレビ(10~15年使っているテレビ)

    特徴
    ・録画用のUSB端子がない(USB端子はあっても録画用ではない)
    ・インターネットに対応していない(LAN端子が非対応、リモコンに動画サービスのボタンがついていない)

    2010年代前半、またはそれより前に購入されたテレビです。
    外付けHDDに録画する機能やインターネット経由で録画した映像をテレビに映す機能がありません。そのため、今使っているテレビをそのまま活用するなら、「BDレコーダー」を接続する方法が最も現実的です。
    テレビの買い替えも含めて考えるなら、「録画機能内蔵テレビ」も選択肢になります。別途、Fire TV Stickなどの機器を購入することで「miyotto」や「nasne」などでインターネット経由での録画番組視聴ができます。ただし、機器の接続や設定をする知識は必要となります。

    迷ったらテレビの背面を撮ってお店へ

    ここまで読んで、「自分に合った録画方法を選ぶのは難しい……」「我が家のテレビの型番で、本当に動くのか自信がない」と、少し身構えてしまった方もいるかもしれません。

    でも、大丈夫です。迷ってしまったら、スマートフォンでテレビの背面(型番が書かれたシールや、端子が並んでいる部分)を撮影してみてください。

    そして、ビックカメラなどの家電店でのテレビ売場で、専門の販売員に撮った画像を見てもらいましょう。あとは、あなたの希望する録画スタイルを伝えるだけでOKです。

    ・「このテレビで使えて、一番安く録画できるのはどれ?」
    ・「機械が苦手なんだけど、一番簡単に録画できる方法を教えて」
    ・「録画番組をディスクに残しておきたい」

    これだけで十分です。専門の販売員なら、あなたのテレビの状況に合わせて、予算と生活スタイルにぴったりの「失敗しない組み合わせ」を、その場にある豊富なラインナップから提案してくれるでしょう。迷ったら「テレビの背面の写真を撮ってお店へ」ーーそこからスタートしてみてください。

    暮らしに合わせて録画のカタチが選べる時代

    家族と一緒に楽しんだ旅の特番、夢中になったドラマの最終回、好きなアーティストが出演した音楽特番ーー二度と放送されないかもしれない映像を、大切な記憶として残す。道具が変わっても、そんな風に録画を楽しむ心は変わりません。

    少し前までは「録画=BDレコーダー」が当たり前でした。しかし今は、録画スタイルそのものを選ぶ時代です。ディスク保存を重視するなら「BDレコーダー」、手軽さなら「外付けHDD」、家中どこでも観たいなら「ネットワーク対応レコーダー」、機器を増やしたくないなら「録画機能内蔵テレビ」。それぞれの特徴を理解すれば、自分に合った録画環境はきっと見つかります。

    大切なのは、「録画できる機器」を探すことではなく、「自分に合った録画スタイル」を選ぶこと。これからのテレビ録画は、その発想で選ぶ時代になっています。

     
    この記事で紹介した商品
    ネットワークレコーダー UN-ST20A-H [2TB /3番組同時 ブルーレイレコーダー DIGA(ディーガ) DMR-2W103
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    杉浦みな子
    杉浦みな子
    1983年生まれのオーディオ&サブカルライター。慶應義塾大学環境情報学部卒。在学時は映画研究会で映像制作に勤しみつつ、文芸評論家・福田和也教授に師事。医療系ベンチャーに4年勤務したのち、2010年よりAV・家電メディアの編集/記者/ライターとして13年間従事し、音楽とコンシューマーエレクトロニクス系の分野を担当。2023年独立。
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