イヤホン カナル型 Black FIO-IEM-JH5-B

4基のBAドライバーと1基のダイナミックドライバーによるハイブリッド構成

JH5は、片側に4基のBAドライバーと1基のカーボンベースダイヤフラム搭載の10mm径ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド構成のイヤホンです。

それぞれの周波数帯域に最適化されたドライバーをDLP-3D印刷により独立されたチャンバー構造によって分離することで、干渉を抑制し歪みを最小限に抑えることに成功しました。独自に設計された内部音導管により、滑らかな周波数特性を実現し高音域の損失が少なく、よりクリアで鮮明感のあるサウンドを表現いたします。

優れた高域を実現するカスタム仕様のBAドライバー

JH5は、上位機種であるFH9やFH7のハイエンドハイブリッドイヤホンの設計思想を引き継ぎ、1基のダイナミックドライバーとJH5専用にカスタマイズ設計されたBAドライバー４基による最適なクロスオーバー設計を実現しています。中高音域用の２基のBAドライバーは人間の耳の形状にマッチする共振ピーク（2.8kHz）の設計になっています。さらにノズルのそばに2基の超高音域用のBAドライバーを配置することにより、各ドライバー間の位相整合を確保し、滑らかなクロスオーバーを実現しています。これにより繊細かつ自然で滑らかな音場を再生することができます。

低音の振動を整える「ネガティブ・フィードバックベースエンハンサー構造」を採用

JH5は、より深い低音を実現するため、ネガティブ・フィードバックベースエンハンサーを搭載し、ドライバの後方に放射される振動を有効に前方に誘導します。この二つを調和させることにより、耳に伝わる空気圧を最適化することを可能にしています。これにより優れた心地よい低音域の豊かな音場表現を実現しています。

歯切れのよい中低音を再生、カーボンベースダイヤフラム採用10mm径ダイナミックドライバー

JH5が搭載する10mm径のダイナミックドライバーには、上位モデルであるFH15やFF5と同じカーボンベースダイヤフラムを採用しています。この素材となるカーボン繊維は非常に軽量で剛性に優れるため、歯切れ良くクリアーなサウンド再生を実現します。

２つのネオジム磁石を搭載する内外磁気回路設計

入念なシミュレーションによって設計された、第二世代の内外磁気回路設計を採用しました。形の異なる二つのN52ネオジム磁石をドライバーユニットの外側と内側にそれぞれ搭載することで、強力な磁界を効率的にボイスコイルに伝えることを可能とし、単一の磁石を搭載する一般的なダイナミックドライバーと比較して、ダイヤフラムをより強力に駆動することが可能になり、低歪みで力強いサウンドを実現します。

ダイナミックドライバーの背面には、特徴的な二層構造のチャンバーを備えています。このチャンバーがダイナミックドライバーから生じる空気圧を適切に制御し、ダイヤフラムの動作をスムースにすることで、ダイナミックドライバーの性能を最大限引き出します。

互換性を拡大する0.78mm 2ピンコネクター採用

JH5は、高品質イヤホン製品で多く採用される0.78mm 2ピンコネクターを採用しています。2ピンコネクターケーブルを使用しているFIIO UTWS3などと組み合わせてワイヤレスイヤホンとして使用できるほか、様々なリケーブルに対応し、高い拡張性を備えています。

*すべての製品との組み合わせを保証するものではございません。

高品位な伝送を可能にする、合計392芯線の高純度銀メッキ銅線ケーブルが標準付属

JH5には、合計392芯線となる高純度銀メッキ銅線ケーブルが標準付属します。芯線はそれぞれ独立して絶縁されているため、線材特有の表皮効果や近接効果を減少させた高品位な信号伝送を可能とします。2ピンコネクターはエルゴノミクス設計に基づき、装着時のケーブル取り出し角度にも配慮されたデザインとなっており、快適な装着感を提供します。

ハイレゾオーディオ認証取得

JH5は、日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオ認証を取得しています。

カスタムイヤホンのような快適さを実現する、エルゴノミクスデザインのシェルハウジング構造

JH5のハウジングは、内部構造が視認できるシースルー素材を採用し、自然なフィット感を実現するエルゴノミクスデザインを採用しています。耳にぴったりとフィットし、長時間のリスニングでも快適にご使用いただけます。

さらに医療用グレードの樹脂素材が採用され、高精度のDLP-3D印刷技術により成形されていますので、緻密に設計された内部構造による優れた音響特性を実現しながら、外部シェル構造をエルゴノミクスデザインにすることで快適な装着感も両立させています。

合金製のフェイスプレートは、ダイカスト成形技術を用いて製造されています。鏡面メッキ仕上げを施した上で一つ一つ手作業で磨き仕上げを行い、精緻で卓越した品質を確保しています。