フルサイズ換算で22.5mm相当(フジXマウント用)の超広角画角ながら、F1.4の明るさを実現したAPS-C用大口径広角レンズ「SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary」がSIGMAから登場しました。開放F1.4の大口径でありながら、重量はたったの225gと非常に軽量で、手のひらに乗るサイズ感は気軽に携行できるため、日常のスナップや旅行との相性は抜群です。大口径による豊かな表現力とブラッシュアップされた光学性能を兼ね備えた、コンパクトネスという言葉がまさに相応しいレンズがどのような世界を写し出してくれるのでしょうか。
フルサイズ換算で24mmまでのレンズは種類も豊富で手にする機会も多いかと思いますが、より広い画角となると、まだ馴染みの薄い方も多いのではないでしょうか。日常の見慣れた光景を広々とした画角のレンズでカメラに収めると、写し出された写真の雰囲気に深い感動を覚えます。この巨大なオフィスビルの谷間もこのレンズを通すことで、肉眼で感じる以上の圧倒的な広がりとパースが描き出され、新鮮な驚きを与えてくれました。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/9
- 露出時間:1/170秒
- ISO:100
超広角レンズはアイレベル(目の高さ)から上下に撮影アングルを変えただけでも、劇的に作品の雰囲気が変わる面白さがあります。本レンズは非常に軽量でコンパクト。「X-E5」のようなコンパクトなカメラボディに装着すると、まるで高級コンパクトカメラ並みのまとまりの良さを見せてくれます。この軽快さはフットワークの良さに繋がり、「もっと違うポジションから狙ってみたい」という積極的な撮影スタイルを引き出してくれることでしょう。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/11
- 露出時間:1/250秒
- ISO:100
本レンズは定評のある「SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary」の後継機種にあたります。
前モデルで高く評価された光学性能をベースに、FLDガラス1枚、SLDガラス3枚、そして両面非球面レンズ3枚を効果的に配置。諸収差を徹底的に抑え込み、さらなる高画質化へと進化を遂げました。
画面の周辺部に至るまでクリアで高い解像力を誇り、作例のようなディテールに富んだシーンでもその確かな実力を発揮してくれます。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/50秒
- ISO:125
「X-E5」のフィルムシミュレーションを「リアラエース」に選択して撮影しましたが、本レンズは薄曇りの中でもきれいな発色で応えてくれました。定評のあるFUJIFILMの各「フィルムシミュレーション」の持ち味を十分に発揮してくれる描写力を持っています。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/280秒
- ISO:125
広角レンズでありながら、開放F1.4によって大きく豊かなボケ味を写し出すことができます。特に17.7cmの最短撮影距離を活かして被写体へ大胆にアプローチすれば、広い画角の中でピントを合わせた被写体だけを印象的に浮き上がらせる「広角マクロ」の表現も効果的に楽しめます。
「福」と書かれた風鈴の短冊にピントを合わせ、背景に広がる境内の佇まいを大きなボケによって優しく表現した、印象的な作例を撮影してみました。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/1.4
- 露出時間:1/2700秒
- ISO:125
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/1.4
- 露出時間:1/3000秒
- ISO:80
手のひらサイズのコンパクトなレンズと、ミニマムな「X-E5」との組み合わせは最高です。移動の多い旅先での取り回しは抜群で、今回の関西旅行でもその軽快さを存分に味わうことができました。
カラフルでユニークなデザインのケーブルカーとすれ違う瞬間、窓の隙間からレンズを覗かせ、広い画角を活かして車両の姿を画面いっぱいに収めました。ステッピングモーターが搭載されているため、高速かつ正確なオートフォーカスにより、この個性的なケーブルカーの「顔」を瞬時に捉えることができました。この作例からもその機動力の高さが伝わるかと思います。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/9
- 露出時間:1/500秒
- ISO:320
優れた描写力を持った超広角レンズは、目には見えずとも肌で感じる「その場の空気感や雰囲気」までも写し出す面白さに満ちています。旅先でこのレンズを使えば、美しい思い出と共に撮影時に感じた現地の空気までもが写真を見返すたびに鮮やかに蘇ることでしょう。これこそが、超広角レンズを使う醍醐味ではないでしょうか。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 絞り値:f/5.6
- 露出時間:1/85秒
- ISO:100
クローズアップ気味の撮影です。被写体に大胆に近接しながらも、全体像をワンフレームに収められる描写は、マクロレンズのクローズアップとはまた一味違うアプローチを楽しめます。アンティーク時計の文字盤のディテールを克明に写し出しつつ、超広角特有の遠近感によって、時計が持つ歴史の深みまでを感じさせるドラマチックな描写です。開放から発揮する高い光学性能は最短距離付近から発揮されています。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/1.4
- 露出時間:1/90秒
- ISO:100
歴史的な名所や神社仏閣などの観光地を訪れた際、その巨大な建造物に圧倒されることも多いものですが、画角の広い超広角レンズがあれば、こうした場面でも余裕を持ってフレームに収めることができます。
天高くそびえる大堂と手前の燈籠を、ダイナミックな遠近感を活かしてワンフレームに収めました。建造物の全景だけでなく、その場に漂う厳かな空気感や広がりのある空の表情まで一枚に写し込めるのも、超広角撮影ならではの醍醐味です。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/11
- 露出時間:1/600秒
- ISO:320
歪曲収差が非常によく抑えられており、すっきりとヌケの良い描写です。F11まで絞り込むことで、屋根瓦の1枚1枚が細微に写し出されました。高画素数カメラの性能を十二分に引き出した圧倒的なディテールの画像で、迫力満点です。大口径広角レンズで目立ちやすいサジタルコマフレアも見られず、画面全域で極めて高い描写性能を発揮してくれました。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/11
- 露出時間:1/450秒
- ISO:100
日を改めて、雨の降る鎌倉散策での撮影です。コンパクトなレンズなので傘を差しながらのフォトウォーキングでも邪魔に感じることはありませんでした。超広角レンズは1枚の中にたくさんの情報を写し込めるので、やはり旅行用レンズとしての相性も抜群です。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/60秒
- ISO:100
カラフルにデザインされたお洒落なマンホールを撮ろうと地面にカメラを向けると、自分の足元まで写り込んでしまいました。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/20秒
- ISO:100
江ノ電を背景に、梅雨から初夏にかけて美しく花開くアガパンタスを手前に写し込んでみました。狭い場所で引くことができない撮影条件でしたが、手前にアガパンタスの花びらを置きつつ後方から迫り来る江ノ電を広い画角で1枚に収めることができました。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/1.4
- 露出時間:1/640秒
- ISO:100
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/13
- 露出時間:1/30秒
- ISO:100
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/4.5
- 露出時間:1/45秒
- ISO:100
手のひらサイズでありながら、開放F1.4の大口径の大きなボケ味と画面全域における高い描写性能を両立しています。超広角の特性を活かした「広角マクロ」から、情報量の多い壮大な風景描写までをこなす表現の幅広さを考えれば、常用レンズとして持っていて損はありません。景色まで写し出す幅広さで、撮影者を大いに魅了することでしょう。超広角レンズは持っていて損はありません。圧倒的なパースで雰囲気や空気感までをも写し出す面白さは、旅先でのスナップや日常の切り取りで、所有者を大いに魅了してくれることでしょう。
- カメラ:FUJIFILM X-E5
- レンズ:SIGMA 15mm F1.4 DC | Contemporary
- 絞り値:f/10
- 露出時間:1/400秒
- ISO:400
この記事を読んで気に入ってもらえた方は
SNSでのシェアをよろしくお願いします