家電購入は、販売員への尋ね方が損得の分かれ目になるってご存じでしたか？
じつは、オトクに買い物をするには、販売員がカギを握ります！
このコーナーでは、販売員と上手にやり取りしてオトクになる買い方をご紹介します。

第１弾（４回シリーズ）でお答えする販売員は、ビックカメラ池袋本店 副店長 の池田健太さん。
第１回のテーマは「“安くて、いいものを買いたいならまずは販売員に声をかけてみてください。」です。

安心して販売員に声をかけてみてください

他のお店でもっと安いところを見たときに、「値切ってもいいのかな……」「値切るとケチだと思われない？」と悩む方もいらっしゃるでしょう。

同じ商品なら、安く買えるほうが絶対いいですよね。値段が安くなるなら、予算よりも１ランク上の商品が買えるかもしれません。「でも、値切ってもいいのかな……」「値切るとケチだと思われない？」と悩む方もいらっしゃるでしょう。

正直にお話しすると、家電激戦区の池袋では、ほとんどのお客さまから値段交渉のご相談をいただきます。ですから、皆さんも安心して販売員に声をかけてみてください！

必ず下げられるとはお約束できませんが、他店よりも高い場合はすぐに 確認をさせていただきます。もちろん値段を下げられない商品もあります。メーカーから販売価格の指定がある商品は 、ビックカメラ以外のお店やネット通販などでも同じ価格でしか買えません。その場合はご対応できないこともありますのでご了承ください。

「一番安い機種はどれ？」の落とし穴

「一番安い機種はどれですか？」とお客さまからご質問をいただくこともあります。もちろん、最安値の商品をご案内することもできます。でも、私たち販売員が最初に考えるのは「その一番安いものを提供することで、お客さまが求めているものがすべて揃うのかどうか」ということです。

特に冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの大型家電の場合、ご予算もある程度決まっている一方で、使用目的やほしい機能などの“条件”もあると思います。

ですから、「○○ができて、一番安い機種は？」とお聞きいただければ、安いだけでなく、お客さまにとって“いいもの”や本当に喜んでいただけるものをご提案できます（「必要最小限の機能があればいい」という条件でも大丈夫です！）。

また、お客さまが求めていらっしゃる機能や使い方を詳しく教えていただければ、たとえば「買おうと考えていた高額商品と同じ条件を満たす、低価格の商品をご案内する」こともできます。

結果的にオトクな買い物につながるので、ぜひ販売員に条件を伝えてみてください。

本当にオトクな買い方”を聞き出すには？

ちなみに、低価格帯の商品と高額商品との決定的な違いをご存じでしょうか？

機能の違いによっても価格はもちろん変わりますが、特にエアコンや冷蔵庫など消費電力の多い家電の場合は「電気代を抑えられるか」という点が大きな違いです。

安い商品にはない“消費電力を抑える機能”が付いている商品は高額になりますが、その分、電気代が安くなります。
ですから、「購入時の価格は高くなっても、長く使用すればするほど電気代の差額分で元が取れる」ことも可能になるでしょう。

また、高額商品のほうが機能も豊富な場合が多いので、「長い目で見ると価格差がないのに、用途が広がったり、より便利に使えたりする」といったメリットもあります。

そういった違いも頭に入れて、販売員にオススメ商品を聞いていただけるといいと思います。

もし、高額商品にグレードアップしたいと思われても「やはり予算的にきびしい……」という場合は、「安くなる方法はある？」と聞いてみてください。商品によっては、お買い替えのお値引きキャンペーンや週末限定キャンペーンなどをご案内できるかもしれません。

また、価格を他店と比較検討されているお客さまの中には、「○○では○○円だったけど、もっと安くなる？」とご質問くださる方も多くいらっしゃいます。

他店より安く買えないかご相談いただければ、私たちもできる限りお値段の交渉にお応えしますので、遠慮なく聞いてみてください！