毎日の睡眠にかかせないふとん・まくらなどの寝具や、お部屋を彩るインテリア。
正しいお手入れをすることで、常に清潔でお部屋の環境もよくなります。
間違ったお手入れは快眠の妨げになるだけでなく、寝具・インテリア用品の寿命も縮めてしまいます。
この機会に正しいお手入れ方法で快適なお部屋の環境・睡眠を手に入れましょう!

敷布団

寝ている間に人間はコップ一杯分の汗をかくと言われています。
その汗は掛ふとんよりも敷ふとんに多く溜まってしまいます。
こまめなお手入れをすることで溜まった湿気を逃してあげましょう。

お手入れ方法

天日干し可能な敷ふとん

空気が乾燥している午前10時から午後3時までの時間帯で干してください。湿気が残らないように両面を均一に干すようにしてください。
肌に接する面よりも、床に接している面の方が湿気は溜まりやすい傾向にあります。

素材 干す目安
羊毛 1週間に1回、2〜3時間程度
合成繊維(ポリエステル) 1週間に1回、2〜3時間程度
綿 1週間に1、2回、〜4時間程度

!注意点!

ふとんを強くたたかないでください!
たたくことで表面の側生地が傷むのはもちろん、詰め物の繊維がちぎれてしまい、
結果的に寿命を縮めてしまうことになります。
表面のホコリはブラシで軽く払うだけで充分です。
ダニが気になる場合は掃除機にふとん用のノズルを付けてご使用ください。

陰干しが必要な敷ふとん

大人気の低反発ウレタンの敷ふとんや、腰痛の方々にオススメな指圧式敷ふとん。
スポンジを直射日光の当たる所で放置しておくと亀裂が入ってしまうのと同じように
ウレタンを使用した敷ふとんは、直接天日干ししてしまうとウレタンが劣化してしまいます。

低反発ウレタン
プロファイルウレタン
風通しの良い場所で陰干し

※干す時に立てかけるように干すと、より湿気が逃げやすくなります。

!注意点!

■意外と知られていない敷ふとんに溜まる湿気の真実■
梅雨時や夏場は空気中の湿度が高い為、敷ふとんを頻繁に干す方が多くいると思います。
逆に冬場の湿度が低い季節は敷ふとんに溜まる湿気も少なくなると思われがちです。
しかし!それは大きな間違いです!
寒くなるともちろん掛ふとんも厚手のものとなり敷ふとんを覆う面積も多くなります。
それにより湿気の逃げ道が少なくなってしまいます。
さらに室温と体温との差も大きいので結露ができ、ふとんに湿気が溜まってしまいます。
冬だからと油断はせずに夏場と同じようなお手入れを心掛けましょう。

保管方法

通気性が良いケースに収納して保管してください

陰干しし湿気を逃し熱をとってから、通気性の良い収納袋に入れるか風呂敷や大きな布などに包んで保管してください。
防虫剤の使用もオススメします。
また、湿気がこもりがちな押入れにはスノコなどを活用し風通しを良くしましょう。

!注意点!

  • ふとん圧縮袋で保管する場合は、よく乾燥させてから収納してください。
  • 押入れの湿気は下のほうに溜まってしまいがちなので、出来るだけ上段に保管してください。

汚れてしまったら

つまみ洗いをしてから十分乾燥させてください

側生地が部分的に汚れてしまった場合は、つまみ洗いをしてください。
※汚れがひどい場合はクリーニング屋へ相談してください。

■カビによる汚れ防止のために・・・■
フローリングの上に敷ふとんを敷く場合、フローリングは湿気を吸収しないため溜まってしまい、
また敷きふとんに水分が戻ってきてしまいます。
そのまま敷きっぱなしにしておくとカビの原因となりシミとなってしまいます。
こまめな手入れが必要となりますが、忙しくてなかなか干せないという方には除湿マットの使用をオススメします!

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寿命と買い替えの目安

◆寿命◆
お使いの環境や使われている方の体質によっても異なるので一概には言い切れませんが
カバーを掛けて正しいお手入れ方法で使用していただいた場合、約3〜4年が目安になります。

◆買い替えの目安◆
うもうふとんの買い換え時期は寿命に関わらず買った時と比べ、 使用感が変わったと感じられた時がオススメです。

  • クッション性、弾力性がなくなってきた
  • 側生地の傷みが目立ってきた
  • 中芯がへたり、腰などの重い部分が底つきを起こし痛い
  • 何だか寝心地が悪く感じてきた

ふとんの丸洗いについてはこちら⇒