◆圧倒的な高音域の聞きやすさ! 本製品の見どころは圧倒的なまでの再生周波数帯域。
この範囲が広いほど、鮮明に再現できる音が多くなります。
特に高音は一般的なハイレゾイヤフォンでも40kHzまでしか表現できないところを、ALDEBARAN(アルデバラン)なら70kHzまで鮮明に表現できるのです!
◆ドライバーの果たす役割 ドライバー(ユニット)とは、電気信号を音に変える部分のことです。
したがって、ドライバーユニットとは、ヘッドホンの心臓部である「音を鳴らす機構」を指します。
具体的には、「電力」「磁力」を利用して「運動力」に変換する機構であり、音楽信号を振動に変換し、振動を音として耳に届ける非常に大切な役割を担います。
◆圧倒的な音の表現幅を実現するデュアルドライバーを搭載 主に高音域を担う直径6mmドライバーと、主に中低音域を担う直径9mmドライバーの2基をひとつの筐体に搭載することで、
繊細で澄み切った高音と、重厚でありながらも鮮明な輪郭を兼ね備えた低音を調和させ、艶やかな音色を再生します。
◆エントリーモデルに相応しいコストパフォーマンス 一度聴けば誰もが、聞惚れるハイレゾですが、イメージとしては『ハイレゾ=コスト高』と感じる方は多々いるはず。
しかし、よりハイレゾを手にしてもらいたいと思いから、手に取りやすい価格を実現。
ALDEBALANは、ハイレゾをまだ手にしていない方に向けたエントリーモデルを目指しました。
◆音声マイクリモコン付き 絡みづらく肌につきにくいケーブル ケーブルはきし麺形状で弾力性を持たせ、絡まりづらい構造を採用しました。
これはコードが絡まるストレスを軽減できるだけでなく、断線のリスクを大幅に軽減するための工夫です。
また肌にくっつきにくいように、表面に細かなエンボスライン加工を施し、様々なシーンで快適に使用できるようにしました。
音楽の再生・停止・次曲に進めるなど、端末を操作しなくてもコントロールリモコン一つで解決します。
また音声マイクも搭載し、イヤホンを装着したまま通話が楽しめます。
「極の音域 Hi-Res ALDEBARAN」は、福岡に拠点を置くスマートフォンの総合周辺機器メーカー・MSソリューションズのイヤホン。本機は、再生周波数帯域が5Hz〜最大70kHzで、「ハイレゾ」ロゴを取得した広帯域再生かつ低音方向も含めたワイドレンジな再生特性が特徴だ。
実際の音質はどうか。宇多田ヒカルの『Automatic』を聴いてみると、そのレンジの広さが遺憾なく発揮される。ハイレゾ対応というと高域重視のイヤホンと思われがちだが、まず気付くのがディープな重低音の沈み込みである。耳へのフィット感も含め、このクラスではそうそう得られないレベルだ。
リズムの刻みも、グルーブ感ある空気の振動と音圧が両立していて聞き心地が良い。また、入門クラスのイヤホンにありがちな中域のヌケもなく、特に宇多田ヒカルのボーカルのプレパレーションも明確だ。藍井エイルの『IGNITE』を聴いてみても、女性ボーカルのシャープな立ち上がり、エレキギターの音の刻みまでスキがない。
抜群に解像感重視という指向性ではないが、高域も低域も全体的に隙がなく、常に水準以上のクオリティを確保していて、聴感上の音の出来もよく整えられてる。ハイレゾ対応というスペック抜きでも、オーディオファンでも納得できるサウンドだ。
それでは、ハイレゾ試聴ではどうだろうか?ポタアンを接続し、同じ曲を聴き比べてみると、本機の真の音の実力が発揮された。
『Automatic』は特にアタックの弾みの良さを出しつつ、重低音のディープな沈みを維持している。特に音質向上が目覚ましかったのが『IGNITE』で、女性ボーカルのアタックの鋭さが遺憾なく発揮され、音数の多いバンド演奏もシャープに鳴らし切っている。
イヤホンを買い換えたいが、「ハイレゾ」も気になるし、せっかくだから正しく高音質なイヤホンが欲しいという人にとって、本機はうってつけの存在ではないだろうか。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。