テナーリコーダー YRT-304BII[バロック式]【受発注・受注生産商品】

ヤマハのリコーダーもなかなか！

プラスチックのリコーダーと言えば、ヤマハかアウロスかと言われる世界で、基本的にはアウロス優勢なのが日本の現状です
このような背景から僕もかつてはアウロスのテナーを吹いていましたが個人的にはヤマハのテナーリコーダーの方が全然良かったです！
アウロスはどこか音色が繊細で細い印象を受けるのですが、ヤマハは太く力強い音色で低音管リコーダーとしてはこちらの音色の方が理想的な印象を受けました
全体的に音量もヤマハの方が出る印象ですので、アンサンブルでよく発生する「テナーの音が聞こえにくい問題」もヤマハに変えればある程度解決すると思います
指穴の距離はなかなか遠いです！実はリコーダーで1番指穴の距離で苦戦するのがこのテナーなのです
バスリコーダーはもっと大きい関係上キーの数が増えてますので、実はテナーほどフィジカルは求められません
特にヤマハはアウロスより指穴が遠く設計されているので、体格に恵まれていない方、指がよく開かない方は注意が必要です
このような理由から、基本的にはアンサンブルでは男性のお仕事だと思うんですよね？女性には相当しんどい(汗)
僕は身長もそれなりに大きく、幼少期からフルートを習っていたので手指が柔らかく手も大きく開くので、正直言ってこのヤマハでも1番下のドが近過ぎて気持ち悪いです
さて、テナーリコーダーにおいては1番下のドが鬼門として知られていますが、はっきり言って初心者が簡単に出せる音ではないので最初の内は出ないものとして無視してください
リコーダーの低音が出にくい理由は様々ありまして、息が早過ぎる強過ぎる、指穴がしっかり押さえられていない、大体これらが原因ですが指穴は特に盲点かと思います
リコーダーの指穴って傍から見る分にはそう見えないのですが、人間が素手で塞ぐには意外と大きくてしっかり塞げていない人かなり多いです、テナーのような大型管なら尚更ですね？
指穴がしっかり塞げていないとどこか締まりのない音痴な音になりがちなのである程度熟達した人間が聞けばすぐ分かります
YouTube等でテナーリコーダーやバスリコーダーのアマチュアの方の演奏動画を見ると、あまり上手く聞こえないのはこの指穴の塞ぎが甘いからとタンギングの精度が未熟だからです
なのでまずはテナーを持する事に慣れ、指穴をしっかり塞ぐ事を意識してタンギングの精度を意識した練習をすると良いですよ？
更にテナーは高音域も音が出しにくく、ここも困る事が多いんですがこれは左手親指で穴を半分開ける、専門用語でサミングと呼ばれるテクニックが未熟だから起きる問題です
基本的に左手親指を直角に曲げて奥の方まで差し込みます、息を強くする必要はあまりありません！上手く決まれば強く吹かなくても綺麗で大きな高音が鳴りますから
正直言って音色の良さはヤマハだと思うけど吹きやすさはアウロスに軍配が上がりますね？
アウロスだと上から下まで問題なく鳴らせるのですがヤマハだと低音域中音域高音域でそれぞれ鳴らすコツがバラバラで難しい印象です
鳴らし方がバラバラだからこそ音域毎に極端に音色が違ってしまう事もあり、その統合性を持たせる事にも苦労します
低音域での息はとにかく優しくゆっくりで太い息を！なので低音域で早口なメロディーを吹くのは本当にしんどいです
随分と長文になってしまいましたが、リコーダーで良い演奏をするのには相当に苦労します、僕だって15年ほど勉強してようやく綺麗な音色で吹けるようになりましたから
リコーダー界ではヤマハはイマイチ、そんなイメージが通説でしたがこのヤマハのテナーリコーダーは本当に明るく力強い太いサウンドで気に入りました
散々書きました通り、上手に演奏出来るようになるにはソプラノアルト以上の苦労が求められますが、低音リコーダー独特の音色はとても魅力的ですので、是非とも多くの方に触れて欲しいと思っています

低い音が出る。

スプラニート、ソプラノ、アルトと持ってるのでテナーを購入してみました。
最低音を出すには少々こつがいるようです。

はやい

どこよりも早く届きました