DTC141W0 液晶ペンタブレット Wacom One 14 [14型]

液タブとしては悪くないが、接続環境が限定されており追加出費が発生しやすい

これまで同社の板タブをいくつか使っており、今回が初の液タブです。
描画範囲は広いですし、反応も上々ですし、気になっていたペン先と描画箇所のズレも気になるほどではないですし、発色も綺麗だと思います。
さらにはケーブル1本で接続できる（後述）というのも良いです。

では、なぜ☆２か？
ケーブル1本で接続できる環境が非常に限られています。
MacであればThunderboltポート経由の接続が可能であり「ケーブル1本で接続」が可能ですが、Windows（特にデスクトップPC）を使用している場合、公式サイトで販売している純正品の別売りコンバータ(定価1.5万円)がほぼ必須になります。
ただ、肝心の別売りコンバータは常時品切れしており購入タイミングがありません（定価の倍で転売されていますが……）。
つまり、Macユーザーと一部のノートPCユーザー以外、正攻法では実質使えないものになっています。

解決策は非公式の互換ケーブルを使用することです。
（当然のことながら非公式なのでトラブルがあってもサポートはされません。）
私が購入した互換ケーブルは「fairikabe　DisplayPort　to　USB　C　ケーブル」です。
幸いそれで使用できるようになったので良かったですが、もし、購入を迷っている場合、上記を踏まえたうえで判断いただけると幸いです。

失望した

やっと手頃な値段のタブレットが発売されたと思って購入しましたが、特定のtype-cのUSBが無いWindowsでは、別売りのコンバーターが必須です。
そのコンバーターは未だに公式で在庫切れ。
端末単体で動作するものを買うべきでした。

いい買い物だと思います

ワコムの14インチ液晶ペンタブレットが3万円台で買えるのはかなりコスパがいいです。
加えて、使うために必要なのがタイプCのケーブル1本で他に電源がいらないためケーブル周りがかさばりません。
個人的に星一つ分マイナスだったのがAndroidのスマホでは使えなかったこと。自分の持っているのが対応してないだけの可能性が高いですが、製品の説明を見てもスマホに繋げて使える的なことは書いてなかった気がするのでスマホでは使えないのかも。(スマホで液晶ペンタブレットを使うことを初めから想定していない可能性もありますが)
とはいえさすがワコムだけあってデジタルで絵を描く分には普通に描きやすいです。筆圧の感度もいい感じ。