CeVIO AI 弦巻マキ トークスターターパック (日本語＆英語） [Windows用] 【ダウンロード版】

要求次第では使いこなすのに時間がかかるでしょう

導入
ダウンロード版を購入しました。ダウンロードやインストールなどのセットアップは簡単に行うことができました。
ライセンスコード入力操作も丁寧なGUIのお陰かスムースに済ませられました。因みに、このライセンスコード1つにつき1製品をアクティベートできるのですが、万が一端末を取替える場合などはそれまでの端末から製品を完全に削除することで、新たな端末にて先のライセンスコードを用いたアクティベーションを行えるとのことです。

使い勝手
マシンスペックにもよりますがソフトウェアの起動は速いです。
GUIは比較的シンプルで使いやすいと感じます。表示言語は日本と英語の２つから選べます。
プロジェクトの管理は一般的なソフトウェアと同様に行うことができます。基本的な使い方は読ませたい台詞をテキスト入力して、読み上げに関する各種パラメータを調節しながら理想の音声データを作成するというものです。
インポート機能では台詞テキストやオーディオファイルの読み込みが、エクスポート機能では作成した音声データのWAV出力や入力した台詞テキストの出力、MIDI書き出しなどが行えます。この他トラック単位の保存やトラック単位の読み込み、ソフトウェア設定の保存や読み込みもできるようです。
さて、本ソフトを使用する上でおそらく最も重要な各種パラメータ調節についてですが、本ソフトウェアで扱うパラメータには　大きさ/速さ/高さ/声質/抑揚/感情による状態(元気/怒り/落ち着き/哀しみ/穏やか)があり、生成される音声を聴きながらこれらを調節してトラックごとに仕上げることができます。台詞内の各音素ごとに音の高さや大きさ、長さを調節することもできます。各パラメータ調節の操作はスライドバーを上下させるか数値入力により行うことができます。音素ごとの調節はグラフを上下左右に拡大縮小させることで行えます。
理想のカタチへもっていくためには各パラメータを満遍なく弄る必要があると感じました。明らかな場合を除き少しでも怪しいと思うパラメータについては様々な組み合わせで試してみることをお勧めします。他の類似ソフトウェアは使用したことがないので比較はできませんが、”それっぽく喋っているな”と感じるくらいの完成度は得られました。台詞や単語によって、どうしても機械音声感が目立つケースはありますが、トラックや作品ボリュームに対して少しでもそれらの割合を減らすことで全体を通してそこそこ自然な仕上がりにもっていくことは現実的だと感じました。

※使用期間は数時間のため参考にされる際は製品開発元の公式サイトなどを熟読されたい。
※必要に応じて本レビューを更新することがあります。

英語の読み上げに

同一キャラで日本語・英語の発話に対応しているボイスが現状限られているので非常に助かります。