Audio - 最新オーディオフォーマットをサポート・ さらに音質を磨き上げた、最大出力250Wのモノリスコンストラクション・パワーアンプを11ch搭載
・ 13.2chプロセッシング対応、13.2chプリアウト装備、新たにプリアンプモードを搭載
・ Dolby Atmos、DTS:X、IMAX Enhanced、Auro-3D、MPEG-4 AACに対応
・ Dolby Atmos Height Virtualizer、DTS Virtual:Xに対応
・ デノン AVサラウンド回路設計の中核技術「D.D.S.C.-HD32」
Video - 8K Ultra HD / HDR10+ / HDCP 2.3に対応・ 8K / 60p、4K / 120p 対応 HDMI 入出力
・ 映像体験を革新する HDMI の最新機能をサポート
(HDR10+ / Dynamic HDR / HDR10 / Dolby Vision / HLG/ BT.2020 / VRR / QMS / QFT / ALLM / eARC)
・ 8K アップスケーリング機能
Network - HEOSテクノロジー搭載・ 幅広い音楽ストリーミングサービスに対応(Amazon Music HD / AWA / Spotify / SoundCloud)
・ 5.6 MHz DSD&ハイレゾ音源対応(ミュージックサーバー& USBメモリー)
・ インターネットラジオ(TuneIn)、AirPlay 2、Bluetooth(送受信)、Amazon Alexa音声コントロール対応
デノンの現行リファレンス・AVアンプ、AVC-X8500Hの内容を大胆に受け継いだ、700シリーズのトップモデルだ。デノンのAVアンプの美質は、いかにオリジナルソースが持っている情報量を引き出すかという一点に、全力を注ぐことだ。オリジナルの音を加工せず、そのリソースを最大限に再生するという、まさにオーディオアンプと同じ姿勢で音を設計する。
700シリーズでもっともオーセンティックな再現を成すのが、AVCX6700だ。音の進行感の俊敏さ、レンジの広さ、ヌケのクリヤーさ、テクスチャーの濃密さ、音場の広さ……など、音表現のそれぞれが圧倒的であることは当然として、音楽ソースでいえば「音楽性」が、映画ソースで言えば「ダイアローグ・ミュージック・サウンドイフェクト(DMSの映画音響の魂」が、本アンプで堪能できるのが、ハイエンドの所以といえよう。
「情家みえ・エトレーヌ」では立体音像のヴォーカルが楽しめ、メジューエワのベートーヴェンでは骨格が締まったなかにも、しなやかな輝きが感じられ、弾力感のある音の飛翔感が聴ける。Auro-3Dの「春の祭典」は、まさに会場のアムステルダム・コンセルトヘボウの「ホールとしての表現力」が聴け、「グレーテストショーマン」は人物のキャラクター表現が秀逸で、サウンドイフェクトのリアリティ……などコンテンツの魅力を活かす要素が満載だ。AVアンプの進化が実感できる傑作だ。