■Sound - 徹底した高音質設計
■Dolby Atmos、Dolby Atmos Height Virtualizer、DTS:X、DTS Virtual:Xに対応
■最大出力185Wの7chディスクリート・パワーアンプ(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動、JEITA)
■シンプル&ストレートなプリアンプ、ボリューム回路
Picture - 4K Ultra HD / HDCP 2.3 / HDRに対応
■クラス最多のHDMI 8入力/2出力
■4K Ultra HDパススルー対応(60p / HDCP 2.3 / BT.2020 / HDR10 / Dolby Vision / HLG / eARC / ALLM)
■4Kアップスケーリング機能
Network Audio
■HEOSテクノロジーを搭載
■Amazon Alexaによる音声コントロールに対応
■音楽ストリーミングサービス、インターネットラジオ対応(Amazon Music / AWA / Spotify / SoundCloud / TuneIn)
■5.6 MHz DSD & ハイレゾ音源対応(ミュージックサーバー& USB)
■AirPlay 2、BluetoothRに対応。Bluetoothヘッドホンへの音声出力にも対応(ファームウェア・アップデートにより対応)
Usability - 多彩な機能をもっと使いやすく
■iOSデバイス / Android / Kindle Fire対応リモコンアプリ 「Denon 2016 AVR Remote」
■2.4 / 5 GHz デュアルバンドWi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n)対応
■セットアップアシスタント & 日本語GUI
“柔と剛”を兼備するサウンド。10万円以下AVアンプの大本命
この日、集中的に聴いたのが『アリー/スター誕生』。3度目の再映画化になる本作はHDRとイマーシブサウンドあってのリメイクだ。
AVR-X2600Hの開発テーマに、多チャンネル駆動時のクロストーク減少がある。今回トップスピーカーは2発だったが、広漠とした会場の表現は十分で、歓声を振りきるようにジャクソンの歌声が分離して浮き上がり、スーパースターの孤独が描かれドラマの伏線が定着した。
価格的にはエントリー〜ミドルクラスに位置付けられるモデルだが、デノンらしく柔と剛を兼ね備えている。アンプの基本を成す電源と回路設計、パーツの選択など上位機種ゆずりのリソースで改良を施し、地力の部分が躍進したことが確認できた。
7ch構成のベーシックなAVアンプだが、内蔵パワーアンプの台数を欲張らず、イマーシブサウンド5.1.2まで余裕をもってのびのびと力感豊かに鳴らすコンセプトに共感を覚える。5.1ch再生からから始め、アップデート対応するDolby Atmos Height Virtualizerでイマーシブを体験し、次にトップスピーカー(ハイト/イネーブルド)を追加できるという発展性も頼もしい。
文:大橋 伸太郎
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。