トルマレスカ･ボッカ･ディ･ルポ 750ml【赤ワイン】

赤ワイン / フルボディ
イタリア南部 / プーリア地方
使用品種：アニアニコ

■トルマレスカ（アンティノリ）
1385年にワインビジネスをスタートさせたアンティノリ。サッシカイア一族とは血縁関係にあり、当初はサッシカイアのワインメイキングにも携わっていた歴史を持ちます。1970年代に「ティニャネロ」「ソライア」といった世界的に有名なスーパータスカンを生みだし、トスカーナワインの品質向上を牽引していきました。現当主は、26代目となるピエロ・アンティノリ氏。3人の娘たちと共に伝統を重んじ、革新し続けるワイナリーです。

1998年、アンティノリは太陽がさんさんと照るこのプーリアに惚れ込み土地を購入、トルマレスカというワイナリーが誕生しました。アンティノリが長い歴史の中で培った経験と技術を駆使し、土着品種の魅力を引き出しつつ、ワイン評価誌でも高得点を獲得するようなハイクオリティなワインが造られ、エレガントでトップクオリティのワインを造り出すことを信念としています。

ワイナリーの大きな特徴は、内陸に位置するボッカ・ディ・ルポと、アドリア海沿いのマッセリア・マイメというテロワールのまったく異なる2つのエステートを所有していること。それぞれのテロワールに最適な品種を栽培し、独自の個性を持った高品質なワインを生み出しています。

「南のバローロ」と異名をもつこちらのワインは、火山質の土壌と相性の良いアリアニコ種のブドウを使用。収穫も選果も、熟練したスタッフが手作業で厳格に実施しています。収穫されたブドウはゆっくりと圧搾した後、温度調節されたステンレスタンクで発酵。濃いルビーレッド色の外観からはスパイスや、ミント、樽香、インクなどの複雑なアロマに、ジャム、ドライプラム、チェリーなどの濃密な要素が幾層にも重なり溢れるように漂います。飲み口は濃密ながらもタンニンはソフトで、じわじわと口中に旨みを伴った果実味が広がりをみせます。しっかりとした骨格にまろやかさ、上品さが備わり余韻も長く続く仕上がり。ワイン単体でじっくりと時間をかけてご堪能いただけるワイン。