ドメーヌ･ジョセフ･ロティ グラン･クリュ グリオット･シャンベルタン 2016 750ml【赤ワイン】

赤ワイン / フルボディ
ブルゴーニュ地方 / ジュヴレ・シャンベルタン地区
使用品種：ピノ・ノワール

専門誌評価：ワインアドヴォケイト 95点、アランメドウズ 92点、ヴィノス 93-95点

■ドメーヌ・ジョセフ・ロティ
ロティ家は現当主のジョセフ・ロティ氏で23代目(ドメーヌとしては11代目）になるジュヴレ・シャンベルタンの名門ドメーヌ。現在、畑仕事や醸造は2008年8月に亡くなった父親に代わり、息子であるフィリップ・ロティ氏が全て行い、2003年からは彼の弟もサポートしています。彼らの畑には多くの古木があり、地中深くまで根を伸ばし、そこから様々な要素を地上に引き上げ、そこからできた葡萄はその段階で既に他とはまったく比較にならないほど素晴らしく複雑な味わいを持っています。醸造法は古典的で、トロンセの樽を100％使用し、一年近くも樽熟させます。リュット・レゾネで栽培され、清澄や濾過をしないで造られるワインはモダンの要素をうまく取り入れたクラシカルなスタイル。

最近ではD.R.Cと全く同じ葡萄の選別機、プレス機などを新たに導入するなど、より凝縮されたピュアな味わいを表現し、改めてこのドメーヌの持つとんでもなく凄まじい力を世に知らしめました。驚くべき長命で複雑味溢れる香りと、洗練され、しなやかさと力強さとを見事に調和させた素晴らしいワインの数々。スティーブン・タンザー氏やロバート・M・パーカー氏など多くのジャーナリスト、評論家が全てのキュヴェに対して大変高い評価を与えており、その人気は近年とどまる所を知りません。

1919年。樹齢は92年。保有する畑は0.08haで、これはバスケットコートの2倍程度の大きさです。鮮やかなルビー色で非常に豊かな香りたち。ドライフラワー、ブラックチェリー、モカ、タバコ、甘草や燻した肉、カシス、ミネラル、焦がした甘いオークを思わせる香りが複雑に絡み合う。焦点がきっちりと定まっている。その素晴らしい果実の甘みと上品な質感、骨太でしっかりとした構成と、しなやかな果実味の肉付きがあり、様々な香りが凝縮しているが、上質で高いレベルでまとまっている。ジョセフ・ロティで最も希少なワインで、生産量は1樽（400本程度）。