（クラシック）/ クライスラー 録音全集 第8集 【CD】

1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。当時ベルリンに拠点を置いていた彼は、1926年の北米ツアーのためにパリからニューヨークを経て、トロントまで出掛けていましたが、彼の愛器の一つ「ストラディヴァリ」は環境の変化に耐えられないだろうという判断のもと、別の愛器「グァルネリ・デル・ジェス」を携行し、この楽器でコンサートを行い聴衆を魅了しました。このアルバムに収録された一連の録音は1925年から1927年に渡ってアメリカとベルリンで収録されたもので、クライスラーは同じ曲について何度も撮り直しをしていたため、曲によってはいくつかの別テイクが存在しており聴き比べを楽しむことが可能です。またバッハのアダージョなど珍しい録音も含まれています。 （C）RS

【収録曲】
Disc-1
1．アンダンティーノ（月の光とばら） Op．83-2
2．明け方に Op．29-1
3．「クライスラー」セレナード
4．祈り
5．東洋風ロマンス（ナイチンゲールとばら Op．2-2）
6．ユモレスク Op．10-2
7．アルバムの小品 Op．38-3 ひなぎく
8．歌劇≪フラスキータ≫よりセレナード
9．ウィーン奇想曲 Op．2
10．愛の喜び
11．愛の悲しみ
12．愛の悲しみ
13．スペイン舞曲 第1番（はかなき人生より）
14．ハンガリー舞曲 第17番
15．亜麻色の髪の乙女
16．蓮の国 Op．47-1
17．五月のそよかぜ Op．62-1
18．小組曲より「小舟にて」
19．スペイン舞曲 第1番（はかなき人生より）
20．ソナタ ト短調 BWV1001よりアダージョ
21．≪ベスティ≫より青い空
22．娘たちの踊り Op．48
23．古いドイツの羊飼いのマドリガル
24．古いドイツの羊飼いのマドリガル


録音年：1926年4月7-9日、4月14日、12月8日.14-15日他/収録場所：カムデン、ニュージャージー、ニューヨーク、ベルリン他