さらに進化した超短焦点プロジェクター。■
わずかな距離で大画面120インチの大画面を壁からわずか20cm、さらに90インチなら8cmの距離で投影が可能。
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1500lmを実現するレーザー光源1500ルーメンの明るさで一般的なリビングでも鮮やかに表示が可能。解像度1920×1080(フルHD)で150000:1の高コントラスト比。
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無線でカンタン接続スマートフォンやタブレット、パソコンの映像をワイヤレスで映し出すことが可能。
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Bluetoothで迫力あるサウンドを3W+3Wのスピーカーを内蔵。さらにBluetooth対応で外部スピーカーやヘッドホン、イヤホンに接続可能。
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スマホの映像を大画面でスマートデバイスともケーブルで楽々接続。MHL / AVアダプタ / Slimportの接続に対応しiOS / Android スマートデバイスの映像を大画面で。
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USBファイル再生に対応USBストレージに保存された動画や画像、音声ファイルはもちろん、ドキュメントファイルの簡易再生にも対応。
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画面の歪みを自動的に補正垂直方向の歪みを自動的に補正する自動キーストーンをサポート。垂直方向の画面のゆがみを自動的に補正。
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コンパクトで軽量エンジンの形状をI型にすることで、従来のプロジェクターよりも小型化を実現。
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長寿命レーザー光源従来型のプロジェクターランプの寿命約3000〜5000時間に対し、レーザーダイオードのライト約20000時間と長寿命。
LGのDLPプロジェクター “ProBeam” にラインナップする超短焦点プロジェクター「HF85JG」は、120インチの投写に必要な距離は20cm、さらに90インチならわずか8cmの距離で投写可能という、驚きの設置性を確保している。
表示デバイスはDLPで解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。光源はレーザーダイオードで、明るさは1,500ルーメンを確保。パネルのコントラスト比も150,000:1と高い。
本機をセッティングすると、筆者は通常のプロジェクターの映像を見慣れているため、“こんな近くから大画面に投射できるのか!!”と素直に驚いた。ほとんど壁の真下から超大画面が表示できるので、映せる壁さえあれば家中どこにでも設置できる。例えばTVラックの上に乗せたり、ベッドサイドに置いて目の前の壁を大画面スクリーンにしてしまう……といったことも可能だ。
設置時の調整は本体のフォーカスレバー以外に、プロジェクターを投写面と平行に設置できない場合に便利な4コーナーの台形補正も利用可能だ。
完全な平滑性の確保を考えると、理想的なスクリーンは白い壁。壁紙がザラザラした、表面に凹凸のあるタイプでも問題無い。今回投写した壁も、白壁ながら格子のような模様があったが、意識して観なければ気にならず、通常のスクリーン感覚で視聴できた。
映画作品の視聴で思わず感激したのは、『ダンケルク』だ。本作品は、IMAXのカメラで撮影された作品。僕自身もIMAX劇場で鑑賞したが、本機が映し出す120インチの大画面をすぐ目の前にして観ると、画面に広がるIMAX画角の映像のインパクトは絶大。自宅でこんな体験ができるのは、壁を使って投写面を最大サイズで確保できる本機ならではの特権だ。
また、ホームシアター用プロジェクターも手がけるLGならではの、フルHDながら実に真面目に画質が作り込まれている点も、AVファンには嬉しい。
本機は今まで、設置場所と投写距離の確保、セットアップといったハードルの高さから導入をためらっていた人にこそ一度試してみてほしい、プロジェクターの革命児とも呼ぶべきモデルだ。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。