ブルートゥースヘッドホン ブラックレッド ATH-S200BT [Bluetooth対応]

オーディオテクニカの「ATH-S200BT」は、電車で利用した際に得られる抜群の音楽への没入感から、最初に選ぶワイヤレスイヤホンにお薦めしたいモデル。手頃な価格ながら、40mm径のドライバーを搭載し、さらに最大40時間の長時間ワイヤレスリスニングが可能だ。

さらに、オーバーヘッドのデザインで音漏れのしにくい密閉型を採用。イヤーカップの部分を内側に回転させられるスイーベル構造で、バッグに入れて持ち歩きやすい携帯性も確保している。

本体カラーはシンプルなモノトーンタイプのブラック／ホワイトの他に、ツートーンデザインのブラックレッド／ブルーグレーと全4色を展開。

ワイヤレス規格はBluetooth Ver.4.1準拠でSBCコーデックに対応し、iPhone／Androidスマホどちらでも使用できる。ワンセグ視聴時等に必要なコンテンツ保護方式「SCMS-T」もカバーしている。

イヤホン全体のカラーバリエーションはスタンダードなブラック、ホワイトの他におだやかな色調のベージュや、ピンク、レッド、ブルーと6色を展開。筆者のお気に入りは”ブルー”で、コバルトブルーのワンカラーボディはオモチャのような質感が可愛らしく、ブルーのイヤーピースの仕上がりも美しい。

音楽再生の操作部は電源スイッチと共に左側ハウジングにまとめられている。ヘッドホンという形状もあり、一度覚えれば左のハウジングのボタンも手探りで基本操作はこなせるはずだ。

実際に本機で音源を聴き込んでみると、RADWIMPS「前前前世（movie ver.）」ではヘッドホンらしい余裕あるパワフルなサウンドが味わえる。特にエレキギターが鳴り響く空間のスケールが広く、低音の沈み込みもディープ。帯域バランスとしては人の声にフォーカスするより、音源の情報全体を引き出すタイプと言える。映画『ラ・ラ・ランド』オリジナル・サウンドトラックの「アナザー・デイ・オブ・サン」も包み込まれるようなライブ感を引き出すし、ウッドベースの刻みも心地良い。

文：折原一也

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。