2度の硬化処理で大幅に強度が向上。割れないから長く使える
一般的な液晶ガラスプレートに必ず施されている熱硬化処理。この硬化処理法は、熱を加えた後、ガラスを急激に冷やすことで内部と外部に生じる温度差を利用し、表面と内部それぞれからの応力をかかった状態にするというもの。これにより衝撃やねじれに対しての耐性が向上します。 一方、「TOUGH GLASS」シリーズで使われている二次硬化ガラスには、熱を使った硬化処理に加えて特殊な薬品を使用した硬化処理も行っています。熱硬化処理で生じた微細な傷に薬品が浸透させることで耐性をさらに向上。薬品には繊細な分子間の結合も補強する効果もあります。 2度の硬化処理を行うことで作られた二次硬化ガラスは、一般的な強化ガラスでは難しい側面・端面も強化。衝撃が加えられることで生じる「欠け」の発生を抑えます。また表面の強度も強化されるため、通常のソーダライムガラスはケミカルガラス(Dragontrail X)よりも強度が低いものですが、二次硬化ソーダライムガラスはケミカルガラス以上の強度を獲得。もちろん、二次硬化ケミカルガラスはそれ以上の強度になります。 「欠け」が生じづらく、強度も大幅に向上した二次硬化ガラスを使った従来の液晶ガラスプレートではあり得なかった「タフさ」を実現。頻繁に買い替える必要もありません。