トールボーイスピーカー SILVER 500-HGBK ハイグロスブラック [2本 /3ウェイスピーカー]

ツィーター、ウーハー、キャビネット、ネットワークなど全てのパーツが新設計

■NEW 25mm Gold C-CAM Tweeter
5Gではフェライトだったマグネットを小型かつ強力なネオジウム・ディスク・マグネットに変更。さらにクリアな高音域を実現。強力なパワーを維持する事が可能となるだけでなく、ユニットの小型化にも貢献。キャビネット内部へ与える影響を最小限にし、ウーハーやミッドレンジ・ドライバーとより近接して配置する事が可能になりました。

■NEW C-CAM RST Driver
ウーハーにはPlatinumシリーズIIで開発された新技術DCF（ダイナミック・カップリング・フィルター）を量産ラインとして初採用。巧みに調整されたバネの様に駆動するナイロンリングが吸収材として働き、ドライバーが動く事で発生する高周波エネルギーを効果的に減衰。さらにボイスコイルの冷却も行います。バスケットには高い耐久性と堅牢性を併せ持ち非磁性である「キャストポリマー・ドライバー・シャーシ」を採用。フェライトを用いたマグネットはドライバーごとに新たに最適化されました。もちろんC-CAMはMonitor Audio高級ドライバーの目印であるRST（リジッド・サーフェス・テクノロジー）を採用。独自のディンプル（窪み）が自重を変えずに強度のみを約10倍に高めています。アノダイズ処理の変更により落ち着いた色となったC-CAM RSTの表面の仕上げも特徴です。歪みを低減し、SNの良い自然なサウンドを実現したNEW Silverシリーズの核となるドライバーです。

■NEW C-CAM RSTMid Driver
100mmミッドレンジ・ドライバーには、PlatinumIIで開発されたアンダーハング・ボイスコイルを採用。ボイスコイルが常にマグネットギャップ内で動作するショートボイスコイル・ディープキャップ構成によって全ての電気エネルギーをくまなく動力に変換。非常にコストのかかる技術ですが、低歪みでクリアなサウンドに大きく貢献しています。

■NEW Cabinet Technology & Bolt-Through Driver Design
国立物理研究所の協力により、スキャニングレーザー振動測定を行い、キャビネット内の共振点を特定。mm単位でブレーシング材の大きさ、位置を決定し完璧な振動対策を施しています。ユニットは従来同様キャビネットの広報よりテンションロッド1本で固定されています。ドライバーに均等のクランプ力がかかり正確な動作が可能となる画期的な技術ですが、5Gに比べて大幅にブレーシング材の数を増やした事により効果を高める事に成功しました。過剰な振動を減少し、ノンカラーレーションにも大きく寄与しています。

■New Alminum Plate
見た目にも美しいアルミニュウム・プレート・デザインはNEW Silverシリーズの特徴になっています。もちろんこのプレートはデザインだけの為に開発されたわけではありません。新しいSilverの開発目標の1つに、今まで以上にツィーターとミッドレンジ/ウーハーを近づけて設計する、という事がありました。それを実現するためのプレートなのです。ツィーター・マグネットの小型化など多くの技術を合わせる事で実現しています。またパンチングメタルの放射口はサイドから見ると少しだけ凹凸が設けられており、放射特性を最適化しています。

■ネットワーク回路のブラッシュアップを行い、Silver8/Silver10では4ΩだったインピーダンスをSilver300/Silver500ではアンプへの負担を軽減する8Ω仕様にすることに成功しました。これにより全スピーカーが8Ωとなりました。さらに最高品質のポリプロピレンフィルム・コンデンサー、空芯およびラミネート鉄芯コアコイルを採用したネットワーク回路により優秀なドライバーがその実力を遺憾なく発揮します。
全てのユニット開発はFEA（フィニッテエレメント・アナリシス）解析、モデリング技術によって行われており、今まで以上の完成度を誇っています。これは聴感上の追い込みと科学的な追い込みの双方が大切であるというMonitor Audioの設計方針です。
過渡応答特性を改良し、締まりのある低音を実現するHiVeIIポート技術を採用。ピストル銃弾が通る砲身の気流の流れと同じ効果を狙って設計されたオリジナルバスレフ構造です。ポート内の溝が乱流を減少させ、効果的に気流を加速。低域再生のダイナミックかつ高速なレスポンスに貢献します。