（ワールド・ミュージック）/ フィーリン・センティメンタル 【CD】

1950〜60年代のキューバで、様々に花開いた“フィーリン”。今回、そんなラテン歌謡の究極に洗練されたかたちを様々な音源を使用し、2枚のコンピレーションでご紹介。
本アルバムはその2枚目で、クールでモダンな、大人のためのヴォーカルをじっくり味わえるトラックばかり23曲を収録しました。

●1940年代から、キューバのハバナで興ったモダーンな音楽ムーヴメント、フィーリン。ボサ・ノヴァの様な定型を持たない自由なスタイルだったため、様々なミュージシャンが、様々なスタイルでフィーリン的なものを感じさせる録音を残しました。

●本コンピは、そんな中から、ボレロやトローバと言ったキューバやラテン世界の歌を、最高にクールでモダーンなヴォーカル・ミュージックにアップデートさせた曲ばかり、23曲集めました。

●キューバを中心にメキシコ、アルゼンチンやチリ出身者も含め、フィーリンのフィーリングを持った歌手たちの歌をじっくり味わっていただけます。

●多くは初CD化音源。当時シングル盤のみで発売されたものも多数で、LPにも収録されたことのないトラックも含んでいます。その多くは、当時、キューバのバーやカフェに設置されていたジュークボックスで人々を楽しませていたものです。

●収録曲の一部をご紹介：
オマーラ・ポルトゥオンドが、盲目のギタリストマルティン・ロハスと2人きりでシングル盤に残した名演。エレーナ・ブルケも名ギタリスト、フロイランと残したこれまた名演。フェルナンド・アルバレス、オルランド・バジェホ、ペペ・レジェス、パチョ・アロンソというキューバを代表するクルーナー系男性歌手のとろけるような名唱。ホセ・アントニオ・メンデスのメキシコ時代のLP＆CD未収録音源！ チリのクルーナー系男性歌手ダニエル・リオロボスが、名ピアニストと残した小粋にスィングするボレロ。チリの女性歌手モンナ・ベルが、キューバのフェリーペ・ドゥルサイーデのグループとシングルに録音したチト・マジのサンバ。最後に収録したのは、オマーラ・ポルトゥオンドのなんとソウル！！ウルトラ・レアです！

●1950〜60年代にU．S．A．の音楽シーンとシンクロしながらも、独自の音楽的世界感を示していたフィーリン。今の時代ともリンクするその音楽的感性を十二分に感じていただける内容です。


初CD化音源収録